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東大生クイズ王に学ぶ なぜ受験勉強をやるのかを知ってモチベーションを上げよう


なぜ勉強しなければいけないのだろう。

勉強しなければいけないと思った時に、何故やるのかを考えてもなかなか自分の納得できる答えが見つからない人も多いのではないでしょうか。

今回は伊沢拓司さんの著書「勉強大全」をもとに、何故勉強するのかを解説していきます。

こちらのイラスト動画でもまとめていますので、よければ見て見てください。

東大生クイズ王に学ぶ なぜ受験勉強をやるのか?

勉強に関する多くの本は「勉強法」だけを解説していますが、この本ではまず「なぜやるのか」という視点が書かれています。

そしてこの記事では「受験勉強に対する心構え」に注目していきます。

 

なぜ受験勉強をするのかを考えるために、

  • 納得してやることが大切
  • 受験は人生に役立つ
  • 経済学でみる学歴の重要性

という3つの視点から話を進めていきます。

納得してから受験勉強をすることが大切

 

なぜ勉強をするのかを自分で納得しながら受験勉強に取り組むことは難しいですよね。

これを少しでも知るためにまずは大学について考えてみましょう。

・そもそも大学とは何か?

そもそも大学は今までの学校とは違い、あなたのためにはありません。

教授はあなたを教えるためではなく、主に研究するために大学にいます。

伊沢さんは「大学は余白。その余白をどう扱うのかを求められる場所が大学だ」

つまり、大学にいる意味は自分で作り出さなければいけないのです。

よく勉強しても将来使わないから意味がないという意見がありますが、受験勉強自体は大学に合格するためのツールで、大学も人生のような大きな枠で考えると実際はツールなので、そもそも意味を作るのは自分である。というわけです。

 

本の中では「大学が自分に何かをしてくれる」という視点ではなく「自分がその大学で何をしたいのか」を考えて受験に臨むべきだと書かれています。

良い大学に入ったところで、その意味はブランドだ、というあまり重要でないことをいう人もいます

大学に行った先に実現したいことがなければ、大学に所属していること自体が目的になってしまい、怠惰な学生生活を送ることになってしまいます。

人生のような大きな視点で見たとき、試験で高い点数を取ることは大したことではありません。

繰り返しになりますが、大事なことは「その大学で自分が何をするか」なのです。

次に受験は人生に役立つという視点です。

スキル, ことができます, スタートアップ, を起動します, 財団, ビジネス, 手, 書きます受験勉強を通して自分自身を知ることができます。

なぜなら、自分自身と向き合う機会になるから。

なかなか日常の中でこれだけ長期間、何かを頑張らなければいけない機会ってありませんよね。

そして受験は逃げるのも挑むのも自由です。

そんな難易度が高く、かつ自由度も高い課題にぶつかった時、「そもそも自分って何がしたいんだっけ?」という大きなテーマについて考えることになります。

自分が何をしたいか知るためには、自分の過去を深く考えてみたり他の人に色々なことを聞いたりしながら自己分析をする必要があるのです。

この本の中では「自分の性格や思考と冷静に向き合うその経験自体がとても価値があるもの」と書かれています。

経済学で見る学歴の重要性

 

これはノーベル賞も受賞したアメリカの経済学者が提唱したものです。

就職活動の際に企業がどうやって優秀な学生を見分けるのかについてまとめました。

まず

1、学歴と個人の能力は関係ない

2、人の能力は高い、低いのどちらかに分けられる

3、企業は優秀な人を採用したいと考えているが、面接で能力が高いか低いかを見抜くのは困難である

 

という3つの条件を仮定します。

この仮定が厳密に正しいかどうかはさておき、ひとまず強力な仮定をおくことである視点からの事実を浮かび上がらせるということを経済学ではよくやります。

実際、勉強ができる人は100%仕事ができると考える人もそんなにいませんし、面接で就活生は自分が不利になるような話はしようとはしないことからも、ある程度正しい仮定と言えるはずです。

では企業は、一体どうやって学生の能力を測ればいいのでしょうか。

企業は、優秀な人は学歴を得るための苦労が優秀でない人よりも少ないはずです。

そのため、低賃金でいるより、少し苦労して高い賃金を得ることの方を選んだと考えたのだろうと予想します。

これに対して優秀でない人は学歴を得るためにはかなりの努力をしなければいけないので、学歴を得るために大変な苦労をするより、安い賃金を選んだのだろうと予想します。

つまり、高学歴は能力が高い人が出すシグナルだ。

という結論になるわけです。

学歴と個人の能力は関係ないという仮定をしたにもかかわらず、結局高学歴の人が優秀だという結論になってしまうのがこの理論の面白いところですよね。

 

この理論が本当に正しいかどうかはさておき、社会の中にそういった傾向があるのは直感的に理解することができます。

伊沢さんは、大学は自分で余白を埋めていくことに本当に価値があるという意見の一方で、実際のところは学歴を目的に受験勉強をすることもある程度の価値があると考えているそうです。

 

なぜ勉強をするのかという疑問に対しては自分で答えを設定する必要がありますから、簡単ではありませんよね。

ただ、この質問に明確に答えられる人ほど、受験勉強を有利に進めていけるはずです。

みなさんもぜひ一度、考えてみてください。

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