今回の記事では4工大とGMARCH理系の偏差値を紹介し、それらを比較した記事となっています。「理系学部に進もうと思っているんだけど、自分の偏差値にあった大学が分からない…」「GMARCHの理系学部ってあんまり聞かないけど偏差値は高いの?」といった疑問にお答えできる内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。
目次
4工大とは?
4工大とは、東京にある4つの理工系大学の総称です。具体的には、「芝浦工業大学」「東京電機大学」「東京都市大学」「工学院大学」からなる大学群を指しています。その名の通り、大学の学部は全て理工系のものばかりで、文系学部は1つもありません。文系学部が1つもない分、男女比の偏りがありますが、IT系やメーカーといった就職に対しては強いことで有名です。
これらの大学群は、それぞれの大学の学部生が相互に大学院の修士課程に進学することができる「特別推薦入試制度」があるなど、つながりを持った大学群となっています。
GMARCHとは?
GMARCHは、一昔前まで「MARCH」として知られていた大学群に新しく1つの私立大学を加えて構成される大学群のことです。「MARCH」は「明治大学」「青山学院大学」「立教大学」「中央大学」「法政大学」の5つの大学を指しています。これに「学習院大学」の「G」を先頭に追加して6つの大学の集まりになったものが「GMARCH」となります。
これらは東京の私立大学で偏差値が近いため総称して呼ばれています。いずれの大学も文系であれば偏差値60近くを保っており、文系の人なら一度は名前を聞いたことがあるはずです。しかし今回の記事では4工大との比較になるので、GMARCHの中の理系学部にしぼって偏差値を調べることにしました。
一般的に文系学部と比較して、理系学部は偏差値が低く出る傾向があります。MARCHでも、文系と理系の偏差値は5〜10くらい変わってきます。これは、理系学部入試には数学が必須なので、そもそも理系学部を受ける人数が少ないことに起因しています。
偏差値を各大学・学部ごとに紹介
4工大
芝浦工業大学
芝浦工業大学の偏差値は、50.0~60.0です。建築学部は偏差値 55.0〜60.0、工学部は偏差値50.0〜57.5、デザイン工学部は偏差値 52.5〜55.0、システム理工学部は偏差値50.0〜55.0などとなっています。芝浦工大は、4工大の中で最も偏差値が高い傾向にあります。就職先として、電機系企業、メーカー、建設業界など、一般的に給与水準が高いと言われている業界が目立っています。
東京電機大学
東京電機大学の偏差値は42.5〜55.0です。システムデザイン工学部は偏差値50.0〜55.0、未来科学部は偏差値47.5〜52.5、工学部は偏差値 45.0〜50.0、理工学部は偏差値 42.5〜52.5となっています。偏差値としては4工大の中で最も低いですが、就職に特に強い大学として知られています。
2019年3月卒業生の就職内定率は99.1%と、圧倒的に高い数値を誇ります。これには東京電機大学の教育方針が関連しており、実際の仕事で評価されるような内容を重点的に取り扱っている、幅広い分野から勉強する、といった点がプラスとなっているようです。
東京都市大学
東京都市大学の偏差値は42.5〜57.5です。メディア情報学部は偏差値 55.0~57.5、情報工学部は偏差値 52.5~57.5、建築都市デザイン学部は偏差値 47.5~55.0、環境学部は偏差値 47.5~50.0、理工学部は偏差値45.0~50.0、都市生活学部 は偏差値 52.5、人間科学部は 偏差値 42.5~45.0となっています。
偏差値もそこそこ高水準ですが、それを上回る水準での就職率の高さも有名です。2019年のデータでは、就職率は95%を超えており、業界としてもIT系、メーカーなど安定するものが多く見られます。全国平均に比べて優位な就職実績を収めているということで、文部科学省による学生キャリア支援に対する補助金事業に採択され、最高評価の「S評価」を獲得しています。
また、休学なしでオーストラリアに留学できるプログラムもあり、多くの学生から人気を集めています。
工学院大学
工学院大学の偏差値は50.0〜60.0です。建築学部は偏差値 55.0〜60.0、工学部、情報学部は偏差値52.5〜55.0、先進工学部は偏差値50.0〜57.5となっています。工学院大学はその偏差値の高さで有名です。留学プログラムもあり、幅広い知見を養うことができる大学となっています。
GMARCH理系
学習院大学
学習院大学の理系学部は理学部しかありません。学習院大学理学部の偏差値は59〜62です。化学科の偏差値は60〜61です。 数学科の偏差値は59〜60です。 物理学科の偏差値は60〜61です。 学習院大学理学部生命科学科の偏差値は60〜62です。
明治大学
明治大学理系学部の偏差値は55〜65となっています。総合数理学部が55〜60、理工学部が57.5〜60、農学部が57.5〜65です。MARCHの中では最も全体的な偏差値が高くなっています。
青山学院大学
青山学院大学の理工学部の偏差値は55〜62.5です。全体的には50台後半が多く、狙い目となっていますが、学科により少し差があり情報テクノロジー学科は60〜62.5と最も高くなっています。
立教大学
立教大学の理学部の偏差値は52.5〜62.5です。全体的に60前後を維持していますので、自分で一度詳しく調べてみることをオススメします。
中央大学
理工学部の偏差値は55〜57.5です。学科による差はありますが、全体的に60を下回る水準で他のMARCH理系学部に比べると入りやすいといえるでしょう。逆に文系学部はMARCHの中では難しい部類に入るので注意が必要です。
法政大学
法政大学理系学部の偏差値は55〜60です。デザイン工学部で57.5〜60、理工学部で55〜57.5、生命科学部で55〜60、情報科学部で55〜57.5です。いずれも偏差値は60を下回っており50台前半の学科もあるため、選択肢に入りやすいといえるでしょう。4工大とGMARCHはどれくらい偏差値が違うの?
偏差値比較のまとめ
さて、以上の情報を改めてまとめてみましょう。
【4工大の偏差値】
- 芝浦工業大学 : 50~60
- 東京電機大学 : 42.5~55.0
- 東京都市大学 : 42.5~57.5
- 工学院大学 : 50~60
【GMARCH理系の偏差値】
- 学習院大学 : 59~62
- 明治大学 : 55~65
- 青山学院大学 : 55~62.5
- 立教大学 : 52.5~62.5
- 中央大学 : 55~57.5
- 法政大学 : 55~60
このように、GMARCH理系の偏差値の方が、4工大の偏差値よりも5〜10程度高く分布していることがわかります。平均を取ると総じて7くらい、GMARCHの方が偏差値的には上となっています。
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