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「この記事」だけでわかる共通テストとセンター試験の大きな違い4つを徹底解説


キーポイント

  • 全科目で思考力が求められる問題に変化
  • 英語は特に多くの変更点が導入される見通し
  • 国語ではより身近な文章が出題され、複数の文章を参考に問題をとく必要がある
  • 上記の変化から推薦入試の難易度が変化する可能性アリ

2020年が最後のセンター試験となり、これに変わって2021年から共通テストが導入されます。しかし当初予定されていた記述式問題の導入や英語外部試験の導入は中止されることになりました。結局のところ2021年度に共通テストを受ける高校生・浪人生は何を知っておけばいいのでしょうか。徹底解説していきます。また、まだまだ共通テストの情報に関しては不確定な要素も多く、実際試験になってみないとわからないことも多くあります。高校生、学校の先生、予備校も含め手探りの状態となってしまっているのが実情です。そんな中で正しい情報をいち早く知ることは受験戦略上とても大切なことです。当ブログでは共通テストに関しての情報を随時更新していきますので、確認していただけますと幸いです。

センター試験から共通テストで何が変わるのか?

white printer paper

英語外部試験導入は延期され、2024年度からの方針

英語の外部試験導入は延期され、文科省は2024年度から導入の方針を決めています。これにより2021年度は共通テストに関していば英語外部試験は特に関係ないものとなりました。ただし、各大学では外部試験の結果により優遇が受けられる場合もありますので注意が必要です。

記述式問題導入も中止

これまで共通テストでは記述試験が導入される予定でしたが、自己採点と点数を合わせるのが難しいことや公平性を保つのが難しいなどの理由から延期されることになりました。2022年度以降記述式問題が導入されるおかどうかん関してはまだ未定となっているようです。

配点・試験時間変更点

  • 英語のリーディング100点に点数が減る
  • 英語のリスニングが100点になります
  • 数学1Aで時間が70分に増える

センター試験からの主な配点と時間の変更点は以上になります。

↓配点と時間の一覧です。

教科出題科目科目選択方法回答時間配点
国語「国語」 80分200点
地理
歴史
「世界史A」「世界史B」
「日本史B」「日本史B」
「地理A」「地理B」
最大2科目選択
(同一名称含む科目の組み合わせ不可)
1科目60分
1科目100点
公民「現代社会」「倫理」
「政治・経済」
「倫理、政治・経済」
数学「数学1」「数学1A」1科目選択70分100点
 「数学2」「数学2B」
「簿記・会計」
「情報関連基礎」
1科目選択60分100点
理科「物理基礎」「化学基礎」
「生物基礎」「地学基礎」
A~Dの選択方法により科目選択
A:理科①2科目
B:理科②1科目
C:理科①2科目+理科②1科目
D:理科②2科目
理科①
2科目60分
理科②
1科目60分
理科①
2科目100点
理科②
1科目100点
 「物理」「化学」
「生物」「地学」
外国語「英語(リーディング、リスニング)」
「ドイツ語」「フランス語」
「中国語」「韓国語」
1科目選択英語
リーディング80分
リスニング30分
その他80分
英語
リーディング100点
リスニング100点
その他200点

共通テストは結局何が変わるの?

まだまだ不確定な要素も多い共通テストですが、導入される可能性の高い主要な変化をまとめました。

全科目に共通して変化すること

思考力が求められる問題の登場(確実)

共通テストではセンター試験よりも知識だけで解ける問題が減ります。アクシブ でも実際に講師が試行問題に取り組んでいるところですが、センター試験よりも問題文自体を理解することが難しくなっているようです。これまでよりも深い理解力・考察力が求められるようになっていく予定です。

ゼロマークや複数マークの登場(可能性アリ)

共通テストでは

・選択肢の中に正解がない場合はゼロにマークしなさい

・当てはまるもの全てにマークしなさい

といった選択肢が導入される可能性があります。これまでのセンター試験は4択だったためわからない問題も4分の1の確率で点数を得ることができましたが、ゼロマークや複数マークが導入されると選択肢を削ることが難しくなりますし、偶然正解する可能性も低くなるため難易度が同じでも点数が下がることが予想されます。


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英語

発音・アクセント問題がなくなる(確定)

大学入試センターは当初外部試験を導入することで話す・聞く・読む・書くの4技能について評価する姿勢を示してきましたが、その外部試験の導入が見送られることとなりました。延期はされたものの外部試験導入は将来的にされていく見通しで、発音・アクセントなどの技能に関してはそちらの試験で保管されていくことになるという背景があり、2021年度の共通テストでは発音・アクセント問題の出題はないと予想されます。

問題文も英語(確定)

これまで設問は日本語で書かれていましたが、全て英語になります。2020年度から実施される新しい学習指導要領により、中学校の英語教育は、英語での授業が進められていきますし、

リーディング100点、リスニング100点の配点に(確定)

※大学によってこの点数をどう利用するかは異なるため注意が必要。

ネット上の情報でわかった大学のみ掲載します。必ずご自身で募集要項を確認するようにしてください。

大学学部R:L
小樽商科大学 1:1
札幌医科大学 1:1
札幌市立大学 1:1
北海道大学 1:1
弘前大学 1:1
秋田県立大学 1:1
福島大学 4:1
茨城大学 4:1
筑波大学 4:1
宇都宮大学 3:1
群馬大学 4:1
群馬県立県民健康科学大学 4:1
東京学芸大学 1:1
一橋大学 1:1
長岡造形大学 1:1
公立小松大学 4:1
山梨大学 1:1
信州大学 4:1
愛知県立芸術大学音楽4:1
豊橋技術科学大学 1:1
名古屋工業大学 1:1
名古屋市立大学
人文社会(心理教育、現代社会))
医(医)
4:1
人文社会(国際文化)1:1
三重県立看護大学 1:1
福知山公立大学 1:1
奈良女子大学 1:1
鳥取大学 4:1
岡山大学 4:1
山口大学 4:1
九州工業大学 1:1
鹿児島大学
医(医)3:1
医(医)をのぞく4:1
沖縄県率看護大学 3:2

リスニングに一回読みが登場(確定)

今までは全ての問題が2回読まれていましたが、より実用的な状況に近づいたテストになるように1回しか聞けないリスニングの問題が導入される予定です。

単語量増加で難易度上昇(可能性アリ)

日本速脳速読協会の分析(29年度試行問題)によると、共通テストのプレテストでは単語数が今までのセンター試験よりも1200語ほど増えたそうです。

2021年の共通テストでも同様の変化が導入される可能性があります。

国語:書類など実用文からの出題(ほぼ確定)

試行問題によるとより実用的な文章な出題がされる可能性が高くなっています。試行問題の分析記事も近日中に投稿予定です。

数学:数学の知識だけでは解けない(ほぼ確定)

数学だけではなく全科目に言えることですが、その分野の知識だけでは解けない問題が増えています。文章を読んで問題の意図を読み取り、それを数学の問題に変換する力が問われることになります。各科目でより深い理解が求められるようになるでしょう。

推薦の難易度・倍率上昇の可能性アリ

man on rock

ここまでみて来たように、記述式の問題や英語の外部試験が導入が延期されたとはいえ、去年のセンター試験と比べると共通テストは大きく変わることが予想されます。またこれまでのセンター試験のように過去問分析ができなくなるため、対応が難しくなることが予想されます。これによって共通テストを回避して合格を目指そうとする受験生が増えることが予想されます。

国立大学協会は国立大学の推薦による入学者を増やす方針を示しています。倍率がどうなるか一概にはいえませんが、倍率上昇・難易度上昇の可能性はあります。

試行調査から問題は変わる?

29年度30年度に実施された試行問題では記述式の試験が取り入れられていましたが、この傾向も再び変わることが予想されます。配点、時間配分に関しても今後発表される見通しですから、新情報は常にチェックしておく必要があります。アクシブblog予備校では随時センター試験と共通テストの傾向の違いについての情報を発信していきます。

そもそもなぜセンター試験から共通テストに変わるのか

そもそもなぜセンター試験は改善が必要とされているのでしょうか?これにはグローバル化・少子高齢化・AIの進展など多くの社会問題や社会の傾向が関わっていて、これらの問題を考えると人が持っていた方がいい能力が変わりつつあるということです。これまでは知識を持っていることが大切とされて来ましたが、そもそも情報を蓄積するだけなら人間よりもコンピュータの方が得意なはずです。AIが徐々に普及して来た現在では人がやって来た仕事は機械に変わってきています。その中で私たち人間に求められていることは単純な情報の処理ではなくなりつつあるということです。

まとめ

以下、押さえておきたいセンター試験から共通テストによって起こる際の変更、懸念事項をまとめました。

英語外部試験2021年共通テストは適用されない。2024年から導入予定
記述式問題2021年共通テストは適用されない。
配点・試験時間今月中にも明らかになる見通し
全科目共通の変化
思考力が問われる問題の導入
ゼロマークや複数マーク導入の可能性アリ
 
英語発音・アクセント問題がなくなる
リーディング100点リスニング100点の配点になる
1回しか読まれない文章の登場
問題文も英語
※大学により配点をどう扱うかは異なる
国語実用的な文章、複数文章読み取り問題の出題の可能性アリ
数学数学の知識だけでは解けない問題の出題可能性アリ
推薦倍率・難易度上昇の可能性アリ

アクシブアカデミーでは共通テストの新情報や試行問題分析を投稿予定です。

共通テストは一人ひとりに合わせた対策が重要

共通テストは「論理的に本質的な理解をすること」が重要となります。そのため受験生一人ひとりがわからないことをしっかりと理解する必要があり、それぞれに合わせた対策が重要です。

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