【大学受験】群馬大学の取得できる資格、医療系の入試情報·大学紹介などまとめ！

この記事では、群馬大学で医療系資格を取得できる学部についてご紹介します。入試情報まで深掘りしますので、医療系の仕事に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

群馬大学とは

群馬大学とは、群馬県前橋市に本部を置く国立大学です。

これからの社会で必要な数学的思考力を養う「データサイエンス教育」や、グローバル人材を育てる「グローバルフロンティアリーダー育成プログラム」を展開するなど、学生が地域から世界へ羽ばたくための多彩な取り組みを行っています。

群馬大学の取得可能な医療系資格

まず、群馬大学で取得できる医療系資格を確認しましょう。医療系資格と仕事の概要は、以下の通りです。

群馬大学の医療系資格が取れる学部を紹介

群馬大学で医療系資格が取れる学部は、医学部です。医学部には、「医学科」と「保健学科」の2学科があり、上記の資格は保健学科で取得できます。保健学科の概要について、みていきましょう。

医学部保健学科

保健学科は、保健医療の次世代を担うリーダーや教育·研究者の育成を目指しています。特徴は、WHO協力センターの指定を受けた「チーム医療教育」を受けられることです。学科は、「看護学専攻」「検査技術科学専攻」「理学療法学専攻」「作業療法学専攻」の4つの専攻で構成されています。

看護学専攻

看護学専攻は、国際医療に対応できる看護職の育成を目指す専攻です。看護の専門知識や技術を学ぶと同時に、人間のライフサイクル各期の看護、地域·在宅·精神看護などを統合した看護を習得します。がん看護、老人看護、慢性疾患看護、母性看護の専門看護師の資格を持つ教員が揃っており、レベルの高い授業と実習指導を受けられます。

看護学専攻には、「保健師コース（定員40名）」と「助産師コース（定員8名）」があり、在学中に試験が実施されます。

保健師コース

保健師コースは、保健師になりたい人向けのコースです。群馬県内の保健福祉事務所·保健所や学校での実習では、地域看護活動に必要な知識や技術を学びます。また、現役の保健師を招いた講義や演習が多いのも特徴です。国家資格である保健師は、申請によって養護教諭2種免許と第1種衛星管理者免許を取得できます。

助産師コース

助産師コースは、助産師として必要な知識や技術を学ぶコースです。病院実習では、約10人の赤ちゃんをとりあげたり、妊産婦さんや現役の助産師と対話をしたりして、助産師としてのスキルや自覚を高めていきます。

検査技術科学専攻

検査技術科学専攻は、高度専門化した医療を支え、研究マインドを持つ臨床検査技師を育成する専攻です。検査技術科学分野の専門知識と技術を学び、検体検査及び生理機能検査のマスターを目指します。

検査技術科学専攻には、「細胞検査士養成コース（定員5名程度）」があり、在学中に試験が実施されます。

細胞検査士養成コース

細胞検査士養成コースは、細胞検査士として活躍したい人のためのコースです。実際の細胞診標本を顕微鏡で観察·診断し、細胞検査士資格を持つ教員とのディスカッションなどを通して、細胞検査士として必要なスキルを学びます。日本臨床細胞学会認定の資格である細胞検査士は、4年生の10月に一次、12月に二次試験を受験します。

理学療法学専攻

理学療法学専攻は、理学療法士を育成する専攻です。新しい機能回復の理論、技術の研究·開発スキルを養います。

作業療法学専攻

作業療法学専攻は、作業療法士を育成する専攻です。生活障害を持つ人々の健康と幸福を促進する支援技術を学びます。

医学部保健学科で取得可能な資格と合格率

医学部保健学科卒業者は、専攻に応じた国家試験の受験資格が与えられます。専攻に対応した国家資格と2021年の合格率は、以下の通りです。

※細胞検査士は国家資格ではなく、日本臨床細胞学会認定の資格です。

臨床検査技師、衛生検査技師として細胞診検査の実務に1年以上従事した人、あるいは細胞検査士養成コースを卒業、卒業見込みの人のみ受験できます。

医学部保健学科の進路状況

次は、医学部保健学科の進路状況です。ここでは、2020年度卒業者のデータをご紹介します。

保健学科は全体的に医療機関に勤める人が多いですが、検査技術科学専攻は進学の割合が高くなっています。

群馬大学の学部別偏差値と倍率

次に、群馬大学の学部別偏差値と倍率です。ここでは、マナビジョン「群馬大学の偏差値·入試難易度」と、河合塾Kei-Net「2022年度 群馬大学 出願状況」による一般選抜（前期・後期）の偏差値と倍率をご紹介します。

群馬大学の入試情報と科目

最後に、群馬大学の入試情報と科目を確認しましょう。ここでは、医学部保健学科の令和4年度選抜要項をご紹介します。詳しい内容は、大学のホームページをご覧ください。

医学部保健学科

医学部保健学科では、特別選考（学校推薦型選抜Ⅰ）と一般選抜を採用しています（帰国生選抜、社会人選抜、私費外国人留学生選抜は除く）。各選抜の詳細は、以下の通りです。

選抜の募集人員

特別選考（学校推薦型選抜Ⅰ）

特別選考（学校推薦型選抜Ⅰ）は、大学入学共通テストは課されず、面接、小論文Ⅰ（英語による出題）·小論文Ⅱ（文系の出題）·小論文Ⅲ（理系の出題）、及び出願書類（調査書、推薦書）を総合して判断されます。面接は、20分の集団面接です。

一般選抜

一般選抜は、大学入学共通テストの成績と個別学力検査の成績、調査書を総合して判断されます。

【大学入学共通テストの受験を要する教科と科目】

【個別学力検査の内容】

【大学入学共通テストと個別学力検査の配点】

大学入学共通テストの英語の配点は、リーディング160点満点、リスニング40点の合計200点に換算して利用します。

まとめ

この記事では、群馬大学の医療系資格が取れる学部を解説しました。将来なりたい自分の姿を想像し、取得できる資格まで視野に入れて進路を選択しましょう。

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