共通テスト利用も一般試験も合格した秘訣、教えます共通テスト利用+一般入試で、5回中4回合格!〜
アクシブアカデミーを選んだきっかけ
私は小・中学校の時代に、個別指導のように自分の弱点を直接見てそこを徹底的にわかるまで教えてくれる環境に身を置いた方が成績が上がると経験していたので、その条件が当てはまる塾を探していました。実際に説明を聞きにいったときに、年間計画と毎日の学習計画、計画に沿った参考書の選定まで、自分の志望大学にあった受験戦略を提案してくれることで、自分の学習ペースがつかみやすいなと感じたため、アクシブアカデミーを選びました。
またコーチと2週間に1度面談を行い、年間計画や次の面談までの勉強計画を確認したり、模試やテストの振り返りなどを一緒にするため、何をやるべきで何を改善したらいいのかがわかって勉強習慣を確立するのに役立つと思ったことも選んだきっかけの一つです。入塾後には、いつまでに何を終わらせるべきかを面談で話し合い、自分のぺースを保ちながらも期限内にきちんとタスクをこなす力がつきました。また、どんなに勉強のやる気が起きなくても単語帳だけは毎日開くといった習慣がついたのを実感しています。
なぜ立教大を目指したのか
私は理数科目が苦手だったので、大学受験をするなら得意な国・英・社の三科目で挑戦できる私立大学が良いと考えていました。昔から新しいたくさんの出会いがある大都会の東京に憧れがあり、加えて広々としていて風情と歴史のあるキャンパスで法律を学びたいという思いを重ね合わせた結果、立教大学が最適だという結論に至りました。
また、実際に通うことになった時に自分の学力を十分に発揮でき、授業やサークルにも全力で取り組めていることがきちんと想像できたので受験校のひとつに選びました。
受験勉強を始めるまで
学校では「3年0学期」と口酸っぱく言われていた3年生になる春休みまで勉強習慣がなく、平日は家に帰ってもテレビやスマホをみて寝るという生活をしていました。私はテニス部に所属しており、その当時は引退前最後の大会に向けて腕をあげることが最大の目標であり、受験勉強は部活引退後からが一般的という認識をしていたこともあり、あまり勉強には身が入りませんでした。
春休みの平均勉強時間は約2時間で、かろうじてやっていたのは英単語・英熟語、読解のための英文法・学校の課題でした。4月に入ると平均勉強時間は3時間程度に伸びましたが、まだ受験生という自覚は足りていなかったです。成績は得意な国・英・社は4か5の評定をもらえており、苦手な理・数は2か3の評定でした。
この時点で志望校は決定していないにしても、私立大学を受験することは確定的だったため、理数科目はまったく勉強しておらず、アクシブで計画してもらったテキストを期限をなんとなく決めてこなしているだけでした。今思い返すと、読解のための英文法を完璧にできるようになるまで何周もやりこむ時間をコーチと相談して設けたおかげで、英語長文の読解スピードが格段に早くなり、英検や共通テストに大いに役立ったと感じています。
受験勉強を始めたきっかけ
受験勉強を本格的に始めたきっかけは、4月末の部活引退後です。学校でも多くの人が引退して勉強モードに切り替わるタイミングであり、模試の頻度が増え、やっと受験生という自覚が芽生えました。学校が空いている18時まで自習した後、アクシブに行ってもう少し勉強するという生活習慣を少しづつつけていた時期です。平日の勉強時間が3~4時間、土日の勉強時間が7~10時間やる日がとても増えましたが、まだまったくやらない日もありました。5・6月の中間テスト・期末テスト週間では、理数の勉強は苦手なところを中心に最低限にして、知識量が受験に直結する日本史や表現の理解が読解に役立つと考えた英語は100点を目指すつもりで勉強しました。テストが終わると英語長文のテキストをやり、品詞分解や全訳の細かいところまで丁寧にやりました。
アクシブアカデミーとの出会い
2年までは学校の数学の授業やテストについていくために他の個別指導の塾で数学だけ教わっていました。2年冬に受験するのを私立大学にすると決定したタイミングで本格的に受験戦略を考える必要があると家族で話し合い、塾を新たに探し始めました。私は集団授業より個別指導の方が適しているというのがわかっていたので、個別指導で生徒にあった受験戦略を考えてくれるという条件で母が探してくれました。学校や家から通いやすい立地にあったことも好条件でした。
立教大に向けた受験戦略
立教大学の入試は英語の独自試験がなく、英検などのスコアか共通テストの点数を利用します。準1級に合格するための最低スコアは2304ですが、合格のためには自分が身に着けている文法や単語では足りず、新たに勉強する必要がありました。なので、2級はすでに取得済みでしたが、2級でスコア2300以上を目指すことにしました。2300がとれると英語の得点率が85%に換算される(※共通テスト利用方式)ため、それを最低目標スコアに設定して取り組むことにしました。
コーチ目線
カズサさんは同じ高校に通う生徒の紹介で、本格的に大学受験を始める頃の2年生の冬にアクシブの門を叩いてくれました。
カズサさんが塾に求めていた条件である、学習習慣のサポートをしてくれ、個別指導であり、弱点分析・学習計画・参考書の選定・受験校選定をしてくれる点が見事に当てはまっていたと思います。全てのサービスを活用して頂き、最終的には学習習慣が身につき、立派に受験生の生活ができていました!
立教大学は英検のスコアを共通テスト利用方式でも一般入試でも活用することができます。目標スコアを2300に設定したのは、一般入試では、得点率の換算は公表されていませんが、共通テスト利用方式では公表されており、85%換算のスコアをとることができれば、立教大学の英語としては合格圏内に入ると考えたためです。
また、英検ではなく、共通テストの対策に集中するという選択肢もありますが、英検を活用する受験戦略を選択した理由は大きく下記の2つです。
1、英検2級の難易度は高校卒業レベルと言われており、受験勉強の延長線上で対策が可能なこと。
受験勉強の延長線とは、新たに英検用に単語帳や問題集を何冊も学習する必要はなく、受験用の単語帳と長文演習、英作文、リスニング対策で2級のスコアを獲得することができるという意味です。ただし、全く対策が必要ない訳ではなく、スピーキングに関しては演習が必要にはなります。ただ何十時間も対策する必要はないため、負担は少ないです。
2、共通テストと違い、受験回数が複数回あること。
共通テストは、本番1回勝負のため、どうしても当日のコンディションや問題の傾向に左右されてしまう可能性を無視できません。英検は基本的に、年に3回受験できるため、自分にとって相性の良い問題が出題される確率が上がり、試験慣れもすることができます。またSCBT方式は年に6回受験できるため、合計すると、最大年に9回受験可能です。
もちろん、カズサさんが英語が得意科目であったことも英検に力を注いだ理由のひとつです。リーディングはもちろん、英検のために過去問演習をしたり、毎日リスニングやライティングを取り入れて、自習室以外の時間も頑張ってくれました。英語の勉強を優先したので、国語や日本史の学習もしないといけないと焦る気持ちもあったと思いますが、一緒にやるべきことを整理して、最終的にはスコア2300をクリアできたので、よく頑張ったと思います。
また立教大学を目指す上で、1ランク上の早稲田大学もチャレンジ校として設定していました。ここはカズサさんのモチベーション向上と維持と参考書の理解度を高めるために設定しました。早稲田大学は3科目とも立教大学よりも問題の難易度が高く、早稲田大学を目標に参考書の理解を深めていくと、立教大学の問題は通過点上にくるため、本番で気楽に解くことができるためです。受験後に本人に聞くと、特に現代文は本人にとって、簡単に感じたと答えてくれました。
立教大に向けた対策
夏(8月末)までの受験戦略と対策
日本史を学校の授業速度に合わせず、最後まで自分で進めるのに一番時間を割きました。細かい章ごとに分けて教科書をすみずみまで読み、その章の一問一答を9割正解できるようになるまでやりこみ、達成したら次の章に行くというのをひたすら繰り返しました。またオリジナル勉強方法ですが、特に大事な年号と出来事を自分で年表として完成できるようになるまで何度も繰り返し書きました。文化史だけ抜き出して、文化名・特色・時代・文化を代表するものをひとまとめに、時代順に空で書けるようにしたりもしていました。
国語は古文の読解テキストを2冊ほどやり、自分なりの品詞分解・助動詞識別・全訳をやり、解説を読んで添削するというのをすべての問題において取り組みました。
秋(9月〜11月末)の受験戦略と対策
9月は文化祭と体育祭の準備・本番に向けてたくさんのタスクがあったのでなかなか勉強できず、終わった後には体調を崩し1週間ほど寝込みました。夏休みまでの勢いが一旦途切れてしまったと反省しています。10月からは通史が終わった日本史の問題演習に取り組み、忘れている知識の補充・再定着と教科書にないワードを新たに覚えることをしました。私立大学の入試問題から抜粋された問題集だったので、問題慣れにも繋がりました。
夏休みに現代文は基礎レベルを身に着けたので、発展的な問題集に取り組み始めました。徐々にレベルをあげ、一番レベルの高い「現代文を格闘する」という問題集に入ったのが10月末です。一題の文量と記述量が増え、一つを終わらせるのに3時間以上かかるものでしたが、これを丁寧にやって先生と一緒に再読解して解説を聞くというのを繰り返したおかげで共通テストや早慶レベルの難題に抵抗がなくなり、解くのが楽しくなりました。
古文は夏休みに始めた勉強方法を継続して、テキストのレベルを徐々にあげながら一冊一冊丁寧にこなし、解くスピードや質を高めていきました。数えたら受験が終わるまでに約100題こなしていました。長文の全訳は気が遠くなりましたが、きちんとさぼらずやったことで現代文も含めて国語が武器になり、立教の過去問は7割以上安定してとれるようになりました。
英語は英検のスコア目標達成に向けて何度も受験しました。6月の一般試験ではスコアが2283点と惜しくも届かなかったので、9月にSCBTを2回受けましたが、試験形式が私には合わずスコアがむしろ下がってしまったので、ラストチャンスとなる10月の一般試験まで粘りました。そこで立教を受験するのにかなり有利な2350点を取得し、私の英検チャレンジはいい形で終えることができました。
この時期に私が受験勉強より苦しんでいたのは数学です。学校では国立大学を目指す子が大半だったので、そのための数学の授業が週5時間ありました。受験に向けてひたすら演習を繰り返していたのですが、数学が苦手で国立大学を諦めた私にとってはかなり難易度が高く、とても授業についていける状態ではありませんでした。もちろん定期テストはあったので、自分の苦手な部分を集中的に勉強しましたが、その勉強量では平均点のレベルに達することができず、共通テストまで一か月を切る中で補習の対象になりかけました。結果ギリギリで補習にはならなかったのですが、勉強を頑張ったのに低い点数をとってしまった自己嫌悪や悔しさが精神的にきてしまい、補習に該当するかしないかの通知が来るまでの約1週間まったく受験勉強が手につきませんでした。今になると、すぐに結果は結果と割り切って気持ちが切り替えられていれば、もっと覚えられた知識があっただろうなと思います。
冬・直前期(12月〜受験)の受験戦略と対策
冬休み前からは共通テスト対策に転換しました。学校のテキストはどの教科も1日1題はやるようにしました。日本史は共通テスト本番直前まで点数が安定せず、平均得点は目標としていた8割を大きく下回る6割強でした。それでコーチと2週間に1度面談を行い、年間計画や次の面談までの勉強計画を確認したり、模試やテストの振り返りなどを一緒にするので何をやるべきで何を改善したらいいのかがわかって勉強習慣を確立するのに役立ちました。
毎日一題解いたら、解説を読んで足りないところは教科書に書き込みをして、数日後に間違えた問題だけやり直してまた後日間違いがゼロになるまでやりこみました。正直何回解いても点数が伸び悩んでいる現実に焦りと悔しさを感じていて、それは本番まで引きずる結果になってしまいました。立教の共通テスト利用は現代文と古文の150点満点で換算されるので、復習を徹底的にやったのは現代文と古文で、漢文は併願校に生かせたらいいなというくらいで演習しました。
古文は空き時間にひたすら単語を覚え、演習でわからない単語や何度やっても覚えられない単語が出てきたらノートに書き込む作業をしました。これで本番直前にパッと見返せるようになり、わかっている単語までやり直すという無駄な時間を減らせて良かったです。この時期には共テ演習に加えて難関私大向けの問題集も並行してやっていたので、古文は怖いものなしの状態でした。現代文は「現代文と格闘する」に引き続き取り組みながら、演習問題の解説を一通り読み、問題パターンごとの考え方を理解していきました。
英語は英検のおかげで共通テストで高得点をとるプレッシャーがなかったので、併願校受験のために長文を時間内に読み切る練習として共テ演習をやっていました。
共通テスト翌日からは立教一般試験の勉強に切り替えました。共通テスト利用の合格が確定的になる点数をとれなかったので、一般で合格をつかむという強い気持ちで勉強しました。過去問を解くと国語は7、8割安定してとれていたのですが、日本史が4、5割しかとれていませんでした。一般試験まであと3週間だったので、1週間ごとに1割づつ上げていくイメージで目標の8割を目指しました。過去問は10年分ほど解きましたが、あと1週間強になっても8割とれたのは一回だけで6割にとどまっていました。とても焦っていましたが、点数がポンと上がる日が来ると信じて次の勉強方法をやり続けました。
過去問のやり方は①時間内に解く②採点する③誤答問題を中心に教科書と資料集に戻って書き込みながら覚えなおす④後日誤答問題をやり直す という感じです。これをやって直前に6.5~7割とれるようになった段階で本番を迎えました。目標の8割には届きませんでしたが、国語に自信があった分気持ちに余裕があったので、日本史も焦らず解けました。
第1~3回全統共通テスト模試
コーチ目線
学習レベル目安としては、下記の方針で進めていました。
夏前の春までは部活もあり、英語中心に学習を進めていました。3年生の春は受験モードに切り替わっていなかったですが、英語に重点を置いて学習をしてもらっていたため、英語は第1回で高得点を取ることができています。
・夏まで
英語:基礎〜GMARCHレベル
現代文:基礎〜共通テストレベル
古文:基礎〜共通テストレベル
日本史:基礎固め
夏は特に現代文、古文基礎〜共通テストレベルに重点を置き、ここで国語の点数UPにつながりました。6月には英検のスコア2300にチャレンジしましたが、本当にあと少し点数が足りない結果でした。普段の演習では英検に合格ラインに届いていただけに、本番の緊張感がある中で点数を取り切る難しさを感じました。その後はSCBTにもチャレンジしてもらいましたが、もともと話が上手な生徒であったことと、筆記の試験形式に慣れていたこともあり、パソコン操作が難しかったようです。この点に関しては、本人と話をして、10月の英検に切り替えていく方針に変更しました。
・秋
英語:GMARCHレベル〜早慶レベルの演習、英検対策
現代文:GMARCHレベル〜早慶レベルの演習
古文:共通テストレベル〜GMARCHレベル
日本史:基礎〜共通テストレベル
夏から秋にかけては、日本史に重点を置いたため、ここで日本史の点数が上がっています。全科目最高得点とはいきませんでしたが、受験科目でそれぞれ春、夏、秋の模試で重点を置いた科目の点数がGMARCHの合格を狙えるレベルに達することができています。
・冬、直前期
英語:GMARCHレベル〜早慶レベルの演習
現代文:GMARCHレベル〜早慶レベルの演習
古文:共通テストレベル〜GMARCHレベル
日本史:共通テストレベル〜GMARCHレベル
もちろん計画通りにいかないところもありましたが、2週間に一度、本人と面談をして、詳細の修正を行いながら、学習を計画していきました。実際のところ、英語と国語は順調に伸びた一方で、日本史で苦戦をしていました。対策として、直前期は日本史の学習時間を増やし、個別授業も行い、最後の最後までやりきってくれたことが合格の理由のひとつだと思っています。
受験前後に感じたこと
日本史が伸びなくて不安しかなかった私ですが、国語が強い武器としてしあがっていたからこそ冷静に受験できたなと思います。共通テスト後の立教日本史の過去問演習量がとても多かったので、「これだけやったから本番には力を出せるだろう」という気持ちでした。2月に入ると、頭の中で終わった後にやりたいことを並べて自分を鼓舞していました。全ての受験が終わると圧倒的な解放感と達成感を味わいました。この時点で立教共通テスト利用に合格していたので、自分が最低限行きたかった大学に進学できる嬉しさも相まって一気に気持ちが楽になりました。
受験が近づいてきて何をやればいいのか頭が混乱してしまったのですが、コーチが面談以外にも時間を見つけて話を聞いてアドバイスをくれたので、気持ちと頭を整理しなおしてラストスパートをかけられました。
受験校選定
早稲田大学 法学部・教育学部・文学部(一般)
立教大学 法学部(一般・共通テスト利用)
法政大学 法学部・人間環境学部(一般・共通テスト利用)
南山大学 法学部(共通テスト利用)
愛知大学 法学部(公募推薦)
早稲田大学を第一志望として掲げて勉強したおかげで最難関レベルの問題への対応力がつき、知識量も増えたので立教合格につながったと思っています。
コーチ目線
受験校は、立教大学を中心に選定していきました。最難関大学として、早稲田大学を目標におくことに決め、同じGMARCHレベルの中で、法政大学を選定しました。法政大学の選定理由は、カズサの得意科目であった英語と現代文のみで受験できる方式があるためです。GMARCHレベルを狙う過程で、共通テストレベルの長文は通過するため、共通テストの対策も実施し、南山大学を共通テスト利用で出願しています。出願理由としては、共通テスト後に出願ができ、、共通テスト自己採点でボーダーより高い点数であったことと、可能な限り一般の受験回数を減らし、立教大学の一般入試の対策に集中して欲しかったからです。
愛知大学は、共通テスト本番よりも日程が早い公募推薦で受験本番の経験を積む最もあり受験をしています。受験後にカズサさんから話を聞きましたが、この受験で試験の流れや雰囲気を感じることができ、共通テスト以降の受験の緊張を感じることなく受験できたようです。
英検での経験で、練習では点数が取れていても、本番の緊張感の中で点数を取り切る難しさを経験していたので、1回でも「受験本番」を多く経験して欲しいという思いもありました。
模試でも練習はできますが、本番は独特の雰囲気や緊張感があるため、早い時期に「受験本番」を体感できることは共通テストや一般入試に向けて、良い練習になったと思います。
科目別戦略
こちらでは、特に受験期に頑張った現代文、古文、日本史について詳しく紹介します。
立教大に向けた年間計画表
下記がアクシブで作成したカズサさんの年間計画表です。こちらは何度も修正を加えた後の最終版で実際にカズサさんが勉強した内容の実績となります。
こちらの各科目について、以下で詳しく述べていきます。
立教大に向けた国語対策の対策・参考書・勉強法
(現代文)
1,参考書:船口のゼロから読み解く最強の現代文
勉強法:現代文の読み方を学びながら練習問題を解く
2,参考書:現代文基礎問題精講
勉強法:①問題を解く②採点して解説を読む③誤答問題はどうして間違えたか考える(★)
3,参考書:入試現代文へのアクセス 発展編
勉強法:(★)
4,参考書:現代文と格闘する
勉強法:①形式段落に分けてそれぞれの要約を20文字程度でまとめる②意味段落に分けて要約する③全体の要約をする④問題を解く⑤採点して解説を読む⑥難しかった問題は先生と授業で詳しく読解する
(古文)
1,参考書:重要古文単語315 読んで見て覚える
勉強法:スキマ時間があればすぐ開いてひたすら繰り返す、何回やっても覚えられないのだけ書き出す
2,参考書:富井の古典文法をはじめからていねいに
勉強法:助動詞は活用と意味をすべてすらすらできるようになるまで繰り返す
3,参考書:古文レベル別問題集2初級編
勉強法:①問題を解く②採点して解説を読む③本文の品詞分解と全訳をする④解説をみて③を添削する(☆)
4,参考書:岡本梨奈の古文ポラリス1基礎レベル
勉強法:(☆)
5,参考書:岡本梨奈の古文ポラリス2標準レベル
勉強法:(☆)
6,参考書:SPEED攻略10日間国語和歌
勉強法:①技法を理解する②問題を解く③採点して解説を読む④誤答問題をやり直す
7,参考書:「有名」私大古文演習
勉強法:(☆)
8,参考書:首都圏「難関」私大古文演習
勉強法:(☆)
立教大に向けたの日本史対策・参考書・勉強法
1,参考書:詳説日本史(学校の教科書)
勉強法:章ごとに細かく分けて資料集と照らし合わせながら細かく読み込んで通史する
2,参考書:山川 一問一答日本史
勉強法:教科書でやった章ごとに何度も繰り返す→完璧になったら次に進む→2,3日後にやり直す
3,参考書:日本史標準問題精講
勉強法:①問題を解く(自信がなくてもとりあえず解答する)②採点して解説を読む(解説が短く、わかりにくい場合は教科書や資料集を使って理解する)③苦手なところだけまとめる
【番外編】アプリ 日本史の王様
通学中や空き時間に単語集を開く気力がない時はスマホでこれをやっていました。
コーチ目線
参考書の選定理由を科目ごとに紹介していきます。
・現代文
読み方のインプットを「船口のゼロから読み解く最強の現代文」で行い、その後は段階を踏んで演習を行っています。勉強法の③誤答問題はどうして間違えたか考えることを特に意識して学習をしてもらっています。なぜ間違えたかを考えることは、自分の思考回路を考え直し、正しい思考回路に修正していくことです。現代文では、数学などと異なり、数式や計算ミスなど目に見えてわかりやすい部分が少なく、せっかく問題をたくさん解いても正しい思考回路が身についていない場合があります。そのため、この勉強法を意識してきちんと行うことで、正しい思考回路で問題を解くことが可能になります。
・古文
基礎となる単語と文法を早い段階で学習し、その後は段階を踏んで演習を行っています。演習本では、私立大学に対応できるものを選定しており、特に7,8 の参考書になります。記述式の問題も含まれているもの、かつ出典が私立大学の問題となっているものです。
・日本史
何度も繰り返すことを特に意識して学習してもらいました。そのため、何冊も解くわけではなく、必要最低限の参考書の完成度を高めてもらっています。ここでの完成度を高めるとは、単に問題に対する正答率が高いだけでなく、解答の根拠や流れを自分で説明できるようになることです。説明できるようになっていることで、問題の問われ方や形式が変わっても対応できるようになります。
科目の進め方として、英語→現代文→古文→日本史の順番に仕上げていく計画を作成しています。カズサさんの性格的にも、得意な科目から仕上げていくことで点数も安定しやすく、点数が取れると自信がつくと考えたためです。カズサさんが通っている高校の授業進捗として、英語や国語は早めに演習に入る傾向にあったため、その演習を効果的に活用するために英語と国語の知識は先にいれておきたいという狙いもありました。
今だから言える受験や勉強で伝えたいこと
私が7~12月の平日、補講や模試のある土日にやっていたのは、勉強環境を何か所かに分けることです。学校の教室を自習スペースとして解放している時は時間ギリギリまでそこでやり、そのあと塾や図書館に行って9~10時まで勉強するルーティーンをできるだけ心がけていました。学校や図書館には同じように勉強している子がいるので刺激にもなりますし、モチベーションを保つのにも有効です。アクシブの自習室はかなり静かな空間が常時保たれており、毎時チャイムがなるので学校の授業を受けている感覚で自習できたのもよかったです。同じ場所で何時間もやるのは集中力が続かず、考え事をしたり、スマホを見たりしてしまうことがわかっていたので、このようにして集中力をきらさないようにしていました。学校は共通テスト対策や問題演習をたくさんやってくれたので、それを無駄にしないように国・英・日本史は復習や解きなおしをやりました。自分の使う受験科目は学校の授業や演習、解説を「受験本番でこれが出たらできるように」という意識で取り組みました。
私の両親は遅くに帰ってきても必ずお帰りと出迎えてくれ、コミュニケーションをとってくれました。受験勉強は自分が思っている以上に精神も体力も削られているので長い受験生を乗り越えるにはつらいことや不安なことはだれかに聞いてもらうのが大切です。それができる機会を毎日作ってくれた両親にはとても感謝しています。母が毎日かかさず作ってくれたお弁当に加えて、塾で食べる用の間食はとてもおいしく、勉強の束の間の休息になっていました。また、私は趣味の時間をかなりの頻度でとっていました。自分の好きなことを制限してしまうとストレスがすごく溜まり勉強に影響すると思ったので、動画を見たり楽器を弾いたりしてリフレッシュ時間を設けました。家にいるだけでなく、買い物に行くなど外に出る日を作ってもいいと思います。
最後に
受験生としての期間は終わりの見えない自分との戦いのように感じられると思います。受験で戦えるように各科目のレベルアップを目指して四苦八苦するのは自分ですし、合格の一枠を勝ち取るのも自分に変わりありません。
しかし、周りを見てみると同じような境遇におかれている子がたくさんいます。学校に行けばクラスメイト、塾に行けばたくさんの受験生が日々頑張っているし、先生は過去の経験から有益な情報をたくさん教えてくれます。友達と悩みや不安を共有するだけでも、みんな同じようにもがきながら受験勉強をしていることがわかります。
私が受験生を経験して一番心に刻んでいたことは、受験は孤独に最後まで戦わなければいけないものではなくて誰かに力を借りて乗り越えていけばいいってことです。自分に厳しくするのも大切ですが、たまには自分を甘やかす日を作りながら精神と体の健康を第一に考えて受験生生活を過ごしていってほしいなと思います。これから受験を控える皆さんが最高の結果で終われることを願っています。応援しています!
コーチから
カズサさんは受験期を通して、本当によく頑張り成長してくれた生徒です。入塾当初から部活を引退するまでは自習室にあまりきてくれないこともあり、心配していた時期もありました。ただ、そのままダラダラ過ごすのではなく、勉強と部活の両立、そして部活が終わった後にしっかり切り替えて学習ペースを上げることができたこと、最後の最後までしっかりと受験を頑張ってくれたことが合格に繋がったと思っています。
特にカズサさんの受験勉強の中で私が特に印象に残っていることは、受験科目ではない数学の定期テストで苦戦をしていたことと、なかなか点数が安定しなかった日本史を最後まで諦めずやりきったことです。
数学は、受験直前期の冬の期末テストで補講や追試になることを最低限の労力でなんとか避けるため、時間をかけて話していたことを覚えています。受験科目ではない科目になぜこんなにも苦しめられないといけないのか、と葛藤もあったと思います。しかし、挫けず、優先度や効率を突き詰め、戦略的に乗り切った経験は必ずこれから先の人生でも活きることだと思います。
日本史に関しては、なかなか最後まで点数が安定しませんでした。そこでも諦めず一つ一つの勉強法を丁寧に学習することを意識し続けました。不明点は都度相談を持ってきてくれ、一緒に対策や方向性を考えることができました。この困ったら周囲の人にちゃんと相談する姿勢も、引き続き大事にして欲しいです。
受験で学んだことは、苦手なこととの向き合い方、学習習慣など、科目の知識以外にもたくさん思い当たることがあるのではないでしょうか。また、家族や周りの方のサポートの大きさも実感した期間だと思います。ここまでで感じたことを忘れずに、次のステージでも新たな目標に向かって頑張ってください!
これからの活躍に期待しています!