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GMARCHの穴場学部・学科はどこ?穴場になりやすい特徴も含めて解説

大学受験において、GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)は、その知名度の高さや就職の強さから高い人気を誇っており、言わずと知れた難関大学群です。ただでさえGMARCH受験の難易度は高いため、GMARCH受験を考えている方の中には、可能な限り穴場の学部・学科を受験して合格の可能性を少しでも上げたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、GMARCHの穴場学部・学科の特徴や穴場を探す際に見るべきポイント、大学別の穴場学部・学科について紹介します

GMARCH穴場学部・学科の特徴3つ

専門性が高い・研究分野がニッチ

GMARCHの穴場学部・学科に多い特徴として、学部・学科自体の専門性が高かったり、ニッチな分野を研究していたりすることが挙げられます。例えば、文学部は法学部や商学部等の学部と比較して穴場学部となることが多い学部ですが、その中でも、日本文学や英米文学といった受験生が比較的イメージしやすい専攻と比べて、フランス文学やドイツ文学といった専攻は専門性が高い・研究分野がニッチとの印象から敬遠する受験生が多く、結果的に穴場となる傾向があります。

試験教科・科目に特徴がある

GMARCHの穴場学部・学科では、試験教科・科目に特徴があるケースも多々あります。分かりやすい例を挙げると、試験教科・科目が多い学部・学科は穴場化する傾向があります。これは、試験教科・科目が多いほど試験対策に労力を割く必要があり、多くの学生が敬遠するためです。他にも、文系で数学が試験教科に入っている学部・学科や漢文が試験科目に入っている学部・学科は受験生が敬遠するケースが多く、穴場となる傾向があります。また、一部の学部、学科では共通テストや英語の外部資格試験の受験を出願条件としています。このような学部、学科は、受験生にとって負担が大きいため、敬遠される傾向にあります。逆に、共通テストの受験を考えている方、英語の外部資格をお持ちの方にとっては、チャンスとなります。

キャンパスが都心部から離れている

規模の大きい大学の場合、学部や学科によってキャンパスがいくつかに分かれている場合があります。この場合、都心部のキャンパスにある学部・学科と比べて、郊外のキャンパスにある学部・学科は立地の面から受験生に敬遠され、結果的に穴場となる傾向があります。

GMARCH穴場学部を探す際に見るべきポイント3つ

偏差値

GMARCHの穴場学部を探す際に見るべきポイントとして、最も分かりやすい指標の一つが「偏差値」でしょう。偏差値はその学部・学科がどの程度の難易度なのかを客観的に示す指標のため、他の学部・学科と比べて著しく偏差値が低い学部・学科があれば穴場だと判断することができます。

ただし、偏差値は算出元(大手予備校など)によっても多少の誤差があるうえ、同じ学部・学科であればどの選抜方式であっても同じような偏差値として算出されていることが多く、志望する学部・学科に複数の選抜方式がある場合(個別試験・全学部統一試験・共通テスト利用試験など)に、どの選抜方式が最も穴場なのかを偏差値のみで判断しづらい側面もあるため、後述するポイントと合わせて見ることが大切です

合格最低点/得点率

文字通り高得点を取らずして合格が可能であることを意味するため、合格最低点/得点率の高低についても注目する必要があります。ここで注意すべきポイントは、例え合格最低点/得点率が低かったとしても単にその年度の試験問題の難易度が高かっただけという可能性もあるため、それだけでは穴場学部・学科と言い切れないという点です。その他のポイントと合わせて確認するようにしましょう。

倍率

倍率が低ければそれだけライバルの数が少ない事を意味するため、倍率の高低も穴場学部・学科を探す際に重要なポイントです。倍率=受験者数/合格者という計算式で算出されますが、合格者数≠募集人員ではない点に注意が必要です。例えば入試要項で「募集人員100名」と掲載されている場合であっても、併願受験している受験生の入学辞退等を予め織り込んで、実際には200名を合格させるといったことは往々にしてあります。そのため、実際の倍率がどの程度なのかを確認する際は、募集人員ではなく最終的な合格者数に着目する必要があります。また、前年の倍率が極端に高い場合、その学部、学科は敬遠される傾向にあり、穴場学部となることもあります。倍率が大きく変動していない場合を除き、倍率にも注意を払っておきましょう。

GMARCH・大学別の穴場学部・学科まとめ

学習院大学

学習院大学の穴場学部について、大学ホームページ上で公表されている2024年度入試のデータを参照しつつ見ていきましょう。

【偏差値】

偏差値の観点で言えば、文系学部では文学部の一部の選抜方式が偏差値52.5と最も低く、理系学部では理学部の一部の選抜方式が偏差値52.5と最も低いため、学習院大学の中で比較的難易度が低い学部を受験したい方は、これらの学部の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

大学名個別試験・偏差値平均偏差値
共通テスト得点率
学習院大学55.0~60.057.672~81%

 


【合格最低点/得点率および倍率】

コア試験、プラス試験、大学入学共通テスト利用入学者選抜の3種類の選抜方式ごとに状況が異なるため、個別に見ていきます。

入試学部学科・専修倍率
コア
法学部
法学科3.4
政治学科3.3
理学部
数学科4.1
プラス文学部教育学科1.7
共テ利用
文学部フランス語圏文化学科1.5

※学習院大学は合格最低点/得点率を非公表のため、倍率のみ掲載。

 

コア試験

文系学部で最も穴場と言える学部学科は法学部の「法学科」と「政治学科」で、他学部学科と比べて倍率が低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は理学部の「数学科」で、他学部学科と比べて倍率が低くなっています。

 

プラス試験

最も穴場と言える学部学科は「文学部教育学科」で、他学部学科と比べて倍率が低くなっています。

 

大学入学共通テスト利用入学者選抜

最も穴場と言える学部学科は「文学部フランス語圏文化学科」で、他学部学科と比べて倍率が低くなっています。

明治大学

明治大学の穴場学部について、大学ホームページ上で公表されている2021年度入試のデータを参照しつつ見ていきましょう。

【偏差値】

まず、偏差値の観点で言えば、文系学部では文学部や国際日本学部の一部の選抜方式が偏差値57.5と最も低く、理系学部では理工学部の一部の選抜方式が偏差値55.0と最も低いため、明治大学の中で比較的難易度が低い学部を受験したい方は、これらの学部の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

大学名個別試験・偏差値平均偏差値
明治大学55.0~65.061

【合格最低点/得点率および倍率】

学部別入試と全学部統一入試で状況が異なるため、個別に見ていきます。

入試学部学科・専攻合格最低点/得点率倍率
学部別
総合数理学部
ネットワークデザイン学科297/59.4%3.4
理工学部
電気電子生命学科234/58.5%2.5
全学統一
総合数理学部ネットワークデザイン学科173/54.1%4.7
情報コミュニケーション学部情報コミュニケーション学科189/63.0%5.0
理工学部
電気電子生命学科 電気電子工学専攻243/67.5%2.6

 

 

学部別入試

文系学部で最も穴場と言える学部学科は総合数理学部のネットワークデザイン学科で、他学部学科と比べた際に合格最低点が低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は理工学部の電気電子生命学科で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。

 

全学部統一入試

学部別入試とほぼ同じ傾向にあり、上記の学部、学科は同様に狙い目です。加えて、情報コミュニケーション学部の情報コミュニケーション学科は合格最低点が低いです。

青山学院大学

青山学院大学の穴場学部について、大学ホームページ上で公表されている2021年度入試のデータを参照しつつ見ていきましょう。

【偏差値】

偏差値の観点で言えば、文系学部では社会情報学部と文学部の一部の選抜方式が偏差値55.0と最も低く、理系学部では理工学部の一部の選抜方式が偏差値55.0と最も低いため、青山学院大学の中で比較的難易度が低い学部を受験したい方は、これらの学部の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

大学名個別試験・偏差値平均偏差値
共通テスト得点率
青山学院大学55.0~65.0 73~86%

【合格最低点/得点率および倍率】

一般選抜(全学部日程)、一般選抜(個別学部日程)、大学入学共通テスト利用入学者選抜という3種類の選抜方式ごとに状況が異なるため、個別に見ていきます。

入試学部学科・専攻合格最低点/得点率倍率
全学部
コミュニティ人間科学部コミュニティ人間科学科237.0/67.7%4.7
地球社会共生学部地球社会共生学科242.0/69.1%4.5
理工学部
数理サイエンス学科225.0/56.3%2.9
電気電子工学科222.0/55.5%3.2
個別学部
社会情報学部社会情報学科(D方式)222.0/55.5%4.9
経済学部現代経済デザイン学科(B方式)136.0/54.4%7.3
理工学部
機械創造工学科(A方式)262.0/58.0%2.5
数理サイエンス学科(B方式)261.0/58.0%2.9
共テ利用
コミュニティ人間学部コミュニティ人間学科376.0/75.2%2.8
法学部ヒューマンライツ学科541.0/77.3%2.6
理工学部
物理科学科444.0/74.0%1.7
機械創造工学科455.0/75.8%1.9

 

一般選抜(全学部日程)

文系学部で最も穴場と言える学部学科はコミュニティ人間科学部コミュニティ人間科学科と地球社会共生学部で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は理工学部数理サイエンス学科と理工学部電気電子工学科で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。

 

一般選抜(個別学部日程)

文系学部で最も穴場と言える学部学科は社会情報学部社会情報学科(D方式)と経済学部現代経済デザイン学科(B方式)で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は理工学部機械創造工学科(A方式)と理工学部数理サイエンス学科(B方式)で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。

 

大学入学共通テスト利用入学者選抜

文系学部で最も穴場と言える学部学科はコミュニティ人間学部コミュニティ人間学科と法学部ヒューマンライツ学科で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は理工学部物理科学科と同学部機械創造工学科で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。

立教大学

立教大学の穴場学部について、大学ホームページ上で公表されている2021年度入試のデータを参照しつつ見ていきましょう。

【偏差値】

偏差値の観点で言えば、文系学部ではスポーツウェルネス学部の一部の選抜方式が偏差値55.0と最も低く、理系学部では理学部の一部の選抜方式が偏差値57.5と最も低いため、立教大学の中で比較的難易度が低い学部を受験したい方は、これらの学部の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

大学名個別試験・偏差値平均偏差値
共通テスト得点率
立教大学55.0~65.0 75~86%

【合格最低点/得点率および倍率】

一般入試と大学入学共通テスト利用入試の2種類の選抜方式ごとに状況が異なるため、個別に見ていきます。

入試学部学科・専修倍率
一般
法学部国際ビジネス法学科2.7
政治学科2.6
観光学部交流文化学科3.2
理学部
生命理学科3.1
化学科3.2
共テ利用
文学部
文学科 英米文学専修(6科目型)2.0
文学科 日本文学専修(6科目型)2.0
経済学部
経済学科(6科目型)2.0
法学部法学科(6科目型)2.0
理学部
物理学科(6科目型)2.5

※立教大学は合格最低点/得点率を非公表のため、倍率のみ掲載。

 

一般入試

文系学部で最も穴場と言える学部学科は法学部国際ビジネス法学科と政治学科で、他学部学科と比べて倍率が低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は、理学部の生命理学科と化学科で、他学部学科と比べて倍率が低くなっています。

 

大学入学共通テスト利用入試

文系学部で最も穴場と言える学部学科は、文学部文学科英米文学専攻、経済学部経済学科、法学部法学科で他学部学科と比べて倍率が低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は理学部物理学科で、他学部学科と比べて倍率が低くなっています。

※いずれも「6科目型」

中央大学

中央大学の穴場学部について、データを参照しつつ見ていきましょう。

【偏差値】

偏差値の観点で言えば、文系学部では文学部の一部の選抜方式が偏差値52.5と最も低く、理系学部では理工学部の一部の選抜方式が偏差値52.5と最も低いため、中央大学の中で比較的難易度が低い学部を受験したい方は、これらの学部の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

大学名個別試験・偏差値 
共通テスト得点率
中央大学52.5~65.0 73~84%

【合格最低点/得点率および倍率】

統一入試(現「6学部共通選抜」 )と一般入試(現「学部別選抜(一般方式)」 )の2種類の選抜方式ごとに状況が異なるため、個別に見ていきます。

入試学部学科・専攻合格最低点/得点率倍率
統一
 
法学部
政治学科(4教科型)261.6/58.1% 
文学部
中国言語文化専攻191.5/55.0% 
一般
 
 
法学部
政治学科233.1/51.0%1.9
文学部
人文社会学科中国言語文化専攻177.2/50.0%2.3
理工学部
生命科学科161.0/53.0%2.5

 

 

統一入試(現「6学部共通選抜」 )

最も穴場と言える学部学科は法学部政治学科(4教科型)と文学部人文社会学科中国言語文化専攻で他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。

 

一般入試(現「学部別選抜(一般方式)」 )

文系学部で最も穴場と言える学部学科は法学部政治学科と文学部人文社会学科中国言語文化専攻で、他学部学科と比べて合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は理工学部生命科学科で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。

法政大学

法政大学の穴場学部について、データを参照しつつ見ていきましょう。

【偏差値】

偏差値の観点で言えば、文系学部では情報科学部や現代福祉学部の一部の選抜方式が偏差値52.5と最も低く、理系学部では生命科学、理学部の一部の選抜方式が偏差値50.0と最も低いため、法政大学の中で比較的難易度が低い学部を受験したい方は、これらの学部の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

大学名個別試験・偏差値平均偏差値
共通テスト得点率
法政大学52.5~65.057.161~85%

【合格最低点/得点率および倍率】

A方式入試(個別日程)、T日程入試(統一日程)、大学入学共通テスト利用入試の3種類の選抜方式ごとに状況が異なるため、個別に見ていきます。

入試学部学科・専攻合格最低点/得点率倍率
A方式
法学部国際政治学科227.5/56.8%3.2
経済学部経営戦略学科196.1/58.0%4.0
理工学部電気電子工学科276.9/61.5%3.7
共テ利用
法学部社会学科(C方式)521.8/65.2%1.2
国際政治学科(C方式)560.0/70.0%1.4
理工学部
電気電子工学科(C方式)572.0/71.5%2.4
環境応用化学学科(B方式)415.8/69.3%2.7

 

A方式入試(個別日程)

文系学部で最も穴場と言える学部学科は法学部国際政治学科と経済学部経営戦略学科で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は理工学部電気電子工学科で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。

 

大学入学共通テスト利用入試

文系学部で最も穴場と言える学部学科は法学部社会学科(C方式)と法学部国際政治学科(C方式)で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。理系学部で最も穴場と言える学部学科は理工学部電気電子工学科(C方式)と理工学部環境応用化学学科(B方式)で、他学部学科と比べた際に合格最低点/得点率および倍率のいずれも低くなっています。

まとめ

ここまでGMARCHの穴場学部・学科の特徴や穴場を探す際に見るべきポイント、大学別の穴場学部・学科を紹介してきましたが、志望校選びの参考になったでしょうか。この記事で紹介した学部・学科は「穴場」とは言え、そもそもGMARCH自体が難関校のため、世間的に見れば十分に難関と言える部類に入ります。そのため、「穴場」だからと言って簡単に合格できる訳ではありませんので、可能な限り早い段階から志望校を定め、各校の特徴に沿った対策を行うことをおすすめします。

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