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002.何のために大学受験をするのか?—受験生の動機付け①—


保護者の方の中には、子どもに勉強をさせようと評判の良い参考書をインターネットで探したり、塾・予備校に話を聞きに行ったり、ママ友に相談したりなど、いろいろと試行錯誤している方は少なくないでしょう。「高校受験のときには目標を高くもってがんばっていたのに、高校に入ってからはスマホばかりいじっている」「自分は勉強ができないとはなから諦めている」「言い訳ばかりで全然勉強をしようとしない」……。アクシブアカデミーにも、こうした悩みや相談が受験生の親御さんから数多く寄せられています。しかし、周りがどんなに必死になって働き掛けても、本人の気持ちが〝受験モード〟にならなければどうしようもありません。受験生の気持ちを勉強に向かわせるためには〝受験モード〟になるためのあと押しをしてあげる必要があります。逆に、〝受験モード〟にさえなってしまえば、自分から目標をもって勉強に向かうようになるということです。それでは具体的に、何をしたらいいのでしょうか?実は、大学受験を漠然とした「やらなければいけないもの」と捉えている受験生は多くいます。そんな受験生に、なぜ大学受験をしたほうがいいのか、本人が納得できるよう伝えられれば、モチベーションが大きく上がるきっかけとなるのです。

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 大学に行くことの意味とは何でしょうか。

 社会では、学歴が通用しない厳しい場面に直面することが多々あります。また、人一倍努力を重ねたり、才能を存分に発揮したりして、大学を卒業していなくても大成功を収めている人もいます。

 学歴が人生のすべてではないのは確かですが、企業への就職試験や専門職に就く際に、「4年制大学卒業」を応募の最低条件として掲げているところが少なくありません。その場合、せっかくやりたいことが見つかっても、どれほど人格的に優れていても、「大学卒業」という資格がないばかりに諦めなければならなくなります。その意味では、大学を卒業しておいたほうが、将来の可能性や選択肢が広がるといえるでしょう。

 ここではそうした今の社会の状況を前提として、大学受験の意義について考えていきます。

 私は受験に対する意欲をもってもらうために、受験は「今後55年間の自分の価値を高めるための、最も効果的な短期間のイベント」だとよく生徒たちに話しています。つまり、自分の人生の価値を少しでも高めるためには、受験勉強をして大学に入ることが近道であるということです。

 「人生」とは、突き詰めれば「残された時間」のことです。

 2016年時点の日本人の健康寿命(介護を受けたり、寝たきりになったりせずに生活できる寿命)は、男性が72.14歳、女性が74.79歳です。この間をとると、73歳が日本人の平均的な健康寿命といえるでしょう。

 高校3年生の時点における残りの健康寿命は、この73歳から18歳を差し引いた55年。つまり、高校3年生が「自分の残りの人生は何年あるのだろう」と考えるとすると、残りは55年ということになるわけです(また、73年間を日にちで考えれば、人生で健康でいられる日数は2万6600日あまり。18歳なら、すでに約6500日を使ってしまっていることになります)。

 残りの55年というのはあくまでも平均の数字にすぎません。もしかしたら55年もないかもしれませんし、もっとあるかもしれません。しかし「残りの人生」が1日ずつ減っていくことは確かです。

 「充実した人生=勉強」というわけではありませんが、目的意識もなく惰性でテレビを見たり、SNSで時間を浪費したりすることが、限りある時間を大切に使っているといえるのでしょうか。

 高校3年生にとって、どの大学に入るかによって、残りの55年間の人生は、変わってきます。よりわかりやすい言い方をすれば、進んだ大学によって、就くことのできる仕事や入社できる企業の水準、それによって得られる年収も大きく変わるということです。その結果、55年間に及ぶ人生の幸福感や満足度も異なってくるでしょう。

「将来の夢」を実現できるか否かも大学で決まってくる

 高校生に「知っている企業は?」と尋ねても、あげられるのはせいぜいテレビのゴールデンタイムにCMを打っているような任天堂、ソフトバンク、ソニー、トヨタ、三菱UFJ銀行など、各業界のトップ3に入るような大企業ばかりでしょう。

 一方、日本に限った話になりますが、現実社会では99%の企業が中小企業です。つまり、あまり知られていない企業に勤めている人のほうが圧倒的に多いのです。

「自分も誰もが知っている大手企業に入社できる」と将来に期待を寄せている子どもは少なくありませんが、現実にはそうした企業に入れる人はほんの一握りです。その一握りになれるのは、率直に言えば、いわゆる上位校・難関校を卒業した人たちがほとんどです。

 また、一般企業に属さない医師、薬剤師、弁護士、公認心理師などの専門職に就こうとする場合にも「どの大学に入るのか」が大きく影響してきます。

 一例をあげると、薬学部に入ることができたとしても、薬剤師になる資格を取得するための薬剤師国家試験の合格率は大学によって37.90%から97.50%と大きな差があります(「第105回薬剤師国家試験 大学別合格者数」厚生労働省医薬・生活衛生局)。

 そうした情報が前もってわかっていれば、将来のために少しでも資格試験に合格できる確率の高い大学に入りたいと思うのではないでしょうか?

 足が速くて運動会でヒーローになれる人、サッカーが上手で人気者になれる人……。このように人間には才能というものがあり、それをもつ者は大きな注目や称賛を集めます。

 しかし、勉強ほど才能を努力でカバーできるものはないと思います。

 

 実際に、家族や周囲の想像を超えて、学力を大きく伸ばして志望大学に合格し、自分のなりたい職業に就いた生徒は少なくありません。

 正しい勉強法を実践することで、学力は確実に向上します。つまり、大学受験によって人生の大逆転を起こすことが可能なのです。

 大学受験は、人生にとってまさに大きなターニングポイントです。保護者の方にはまず、このことを真剣に自分の言葉で伝えてほしいと思います。

「今からなら努力次第で将来なんにでもなれる。目標をもって全力で生きてみたら。」あるいは「好きなことがあれば専門学校で究めるという方法もある。」などと、子どもに対して、親としての思いを真正面からぶつけてみてください。

「やらされ感」より「納得感」を促すほうが大学受験はうまくいく

 もし受験生が、大学受験をすることで自分がどうなるのか、大学受験が何の役に立つのかを十分にわかっていないとしたら、いつか後悔する日がくるかもしれません。しかし高校生にとっては、どうしても「今」の時間をどう過ごすかが大事です。

 そのため、「勉強をしないといけない」「勉強をしたほうがよさそうだ」とは思っていても、「めんどくさい」「わざわざ大変なことをする気になれない」という気持ちが先に立ってしまいます。そこに周りから「勉強をしなさい」と言われても、ますますやる気を失うだけです。

 サポートしたいと考えている保護者の方は、「この子のために言っているのに、なぜやらないんだ」と思ってしまうところですが、子どもの立場からすれば素直に勉強に向き合うことはできません。そのような状態で無理やり勉強させても長続きしませんし、〝やらされている状態〟では成績も思うように上がらないので、「もうこれ以上、勉強はやりたくない」と負の連鎖が続くだけです。

 受験生が〝受験モード〟になるために、最も効果が高く、それゆえに真っ先にやるべきことは、「大学受験を自分のことだと理解する」ことだと言えるのです。

 

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