高校の授業は、中学と比べレベルも高く内容量もずっしり。中学生のときはテスト週間内で対応できていた定期テストも高校ではそうもいきません。そこで今回は高校式定期テスト勉強の対策法を紹介していきます!
目次
普段の授業でやるべきこと
みなさんは普段の授業をどのように受けているでしょうか。受動的になってしまっていませんか?授業に対する姿勢をちょっと変えるだけで、定期テストで高得点をとることができるようになります。以下の3つのことを普段から心がけてみるようにしてみてください。
授業ノートの取り方
先生が板書したことをそのままノートに書き写すだけになっていませんか?
授業が終わったあと何を学んだのかイマイチ分からないみないなこと起こってないですか?
それはノートの取り方が間違っています!!
Point1 先生が話したことをメモする
先生は「ここが大切!」という部分を板書していきます。
つまり、話したことをすべて板書してくれるわけではありません。
しかし先生が話すことにはとても大切なことが多く隠れています。
例を古文を用いて説明していきます。
板書上には和訳、助動詞や敬語の説明などが書かれることが多ですよね。
和訳をしていく際にその時代の背景であったり常識というのを話してくれることはないでしょうか。そうです!板書はしていなくても先生が話していることがとても大切なのです。ここをメモしておくことがよいノートを作るコツになります。
Point2 自分の反応をメモしておく
「なるほど、そうだったのか」
「ここ難しいな」
と思うことがあったらそれをメモしていきましょう。
その際に「ここテスト前に要チェック」など書いておくとさらに良いノートになります。
メモの取り方として2つ紹介します。
まず1つ目は、きれいにノートを取りたい人向けのやり方です。ノートの右端5cmほど空け定規を使って線を引きメモ欄を設ける。これは実際に私がやっていたノートの取り方ですが、確かに見た目はきれいに取れます。しかし、デメリットとして毎ページ定規をつかって線を引くなんてめんどくさいということがあります。
そこで2つ目は、ずぼらな人向けのやり方です。板書はノートの罫線に沿って書いていきます。メモは自由にどこに書いてOKです。そのときに一つだけルールを設けます。それは、メモは斜めに書くということです。そうすることで何も準備することなくノートにメモを取ることができます。是非試してみてください。
小テストを大切にする
英単語、漢字、古文単語、社会の一問一答など毎週小テストがありますよね。
「毎週めんどくさいな〜」
「追試にならない程度でいいや」
なんて思っていませんか?
小テストは活用するべきです。小テストは定期テストの範囲に含まれ、もう一度勉強することになります。ならば、コツコツと積み重ねていくべきですよね。定期テスト直前にまとめて勉強することもできないこともないでしょう。しかし、そのように詰め込んだ知識というのはすぐに忘れてしまうものです。小テストでできなかったところを復習。これを繰り返していくことで実力がついていきます。「塵も積もれば山となる」です!!
分からない部分はその日のうちに解決
授業を受けていて、理解できない部分が出てくることありますよね。その時に
「まぁいっか」
「とりあえずノートだけ書いておこう」
と分からない部分を分からないままにしてしまっていませんか?
必ず以下のことを実施し、その日のうちに解決しましょう。
・授業後に先生に質問しにいく。
・優秀な友達に質問しにいく。
・塾で質問をする。
あとでいいやと思っているとやらないのが人間です。その日のうちに解決するということを習慣づけていきましょう。
定期テスト勉強法【科目別】
高校生になると、科目数が中学生のときの倍くらいに増えますよね。ここでは、各科目をどのように勉強をしてけばいいのかを具体的に紹介していきます。
英語
<長文>
・英文を何度も音読(最低3回はやった方がよい)
授業で取り扱った長文が出題される場合は、文章の内容を復習するためにまずは音読をしてください。その際に、授業ノートやプリントを見返しながらやるようにします。
プリントのT/F問題などはなぜFなのかなどまで確認しながら見返せるとよいですね。
・先生が授業中に取り上げた文章を徹底的に
まずは、文法を理解しましょう。例えば「ここは強調構文だから主語と述語が入れ替わっているんだな」と文 章を文法的に理解してください。
ここまで出来たら、定期テストでそれなりの点数はとれるようになります。
さらに高得点を狙うためには暗記をしていきます。
まずは、和訳を暗記してください。その際に細かなところまでチェックするようにします。例えば、「同格が使われているから”〜という”を和訳中に入れる」など。ここまで勉強できると減点をもらうこともなくなります。次の段階としては、英文の暗記です。授業中に取り上げた文章は並び替えや英訳問題として出題されることも多々あります。そのため、高得点を狙う場合はどんな形式で出題されても対応できるように暗記してしまうとよいでしょう。
<文法>
・文法は暗記するのではなく理解する
ネクストステージやVintageなどの文法書から20題ほど出題されるということがあります。定期テストでは出題範囲が限られているため、満点を目指すことができる部分です。勉強する際に、ただ「覚える」だけにならないようにしましょう。どういうことかというと、「番号を暗記する」「この動詞のあとにはing形」とった風に『理解』することなく覚えていくということです。これでは、その後の勉強に活かすことができません。文法の勉強をするときにはなぜこの選択肢が正解で、その他のものは選ぶことができないのかということをしっかり『理解』しながら勉強するようにしましょう。理解をしていれば、少しひねられた問題の出し方でも対応することが出来ます。
<英単語・熟語>
・満点を目指す
まず、定期テストでどのような形で出題されるのかを確認しておきましょう。記述形式で出題されるのか記号問題で出題されるのかなどです。ここはただ暗記をしていけば取れる。暗記していなければ取れないとはっきりしています。覚えていけば取れるものを勉強しないなんてそんなもったいないことはしないようにしましょう。
国語
<現代文>
まず、定期テストの範囲になっている文章を最低3回は読み直してください。その際に、授業ノートを参照しながら読むようにしましょう。定期テストでは文章を読んでいる時間があまりないことが考えられます。そのため文章の流れを暗記してしまうくらいの勢いで読んでいきましょう(例えば「〜〜な理由を◯文字で抜き出しなさい」といった問題がでた際にそれはこの辺にあったな〜と目星をつけて文章から探すことができるレベルにするなど)。
問題集からの出題がある場合は、解答・解説を徹底的に読むようにしましょう。ただ問に対する答えを覚えるだけでなくなぜそのような解答になるのかという部分を理解していくようにしましょう。そうすることで文章全体への理解が深まるので、様々な問題に対応することができます。
<古文>
古文では私が高校生のときに実際にやっていた勉強法を紹介していこうと思います。
1.ノートに文章を写す
2.全訳する
その際に自力で訳すことのできなかった部分にはチェックを入れておく。
また、新出単語があった場合は訳と共に抜き出しておくようにします。
3.助動詞を確認する
全ての助動詞に二重線を引っ張り、「なんの助動詞・活用形」を確認しておく。助動詞は単体で出題されることはもちろん、分かっていないと和訳問題が出たときなどに対応することができません。
4.敬語を確認する
文章中に出てくる全ての敬語に波線を引っ張り、「なんの敬語か・敬語の種類・敬意の方向」を確認していきます。敬語の理解は、古文の学習において欠かせません。そのため、学定期テストで出題されやすい部分です。二重敬語など普段あまりでてこないようなものは必ずといってもいいほど出題されるため、しっかり確認していきましょう。
ここまで徹底してやっていくと自然と全訳できる状態になっていきます。こうなれば、文法問題・内容一致問題などは難なく取れるようになります。さらに高得点を狙うためには、授業中に先生が言っていた「作品の背景」などもしっかり理解していくことが大切になります。
<漢文>
漢文は句形が使われている文章を中心に勉強していきます。まずは句形を覚えてください。句形が入っている文章は和訳の形でよく出題されます。そのため、必ず和訳をできるようにしていってください。また、もう一つの出題方法としては、白文が与えられ、レ点などを自分でつけ文章を完成させましょうと言った問題です。そのため、白文の状態で読めるようにしておくとよいでしょう。
数学
公式は必ず覚えていくようにしてください。テスト直前に見返すことができるようにルーズリーフ等にまとめておくとよいかもしれません。
また、指定の参考書を最低2週は解くようにしていきましょう。それぞれ解く際に、余裕だったものには◯、ちょっと怪しいものには△、解答を見ないと解けなかったものには×、解答をみても分からなかったものには?をつけていくようにしましょう。3回目以降は△、×、?の問題に注力してやっていきます。テストまでに全問自力で解ける状態をつくっていきます。
ここで注意したいのが、『解答を見て納得して終わらないこと』です。解答をみて「あ〜そうやって解くのか。なるほど。」となっても実際には理解できているのかは怪しいです。実際に取り組んでみると解けないといったこともよくあります。解答を見て理解した後には必ず、自分で解いてみましょう。
社会
定期テストで範囲が定められているにしても、量が多すぎる!!こんなの覚えられるわけないと思った経験はないでしょうか。
そうなんです。高校で扱う社会の量は分母が大きいため必然と定期テストでの範囲も広くなります。該当範囲の一問一答の暗記ができてしまえば、そこそこの点数をとることが出来ます。しかし、量が多いためそうも簡単に暗記することが出来ません。そこで、一問一答の暗記に加え、教科書や授業ノートを読み返してしっかりと流れを理解するようにしましょう。
社会のポイントは「流れの理解+知識の暗記」です。どちらかだけでは限界がきてしまうのでどちらも実施するようにしましょう。私はとても社会が苦手で、学校の授業も嫌い。ノートもメモなどとっていなかったため、教科書の代わりに「実況中継」という参考書を使用していましたよ。
理科
まずは、授業ノートやプリントをしっかりと復習してください。理科では、計算問題が多く出題される傾向があります。ただ公式を丸暗記するのではなく、演習を通じてその解法や内容を本質的に理解していきましょう。問題集がある場合は繰り返しやることが大切です。はじめは解けなくても解答を読んだり、質問をしたり徐々に理解していけばよいのです。もし、学校で問題集を使っていない場合は、教科書についている例題や章末問題を用いるとよいでしょう。たくさんの問題にふれるということも大切ですが、しっかりと理解するということが一番大切なことです。そのため、定期テスト勉強ではいろんな問題を解くのではなく一つの問題集を完璧にしていきましょう。
集中力を保つポイント
定期テスト期間は普段、部活動をやっている人も平日に5-6時間、休日には12時間ほどの勉強時間がとれるようになりますよね。しかし、物理的に時間を確保することができたとしても集中力がなければ時間の無駄になってしまいます。そこで、ここから集中力が切れたときにやってほしい3つのことをお伝えしていきます。
制限時間を設ける
学校の時間割のように、1時間ごとに科目・やることを決めて勉強していきます。ポイントとしては1時間に対して少しだけ多い量を設定するようにすると良いです。また必ず、1時間毎に5分から10分の休憩を挟むようにしましょう。休憩の時間が長引いてしまわないようにタイマーを設定しておくとよいです。
勉強場所を変える
同じ場所で5時間も10時間も勉強していると飽きてきてしまうこともあるかと思います。集中力が切れたと感じたときや、疲れたなと感じたら場所を変えてみましょう。私のテスト週間の勉強場所は、学校→塾→図書館のような感じでコロコロ変えていました。場所を変えるときに科目も一緒に変えたりするのもオススメです。
眠たいときは寝る
勉強をしているとどうしても眠たくなってきてしまうことありますよね。そんなときは一度寝ましょう。しかし、ここでポイントがあります。それは絶対に布団で寝てはいけないということ。布団に入ってしまうと脳は完全に寝る体制に入ってしまいます。そのため、10分程度の仮眠をとるつもりだったのに、気づいたら3時間寝てた、起きてもスッキリしないなんてことが起こってしまいます。仮眠は椅子に座った状態で10−15分程度にしておきましょう。10分仮眠をとるだけでもだいぶすっきりすることができますよ。
まとめ
テストで高得点を取るために実施するとよいことを紹介してきました。高校生になると内容も難しくなり高得点を取るのが難しくなります。日々の勉強を大切にし、テスト週間にはその範囲を極めていけるとよいでしょう。
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