目次
効率がいいアクティブ・ラーニングって何?
日本では教師が話したり黒板に書く内容を、ただ一方的に聞いてノートに書き留める勉強法が主流です。
しかし多様化する社会とITによる情報化が進んだ現代以降では、ただものごとを受け取るだけでなく、自分から発信していく人材が必要とされます。
膨大な知識を蓄えたり命令通りに動くという部分は、コンピュータや機械で賄えるからです。
そして人はその高度化した環境の中で、他にはない新しいものを生み出すことへとシフトする必要があります。
そのため受け身ではなく、能動的な能力が欠かせません。
それを学習面で高めようとするのがアクティブ・ラーニングです。
その種類は数多くありますが、基本は自分で考えて能動的に発信していくという共通点があります。
日本で導入が検討されている大学入試での記述式問題も、自分で考えて答えを出すことを目的としています。
そのためアクティブ・ラーニングの一環とも考えられます。
ただ受け身で授業を受けているだけでは、聞き流してしまうことも多いです。
しかし自分で考えると脳が活性化するため、暗記の効率も上がるでしょう。
そしてその効果を見込んで、実際に教育機関だけでなく企業での研修など色々な場面で活用されています。
実際の勉強への活かし方
学校でのアクティブ・ラーニングは、先生が主導しなければ中々に難しいです。
実際に取り入れている学校はありますが、それを実現するのは規模が大きくなってしまいがちです。
そのため自分たちで勉強法に取り入れた方が手軽です。
複数あるアクティブ・ラーニングの中から勉強に活用させやすいのは、討論をするディベートやグループワークです。
限られた範囲やテーマに関して話すことで、効率的な脳への定着が期待できます。
その際に何か結論として残す目標を立てると、会話がスムーズに進みやすいです。
もちろん暗記をするのがメインであれば、コミュニケーションの中で定着させることが目的なので、結論はなくても問題ありません。 また複数人で行なうのが理想的ですが、暗記は個人の問題にもなります。
ただアクティブ・ラーニングは1人でも実行可能です。
要は自発的に考えることができれば良いので、暗記したい単語などを使って、文章を作ってみるのも効果的です。
仮想の相手に向かって、それを説明するのも良いでしょう。
覚えるべきものがそれぞれ繋がりを持っている場合は、その関係にも意識を向けるとより定着しやすいです。
そしてそれと同時に受け取る側の立場にもなってみると、受動と能動の両立ができます。
科学的根拠
アクティブ・ラーニングが学習面で効果的な理由は、何より自分で考えようとするからです。
ものごとを覚えるためには、同じ情報を繰り返し意識して脳に定着させることが肝心です。
そしてその情報を使って何かを発信しようとした場合は、パズルのピースのように何度も触れることになります。
なので暗記の手段として適しているというわけです。
また記憶は連想できるもので、何らかのきっかけによって思い出す場合があります。
ディベートやワークショップでは自然と文章として情報を繋げるため、それぞれを覚えるための役に立ちます。
学習環境の変化が求められているのは日本に限らないため、アクティブ・ラーニングに関しては世界中で論文作成などの研究が行なわれています。
また複数の博士が提唱した科学的な学習理論とルーツが似ているため、導入がしやすいのも特徴です。
それらの考え方はすでに広く浸透しているので、アクティブ・ラーニングにはその派生形としていくつもの種類があります。
そして活躍できるのは特に勉強の分野に限られた話ではありません。
対人でのコミュニケーションや、発信する能力を高めるという副産物もあります。これらは社会の中でも大切な要素なので、様々な分野で取り入れられています。
まとめ
授業などで重要な部分を聞いたり書き留めることも大切です。
しかしそれが頭に入らなければ、その効果はほとんど期待できません。
なのでアクティブ・ラーニングによって定着力を高めましょう。
始めるのは特に難しくはありません。暗記したいものを材料として用意して、何かを作っていく感覚で進めていくと良いでしょう。
授業でのインプットとアクティブ・ラーニングでのアウトプットで何回も繰り返されることで、脳に定着するはずです。
◆ 受験や勉強のお悩みをAXIVにご相談ください
・勉強しているのに定期テストの点数が上がらない
・大学受験の勉強をどのように進めればいいかわからない
・勉強のモチベーションを維持することができない など
このような受験や勉強のお悩みはありませんか?AXIVでは完全無料でカウンセリングを受け付けています。大学受験を知り尽くしたプロコーチがあなたのお悩みを解決します。保護者さまのみのご参加もOK!AXIVグループの公式LINEからぜひお申し込みください!
無料カウンセリングのお申し込みはこちら