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2科目で受験できるGMARCHの文系学部・学科を紹介!2科目受験のメリット・デメリットとは?


文京区の本郷三丁目駅徒歩3分にある大学受験専門アクシブアカデミー東大赤門前校です。

 

GMARCHを含む多くの私立文系の受験科目は、3科目(英語・国語・選択科目)で受験するのが一般的ですが、2科目で受験できる大学・学部もあります。

今回は、GMARCHを目指している方に向けて、2科目で受験できる大学・学部を紹介します。

(2023年度入学者選抜要項を参照しています)

また、それぞれのメリット・デメリットも紹介するのでぜひ志望校検討のご参考にしてもらえたら嬉しいです。

 

2科目受験のメリット・デメリット

2科目受験のメリット

まずは、2科目受験のメリットを説明します。

 

<メリット>

  • 1科目あたりの勉強時間増加
  • 得意科目を活かせる

 

2つのメリットについてそれぞれ説明します。

 

・1科目あたりの勉強時間増加

なんと言っても最大の魅力は、1科目に費やせる勉強時間を増やせることです。

勉強時間が増えれば、その分短期間でその科目の成績を上げやすくなります。

例えば、仮に受験までの残り時間が1200時間の場合、3科目を満遍なく勉強した際の1科目あたりの勉強時間は400時間になります。

2科目の場合は1科目あたりの勉強時間は600時間に増えます。

1科目あたり200時間も勉強時間に差が出れば成績の上昇にも大きく影響がありそうだというのはイメージしやすいと思います。

 

・得意科目を活かせる

得意科目がある受験生は2科目受験が有利になる場合があります。

3科目受験と比較して、1科目の全体に占める配点の割合が高くなるので、自分の得意科目がある場合は自分の得意な土俵で他の受験生と戦うことができます。

もし、受験で必要となる2科目を得意にしている受験生であれば、3科目で受験するよりも2科目で受験した方が合格する可能性が高まることがあります。

例えば、英語・国語の2科目受験で配点が各100点の合計200点満点だった場合と、英語・国語・社会の3科目受験で配点が各100点の300点満点だった場合を比較して考えてみます。

2科目受験の場合は、英語・国語が全体に占める割合はそれぞれ50%になります。

一方3科目受験の場合は、英語・国語・社会が全体に占める割合はそれぞれ約33%になります。

もし、英語と国語を得意としていて社会を苦手としている受験生であれば英語・国語が割合が33%と低く苦手な社会を使用する3科目受験よりも英語・国語が割合が50%で社会を使わず済む2科目受験した方が高い得点率を取れる可能性が高いと考えられます。

 

<英語が得意で社会が苦手な生徒の得点率シミュレーション>

  • 2科目受験

英語(得意)80点/100点 国語70点/100点→得点率75%

  • 3科目受験

英語(得意)80点/100点 国語70点/100点 社会(苦手)50点/100点→得点率約67%

 

2科目受験のデメリット

次に、2科目受験のデメリットを説明します。

 

<デメリット>

  • ライバルとの高得点勝負になりやすい
  • 1科目で失敗した場合のリカバリーが難しい
  • 受験できる大学・学部の選択肢が減る
  • 募集人数が少ないことが多い

 

上記デメリットについて1つずつ説明していきます。

 

・ライバルとの高得点勝負になりやすい

先述した2科目受験のメリットの裏返しにはなりますが、他の受験生も2科目を重点的に勉強してくる人が多くなるので、必然的に高得点勝負になりやすいです。

細かい部分の取りこぼしで差が生まれてしまいますので、徹底的に2科目を深くまで勉強しましょう。

 

・1科目の失敗のリカバリーが難しい

1科目の全体に占める割合が高くなるので1科目で失敗してしまうとなかなか挽回することは難しくなります。

常に安定して高得点を取れるのであれば問題ありませんが、点数に波がある場合は注意が必要です。

まずは、志望している大学の過去問を複数年解いてみてどれくらい点数に波があるのかを確認することをおすすめします。

また、2科目のうち1科目が苦手な場合も要検討です。

 

・受験できる大学・学部の選択肢が減る

2科目だけで受験する場合、受験校の選択肢が減るので注意が必要です。

これからGMARCHを中心に2科目受験できる大学・学部を紹介しますが、3科目で受験できる学部・学科と比較すると非常に少ないです。

また、GMARCHを受験する人は日東駒専も併願する人も多いかと思いますが、GMARCHと同様に2科目受験できる大学・学部は非常に少ないです。

 

・募集人数が少ないことが多い

基本的には2科目で受験できる方式は3科目で受験する方式よりも募集人数が少ないことが多いです。(大学・学部により異なります)

例えば、2科目受験できる法政大学のT日程(全学部日程)の法学部・法律学科が45名に対して、3科目受験のA方式(個別日程)は198名です。

T日程とA日程の募集人数に約4倍もの違いがありますので、2科目受験は個別日程よりも合格者数が少なくなります。

ただし、募集人数が少ないからといって必ずしも倍率が高くなるというわけではなく、受かりにくいとは限りませんので、しっかりと受験校の過去の入試結果を確認しましょう。

 

2科目受験はどんな人におすすめ?

2科目受験のメリット・デメリットを紹介しましたが、果たしてどんな人に2科目受験がおすすめなのかについて説明します。

 

まず、高校1年生や高校2年生の人で早い時期から科目を絞るのはおすすめしません。

基本的には十分勉強時間が確保できる場合は、3科目受験をする方が2科目受験をするよりもリスクは低いと考えています。

理由としては先述した通り、2科目受験は高得点勝負になりやすく、募集人数も少ない傾向にあり、さらに受験校の選択肢も限られるというデメリットがあるからです。

後ほど紹介しますが、多くの大学では英語と国語(現代文)という組み合わせが多く、社会で受験できる大学は多くはありません。科目の性質上暗記の比重が高く勉強した分点数に反映させやすい社会をしっかり勉強した方が全体の点数を安定させやすいという考え方もあります。最初から2科目に絞るのではなく3科目受験を基本にすると良いと思います。例え受験校が決まっていてその希望の大学・学部が2科目受験ができるとしても、3科目と2科目両方受けた方が合格のチャンスは広がると思いませんか。

基本的には3科目受験をおすすめする人が多いですが、一体どんな人には2科目受験がおすすめなのでしょうか。

以下2つの特徴に当てはまる方は、2科目での受験をご検討してみてください。

・「受験勉強をスタートするのが遅くなって時間がないけどリスク取ってでも、GMARCHに逆転合格したい」

・「武器となる得意科目はあるけど、苦手な科目がある」

 

それぞれについて説明します

 

・「受験勉強をスタートするのが遅くなって時間がないけどリスク取ってでも、GMARCHに逆転合格したい」

もちろん個人差がありますが、偏差値50前後の方が高校3年生の夏から勉強を始めて3科目でGMARCHを目指すには、相当の努力が必要になり厳しい戦いになると思います。

ただ、どうしてもGMARCHにこだわりがあるという方や今年で絶対合格したいという強い想いのある方は、2科目に絞って勉強に取り組むのは有効な戦略だと思います。もちろん3科目の場合よりも受験機会が減るのと、2科目に絞ったからと言って間に合うかは別ですので、そのリスクは理解の上挑んでください。

実際に私が担当した生徒の中にも科目を絞って短期間でGMARCHに見事合格した方も多数いますので、状況によっては積極的に提案しています。

 

・「武器となる得意科目はあるけど、苦手な科目がある」

科目中2科目は得意だけどもう1科目がどうしても苦手で足を引っ張ってしまっているという方は2科目受験の方が有利に働くかもしれません。

ただ注意点としては、得意と思っている2科目が中途半端に得意ではなく、「突き抜けて得意」であることが必要です。

GMARCHを受験する目安としては、2科目で偏差値65は安定して取れていることが理想で、最低でも偏差値60は欲しいところです。

 

GMARCHで2科目受験できる文系学部・学科を紹介

 

学習院大学・明治大学・立教大学

学習院大学・明治大学・立教大学は残念ながら2科目で受験できる文系学部はありません。

英検や英語外部試験を利用した場合は、一般入試で2科目で受験できる学部・学科はありますが、今回は純粋に2科目の大学が作成する個別試験を受験できる学部・学科を取り上げていますので除外します。

外部検定試験で有利に受験できるGMARCHの学部・学科は、また別の記事で紹介したいと思います。

学習院大学と明治大学と立教大学の文系学部を目指している方は、3科目勉強しましょう。

 

青山学院大学

青山学院大学では、文学部・経済学部で2科目受験ができます。

文学部 英語英米学科

個別B方式

英語(200)と英語による記述式問題および小論文(200)の2科目で300点満点になります。

 

個別C方式

漢文を除く国語(100)と英語(200)の2科目で300点満点になります。

 

文学部 フランス文学科

個別B方式

共通テストは外国語(英語・ドイツ語・フランス語から1つ選択)[リスニングあり](200[100])と総合問題(200)になります。

文学部 日本文学科

個別B方式

共通テスト英語[リスニングあり](100[50])と国語(国語総合・古典B)(150)の2科目で250点満点になります。

経済学部 経済学科/現代経済デザイン学科

個別A方式

英語(150)と地歴・公民から1科目(100)の2科目で250点満点になります。

 

個別B方式

英語(150)と数学(100)の2科目で250点満点になります。

 

青山学院大学の2科目受験の特徴

 

文学部の英語英米学科は、個別B方式が英語のみでの受験可能となっており、C方式に関しても英語の配点が200点と英語を重要視している試験方式になっています。

過去問のレベルについても英語の難易度は非常に高く、リーディング以外のリスニングやライティングのスキルも問う内容となっております。

英語に自信がある方であれば受験をご検討してみても良いかもしれませんが、相手が帰国子女などかなり英語に自信を持った受験者層を想定し、英語をしっかり磨いていきましょう。

 

文学部のフランス語学科は、総合問題の出題が特徴的となっています。

総合問題の出題範囲については「文化・社会等に関する長文読解を課し、言葉の知識・思考力、論述力を問う」となっており、評論文を読んで論述問題が出題される内容です。

800文字以内で論述する問題もありますので、十分な対策が必要になってくると思います。

 

経済学部は、英語と数学or地歴・公民の2科目で受験することができて国語を使用せずに受験できます。

数学も利用できることから併願しやすく毎年倍率も高く非常に人気の学部となっています。

注意点としては、他の大学の2科目受験では英語と国語の組み合わせが多いので、併願先との科目の相性も考えて受験を検討しましょう。

 

上記の通り、英語の難易度が高く4技能が必要だったり、論述問題が出題されたりと個別の対策が必要になる場合が多いですので、早めに過去問を確認して対策を進めることをおすすめします。

中央大学

中央大学では、総合政策学部・国際経営学部・国際情報学部が2科目で受験できます。

総合政策学部

英語(150)と現代文(100)の2科目で250点満点になります。

国際経営学部

英語(200)と現代文(100)の2科目で300点満点になります。

国際情報学部

英語(150)と現代文(100)の2科目で250点満点になります。

 

中央大学の2科目受験の特徴

上記の3学部については、英語と現代文だけで受験できるため、とにかく科目を絞りたい人におすすめです。

過去問のレベルについても全体的に標準的な難易度の出題が多く、基礎〜標準レベルの参考書や問題集をしっかり固めておけば十分対応できるものとなっています。

特に総合政策学部の英語は、他の大学と比較しても知識系(語彙・文法)の出題が多いため、英語の基礎を固めることができれば点数を安定させることが可能です。

国際経営学部は、英語の配点の割合が200点と他の2学部より高いので英語が得意な人にはおすすめの学部となっています。

また、総合政策学部と国際情報学部については多摩キャンパスにあり、やや都心から離れているため比較的都心キャンパスにある学部よりも偏差値は落ち着く傾向にあります。

「とにかく中央大学に入りたい」という人はこれらの学部の受験も検討してみてください。

 

法政大学

T日程(全学部方式)では、全ての文系学部(法学部・文学部・経済学部・社会学部・経営学部・国際文化学部・人間環境学部・現代福祉学部・キャリアデザイン学部・スポーツ健康学部)で2科目受験が可能です。

科目や配点については、英語(150)と現代文or数学を選択(100)の2科目で250点満点になります。

ただし、文学部 日本文学科は国語(100)と小論文(100)で200点満点、地理学科は地理(100)と英語(150)の250点満点になっています。

法政大学大学の2科目受験の特徴

注意点としては「2科目受験できるのは、T日程(全学部日程)である」ということです。

全学部日程とは、1回の受験で複数の学部を受験できる方式のことを言います。

1つの試験で1つの学部しか受験できない個別日程と違い、事前に受験したい学部を出願しておけば、1回の試験で複数の学部に出願することができます。

その分多くの受験生が出願するため、合格の難易度は非常に高くなる傾向にあります。

また、全学部日程の多くは募集人数が少なく設定されているので倍率も高くなる傾向にあります。

例えば、2023年入試では法学部法律学科のT日程(全学部方式)の倍率は約6倍A日程(個別入試)の倍率は4倍となっています。

試験の難易度についてもT日程の英語は特に難易度が高いですので英語はしっかり武器にしていきましょう。

非常に難易度が高くなることが予想されますので、法政大学のT日程の受験を検討している場合は、複数学部を併願して受験することをおすすめします。

また、経済学部・社会学部・現代福祉学部・スポーツ健康学部は多摩キャンパスにあり、やや都心から離れているため比較的都心キャンパスにある学部よりも偏差値は落ち着く傾向にあります。

「とにかく法政大学に入りたい」という人はこれらの学部の受験も検討してみてください。

 

まとめ

今回は、2科目で受験できるGMARCHの文系学部の紹介と2科目の受験のメリット・デメリットを見ていきました。

大学によっては科目や配点にも違いがありますので早めに自分が受験する可能性がある大学の募集要項を確認しましょう。また毎年募集要項は変わるので最新の情報を確認しましょう。

科目数が少ないからと言って安易に2科目受験に飛びつくのは危険ですので、しっかりメリット・デメリットを理解した上で自分の状況や希望を考慮して受験校を検討していきましょう。

繰り返しになりますが、アクシブアカデミーとしては、3科目受験を推奨します。もちろん時間がない中で2科目に絞って大逆転した生徒も多数いますが、あえてそんなリスクは背負わず、勉強を早くスタートをして余裕を持ってGMARCH合格レベルに達し、早慶を目指せる方が良くないでしょうか。

 

アクシブアカデミーでは、プロコーチが生徒の要望や状況から最適な受験校のプランをご提案します。

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