現役は最後まで伸びる!最後まで諦めずに本番で過去最高得点!
なぜ、東京都立大学経済経営学部を目指したのか
自分は人見知りで他人とコミュニケーションが上手くとれない人間で、自分の意見をしっかり持てない人間でした。だから、私は東京で一人暮らしをすることで、自身の殻を破ることが出来ればいいなと思ったのと、私立はお金がかかるので出来れば国公立に行って欲しいという親の意見から、自分の学力にも合った東京都立大学を目指すことにしました。決めたのは高校3年生の9〜10月で、それまで目指していた筑波大学から志望を変えることにしました。経済経営学部に決めた理由は、人文社会学部と迷っていたのですが、自分は将来なりたい職業ややりたいことが思いつかなかったので、とりあえず就職のとき使えそうな経済系にしておこうという軽い気持ちでした。
旧帝塾との出会いと選んだ理由
旧帝塾を知った理由は、親がなかなか勉強が自力でできない僕のためにネットで塾を検索し、旧帝塾を見つけ、勧めてきたからです。僕の家の周りには大学受験に対応している塾がほとんどなく、また、僕の兄がオンライン家庭教師で第一志望校に合格したので通塾時間も考慮したらオンライン塾でもいいかと思って問い合わせてみることにしました。そして入学説明で話を聞いた印象としては、講師の方が、数学を例にとって、公式を覚えるだけではなくどうしてその結果になるのかを知らないといけないと何度も強調していて、それを聞いて僕はこの人は多分大学受験をよく知っている人だ、頼りになりそうだと思ったのを覚えています。親の感触もよく、ここにしたら?と言ってくれたので、そこで入学を決意しました。
旧帝塾に通い初めて一番変わったことは?
自分は勉強の計画を立てるのが本当に苦手でした。勉強自体も好きではなかったので、家に帰っても、スマホをいじったりテレビを見たりして過ごし、宿題も「とりあえず出せばいいや」という気持ちで取り組んでいたように思います。
高校の学力テストの課題も試験日の2週間前から課題が発表されるのですが、僕は3日前くらいからまとめて終わらせて後から苦労するタイプでした。だから旧帝塾に通うまでは何から勉強したら良いか分からず、高校2年生の春休みも勉強を引き伸ばしてダラダラしていました。でも、旧帝塾は勉強の予定を30分単位で細かく予定を立ててくれるので、本当にその通り学習するだけでいいのでいい加減な僕でもとても学習しやすく、勉強のモチベーションが上がりました。
また、その計画の内容も、過去に収集されたデータから自分と同じくらいの学力や志望校の人が使って好感触だった参考書やテキストを提示してくれて、さらにそれら一つ一つに独自の取扱説明書が付いているので、それに従って学習することで効率的に成績を伸ばすことができ、毎回の授業でトレーナーの先生と一緒に学習の理解度を確認することができたので、ますます自分に自信が持てるようになりました。
その自信が勉強のやる気に繋がり、勉強が好き、とまでは言わないけれど、義務感でやっていた勉強が、意味のあるものとして認識してできるようになり、学習の理解が深まるという好循環を生み出し、余裕が生まれたことで自分の将来についても考えられるようになり、自分の性格も旧帝塾に入る前に比べて少し前向きになれました。
旧帝塾に通い初めて成績の推移を教えてください
これが高校3年の5月に実施した河合塾の共通テスト模試の結果です。

この頃の僕には、英語の能力が低く、英単語すらまともに覚えていませんでした。そして日本史や政経のような知識重視の科目はほとんど手を付けられていませんでしたが、点数がそこそこ取れたのと、この時期は周りの受験生も対策を始めている人が少なく、当然範囲も終わっていなかったので、プロコーチとの戦略授業でそれらの対策を後に回し、今は勉強の成果が遅れて現れる英語を始め基礎科目の勉強をするという方針をたてて学習を進めたのはとても良い選択だったと思いました。
そして8月、2回目の共通テスト模試。

個人的に一番伸び悩んだ時期です。でも先生が英語はちゃんと後から伸びると言ってくれたので安心して学習を続けることができました。そしてちょうどこれから基礎科目以外の教科も計画に入れてスタートする時期でした。
下が10月、3回目の共通テスト模試結果です。

この結果を見た瞬間、ようやく僕の頑張りがちゃんと報われたんだと思いました。全体的に点数が上がり、特に手を入れていた日本史と政経が爆伸びしたのがとても嬉しくて、ますますやる気が出てきました。
その後本番が近づくにつれプレッシャーが蓄積していき、本番模試の点数が下がって上がってを繰り返したりしていましたが、プロコーチの助言もありきちんと反省し実戦演習を行っていくうえで英語リーディングや数II・Bの解き方を確立していき点数の安定を図りつつ、 僕がちゃんと点数が取れる実力も既に持っていると知っていたプロコーチが、わざわざ戦略授業時間外に相談の時間をとってくれて、メンタルケアをしてくれたおかげで、本番では過去最高の結果を出すことができました! 僕が思うに、受験本番で大切なことは色々ありますが、その中でも一番は絶対に〈平常心〉だと思います。精神面は点数に直結すると思うので、自分なりのメンタルケアの方法を用意しておくのがいいかもしれません。
専属トレーナーとの個別授業はどうでしたか?
僕のトレーナーの先生は難関国公立大生で、自分にはない深い知見を持っていました。そのため、授業の英文の和訳や文法の解説をして終わりではなく、その内容について、哲学的なものであったり、心理学的なものであったりを面白く解説してくれたので楽しみながら、かつ学習の内容が頭に残るようにしてくれたのがすごく良かったです。また、Goodnoteというアプリを使って問題を貼り付け、それに答えさせ、書き込んで解説をするというスタイルが自分にはハマり、旧帝塾のようなオンライン塾でも対面のような感覚で授業を受けることができました。
一番記憶に残っているのは共通テスト直前の授業でトレーナーの先生が本番演習の点数が安定せず自信のつかない僕にかけてくれた、「林くんができない問題はみんなもできないと思って、できる問題を確実に取るようにしなさい。そして共通テストも人生で一度しかない(であろう)立派なイベントなんだから、楽しんできな」という言葉です。当時の僕には本当に励みになり、程よく力を抜いていつも通りに受験することができました。先生には本当に感謝しています。
今だから言える受験や勉強で伝えたいことやこれからの受験生へのエール
現受験生へ僕の経験からいくつかアドバイスさせてもらいます。
まず、勉強場所については、僕は家ではとても勉強出来ないタイプだったので、近くの図書館と公民館を主に利用していました。受験勉強を始めたての頃は友達とファミレスで勉強しようとなってそこで勉強したのですが、周りの声が気になったり、結局食べ物を注文して食べ終わったあとはだらけてしまい、友達と談笑したりしてしまったので、個人的には勉強以外の用途では使えなさそうな場所(塾の自習室がイチオシ)を選んで自由を制限することで、メリハリのついた勉強をするのがよいと思います。
また、国公立が第一志望で、私立受験も考えている人は、共通テストの対策と並行して、私立の対策も進めて行くのがいいと思います。共通テストも私立もほとんどマーク式なので、比較的同時に対策はしやすいと思います。しかし、一人の文系日本史選択としてアドバイスすると、共通テストの日本史と私立の日本史は全くの別物だと思った方がいいです。共通テストの日本史は教科書レベルの知識や資料の読み取り問題がメインですが、私立のそれは知識問題の比率が重く、教科書を超えた範囲も平然と出題してくるので、私立日本史は別で対策した方がいいと思います。
そして最後に、僕が一番言いたいことは、タイトルにも書いたように、現役生は成績が最後まで伸びるから受験本番前日までペンを持つ手を止めないで欲しいということです。前日も問題を解く順番の確認や過去問ノートの見直しをして(前泊する場合は親同伴がおすすめ)、ここまでやってこれたんだから絶対受かると確信してください。あとは心残りなく全力でぶつかるだけです。最後に笑うのは、あなたです!!頑張る受験生を元受験生として応援しています。
コーチ目線
ジュンタさん、第一志望の東京都立大学経済経営学部の合格おめでとうございます!
高校3年生の4月から旧帝塾をスタートし、難関私立大学含めて見事国公立大学の合格を勝ち取ってくれました。
最初に取り組んだ勉強は英語の基礎がためでしたね。英単語をしっかり暗記していきながら、英文解釈の基礎レベルを勉強していきました。その後も順々に基礎レベルの長文読解→熟語+解釈の標準〜難関→標準〜難関レベルの長文読解、と進めていき8月の全統共通テスト模試までには共通テスト英語リーディングの対策まで進んでいました。
英語に勉強時間の多くを割いていた計画だったということもありますが、実は超特急の英語引き上げプランでした。入塾当初のジュンタさんは確かに英単語の暗記不足などはあったものの、読解力は標準より高いため、英語の問題が「解けてしまう」ような状況ではありました。特に、共通テストをはじめとしたマークの試験は記述が問われないため感覚的な理解でも高得点を取れることがあります。しかし、国公立大学の入試では記述が問われるケースが多いことを考慮したり、マークだったとしても得点率を安定化させるためには論理的な英文解釈技術や読解方法を身につける必要があります。文系学部志望の受験では英語はほぼ確実に使うため、科目の優先順位としても急を要するものでした。
そこで、高校3年生の1学期は英語の基礎がために徹してもらいました。成績の見た目上は記述模試を含めると日本史の偏差値の方が低くはありましたが、日本史はまだ学校でも範囲学習が進んでいる最中だったので学校で進んだ範囲を固めてもらう方針としました。このように、パッと見では苦手科目の克服を優先しがちなところを、旧帝塾の指導で志望校や中・長期の方針にしたがって優先順位を決定していきました。そうはいっても目先の不安もあったため、ジュンタさんとしても「苦手意識のある日本史はいつ対策すればいいか」という相談がありましたが、年間計画を元にコーチから「英語は1学期以内に基礎を完成させ、あとは演習のみの状況に持っていく。日本史は夏休みから集中的に取り組み秋以降で結果を出していく」という方針をしっかり説明し、納得の上で勉強を進めてもらいました。
その結果はジュンタさんも書いてくれていますが、英語は点数が着実に安定化していき秋以降には7割後半が安定するようになりました。また、日本史も秋以降は6割だった得点率が7割に伸びていきました。
もちろん、この2科目だけでなく数学・政治経済・理科基礎・国語も時期によってスイッチしながら対策を進めていき、共通テスト全体での得点向上を目指していきました。その中でも数学については早めに見切りをつけて、高得点を狙わずに6割さえ取れればいいという発想で対策していきました。共通テストの数学で8割以上の高得点を狙ったり、文系生徒で7割以上を狙うのはかなり難易度が高いです。そのため、数学に多くの時間を割くよりも、その分を社会や理科などに回し総合点が上がっていくように戦略をたてました。
また、科目の戦略だけでなく志望校の話も念入りに行いました。相談を重ねていく中で、改めてジュンタさん自身が大学に求める条件を検討した結果、東京都立大学がベストだということになりました。ジュンタさんの入塾当初の希望としては家の近くの国公立大学ということでしたが、ジュンタさん自身が書いてくれているように「東京で新しいチャレンジがしたい」という想いが受験勉強を進める中で強くなっていき、夏休み終わり頃に志望校を東京都立大学に決定しました。
このように科目・志望校戦略は磐石となっていき、成績も全体的に向上していきましたが、11月あたりに大きな壁にぶつかりました。それは模試で緊張のあまりパフォーマンスが発揮できなくなったことです。前回との比較で総合点が100点も下がってしまうことがあり、精神的に本当に辛い時期だったと思います。ただ、コーチの目線ではジュンタさんに実力がない訳ではなく、メンタルの問題だという確信がありました。
それは、夏休みに毎日長時間勉強を続けてきたことや、学校がある日も勉強にほぼ全てを費やしてきた努力の量と、専属トレーナーによる理解度確認によってやってきた勉強が身についていたことは明白だったからです。
そこで、ジュンタさんと話す機会を設け、上記のようにこれまでの努力が確かなことと「結果はもちろん大事だけど、今まで頑張ってきたプロセス自体を認めて大事にしてほしい」ということを伝えました。受験は合否がはっきり分かれてしまうとても厳しいものです。しかし、その結果だけに目を向けてしまうと「上手くいかなかったらどうしよう」と過度に不安を抱いてしまうこともあります。これまで真摯に頑張ってきたジュンタさんだからこそ、努力のプロセスを大事にして自分を信じてリラックスして臨むよう伝え送り出しました。
その結果、共通テスト本番では自己ベストを更新し、数学は予定通り6割を守り切り、その他の科目は8割〜9割の結果となりました!その勢いに乗って、二次試験対策はトレーナーと過去問フィードバックを繰り返し行い実力を着実に伸ばしていき、見事第一志望合格となりました!秋以降に爆発的に成績が伸び、その後も苦難を乗り越えられたのはジュンタさんの忍耐力と誠実さが発揮された結果だと感じています。
これからの将来で何をやりたいかなどはまだ模索中だとは思いますが、新しいことにトライしながら着実に努力を続けていけばきっと道は拓けていくと思います。大学受験で培ったことを活かしながら、大学生活やその後の人生が実りある豊かなものになることを心から願っています。これからも応援しています!1年間ありがとうございました!

