喜びも辛さもある長い道のり
〜受験は長距離走〜
なぜ、名古屋大学法学部を目指したのか
元々法律に興味があり、法曹の道に進みたいという意欲が湧いたため、法学部に進学しようと考えました。法曹を目指すには、法学の実力が高く、司法試験の合格実績がある大学に進学する必要がありました。また、法科大学院の有無も進路に大きな影響を与えるため、その点も重要な要素となりました。自分の努力で合格できる可能性のある大学を考え、最終的に神戸大学と名古屋大学の二択に絞りました。司法試験の合格実績に関しては神戸大学が優れており、その点で有名だと思います。しかし、実家からの距離や、法曹を目指さず企業への就職を目指す場合における大学名の重要性も考慮し、名古屋大学を選ぶことに決めました。また、オープンキャンパスで名古屋大学を訪れた際、広大なキャンパスや模擬講義の分かりやすさに強い印象を受け、これも大きな決め手となりました。
受験勉強を始めるまで
普段は部活に力を入れていました。平日は4日、土曜日の半日も部活があり、他の時間は余暇などに使っていたため、勉強の時間はあまり確保できていませんでした。しかし、テスト週間には勉強漬けの日々を送っていました。テスト週間が始まる前から少しずつテスト課題を終わらせ、テスト週間中は基本的に自由時間をすべて勉強に充てていました。バス通学中にも単語帳を見ていたので、かなり本気で取り組んでいたと思います。また、2年生の時に共通テストを受けたことをきっかけに、徐々に受験について考え始めました。
受験勉強を始めたきっかけ
大きな要因は、部活の終わりが見えてきたことです。部活がある間は、学校が終わってから暗くなるまでほぼ毎日部活があり、その後は帰宅してご飯を食べ、少しゆっくりしてからお風呂に入り、寝るというルーティンでした。しかし、部活が終わると何もやることがなくなるだろうと感じ、部活へのモチベーションを勉強に切り替えようと思い、受験勉強に力を入れることにしました。また、周りの友達が塾に通い始めたことも、受験に対する意識を高める大きな要因となりました。
アクシブアカデミーとの出会いと選んだ理由
同じ部活の友達が通っていたことをきっかけに、2年の終わりごろからアクシブのことを知りました。その友達はほぼ毎日部活後にアクシブに通っていて、そのやる気に刺激を受け、私も少し勉強へのモチベーションが高まりました。受験には周りの環境も大切だと思っていたので、こうしたやる気のある生徒が通う塾は良いなと思い、アクシブへの入塾を考え始めました。いくつかの塾の長所や短所を聞いて、自分に合いそうなアクシブに入ることを決めました。その頃、部活の終わりが近づき、皆が練習に熱中していたため、入塾のタイミングに迷いもありました。しかし、学校帰りに立ち寄って入学説明を受けた際、英語の問題を出題していただき、自分の英語の構造理解に不安を感じ、その場で入塾を決めました。
アクシブアカデミーに通い初めて一番変わったことは?
勉強がより協力的なものになったことが、私にとって一番大きな変化だと感じています。塾に通う前は家で自習していたため、参考書を一人で使うことが多かったです。しかし、アクシブアカデミーに通うようになってからは、自習室を出てコピー機を使う間や休憩時間に友達と問題を出し合ったり、先生に問題を出してもらい対決したりすることで、わからない点に気づいたり、話をすることで気持ちがリフレッシュされ、その後の勉強に対する集中力が高まりました。また、参考書や問題集を借りることができ、一人で勉強していた時よりも多くの知識に触れることができました。学校でも同様のことは可能ですが、塾には勉強へのモチベーションが高い人が集まりやすいため、学校よりもチームとして受験に取り組んでいるという感覚がありました。みんなと一緒に頑張ったという気持ちが、受験本番の緊張を和らげてくれたので、塾という存在は非常に大きかったと感じています。
アクシブアカデミーに通い初めて成績の推移を教えてください
▼ 高3 5月 全統マーク模試

▼ 高3 9月 ベネッセ駿台マーク模試

プロコーチとの戦略授業はどうでしたか?
参考書を進める速度や、苦手な科目で慣れるべき過去問が明確にわかるため、家や学校での自主勉強が進めやすかったです。特に私は数学が苦手だったため、計画表が青色で埋められていました。教科ごとのイメージカラーで参考書を分けてくれているので、ぱっと見てすぐにわかり、効率的でした。二次試験の対策を始める時期が曖昧だったのですが、戦略授業のおかげで受験全体を見通すことができたと思います。戦略授業は、集中した勉強時間の少しの休息となったり、その2週間を振り返る良い機会にもなり、空いた時間に自分が勉強した教科の偏りに気づき、修正することができました。また、次の模試で何点取ろうかといった目標を持つことで、良い緊張感を与えてもらえたと思います。
専属トレーナーとの個別授業はどうでしたか?
年齢が近いため、質問がしやすく、話しやすかったです。現役大学生ということもあり、受験から年月があまり経っていないため、受験に詳しく、自分の志望校の先生がいると、その傾向や対策をしっかり教えてくれるので非常に助かりました。1対1の授業では、自分の苦手な分野に絞って指導してもらえるため、効率的に勉強を進めることができました。特に私は二次試験で小論文があり、自分で対応するのに困っていたのですが、小論文の授業では1から丁寧に教えてもらいました。また、日本史では、自分ではしっかり暗記できていると思っていた箇所でも、「なぜそうなのか、流れを説明してみて」と言われると、自分の理解が不十分だと気づくことができ、教科書をゆっくり読んでさらに細かく理解するようになりました。
受験校の選定はどうしましたか?
公募推薦を受けたのは、合格を得ることで安心感を得ることが大きな目的でした。公募推薦では秋に合格が決まるため、共通テストや一般試験前に一度合格の経験を積んでおけることは、アドバンテージになると思い、出願しました。一般試験では、少し背伸びした大学を受験しようと考えました。また、名古屋大学の前期試験は共通テストの配点が大きいため、共通テストでミスをした場合に備え、後期試験では共通テストの配点がそれほど大きくない大学を選び、似たような難易度の大学を探したり、私立大学の一般入試を受けるようにしました。私は法学部に進学したいという意志が強かったので、法学の強い大学を受験しました。私立大学の受験は、国公立の勉強を優先しながら法学に強い大学を受けることが大変でした。
自習室はどうでしたか?
静かで勉強しやすい環境でした。また、朝早くから夜遅くまで開いているので、いつでも行ける点が非常に便利でした。自宅で勉強に疲れた時に、勉強場所を変えて気持ちを切り替えるのにとても助かりました。家ではお菓子を食べたり、色々と気が散ってしまうことが多いのですが、自習室に行くと周りの皆が集中しているため、少し焦りを感じ、そのおかげで自然と集中して勉強することができました。勉強に疲れた時には、友達と少し話すこともでき、大きな支えとなりました。
受験勉強中の不安はどのように解消していましたか?
とにかく勉強に集中しました。勉強の不安は勉強でしか解決できないと思い、本番が近づく不安に対して前向きに取り組みました。過去問を解いて高得点を取ることも自信につながりました。また、わからないところは、わかりやすい説明をしてくれる学校の先生に聞いたり、塾の先生たちにも質問していました。例えば、英語が得意な友達に英語を教えてもらうのも、同じ学生目線で話してくれるので、非常にわかりやすかったです。
受験勉強中で最もがんばった期間を教えてください
自分の中で一番きつかったのは夏休みです。定期テストには真剣に取り組んできましたが、長期間一つの目標に向かって勉強するという経験は、高校受験以来ほとんどなかったので、まだ遠い受験に向けて毎日長時間勉強するのはとても大変でした。食事の時にテレビを見たり、スマホで休憩を取ると、楽しそうに過ごしている人たちを見てしまい、今を楽しむことと、大学に行った後に楽しむ未来を天秤にかけて、何度も葛藤しました。
今だから言える受験や勉強で伝えたいことやこれからの受験生へのエール
勉強法については、塾で立てる計画に基づいて勉強を進めていくと、バランスよく学習ができるので、自分の好みに偏らず、どの教科も満遍なく勉強することができます。それがとても良い点だと思います。もし1日の予定が終わってもまだ時間がある場合は、自分のやりたい教科に取り組んでいくと良いでしょう。また、過去問や予想問題に触れる機会をなるべく増やした方が効果的です。問題の傾向を把握することで、普段の勉強がより効率的になりますし、問題の形式に慣れておくと、試験本番で時間を短縮できるため、早い段階から過去問を解くことをお勧めします。特に共通テストの英語は時間がシビアなので、大問1のような要点を絞った問題を練習して、時間短縮できるようにしましょう。
学校についてですが、評定が取れていて推薦を狙える人は、必ず学校に通うべきだと思います。国公立の場合、推薦をもらうことで一般受験生よりも受験回数が増え、志望校に合格する確率が高くなります。また、私立の場合も、指定校推薦などで出席日数が重要になるため、病気でない限り学校には行くべきです。一般受験生の中には、受験が近くなると欠席する人が多いですが、確かに学校に行くと自分が勉強したい教科に集中できないという点はありますし、登校時間を考えると家で勉強した方が効率が良い場合もあります。しかし、先生からの評価が下がると、学校での生活が大変になる可能性があるので、注意が必要です。私の学校では、小論文の対策に先生が一人一人ついてくれたので、そうした場面で気まずくなることもありました。また、質問もしにくくなります。
適度な休憩も大切です。ずっと勉強を続けていると、疲労が溜まって集中力が落ちるので、休憩を適宜取り入れてください。どうしてもスマホを触りたくなる人は、勉強に関するYouTubeを見てみるのも良いでしょう。語呂合わせで覚える例など、参考書だけでは得られない有益な情報があることもあるので、スマホを上手に活用するのは大事だと思います。
最後に、受験はよく言われるように集団戦です。友達や家族、学校・塾の先生など、さまざまな人に支えられていることを実感します。特に、気持ちの面では一人で抱えるのはとても辛いです。今の環境に感謝することが大切です。私がこの一年で一番大事だと思った言葉は「ありがとう」です。試験が近づいて心が焦るときでも、この言葉は忘れてはいけないと思います
コーチ目線
柚葵さん、名古屋大学法学部合格、本当におめでとうございます! この合格は、あなたの努力と粘り強さが生んだ素晴らしい成果です。確かに受験はよく長距離走に例えられますが、まさにあなたはその道のりを一歩ずつ確実に進み、最後まで諦めずに走り抜きました。
アクシブアカデミーに入塾した当初に英語を確認した際、不安そうな表情を見せることもありました。しかし、授業を重ねるうちに自信をつけ、仲間たちと切磋琢磨しながら着実に成長していきました。また特に数学への苦手意識が強かった中で、二次試験をなるべく回避し、学校型推薦での合格を目指すという戦略を選択したことは、大きな決断でした。 その選択を正解にするために、英語や日本史の対策に重点を置き、アクシブアカデミーの戦略授業や個別指導をフル活用しながら、合格に向けた学習計画を徹底的に遂行しました。
苦手科目に対する不安はあったかもしれませんが、授業での学びをしっかりと吸収し、課題を一つひとつクリアしていくことで、最終的には確固たる自信を持てるまでに成長しました。アクシブアカデミーのマンツーマン指導と、効率的な学習サポートがあったからこそ、自分の強みを最大限に活かす形で受験に挑むことができたのだと思います。
また、受験は決して一人で戦うものではなく、多くの人の支えがあってこそ乗り越えられるものです。そのことを深く理解し、「ありがとう」という言葉を大切にしていた姿勢がとても印象的でした。こうした姿勢は、大学生活はもちろん、その先の人生においても大きな力となるはずです。
柚葵さんが受験を通して得たのは、単なる学力だけではありません。自分に合った戦略を見極め、計画的に努力する力、そして最後まで諦めずに挑戦し続ける力を身につけたことこそ、大きな財産だと思います。この経験を糧に、裁判官になるという夢にも自信をもって進んでください。1年間ありがとう!あなたのこれからの成長を、心から楽しみにしています!!!

