この記事では、日東駒専 (日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学) の大学別、および学部別の学費を紹介します「日東駒専に行きたいけれど、私立だしやっぱり学費は高いのかなあ…」「とりあえず日東駒専に行きたい!できれば学費が安い所がいい。」「日東駒専の学費って、他の私立大学よりも高いの?」といった疑問に答える情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
日東駒専、各大学の学費を学部別で紹介
日東駒専には、文系学部と理系学部、さらには医学部や歯学部などがあり、どの学部に行きたいかによって学費が大きく変わってきます。そこで、このパートでは日東駒専の大学別での学費だけではなく、学部にも焦点をあてて解説していきます。学費として取り上げるのは「初年度納入金額」「年間授業料」の2つです。
- 初年度納入金額
入学1年目の年に大学に支払う学費全ての金額のことです。具体的には入学金や授業料、施設費、実習費などが含まれています。初年度に支払う必要のある金額によって大学を選ぶことが多いので、「学費」といった場合にはまず注目される数値になります。
- 年間授業料
授業料とは、その名の通り大学の授業を受けていくために必要な費用のことです。初年度を過ぎて2年次以上になると、大学から請求される金額はほぼ授業料のみになります。そのため、大学をきちんと卒業できるかどうか、どれだけの奨学金を借りる必要があるのか、アルバイトをする必要があるのか、といったことを考えるために必要な数値になります。
※初年度納入金額・年間授業料は、いずれも2022年のデータを参考にしています。
日本大学の学費は?
日本大学の各学部の学費を紹介していきます。
文系学部
- 初年度納入金額 : 124~138(万円)
- 年間授業料 : 81~83(万円)
日大(日本大学)の文系学部には、法学部や文理学部・経済学部・商学部といった、多数の学部がありますが、どの学部もほとんど学費に差はないといって良いでしょう。初年度納入金額では、経済学部と商学部が最も安い124万円、文理学部の心理学科が最も高い138万になっています。年間授業料はほぼ差はありません。日本大学文系学部の授業料は80万円ちょっと、と認識しておいて問題ありません。
理系学部
- 初年度納入金額 : 162~174(万円)
- 年間授業料 : 106~115(万円)
日大に限らず、理系の学部は文系の学部と比較して、学費が全体的に高い傾向にあります。これは、理系学部では文系学部とは異なり、実験であったり実習を行うことになるので、施設費および授業料が文系学部よりもたくさんかかるということです。
初年度納入金額では、地理学科が最も安い162万円、化学科と生命科学科が最も高い174万円となっています。年間授業料では、地理学科の106万円を除いて、他の学部・学科では110万円代となっています。文系学部よりも30万円近く授業料がかかることは覚えておいてください。
芸術学部
- 初年度納入金額 : 175~190(万円)
- 年間授業料 : 104~114(万円)
日大には芸術学部があり、こちらの学費は文系学部・理系学部と比較しても高くなっています。授業がほとんど実習であることや、色々な施設を使ったり、企業と交流したりする機会があることなどから、全体的に学費が高くなっているのです。初年度納入金額では、文芸学科が最も安い175万円、放送学科が最も高い190万円となっています。年間授業料は、文芸学科が104万円で、他の学科は全て110万円以上となっています。
スポーツ科学部
- 初年度納入金額 : 146(万円)
- 年間授業料 : 80(万円)
日大のスポーツ科学部は、数々の選手やトレーナーを輩出している有名な学部です。初年度納入金額は146万円と、文系学部と比較して10万円ほど高いですが、年間授業料は80万円と、日大の中では最安値の授業料となっています。
医学部
- 初年度納入金額 : 635(万円)
- 年間授業料 : 250(万円)
日大の医学部といえば、学費が高いことで有名ですよね。医学部は6年制で、そもそも年数が長いというのもありますが、実際の人体や生物を使った実習を行ったり、高い医療機器を取り扱うので学費が高くなる影響もあります。初年度納入金額は635万円、年間授業料は250万円と、日大医学部に行く場合には大抵の場合奨学金を借りるのが普通です。
歯学部
- 初年度納入金額 : 690(万円)
- 年間授業料 : 350(万円)
日大の歯学部も、その学費の高さで有名です。歯学部も医学部と同じように、大学に6年間通う必要があります。さらに、設備費などが他の学部と比較しても圧倒的にかさむので、その学費は簡単に支払える額ではありません。初年度納入金額は690万円で、年間授業料は350万円と、授業料に至っては医学部を100万以上上回っています。
東洋大学の学費は?
東洋大学の各学部の学費を紹介していきます。
文系学部(第一部)
- 初年度納入金額 : 119~133(万円)
- 年間授業料 : 71~80(万円)
東洋大学の文系学部には、朝から昼間にかけて授業が行われる、つまり普通の大学の授業をする「第一部」と、時間がない人や社会人に向けて夜間に授業を行う「第二部」の2つがあります。実は、その2つの種類によって学費に大きな差がでてくるので、覚えておいてください。
文系学部(第一部)の初年度納入金額は、文学部・経済学部・経営学部など多くの学部学科で最も安い119万円、文学部の教育学学科(初等教育専攻)で133万円と最も高くなっています。年間授業料に関しても、ほとんどの学部・学科で最も安い71万円ですが、一部学科では80万円近くになっていますので、ぜひ自分の行きたい学部・学科に関しては、大学のホームページで学費を調べてみてください。
文系学部(第二部)
- 初年度納入金額 : 71.5(万円)
- 年間授業料 : 43(万円)
東洋大学の文系学部(第二部)に関しては、主に「働きながら勉強をしたい」という意志をもった社会人の人たち向けに設立されたという背景もあり、第一部と比較して学費が安くおさえられています。学部に関わらず、初年度納入金額は71.5万円、年間授業料は43万円と、国公立大学の授業料に近い金額で大学に通うことができます。
理系学部
- 初年度納入金額 : 149~159(万円)
- 年間授業料 : 93~99(万円)
東洋大学の理系学部も、文系学部と比較して数十万円ほど学費が高くなります。初年度納入金額は、総合情報学部が最も安い149万円、その他の学部(理工学部・生命科学部など)は全て159万円になっています。年間授業料も同様に、総合情報学部が最も安い93万円、その他の学部が全て159万円となっています。
駒澤大学の学費は?
駒澤大学の各学部の学費を紹介していきます。
文系学部
- 初年度納入金額 : 125~128.1(万円)
- 年間授業料 : 75.9~79(万円)
駒澤大学はほとんどの学部が文系学部で構成されています。文系学部の初年度納入金額は、グローバル・メディア・スタディーズ学部のみ128.1万円かかります。その他では一律で125万円です。授業料に関しても、グローバル・メディア・スタディーズ学部のみ79万円、その他では75.9万円となっています。
医療健康科学部
- 初年度納入金額 : 176(万円)
- 年間授業料 : 80(万円)
駒澤大学には「診療放射線技師」の育成を目指す学部もあります。
専修大学の学費は?
専修大学の各学部の学費を紹介していきます。
文系学部
- 初年度納入金額 : 122~135(万円)
- 年間授業料 : 75~80(万円)
初年度納入金額は、ほとんどの文系学部で122万円台で、人間科学部の心理学部や国際コミュニケーション学部の異文化コミュニケーション学科では130万円台となっています。年間授業料に関しては、ほとんどの学部で75万円前後で、異文化コミュニケーション学科だけ85万円と高くなっています。
ネットワーク情報学部
- 初年度納入金額 : 142(万円)
- 年間授業料 : 87(万円)
ネットワーク情報学部は、専修大学でただ1つの理系学部です。学費が他学部と比較して少し高くなっていますので注意してください。
日東駒専、どの大学・学部の学費が高いの? ランキング TOP5を紹介!
さて、一口に日東駒専といっても、さまざまな学部や学科によって、その学費が大きく変わってくることが分かりました。では、日東駒専の色々な学部・学科の学費の中で、最も高いのは一体どこなのでしょうか。初年度納入金額に注目して、「日東駒専の学部・学科の学費ランキングTOP5」をまとめましたので、ぜひご覧ください・
日大・歯学部(松戸歯学部も含む)
最も学費の高い学部は日大の歯学部です。初年度納入金額で690万円に加えて、授業料も350万円かかります。
日大・医学部
第2位は日大の医学部です。私大の医学部の中でも学費が高い部類に入っています。初年度納入金額は690万円、授業料は250万円かかります。
日大・芸術学部
第3位は日大の芸術学部です。写真・映画・演劇など、さまざまな学科がありますが、初年度納入金額はどの学科でも190万円前後かかります。
日大・理系学部
第4位は日大の理系学部です。日大は全体的に他の日東駒専の学費よりも高いことが分かると思います。初年度納入金額は170万前後、授業料は115万円前後かかります。
駒澤大学・医療健康科学部
第5位は駒澤大学の医療健康科学部です。医療系の学部というのもあり、初年度納入金額は176万円になっています。
日東駒専の学費は一般より高いの? 他の国公立・私立大学と比較!
さて、日東駒専の学費のデータについて色々と見てきましたが、「大学の学費ってこんなもんじゃないの?」「私の行きたい学部の学費が、高いのか安いのかよく分からない…」「日東駒専以外の大学の学費ってどうなってるの?」と思った人もいますよね。そこで、他の国公立大学・私立大学の文系・理系と比較してみることにしましょう。
まず国公立大学に関しては、実は文系と理系でそれほど学費に差がありません。これは、学部の区別なく「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」に準じた学費が設定されるのが理由となっています。私立大学に関しては、文系と理系で大きく差があります。これは、私立大学は自らの裁量で学費を設定できますので、設備費・実習費が大きくかさむ分、理系学部の方が学費が高くなるわけですね。
それでは、「卒業までにかかる学費」に注目して、大学の種類で学費を比較してみましょう。
- 国公立大学 : 約250万円
- 私立大学・文系 : 約322万円
- 私立大学・理系 : 約445万円
- 日東駒専・文系 : 約400万円
- 日東駒専・理系 : 約550万円
日東駒専・文系の学費は、国公立大学の約1.5倍、他の私立大学よりも約100万円高くなっています。また、日東駒専・理系の学費は、国公立大学の2倍以上、他の私立大学よりも約100万円高くなっています。つまり、日東駒専の学費は、他の大学と比較して圧倒的に高いことが分かると思います。日東駒専に行きたい場合には、親御さんとよく相談をして、奨学金やバイトなどを視野に検討するようにしましょう。
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