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高校生に知ってほしい絶対に成績を上げる勉強法


「やばいやばい。明日からテストがはじまるけど間に合わない…。」

「いっつも頑張って暗記科目覚えているのに…。全然覚えられないんです。」

 

あなたはこうお悩みではありませんか?

 

勉強法において、

「集中学習」といって、短期間に一気に詰め込み学習をする方法と「分散学習」といって、時間感覚をおいて学習する方法があります。

 

では実際にどちらの学習スタイルで勉強したほうがより効率的に覚えられ、記憶定着も良いのでしょうか?今回は集中学習、分散学習どちらのほうが効率が良いのか検討していきます。

 

高校生に知ってほしい絶対に成績を上げる勉強法

分散学習について説明する前に、分散学習と集中学習とはどんな勉強法なのか振り返りながら分散学習について考えていきます。

 

分散学習とは、ある程度、勉強する日にちや頻度の間隔をおいて、学習項目を複数回繰り返す学習方法のことをいいます。一方集中学習とは、間隔をおかず、勉強する日にちを集中的に、学習項目を集中的に繰り返す学習方法のことをいいます。一夜漬けなども集中学習に入ります。

 

分散学習は人間の記憶のメカニズムに基づいて計画的に行われる学習法で、覚えたことを忘れそうになったタイミングで復習をするのが大きな特徴です。限られた時間の間に集中して知識を記憶するのではなくて、十分に時間をかけて何度も復習をすることから、分散学習と名づけられています。

 

では集中学習と分散学習でどちらが効率の良い勉強法だと言えるのでしょうか?

答えは、分散学習です。これは、集中学習に比べ、分散学習の方が記憶定着率が高く、効率の良い勉強法だと脳科学等の研究等から報告されています。

→人間の脳細胞は刺激を受け(覚えたいものを何度も復習する等する)、脳の神経細胞であるニューロンが記憶回路を作るまで時間がかかります。人間の脳は「情報をいれること」と、「整理し記憶回路を作ること」は同時に出来ません。そのため、脳に情報を入れたあと、整理する時間を与えないと、脳に入れた情報はどんどん忘れていってしまうと言われています。

 

だからこそ、勉強の間隔をある一定開ける分散学習のほうが、学習効率が良いといわれているのです。

 

それ以外にも理由があります。これには、「エビングハウスの忘却曲線」の考え方がもとになります。エビングハウスの忘却曲線とは、人間はどれだけ「忘れやすい」のか時間経過も考慮に入れながら描かれた曲線です。エビングハウスの研究によれば、覚えた単語は、何も復習等エビングハウスの忘却曲線によれば、記憶した内容は24時間もすれば忘れてしまう…。しかし、途中で復習することで、忘却率が緩やかになり、忘れにくくなると言われています。

 

またウォータールー大学の研究結果によれば、学習した内容を24時間以内に10分間復習すると記憶率は戻り、次の復習のタイミングでは、1週間以内に、5分復習すると記憶が戻るなど、たとえ、勉強した内容を忘れそうになっても、何度も復習することで、忘れてしまいかけたことを復習でき、覚えることができると言われています。この様に、間隔をあけて何度も勉強することで、脳に記憶を取り込むことができるのです。                                                            

 

実際の勉強への活かし方

実際に分散学習を取り入れる方法ですが、先程ご紹介したウォータールー大学の研究が役に立つでしょう。覚える内容を学習してから、24時間以内に復習すると脳に記憶として残りやすいと言われています。逆に24時間以内に確認しないと、1時間経過するごとに40分〜50分の再学習が必要になると言われています。

 

そのため、新しく覚えた単元は24時間以内に復習すると良いと思います。

 

また、実際に勉強に活かす方法として、アプリを使う方法もあります。最近はメンタリストのDaiGoさんとその弟が監修した「分散学習帳」というアプリがあります。分散学習帳のアプリは、アプリを用いて適切な時間間隔をあけて記憶することが出来ます。

分散学習帳の使い方

①覚えたい単元の問題をダウンロード、もしくはカードを作ります。

②学習するのボタンを押し、問題を解きます。

③復習日をアプリが勝手に計算してくれるので、アプリのプッシュ通知がきたら復習します。

④これを繰り返します。

 

このように、分散学習の理論を用いて脳科学的に、最適な復習タイミングを、「分散学習帳」は知らせてくれるため、効率よく勉強をすることが出来ます。

 

参考:分散学習帳

科学的根拠

分散学習が記憶の定着に効率が良いということは科学的にもしっかりとした根拠があります。人間の脳の専門家である医学博士が書いた論文や著述の中に、忘却曲線と言う有名な理論があり、さまざまな学者が、独自の忘却曲線に関する理論を発表しています。

 

これは人間の記憶は、時間が経過することに消失していくというもので、独特の放物線を描いているのが大きな特徴の曲線です。人間が覚えたことを一番忘れやすいのは、記憶をしてから数時間を経過するまでの時間です。この短い時間の間に、人間は覚えたことの大半を即座に忘れてしまいます。時間が経過するごとに記憶を忘れていくスピードは減少していきますが、覚えてから1日も経過すれば、人によっては50パーセント近くも記憶が消失する場合もあります。

 

それからも少しずつ記憶は消えていきますが、消えていく割合は非常にゆるやかになります。一ヶ月経過した後に残っている記憶は、当初記憶していた総量の10パーセントから20パーセントほどです。この一ヶ月経っても消えなかった記憶は、頭の中でも特に強い記憶として鮮明に残っているものなので、1年経っても10年経っても消えないで残っているような場合もあります。

 

また理研の永雄先生率いるチームが研究したマウスの研究では、運動学習において、記憶を長持ちさせるには、適度な休息が必要で、集中学習に比べ分散学習の方がよりよいと報告しています。

 

具体的には、マウスの眼球運動(目の動き)に着目し、マウスは動くものを無意識に目で追う性質を使って研究しました。マウスの目の前に何度も動くものを見せると、運動学習が形成され、より大きく目を動かすことができるようになりました。またマウスの神経細胞も発達し、神経ネットワークが出来たと言われています。

 

永雄先生のチームでは、集中学習と行って、1時間運動学習が形成されるように訓練するマウスの群(集中学習群)と、15分の運動学習を4回に(最初の施行、30分後、1時間後、24時間後)わけて行ったマウスの群(分散学習群)の2群に分けて研究しています。

すると、分散学習群はほぼ100%記憶しているにも関わらず、集中学習群は半分程度しか記憶していないことが分かりました。

 

また、集中学習群と分散学習群において、記憶している部位がちがうことも脳科学から明らかになりました。

 

まとめ

分散学習は人間の記憶のメカニズムに基づいて、計画的に復習を繰り返す勉強法です。

人間は覚えたことをすぐに忘れてしまうために、定期的に復習を繰り返すことで、忘れてしまったことをもう一度思い出すことができます。

暗記をしなおすことで、記憶が消失していくスピードがゆるやかになっていくことも大きなメリットで、何度も繰り返し復習をすることで、覚えたことを忘れにくくできます。

分散学習は人気のある勉強方法で、最近ではどのタイミングで復習したら良いかがわかる、専用のソフトも開発されています。

 

参考文献:Curve of Forgetting

 運動学習の記憶を長持ちさせるには適度な休憩が必要―休憩の間に運動学習の記憶が神経回路に沿って移動し固定化する-2011年6月  

中田 達也(2018)復習間隔を少しずつ広げていくことは長期的な記憶保持を促進するか? 外国語学部紀要 第 19 号

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