こんにちは。アクシブアカデミーです。
今回は、おすすめの国公立大学の国際系学部をご紹介していきます。
このブログでは、
・国際系学部ではどんなことを学ぶのか
・国際系学部の就職事情はどうなっているのか
・受験生におすすめできる国公立大学の国際系学部
についてそれぞれ順に解説していきます。
「英語が好きで国際系の学部に興味があるけど、何を勉強するのかイマイチ想像がついていない」
「自分の興味や学力もだいたいわかってきたけど、最終的にどの大学を志望校にすればいいのか悩んでる」
など、進路について少しでもお困りの高校生・受験生の方はぜひご一読ください。
目次
国際系学部について
それではまず最初に、そもそも国際系の学部はどんな学部なのかについて解説していきます。学習内容とそこで身につく素養、また就職先として大方どんな進路があるのかをご紹介します。
何を勉強する?
国際的な諸問題について学ぶ
国際系の学部では、政治、文化、ビジネスなど、様々な分野においての海外事例、また国と国とのやりとり、例えば外交や貿易についてを学習していきます。貧困問題や環境問題、宗教対立など、いわゆる「国際問題」と呼ばれているものにももちろん焦点を当てて学びますが、そもそも海外の文化や政治、商習慣などの日常についての学習が幅広く展開されています。日本に住んでいるだけでは知ることのできない常識や、そこに派生する問題について理解を進めていきます。
国や地域、文化を超えたコミュニケーションを学ぶ
特定の国や地域の実情だけにとどまらず、それらの政治情勢や文化を理解した上で、自分たちはどのような活動のもとそれらに介在していけるのかを学ぶのも国際系学部の特徴です。ゆえに語学力の強化をはじめ、諸外国との文化交流や開発援助、さらに視座を上げれば外交や貿易など、国境を跨いだ上で交流を図っていく手法についても学びます。そのため通常の留学制度に加え、海外でのインターンシップやボランティア活動などの、現地の問題を肌で感じ、またバックグラウンドの違う現地の人々と積極的に交流できるプログラムがふんだんに用意されているケースが多いです。
どんなところに就職する?
まず前提として、文系就職の場合はどの業界へも就職は可能です。ただやはり語学力を活かせる、また海外を相手に仕事をする機会のある業種・職種は国際系の学部の学生からは人気があります。外務省や公的な国際機関、日系大手のグローバル企業、外資系企業など、普通の学生では内定を取るのが難しい企業や組織に就職していく傾向があります。また民間企業の場合、語学や海外経験が活きる業種として航空・旅行業界あたりが思い浮かぶかと思われますが、それ以外にもメーカーや商社、金融など、グローバル社会となった今は、業界を問わず語学力や異文化コミュニケーションの必要性が高まってきているので、国際系の学部での知見は就職活動でも将来のお仕事でもふんだんに活かすことができるでしょう。
それでは国際系学部はどんなことを学び、どんな進路につながるのかを一通り解説させていただいたところで、おすすめの国公立大学の国際系学部を5校ご紹介していきます。
※なお偏差値・共通テスト得点率は、河合塾の第1回全統模試を参考に記載しています。またいずれも一般選抜の前期日程での受験を前提とした数値となっています。
千葉大学 国際教養学部
参考:千葉大学国際教養学部HP
偏差値:62.5
共通テスト得点率:71%
まずご紹介するのは、千葉大学の国際教養学部です。千葉大学内で最も新しい学部であり、国立大学初の国際教養学部です。
世界が抱える問題をグローバルな視点から解決することを目指し、人文社会科学、自然科学、生命科学と文理の枠を超えて科学的に構造を理解し、課題の発見から解決、またそれらを世界へ発信していく力の養成をミッションとしています。
そして国際教養学部では学生はひとりひとりが設定した課題に応じて、その解決に必要な科目をジャンルを問わず履修します。どのような科目を履修するか、課題解決に必要な活動体験や海外留学をいつどのように行うか、教員やSULA(Super University Learning Administrator)と呼ばれる学修支援スタッフが相談にのりながら、学生個々のニーズに合わせて「テーラーメイド教育」を行なっています。
加えてフィールドワーク、インターンシップ、ボランティアなど、グローバルな世界と地域の双方での活動体験に注力していて、「現場で学ぶ・現場を学ぶ」姿勢を大事にしています。理論だけでなく実体験を通じた知識の活用と課題解決能力を育成します。
横浜市立大学 国際教養学部
偏差値:A方式=57.5、B方式=62.5
共通テスト得点率:A方式=67%、B方式=83%
続いてご紹介するのは、横浜市立大学の国際教養学部です。国公立の中でもグローバル教育にかなり力を入れている大学です。他に国際商学部も設立されています。
国際教養学部では、英語をはじめとする外国語の運用能力、文化的背景に基づいた多様性への理解、理論を実践に応用する能力、そして共感を獲得し課題を解決するためのコミュニケーション能力を身に付けます。また、人文社会学系を中心に、専門的な知見から派生して論理的思考力を身に付ける「教養学系」と、世界と日本の都市や地域の課題に実践的に取り組む「都市学系」という2つのコースを設置しています。
医学部や理学部なども含め全学的に産学官の連携の機会も充実していて、例えば国際教養学部では、金沢シーサイドタウンエリアの活性化を目的として、若者に人気の出るアウトレットパークを提案するワークショップを三井不動産と協働しました。
筑波大学 社会・国際学群 国際総合学類
参考:筑波大学国際総合学類HP
偏差値:65.0
共通テスト得点率:76%
続いてご紹介するのは、筑波大学の社会・国際学群、国際総合学類です。
国際総合学類は、国際関係学と国際開発学の主専攻を軸に、文理幅広く知見を吸収していきます。
また国際総合学類は、日本を含むアセアン諸国の学生交流を活発にし、アセアンコミュニティーを形成に貢献する人材を育成する取組み、「AIMS(ASEAN International Mobility for Students)プログラム」に参画しています。学内でも海外からの留学生が非常に多く、また研究対象の地域やテーマも非常に幅広く扱っている筑波大学ですが、このように学外でのグローバルを意識した取組みも充実さています。
静岡県立大学 国際関係学部
参考:静岡大学国際関係学部HP
偏差値:52.5
共通テスト得点率:68%
続いてご紹介するのは、静岡県立大学の国際関係学部です。公立大学ですが、東海や関東を中心に静岡県外からも数多くの学生が集まっています。
国際関係学科と国語言語文化学科から構成されています。国際関係学科は、政治学、経済学、法律学、社会学、文化人類学など多角的に世界が抱える諸問題についてアプローチしていきます。国際言語文化学科は、主要地域の言語・文化・思想・歴史などについて研究し、国際相互理解の促進を狙います。
それぞれ目的に応じた様々なプログラムが用意されていて、例えば国際関係学科の公共政策プログラムでは、政治・法律・経済の三分野を中心に、条約や国際機関、また諸外国の政治・外交などバックグラウンドを具体的に理解した上で、パネルディスカッションやプレゼンテーションを通じて課題解決に必要な知見を吸収していきます。
国際教養大学 国際教養学部
参考:国際教養大学HP
偏差値:A日程=67.5、B日程=70.0
共通テスト得点率:A日程=82%、B日程=88%
最後に、国際教養大学をご紹介します。秋田県にある公立大学で、2004年に開学したばかりの非常に新しい大学です。世界大学ランキング日本版2020において、教育充実度の部門で1位を獲得しました。
国際教養大学の特徴としては、大きく以下の点が挙げられます。
まずは、ほぼ全てが英語の少人数授業という点です。「英語を」学ぶのではなく、「英語で」学び、思考を深めるというスタンスをとっていて、各分野についてグローバル基準の知見を吸収し、世界に向けて発信していける力を養います。
そして国際教養大学は開学以来、一貫して少人数教育を徹底していて、1クラスあたりの受講者数は平均18人程度のようです。教員と学生、学生と学生のコミュニケーションの機会を充実させることで、主体的に考え、他者の意見を聞き、また主張できる能力を育成します。
まとめ
いかがでしたか。
また以下の記事では国公立の外国語学部についてもご紹介しております。グローバル教育に力を入れている学部を志望している受験生の方は、ぜひ一度目を通してみてください。
https://axiv-blog.com/2020/07/12/kokkoritsu-gaikokugo/
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