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合格体験記

アヤネ

合格大学学部

一橋大学

商学部

併願合格校
早稲田大学商学部
慶應義塾大学商学部
同志社大学商学部、法学部
立命館大学経営学部

一橋大学商学部に合格したアヤネです。私の高校生活や受験勉強を振り返り、これから大学受験をするみなさんの力に少しでもなれればと思って、勉強法や体験を伝えて行きたいと思います。

習慣化と計画力で憧れの一橋合格

なぜ、一橋大学商学部を目指したのか

 一番大きなきっかけは、高校一年生のときに一橋大学のキャンパスを訪問し、「ここに通いたい!」と思ったことです。その後、パンフレットやホームページで調べていくうちに自分が学びたい学問分野が看板学部だと知り、ますます行きたいと思うようになりました。このように結構直感的に決めたのですが、受験期は一橋愛のおかげでモチベーションが低下することもなく勉強を続けることができ、憧れだからという理由で三年間目指し続けました。

旧帝塾に通い初めて一番変わったことは?

入塾前までは、高校の定期テストに向けた勉強以外する習慣がなく、受験勉強として何から始めたら良いかが分かりませんでした。旧帝塾に入って、模試の結果などの分析から、第一志望合格に向けてどんな勉強をしていくかプランニングしていただき、参考書を使った勉強を始めることが出来ました。参考書の使い方も丁寧に教えていただき、ただ演習問題をこなすだけでなく、学んだ内容を自分の言葉で説明できるようになることを意識することで、本質的理解に到達することができました。

また、入塾前までは、計画を立てて勉強することはほとんどなく、学校の課題を行うのみでしたが、旧帝塾では2週間分の勉強予定を立ててくれるので、自分が何の参考書をどれだけ進めたのかが見える化されて、模試の成績と照らし合わせながら現状分析をして計画を修正することができ、効率的な学習が進められたと思います。高校2年生の間に、この勉強方法が定着したおかげで、3年生になると自分自身で分析と計画の修正ができるようになりました。模試の結果から、自分に何が足りていないのかを考え、その克服のためにはどんな参考書が必要か、また受験に間に合わせるためにはいつまでに終わらせなければならないのかという観点から成績を分析できるようになりました。

旧帝塾に通い初めて成績の推移を教えてください

全統模試結果を載せていきます。まず最初は高2の1月に受験した全統記述模試です。この頃はまだ英語が伸び悩んでいて、偏差値が60に届いていませんでした。

次に、高3の5月に受験した全統記述模試です。英語の偏差値が大幅に上がりました。

その次の8月の模試でも全科目で偏差値65以上を取ることができ、各科目の基礎力が安定してきました。

一橋大に向けた受験戦略

受験戦略をたてるにあたって意識していたのは、配点と傾向把握です。まず、一橋は一次試験より二次試験の方が配点が高かったので、二次試験の対策に力を入れました。二次試験は国数英に社会科目を加えた4科目であり、学校の授業のカリキュラム上、社会(世界史)の本格的対策は高3に入ってからしかできないなと思ってたので、数英を最初に固めることを意識していたと思います。また、二次の科目ごとにも配点に差があり、私が志望していた商学部は数英の配点が高かったので、その二つを軸に勉強計画と、二次試験の得点の仕方の戦略を立てていました(実際は戦略通りの得点の仕方はできず、予想外の科目で取ってたりしましたが…)。

次に、一橋は2次試験の問題に癖があるので(たとえば、国語の200字要約や英作文のお題、社会の400字論述×3問形式など。)、過去問の数をこなして傾向を掴むことを重視していました。しかし、「多くの過去問を解くこと」が目的になるのは危険で、あくまでも傾向を把握し本番で実力を出し切るためなので、時間配分や解く順番、一橋二次に対応できるには何がまだ自分に足りていないのか、などを意識して解いていた記憶があります。また、過去問を解いた後は、出来に関わらず必ず復習をしていました。一橋は癖があるものの、出題傾向は変わらないため繰り返し解くのが効果的だったと思っています。

過去問に出来るだけはやく触れられるように、高3夏までに模試の偏差値を70くらいで安定させることを目標に頑張っていました。各科目どんな勉強をしていたかを簡単に紹介しようと思います。受験勉強を始めた高2の12月の時点では、英語が苦手で模試でも得点できないことが多かったのですが、単語・文法を固めたあとに、春休みは英文解釈と長文読解にじっくり向き合いました。回数やればいいってわけではありませんが、私はポレポレと透視図をそれぞれ3周し、人に説明できるレベルまで仕上げることを目標に取り組んでいました。その結果、構造が複雑な文や長い文でも、前から読みながらでも同時に日本語での意味がとれるようになり、英語の偏差値が伸びて安定するようになりました。受験勉強をするなかで英語が一番安定しやすい科目だと気づいたので、まず英語を固めると全体的な勉強方針が立てやすくなると思います。私は英語が夏までに安定したおかげで、秋冬に世界史に時間を割けました。

数学に関しては、フォーカスゴールドで定石を頭に叩きこむ勉強をしていました。解法をいくつかパターン化して、自分なりの型に当てはめて解くことができるようになると、初見問題でもある程度のところまでは方針が立てやすくなりました。しかし、一橋数学は難問(おそらく数学が得意な人でも試験時間内では解けないだろうなという問題)を出してくる年もあり、なかなか狙った問題数を完答することができなくて悩むこともありました。が、一番お伝えしたいのは「差がつくのは易しい問題」ということです。難問はほとんどの人が解けないので差がつきにくく、それが直接的に合否を左右する可能性は低いです。その一方で、標準問題(フォーカスゴールドや青チャートに載ってる問題に一捻り加えただけの問題)が解けないと大きな差になります。つまり、数学の勉強で意識すべきなのは、「見極め力を鍛える」ことであり、私はまず最初の5分間全ての問題に目を通して絶対落とせない問題・半分以上は部分点稼ぐべき問題・解けなくてもよい問題といったように優先順位をつけて過去問演習することを大事にしていました。

世界史は、高3の春休み中に通史を終わらせました(とはいっても全て暗記できたわけではなかったです)。夏休みまではとにかく暗記!!って感じで、小論述をたまに解くくらいでした。夏休みくらいから本格的に論述の練習を始めて、他大学の過去問(北大とか)を使ってました。そこで、世界史の知識はあるものの文章化するのが難しいことを実感しました。この問題を解決するために、教科書を読み込むことを一層意識しました。教科書の太字を覚えるというよりかは、太字前後の出来事の因果関係が説明されている記述を覚えるのが良いと思います。まるごと論述に使えます。あとはとにかくいっぱい書く練習をすることをおすすめします。最初は教科書の表現を借りながらでもいいので書きましょう。だんだん自分が使いやすいフレーズが固定化されてきて、ブラッシュアップされていきます。夏から秋は論述問題集を進め、秋から一橋過去問に入りました。一橋世界史はとにかく過去問慣れたもん勝ちだと思います。頻出範囲や一橋が好きそうな問題がだんだんわかってきて、勉強範囲が絞れるし論述も洗練されていきます。正直、何回解いても表現の拙さや知識の抜けなどは出てくるし、改善点は山ほど見つかると思うので過去問を繰り返し解く勉強も結構有効だと感じました。

最後に国語ですが、正直あんまり力をいれていた科目ではなかったです。理由としては、配点が高くないことと、そんなに不得意ではなかったこと、他の受験生と差がつきにくい科目であることの三つです。でも一橋国語特有である要約問題への苦手意識はなくした方がいいと思っていたので、高3に入ってからは学校や塾の授業で扱った問題の文章を、全て200字で要約して、先生に添削してもらっていました。

専属トレーナーとの個別授業はどうでしたか?

一対一での授業だったので、分からないことがあったら気軽に質問でき、自分のペースで勉強を進めることができる点がよかったです。二年生の終わりまでは、参考書の理解度チェックをメインでやっていただき、学んだことを自分の言葉で説明することで理解が深まるとともに、間違った理解をしている場合は誤って覚えてしまうより前に先生に正しく教えていただけたので効率的に知識を身につけることができたと思います。三年生になると、自身の力で正しく参考書学習を進められるようになったので、主に二次試験の論述の指導と添削をしていただきました。一緒に過去問を解いてもらうことで、考え方のプロセスを知ることができ、様々なパターンの出題へのアプローチ方法を学ぶことができました。このように、自分の成長に合わせて先生と相談しながら授業をレベルアップさせていけたことや、学習も計画も自分で考えることを重視してもらっていたおかげで自走できるようになったことが、入試本番での自分の力に結びついたと思います。

受験校の選定はどうしましたか?

第一志望の一橋大学は、高校一年時にキャンパスを訪問する機会があり、その際に惹かれて直感的に決めました。併願の私立大学に関しては、国公立の二次試験の科目でカバーできるかどうかに気をつけて決定しました。例えば、私は慶應義塾大学を併願校として受験しましたが、慶應の多くの学部で受験必須科目である小論文は一橋大学の試験にないので、小論文試験が課されていない商学部のA方式で出願しました。私立大学に関しては共通テスト利用も活用しました。3年時の共通テスト模試の結果から、安全校を確認し出願校を決定しました。また、併願校の受験においては日程に注意しました。受験の順番が難易度順になるようにという点と、受験日が連続しないようにという点を意識しました。

今だから言える受験や勉強で伝えたいことやこれからの受験生へのエール

受験を控える高校生たちにいちばん伝えたいのは、自分に正直にやり抜くことの大切さです。振り返れば、模試や本番の試験の際に落ち着いて受けることができたのは、それまで自分が努力してきたという事実が根拠のある自信に繋がったからだと思います。先生や親に勉強量を誤魔化したところで、自分自身だけは騙すことができません。誰に証明するでもなく、志望校合格という自分の夢のために淡々と勉強することが合格への第一歩だと思います。もう一つ大事だと思うのは、他人と比べないことです。受験にあたって順位や偏差値は付き物ですが、それらはあくまでも自己分析の材料だと見なすと、他人を意識して必要以上に落ち込んだり、自信過剰に陥ることはないと思います。高い志を持って頑張ってください、応援しています!

コーチ目線

アヤネさん、第一志望の一橋大学商学部の合格おめでとうございます!高校2年生までは主要科目の基礎がためを徹底しながら、自己分析力を高めていきましたね。特に、2年生まで成績の伸びが緩やかだった英語については、基礎に立ち返り単語や熟語を固めていきながら個別授業にて実践力を引き上げていけたかと思います。

3年生になってからは一橋大学に向けて英語・数学・国語・世界史の志望校の入試形式に合わせた対策を進めていきましたが、旧帝塾のコーチやトレーナーはもちろん、学校の先生や先輩、保護者様など様々な人からの意見を取り入れながら自分に必要な勉強を分析し取り組み続けたのがとても素晴らしかったと思います!色々な人が道を示してくれたり情報を提供してくれるのは非常に良いことですが、その反面、自分にあった方法を選ぶのが困難にもなります。しかし、アヤネさんは決して驕ることなく志望校と現在地との逆算を常に意識し、冷静に合格に向けた最適な道を選び続けていました。

もちろん、大学受験は合否が明確に出てしまうので何が最適かは結果論の側面もありますが、アヤネさんが論理的に状況を分析し続け、強い精神力を持って自分の選んだ方法を信じて実行したことが志望校合格に繋がったと感じています。とはいえ受験には不安が多く付き纏うため、模試の成績やその時々のコンディションで不安なことがあればすぐに相談をしてくれましたね。受験の直前期はコーチ目線では「かなり高い確率で合格するだろう」と感じていましたが、あえて不安要素を上げるなら当日にパフォーマンスを発揮できるかのメンタルの問題だと考えていました。ただ、その点についても「得意な数学をどのような目標意識で解答すれば精神的余裕を保てるか」など相談を持ち掛けてくれ、最後にはアヤネさん自身で納得するような心持ちになれたのかなと思います。不安なことを溜め込まずに相談してくれたり、諦めずに1%でも合格の可能性を引き上げようとする姿勢をみて、「これならきっと合格するだろう」と確信して送り出しました。

その結果、見事一橋大学合格を果たし本当に良かったと思います!早稲田や慶應といった私立最難関大学の合格なども含めて努力が実を結んだ結果自体も嬉しいですが、それまでの道のりで一緒に志望校合格に向けた勉強や戦略を考え、合格までのプロセスに関われたことを本当に嬉しく思います。チャレンジ精神に満ち溢れたアヤネさんは大学生活でも、その後の人生でも困難なことに立ち向かっていくかと思いますが、受験勉強で培った分析力や精神力を活かして今後もがんばってください!もちろん、大学生活を楽しんで充実したものになればと思います!これからも応援しています。ありがとうございました!

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