英単語を文字で見れば意味を答えられるのに、音声では出てこない。そんなときは、単語帳を全部覚え直す前に、文字と音声でそれぞれ答えられるか確かめましょう。
私は、このつまずきを「単語の意味が未定着」「音と意味が結び付いていない」「思い出すまでに時間がかかる」の3つに分けて確認します。原因によって必要な練習が違うためです。単語帳と音声で、学習済みの範囲から始めてください。
目次
1. 文字と音声で試して、分からない原因を見つける
最初に英単語の文字を見て、日本語の意味を答えます。「見覚えがある」「答えを見れば分かる」ではなく、意味の欄を隠して自分で言えるかがポイントです。
勉強済みの単語を少し選び、意味を隠して答え、出てこない語に印を付けます。ここで止まるなら、先に意味を覚え直します。
次に、文字では答えられた単語を音声だけで確かめます。単語帳を閉じるか画面を見ないようにして、聞こえた英単語の意味を日本語で言ってみてください。文字が見えると、音ではなくつづりを手掛かりに答えてしまうからです。
結果は次の3つに分けて考えられます。
- 文字でも意味が出ない: 英単語と意味の結び付きがまだ弱い状態。まず意味を確認する。
- 文字なら分かるが、音では分からない: 覚えている文字と実際の発音が結び付いていない可能性がある。音とつづりを照らし合わせる。
- 音から意味は分かるが、答えるまで迷う: 思い出すのに時間がかかっている状態。意味が正しいか確かめてから繰り返す。
意味が曖昧で発音も違って覚えているなど、原因が重なることもあります。止まった場所を手掛かりに確認しましょう。
2. 発音と意味を確かめ、音と単語を結び付ける
文字でも意味が出ない単語や、発音が曖昧な単語は、いきなり音声だけのテストを繰り返さず、先に答えを確かめます。自己流の読み方で覚えていると、知っているつづりでも、教材の音声を聞いたときに気付けないことがあります。
英語と意味を見ながら教材の音声を聞き、思っていた読み方と違う部分や強く読む位置を確かめます。音声をまねして発音し、意味も声に出してください。
その後、意味を隠して英語の文字から意味を答えます。ここでまだ答えられないなら、音声の練習へ急がず、意味を確認し直しましょう。日本語の説明自体が分かりにくい場合は、辞書や教材の例文を見て、どんな場面で使う語なのかを確かめます。
まずは学習範囲で重要な意味を押さえましょう。ただし、一つの英単語に意味が一つとは限りません。必要な訳語は教材に沿って追加します。単語を覚える基本的な進め方は、英単語の勉強法でも紹介しています。

日本語から英語を答える練習は、話したり書いたりするときに使いたい語など、必要な単語に取り入れます。
まだ分からない単語を調べるときは、音声を止めて聞き直して構いません。大切なのは、発音と意味を曖昧なままにしないことです。一方、覚えた単語の確認まで毎回長く止める必要はありません。分からない語の確認と、覚えた語を繰り返す練習は分けて進めます。
3. 文字を隠し、聞こえた音から意味を答える
文字と発音を確認したら、文字を隠して音声だけから意味を答えます。単語帳を眺めるだけでは、音で理解できるか分からないためです。
私は、英語の音を聞いて意味を答えられるかを確認します。やり方は、単語帳の文字を隠して音声を再生し、聞こえた語の意味を声に出して答えるというものです。答えを見たり、次の語の音を聞いたりする前に、自分で思い出そうとする時間を取ってください。
答えられなければ、その単語の文字と意味を開きます。「知らない語だったのか」「文字を見れば分かる語だったのか」を確かめ、発音も聞き直しましょう。そのあと再び文字を隠し、音声だけから意味を言えるか試します。音を何回再生したかより、答えを見ずに言えたかを確認することが大切です。
例えば、音声では分からなかったのに、文字を見た瞬間に意味が出てきたなら、同じつづりがどう発音されるかを意識して聞き直します。反対に、文字を見ても意味が出ないなら、発音だけを繰り返しても答えは増えません。意味の確認へ戻ります。
音を聞いて正しい意味は言えるものの、毎回しばらく迷う場合は、短い範囲を繰り返し聞いて答えます。分かる語まで一語ずつ長く止めるより、確認済みの語はテンポよく進め、迷ったところだけ立ち止まると復習しやすくなります。ただし、速さを優先して間違った意味を言い続けないようにしましょう。
聞き流す時間よりも、「音を聞く→意味を言う→答えを確かめる」練習を重ねましょう。一度答えられても時間を置くと迷うことがあるため、翌日も音声だけで確かめます。
4. つまずき方に合わせて復習を変える
復習では、止まった場所に合わせて確認する内容を変えます。単語帳に「意味」「音」「迷う」と印を付けると、次に何をするか分かりやすくなります。

文字を見ても分からない単語は、意味を確かめ、日本語を隠してもう一度答えます。意味の説明が曖昧なら、教材の例文などで使い方を確認してください。文字から意味を答えられるようになってから、音声で試します。
文字では分かるのに音で分からない単語は、つづりを見ながら正しい音を聞き、まねして発音します。それから文字を閉じて、同じ音だけで意味を答えられるか確かめます。音が聞き取れなかったのか、音は分かったのに意味が浮かばなかったのかも意識すると、確認する点が絞れます。
音から意味は出るけれど迷う単語は、まず答えが正しいか確認し、短い範囲で繰り返します。迷いが残る語は印を消さず、翌日も試しましょう。全部を同じ回数だけ練習するより、再び止まった語へ戻れるようにしておくと、復習の手掛かりになります。
また、英語で話したり書いたりするときに使いたい単語は、日本語を見て英語を声に出せるかも確認します。日本語から英語への確認は、話したり書いたりするときに使う語など、目的に合わせて取り入れます。英語を聞いて意味を理解することと、自分で英単語を選んで言うことは別の確認だからです。日本語に当てはまる英語が複数ある場合は、学習している教材の語を基準に答えを確かめましょう。
翌日は文字と音声を分けて再確認します。文字なら分かるようになったのに音で迷うなら、発音との結び付きを重点的に見直しましょう。
なお、単語の音から意味を答えられるようになることと、長い英文全体を聞き取れることは同じではありません。英文では単語同士の音のつながりや文の構造も関わります。今回の方法は、まず英単語一つひとつを音から理解するための確認として使いましょう。
まとめ
英単語は見れば分かるのに、聞くと意味が出ないときは、まず文字と音声を分けて試します。文字でも分からなければ意味を覚え直し、文字では分かるのに音で止まるなら発音とつづりを照らし合わせましょう。音から意味は出るけれど迷う語は、正しい意味を確かめて繰り返します。練習後は翌日にも文字を隠して音声から答えられるか確認してください。まずは学習済みの短い範囲で、自分がどこにつまずくかを見つけるところから始めましょう。
田原で大学受験塾をお探しの方へ
三河田原駅から徒歩10分
アクシブアカデミー田原校で受験相談ができます
・今の勉強方法で大丈夫かわからない
・志望校まで何を勉強すればいいかわからない
・自分に合う塾を相談しながら決めたい
そんな方は、田原校で現在の学習状況や志望校について相談できます。

アクシブアカデミー田原校住所:愛知県田原市田原町新清谷102-1 田原プラザ2F
アクセス:三河田原駅 徒歩10分/成章高校 徒歩12分



