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高校生必見!知らないと損する記憶力を高める勉強法


皆さんはアクティブラーニングという言葉はご存知ですか?

 

アクティブラーニングとは、「教員による⼀⽅向的な講義形式の教育とは異なり、学習者の能動的な学習への参加を取り⼊れた学習法」のことをいいます。具体的には、授業内でディベートをしたり、生徒自身が体験したり、生徒同士教え合えたりできるようも、生徒自身が主体的に学べる環境を整えます。

 

アクティブラーニングを行うことで、一方的な講義に比べ学習意欲もまし、知識技能も見につくと言われています。アクティブラーニングをすると、学習意欲も学習の効果も高い。その根拠としてラーニングピラミッドについてご紹介する方が多くいます。

 

今回はラーニングピラミッドについてご紹介します。

 

高校生必見!知らないと損する記憶力を高める勉強法

ラーニングピラミッドとは、米国 National Training Laboratories が調査した研究をもとに作成されています。授業で学んだ内容を半年後にどのくらい記憶しているかを、授業形態ごとで比較しています。その結果、講義を聞いただけの場合、わずか 5%しか覚えていないのに対し、読書、視聴覚、デモンストレーション、グループ討論、自ら体験することによる学習を経た場合の記憶は、この順に向上し、他者に教える場合は 90%の内容を記憶できると報告されています。つまり、他者に教えたり、自ら体験するような学習を経たほうが学習定着率(記憶定着率なども含む)が高く、教育効果が高いと言われています。

 

この研究を裏付ける研究として、ハーバード大のエリック教授によれば、大教室の授業でも、教員が学生へ質問を投げかけたり、学生同士が議論したりすることで、より生徒にとって能動的な環境が生み出され、学生の理解度が高まると報告されています。

 

いくら勉強してもなかなか成果がでなくて困っている方は、ラーニングピラミットを用いて勉強すると良いのかもしれません。

 

次にそれぞれの学習方法による勉強法についてご紹介します。

 

ラーニングピラミッドと実際の学習の活かし方

 

 

ラーニングピラミットをみると、下の層に行くほど学習定着率が良いとされています。上記がラーニングピラミッドです。つづいて、各段階における内容について見ていきましょう。

 

①講義を受ける(半年後 5%しか覚えていない)

講義は先生や教授から与えられた話を聞く等の受け身の授業です。聴覚を活かした学習を行う生徒さんは、学んだ内容は比較的覚えておきやすいですが、基本的に受け身のじゅぎょうなので、あまり内容を覚えていることはできません。授業を聞く際、メモを取るなどの復習をすることで記憶定着率も上がるそうですが、ラーニングピラミッド上では最も学習定着の悪い方法と考えられています。

 

②読書をする(半年後 10%しか覚えていない)

読書をする、文書をよむことは、記憶を保持するための方略の1つで、視覚を活かした学習を行う生徒さんにとっては学びやすいですが、それでも記憶定着率は悪いそうです。その上、読書をしている際、なんとなく読んでいる場合は、なかなか覚えられない可能性があるそうです。

 

③視聴覚(ビデオ・音声による学習)を見たり、聞いたりする(半年後 20%しか覚えていない)

視聴覚学習方法には、ビデオを見る、音声を聞く、グラフや写真をみるなど、様々な教育コンテンツを使って学習することにより行います。ただ、文字の羅列を見ることに比べれば、音声や動画の方が脳にインパクトを与え、記憶しやすい場合があるそうです。また、なんとなく文章を目で追うよりも、ビデオ等を用いることで、視覚情報も聴覚情報も使うため、多感覚刺激によって脳に印象として残りやすいメリットがあります。

 

④実演を見る(半年後 30%しか覚えていない)

実演では、指導する教師等が実際に何かをします。具体的には、理科であれば、「先生が実際に実験を行い、生徒たちは見る」、体育であれば、「先生が実際に鉄棒の前まわりをしてみて、生徒たちは見る」などの行為をさします。実演内容や状況によっては、聴覚、視覚だけでなく、嗅覚や触覚刺激も刺激できるので、単なる解説文に比べ、臨場感もあり、脳にインパクトを残しやすいです。

 

⑤他者と議論する(半年後 50%覚えている)

ディスカッションとは、学習した内容を覚えている状態を維持するために有効と言われています。他者と議論することはアクティブラーニングの要素の1つです。ディスカッションとは、学生が他の学生や授業をサポートするインストラクターと対話していく方法で学習します。会話をすることで、会話する内容を筋道立てて整理すること、自分の口で意見を伝えることなど、様々な思考を必要とするため、脳に残りやすいと言われています。またディスカッションの中で、新たな知識を獲得できる可能性もあります。

 

⑥実践による経験・練習(半年後 75%覚えている)

実践による、経験・練習とは、実際に自分の手や体を動かして感覚をつかむことです。また、現場に出向いて自分で調査・研究を行うフィールドワークもこの段階に含まれます。数学等であれば、習った公式を使いながら問題を解いていくことや、理科であれば、実際の理論に当てはめながら実験を考察することなどを含みます。

 

他人に教える(半年後 90%覚えている)

他人に、なにかの理論について説明する。自分の研究を発表するなど、相手がどんなことがわかりづらいか想定した上で、相手似合わせて教えていくこと。これらは非常に高度なテクニックが必要です。問題を正確に他人に伝えることができれば、説明した内容を正確に理解出来、かつ記憶定着率もよく、長い間覚えていることができます。

 

いかがだったでしょうか?ラーニングピラミッドは正しく取り入れることができれば、勉強の効率を上げてくれるはずです。

 

ラーニングピラミッドの欠点

その一方で、ラーニングピラミッドには欠点があると言われています。

 

ミラー教授によると、学習方略が一貫して優れているという研究結果はなく、ある方略はその子どもの状況や子どもの性格によって、より優れている学習方略があるのではないかといくつかの研究を紹介しながら伝えています。例えば、視覚情報を処理するのが得意な子どもにとって、ただ聞く勉強法よりは、何かを見る学習法の方が向いているでしょうし、聴覚情報を処理するのが得意な子どもにとっては、ラーニングピラミッド上では、ただ聞くだけの勉強法は読書に比べ学習定着は悪いと言われていますが、そうとも言い難い状況になりうる可能性もあります。

 

ラーニングピラミッドに関しては、自分が勉強しているやり方で覚えにくい等があれば、別の学習法に変えてみることで、記憶定着や学習定着が向上するように工夫が必要です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか

 

記憶定着をするためには様々な学習方略があります。ラーニングピラミットを使いながら自分にピッタリの暗記法をみつけ、効率よく暗記してみてください。

 

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参考:ラーニングピラミッド

土屋耕治(2019)ラーニングピラミッドの誤謬─モデルの変遷と “神話” の終焉へ向けて─

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