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国公立大学の受験を聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
私立大学と比べると学費は安いけれど、受験科目が多く対策が大変・・・
そのようなイメージをお持ちではないでしょうか?
今回はそのイメージを払拭できる3教科で受験可能な東海地方の国公立大学を紹介します!
目次
国公立大学の3教科受験とは?
3教科受験の基本情報
英語、数学、国語、理科、地歴・公民、情報の6教科の中から3教科のみで受験できる大学のことです。例えば、文系の生徒であれば、英語、国語、地歴・公民で受験することが可能な国公立大学が存在します。ただし、どの教科の組み合わせでも良いわけではなく、どの教科を選択できるかは大学によって異なります。
他の受験形式との違い
他の受験形式との違いは受験科目数です。国公立大学の受験科目は共通テストで5教科または6教科の受験が必要になる場合が一般的です。そのため、国公立大学を目指す方は、文系・理系問わず英語、数学、国語、理科、地歴・公民、情報を一通り学習する必要があります。一方で、3教科受験の場合は、共通テストと2次試験を含め、3教科だけ試験を受ければ良いため、受験までに勉強する科目が少なくなります。
3教科受験の国公立大学一覧
※参照:kei-net
※実技、面接、小論文を除く
国公立3教科受験のメリット
受験科目が少ないことでの負担軽減
受験科目として学習をするかと学校の定期考査までの科目として学習をするかでは、負担が大きく変わってきます。受験科目は、定期考査のように範囲が制限されているわけでも、学校で学習した教科書から出題されるわけでもありません。そのため、どの教科でもまとまった学習時間が必要になり、特に自分の不得意教科であれば、精神的にも大きな負担になります。3教科であれば、受験を目指して学習する教科自体が少なくなるため、負担を大きく軽減することができます。
得意科目に集中できる
得意科目に集中できる点が3教科受験の一番のメリットです。教科が少ない分、学習時間と体力を得意とする科目に注ぐことができます。1つの科目について、学習に必要な要素に時間をかけることができるため、抜け漏れなく学習することが可能になり、高得点を狙うことができます。
例えば、英語では英単語、英熟語、文法、英文解釈、読解演習と受験で点数を取るために必要な要素が多い場合は、得意科目であってもどこかの要素に弱点ができてしまう場合があります。弱点に対して、学習時間を使うことで抜け漏れがなくなり、どの要素を問題として出題されても解答ができるようになります。ここで他の生徒と差をつけることができます。
私立併願校の確保ができる
国公立大学だけでなく、私立大学の対策に時間を使うことができます。国公立大学で受験する3教科に合わせて、私立大学を選定することで、受験科目が同じになるため、対策が立てやすく、私立大学の一般入試でも高得点を確保しやすくなります。そのため、第1希望の大学と比べて、併願校の偏差値を大きく下げずに受験を目指すことが可能です。また、もともと私立大学を第1志望の方は、共通テストで3教科の点数で高得点が取れた場合は、こちらで紹介した国公立大学を滑り止めで活用することも可能です。
国公立3教科受験のデメリット
①科目数が少ないことによるリスク
受験科目が少ないために、1科目での失点が全体の合否に大きく影響を与えるリスクがあります。特に配点が高い科目には注意が必要です。
②大学・学部の選択肢が限定される
3教科を選択することで、大学や学部の選択肢が限定されます。多くの大学や学部では、5教科以上の受験を求めることが一般的であり、3教科のみで受験できる大学や学部は限られています。
対策方法と注意点
上記2つのデメリットの対策方法としては、①自信を持って点数を取ることができる教科を持つこと②志望する学部学科の進学先まで調べておくことです。
①について、確かに教科数が少ないため、1教科での失点は大きく合否に影響しますが、反対に得意教科を持って、その科目で高点数を取ることができれば、合格に大きく近づくことにつながります。1教科に多くの学習時間を割けることを最大限に活用して確実に高点数を取ることができる得意科目を作りましょう。
②について、3教科で受験できる大学は限られています。そのため決断は慎重に行う必要があります。学部の学習内容はもちろん、進学、就職先まで調べ、将来自分のなりたい姿ややりたいことが実現できるかを考えておきましょう。ただ具体的なイメージは自分1人で考えていてもなかなか難しく、疑問点もあると思います。なかなかイメージができない時は、両親、学校の先生、塾の先生など身近にいる社会人に話を聞いてみましょう。いろんな人の話を聞き、自分でも調べた上で納得して志望校を決めるようにしましょう。
科目数を絞るとその分倍率が上がったり、偏差値が上がったりしないのか?と言われます。
しかし、受験科目にのみ特化して勉強をしたら、本来であれば届かない習熟度まで届くことができます。倍率や偏差値が上がっても、結果が良いことが生徒を見ていると多くあります。いろんな科目をやっていて、他の科目が取れず、3教科受験を選んでる人よりも、自ら調べて、その大学の受験科目に絞って勉強した方が勉強時間数で勝てることがあります。
国公立3教科受験の勉強計画の立て方
3教科を毎日バランスよく時間配分をとり、学習を進めていく方法もありますが、ここでは3教科受験であることを活かして1教科ずつ順番に学習していく場合の計画について紹介をします。
1教科ずつ学習を進めていく場合は英語→数学または国語→理科または社会の順番で学習をしていきます。まず英語から学習をスタートする理由としては、知識をインプットする要素が多く、言語科目であるため、演習量も必要になり、点数が取れるまでに時間がかかるためです。次に数学または国語ですが、こちらの科目も演習量が多く必要になる科目です。最後に理科または社会ですが、こちらの科目は全範囲を学習修了する時期が秋から冬のため、一番最後にしています。学校で習う時期が遅い分、秋から冬に変えて演習を多く積みたい科目です。順番に学習を進めていき目標のレベルに達したら、次の科目に進みましょう。ただし、復習は必要なため、各科目とも復習の時間は考慮する必要があります。
国公立3教科受験のまとめと結論
3教科受験=私立大学のイメージではなく、国公立大学も存在します。
このような国公立大学があることを知っていると、受験校の選択肢の幅が広がります。後期日程は比較的高い大学もありますが、前期日程は倍率が高すぎることもありません。
3教科受験で大切なことは、得意教科をしっかりと活かして点数を取り切ることと、学習時間を有効に活用した学習計画を立て、抜け漏れをなくすことです。
国公立大学に行きたい!と考えている方はぜひこちらの記事が参考になると幸いです!
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