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数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編)の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!

参考書名
沖田の数学I・Aをはじめからていねいに 数と式 集合と論証 2次関数編 (東進ブックス 大学受験 名人の授業)
略称
数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編)
出版社
ナガセ
発売日
2014/12/17
ページ数
370
科目
数学
タイプ
理解本
レベル
基礎-標準ランク
目安時間

こんにちは、アクシブアカデミーです。プロ講師と、東大・早慶をはじめとする難関大生によるアクシブアカデミーの分析チーム「Axiv Lab」による参考書分析です。今回は「数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編) 」を解説しています。大学受験用の参考書は、たくさんあって現状の自分の学力や志望校にどれがあっているのか選ぶのが難しいですよね。そんな方へ向けて「数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編)」を参考書のレベル、特徴、使い方、勉強法、を解説していきます!

数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編)の基本情報

参考書レベル・難易度

基礎-標準ランク

中学数学から高校数学へ移行するための参考書です。本書には日東駒専・産近甲龍・共通テストレベルの演習が掲載されています。非常に基本的なところからわかりやすく説明しているので、高校数学が未修だという人でも問題なく始めることができます。中学の数学で習った範囲についても復習の中で取り扱ってくれますから、中学数学でつまずいてしまったという人でも使いやすいでしょう。ただしかなり基本的な内容を噛み砕いているので、数学の得意な人にとっては説明が長くまどろっこしく感じられるかもしれません。

この参考書を終えたら、基礎から標準レベルの問題集を用いて、計算練習から典型問題までの問題演習に移りましょう。

数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編)の概要

『沖田の数学Ⅰ・Aをはじめからていねいに』は「図形と計量 図形の性質編」「場合の数と確率 データの分析 整数の性質編」「数と式 集合と論証 2次関数編」の3冊に分けられていて、それぞれ独立しています。そのため自分が苦手な分野のみピックして使うというやり方もありです。

本書「数と式 集合と論証 2次関数編」は、数と式が4講、集合と論証が1講、二次関数が6講に分けられています。一講ごとにいくつかのテーマにわかれていて、テーマの中では授業と問題演習とがセットになっています。授業のパートもいくつかのStepに分けられていて、言葉の定義などを順を追って説明してくれます。stepの終わりごとに例題があり、授業パートで学んだことをこまめに確認することができます。例題の他に、テーマの終わりには練習問題が用意されています。演習問題と説明とのバランスの取れた参考書であると言えるでしょう。とはいえ、演習が少なめではあるので、『Focus gold』を使うなどして演習を補うと良いでしょう。

数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編)はこんな生徒におすすめ

  • 高校数学を初めて学ぶ高校生
  • 数学に苦手意識を持つ高校生・受験生
  • 日東駒専・産近甲龍レベルを志望する受験生

 

難易度のところでも触れていますが、本書は中学数学を学び終えて高校数学へ入ろうという人や、高校数学に苦手意識がある人が基礎の基礎に立ち戻って苦手を潰していくのに適した参考書です。「沖田の数学Ⅰ・Aをはじめからていねいに」のシリーズ全てをやらずとも、特に苦手な分野だけに絞って使うのも良い手です。わざわざ中学数学にまで立ち戻って概念を学んでいくので、数学の得意な生徒にとっては無駄が多く、おすすめしません。代わりに、中学数学にも苦手意識がある、という生徒は、中学数学を一から復習してから新しい分野へ入るという手間が省けるので効率的です。

数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編)の特徴

会話口調のラフな説明

本書は、説明パートが「授業」と銘打ってある通り、授業形式で説明が進んでいきます。基本の説明が終わって実際の例を出す時にもところどころ板書のように手書きの文字が並び、基本的解法を読者に強く印象付けるという工夫も見られます。まるで目の前で先生がいて説明をしてくれるかのようなライブ感が味わえるでしょう。

説明ごとについた例題

本書はテーマごとにstepへと細かく分類されている上、stepごとに例題があるので、学んだ知識を演習を使ってこまめに確認することができます。演習はすぐその下に解答があるのでいちいちページをたぐる必要もなく手間がかかりません。

中学数学の復習

本書が取り扱っているのは高校数学ですが、その前に中学の復習から行ってくれるので、中学数学で躓いてしまっている人でも置いてきぼりにされることがありません。

数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編)の使い方と注意点

まずは書店にいくなり試し読みを使うなりして、冒頭部分に少し目を通してみましょう。本書は数学のかなり基礎の基礎の部分にまで立ち戻って説明してくれていますから、人によっては取り組むにはやや簡単すぎる可能性があります。高校数学を初めから学びたいにせよ、「チャート」など、中学数学にいちいち立ち戻らない参考書もありますから、自分にとって本当に必要かどうか見極めてから購入を決めるようにしましょう。

本書の使い方ですが、展開される授業をまずは丁寧に読みます。会話口調でやや冗長なところがありますから、普通に読んでいるだけだと内容が頭になかなか入ってきづらいです。自分なりに重要だと思ったところにマーカーで線を引くなどして目立たせながら目を通すと、主体的に文章が読めるので効率的に内容をインプットできます。

途中に出てくる例題は飛ばさずに取り組みましょう。すぐそばに解答がありますが見ないように解きます。そのstepで習ったことを使う問題となっていますが、なるべくは説明を実際には読まず頭の中で思い浮かべながら解くと定着しやすいです。練習問題についても同様です。

本書の最後に本書に登場した公式をまとめた一覧シートがあります。本書を終えて他の問題集にうつる時も、逐一確認する用に用いることができます。テスト前に一気に確認するのにも便利でしょう。

本書はとにかく受験数学の根幹をなす基礎の基礎の部分ですから、しっかりと理解できるまで読み返し問題に取り組むようにしましょう。本書を終えましたら「Focus gold」などの問題集か「一対一対応」などのより難易度の高い参考書にうつってください。共通テストでしか数学を使わない、というような生徒でも、本書は演習量が少ないですから、他の問題集を使って演習を確保することをお勧めします。

数学Ⅰ+Aをはじめからていねいに(数と式・集合と論証・2次関数編)の分析者コメント

端的にいって、「数学がかなり苦手な生徒向け」である。数学が得意な生徒にはおすすめしないが、中学数学に少し苦手を残しているような生徒にはかなり向いている。本書でも難しく感じるようであれば中学数学から見直して苦手を解きほぐすようにしよう。(東京大学理学部)

 

数学が苦手な人だけでなく、先取り学習にも向いた参考書です。授業を受けているかのように、学習を進められるようになっているので、一人でも躓くことなく勉強できます。ただ、形式が合う人と合わない人がいるので、予め確認してから使い始めるようにしましょう。(東京大学理科一類)

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