「子供にちゃんと勉強をさせたい」
「いったいどうやったら勉強させることができるんでしょうか?」
そんな悩みを抱えている親御さんはとても多いと思います。
子どもに優しい言い方しなきゃと思いつつも、つい「勉強しなさい」って行ってしまう方も多いかもしれません。
でも、「勉強しなさい」というよりも、子どもをやる気にさせる方法が実はあるのです。
この記事では「ナッジ理論」を利用した子どもとのよりよい関わり方お伝えします。
目次
子供に勉強させる魔法の方法。ナッジ理論のポイント2つ
1.相手に強制はしない(誰かに行動をさせるなどせず、強制しない。)
2.相手が自分から良い行動をするようにうながす。
それでは子供を勉強させるためにナッジを、利用するにはどうすればいいのでしょうか。
子供の気持ちをよく想像してみる
なぜ子供は今自発的に勉強していないのでしょうか?
- 友達と遊びたいから
- 漫画が好きだから
- ゲームが好きだから
- YouTubeばかり見ている
- 勉強に意味を感じないから
理由はいろいろあると思います。
その気持ちを利用してうまく勉強に持っていくことができるかもしれません
子供の気持ちの分析に対応した行動を取る
勉強へのナッジ理論活用例
漫画が好きだから勉強しない→マンガで学習する
漫画が好きなら、それを生かして漫画で勉強できる参考書を買って見るものいいですね。
良い成績をとったら過程を褒めてあげる
子供の頑張りに対してフィードバックをしっかりすることもナッジのひとつです。マズローの欲求階層にもあるように、フィードバックをすることで承認欲求を満たしてあげるとやる気になることもおおいでです。ただここで注意したいのは、結果ではなく過程を褒めることです。人は褒められた行動を強化しようとするため、結果ばかり褒められると結果が出せないときには頑張ることをやめてしまいます。過程を褒めることによって持続的に勉強するという行動を強化することができるのです。
学問がテーマの映画を見せる
勉強することの大事さを認識することができれば勉強のやる気がでる人も多いのではないでしょうか。
みると勉強のやる気が出そうな映画をいくつがご紹介します。
ビリギャル
ご存知の方も多いと思います。
大逆転合格を目指して様々な困難を乗り越えていくサクセスストーリー。
ドラゴン桜
ダメダメだった高校生たちが東大合格のために1年間勉強をするストーリー。
先生役の阿部寛さんのセリフには大人が聞いても考えさせられるようなものも多いです。
ラマヌジャン
インド人天才数学者のストーリー。数学の才能が主人公であるラマヌジャンの人生を大きく変えるストーリーです。
雑音を排除する
子供がやる気を持ったときにはそのやる気維持するために不要なものは排除することでやる気を自然に維持できる環境を作ってあげることも大切です。
塾に通う
勉強せざるをえない状況をつくるのも一つの手段です。塾に行くと周りの人も皆勉強していますし、講師の人たちに声をかけられているうちに自然と勉強モードに切り替わる人も多いのではないでしょうか。
子供を自発的に勉強させる魔法の方法 ナッジとは?
ナッジ理論とは2017年ノーベル経済学賞を受賞した経済学者のリチャードセイラー博士とハーバード大学のティーン教授が2008年に提唱した概念で、相手にそれと気づかせることなく最適な行動を促すことです。
ナッジの具体例
コンビニの床に矢印の線を張っておくと自然にお客さんが並ぶ
お店の人もお客さんを「1列に並ばせる」ための声掛け等は行っていないようです。しかし、お客さんが勝手に並んでくれています。とても良い仕組みですね。こんなふうに日常の中に多くのナッジか潜んでいます。
「ここは自転車捨て場です」の張り紙で放置自転車をなくした
自転車捨て場と書いてあったら自分の自転車も雑に扱われてしまいそうで放置したくなくなってしまいますよね。自転車を放置する人の心理に注目してちょっとしたハードルを作って問題を解決した例です。
男子トイレの小便器に的になるシールを貼ることで掃除を楽に
的があるとついつい意識してねらってしまうもの。シールをはるだけで掃除が楽になったら嬉しいですよね。
安いもの、中間のもの、高いものがある時多くの人は中間のものを選ぶ
選んで欲しい選択肢を真ん中にしておくのはよく使われる手法ですね。
人はデフォルトを選びがち
参照:http://www.dangoldstein.com/papers/DefaultsScience.pdf
上のグラフはヨーロッパ各国の臓器移植の同意率を示しています。
左側の国と右側の国で同意率に大きく差があることに気がつくと思います。
一体何が違うのでしょうか?
宗教や文化を想像してしてしまいがちですが、実は初期設定の違いだけでした。
同意するかしないかを決定する際に、同意率が低い国では
「同意する場合はチェックしてください」
高い国では
「同意しない場合はチェックしてください」
と表記しておいたのです。
このように人は初期設定によって行動が変わることが知られています。
まとめ
- 「勉強しなさい」は逆効果
- 子供が自然に勉強したくなる環境をつくってあげる
- そのためにまずはこどもをよく観察してみる
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