近年、中高生を取り巻くインターネットを利用したコンテンツの内容は激変しました。特にYouTubeを始めとする、動画配信サービスの利用が急激に広まり、これらを逆手にとって学習に利用する動きも多くみられます。インターネットに対して抱いていた娯楽のイメージは徐々に変わり、インターネットは学習や自己研鑽の役に立つという見方が広く受け入れられています。
そして昨今、コロナ禍の影響により、映像授業や動画配信サービスを利用した学習コンテンツなど、インターネットを利用した学習環境の整備がさらに進められています。実際に、話題になったものや評価が高いものも多いのが現状です。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
しかし、こういったオンライン学習にはある落とし穴があります。
オンライン学習を利用したことがある方もない方も、何か必要なことをしようとタブレットを開き、そのままSNSやメッセージのやりとりに気を取られていつの間にか時間がすぎてしまう、といった経験が一度はあるのではないでしょうか?
実際にオンライン学習を活用した教育現場では、「勉強ついでにSNSをみてしまう」「休憩のつもりで違うものを見て時間がなくなってしまう」といった悩みが多く寄せられています。オンライン学習のもつ欠点、それはインターネットを利用した「休憩」の時間を大幅に増加させてしまうことなのです。
さらに、スマートフォンを持つ中高生が増えたことにより、その手軽さからインターネットを過度に利用してしまうリスクが高まっている可能性もあります。スマートフォンの使用は保護者による管理も難しく、かと言って自ら制限するのも中高生にとっては難しいことでしょう。
こういった問題の解決策を見出すために、実際にインターネット利用に関わる問題がどのように起きているのか、調査を通して見ていきます。
目次
青少年のインターネット利用の実態
まずは、昨年度の調査で明らかになったインターネット利用の実態を見てみましょう。中高生を始めとする青少年は、インターネットを「どのように」「どれくらい」利用しているのでしょうか。
内閣府による、青少年のインターネット利用環境に関する調査では、高校生のインターネット利用平均時間が4時間27.4分にもなるという結果が出ています。(令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要),令和3年3月,内閣府調査https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/net-jittai_list.html)これは、1日の睡眠時間を7時間だとすると、起きている時間の約1/4をインターネット利用に使用しているということになります。
また、年齢を問わず目的ごとに見ると、利用時間のうち趣味・娯楽に2時間以上使っている人の割合は半数をこえています。このことから、様々な側面をもつインターネット利用のうち、とりわけ趣味や娯楽に使われることが多いことがわかります。
実際のデータを数値で見てみると、予想より多かったという人も多いのではないでしょうか?
さらに、冒頭でスマートフォンによるインターネット利用について触れましたが、こちらも同調査により、インターネットを利用する青少年のほとんどがスマートフォンを機器としていることがわかりました。今回の調査では相関関係が明らかになっていませんが、スマートフォンはテレビやテレビゲームなどと比べて手軽であり、その特性上、インターネット利用を助長している可能性もあります。
これらを総合すると、趣味や娯楽に費やす時間を減らしたい場合、とりわけ青少年の学習時間を担保したい場合などには、スマートフォンの使用をうまく制限することがインターネット利用による生活の圧迫を阻止する鍵になるといえます。「勉強するためにスマホを使っているのだから大丈夫」「少し休憩しているだけでそんなに触っていないはず」などと思っていた方も、少し考え方が変わったのではないでしょうか。
コロナ禍における、インターネット利用時間の更なる増加が問題に
続いて、コロナ禍におけるインターネット利用の実態をみていきましょう。前述の通りコロナ禍では、多くの学校でオンライン授業が導入されました。学習においてもインターネットを活用することが増え、在宅時間が長くなったことや、インターネットを利用するコンテンツの急増も重なり、インターネットの利用時間が大幅に増えていることが懸念されています。
東京都の調査によると、コロナ禍においてインターネットの利用が1時間以上増えたと考えている高校生の保護者は8割を超えています。この調査において、利用時間が増えたとする内容は動画視聴が65.8%と最も多く、次いでメッセージアプリが43.2%、オンラインゲームが35.0%、SNSが30.8%、学習や調べものが20.3%という結果となりました。また、長時間使用に関するトラブルを感じている保護者は7割にものぼり、許可された使用時間をこえて使用するようになったと答える人は6割以上でした。(家庭における青少年のスマートフォン等の利用等に関する調査報告書,令和3年3月,東京都都民安全推進本部https://www.tomin-anzen.metro.tokyo.lg.jp/chian/tyosa-keikaku/sumaho-tyosa/pdf/R2zenbun.pdf)
この調査からは、コロナ禍の影響による、青少年のインターネット利用時間(主に動画視聴)の増加が問題として感じられていることがわかります。学習や調べものに活用する時間が増えたと感じている人は多くありません。もちろん、インターネットを利用して様々なコンテンツを手軽に楽しむことができるようになったという側面もありますが、インターネット利用に関して制限していたルールを青少年が守れなくなるほど、インターネット利用時間の増加によるトラブルを感じている保護者が多いことも事実です。
こちらの調査は保護者の回答が主なものであったため、青少年自身との認識の差異については言及できませんが、コロナ禍におけるインターネット利用環境の変化は良いものばかりではなかったといえるでしょう。また、家庭内での一方向的な管理が難しいとなると、インターネット利用に関する青少年自身の認識の改善や、インターネットを適度に利用できる環境づくりが課題となります。
未だコロナ禍収束の見通しが立たない中、これらの課題を解決していくことは非常に重要です。今後もインターネットを利用した多くの便利なサービスが登場すると考えられます。それらをうまく活用するためにも、スマートフォンによるインターネットの利用状況について、一度振り返ってみることが必要ではないでしょうか。
オンライン学習活用時に、インターネットの利用時間をうまく制限するには
ここからは、実際にインターネットの利用状況を把握、改善するために活用できる対策をご紹介します。
⑴スクリーンタイムを活用する
iPhoneにもともと入っているアプリでスクリーンタイムという機能があります。その他の機種も同様の機能はあり、場合によっては無料のアプリをダウンロードすることで使用できるようになります。
この機能は、「どのアプリを使用中に」「どれくらい」画面をみているのかが自動で計測されるものです。これらの結果から、アプリの使用時間を制限することも可能です。
実際に自分がどれくらいスマートフォンを使っているかを知ると、危機感が増大し、自発的に制限する意欲が高まることが期待できます。
⑵インターネットを利用しない休憩を適度にとる
オンライン学習に伴ったインターネット利用時間の増大においては、休憩にまでインターネットを使用してしまうことが問題として挙げられました。
そこで、学習や必要最低限の連絡のみにスマートフォンを使用するようルールを決め、インターネットを使用しない休憩方法を探すことは重要な考え方になります。運動や散歩など、スマートフォンを手にしないでできる休憩方法はたくさんあります。これを機に、試してみてはいかがでしょうか?
⑶第三者に相談をする
上記のような対策は、そもそも自ら管理することを前提としています。しかし、家庭内や青少年自身での管理が難しいということは解決が困難な問題の一つです。このような場合には、第三者へ相談することをおすすめします。
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