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文系・理系を決められない。何を見て選べばいい?


文理選択で迷ったら、学びたいこと・必要な科目・使える時間を並べて考える

文系と理系で迷ったら、今の得意・苦手だけで決めず、大学で学びたいこと、そのために必要な科目、これから勉強に使える時間を並べて考えてみましょう。将来の仕事まで決まっていなくても、気になる学部を調べるところから始められます。

記事執筆者:朝倉(アクシブアカデミー宝塚校 プロコーチ)|プロフィール

数学が苦手だから文系にした方がよいのか。理科に興味があるけれど、部活と勉強を両立できるのか。迷う理由がいくつもあるときは、考えることを分けてみてください。今回は、気になる進路を調べ、学校や塾の先生と相談するまでの手順を整理します。

まずは、迷っている理由を分ける

「どちらがよいか分からない」という気持ちを、そのまま一つの悩みにしておくと、何を調べればよいかも決まりません。紙に、文系が気になる理由と理系が気になる理由を書いてみましょう。

学びたい分野があるのか、今の科目に苦手があるのか、勉強時間が足りるか心配なのか。家族の考えや、大学生活について気になっていることも、別の行に書きます。長い文章にする必要はありません。「生物に興味がある」「数学で分からない単元がある」といった短い言葉で構いません。

興味の問題と、今の勉強の問題を分けると、それぞれの次の行動が見えてきます。興味があるなら学部の内容を調べる。分からない単元があるなら問題と解説を持って相談する。時間が心配なら一週間の予定を見直す、という具合です。

興味、科目、時間の悩みから、調べる・問題を確認する・予定を見る行動へつなぐ図
迷う理由を分けて、それぞれの次の行動を決めます。 図は判断や行動の考え方を示す例です。

学部名だけでなく、実際に学ぶ内容を見る

気になる大学の公式サイトで、学部・学科の紹介とカリキュラムを開きます。カリキュラムは、大学でどの授業を学ぶかを示すものです。まだ志望大学が決まっていなければ、興味のある分野の学部をいくつか見るところからで構いません。

学部名を見ただけで、学ぶ内容を決めつけないようにしましょう。紹介文を読み、授業の名前や説明の中から「もう少し知りたい」と思うものを探します。研究室の紹介があれば、どのようなテーマを扱っているかも見てください。

調べたあとに残すメモは、「学部・学科名」「気になった授業や研究」「まだ分からないこと」の三つです。授業名の意味が分からなければ、その言葉も質問として残します。難しそうに見えるという理由だけで、すぐ候補から外す必要はありません。

たとえば、理科のある分野が好きでも、大学で何を学ぶかはまだ知らないことがあります。その場合は、好きな科目から関連する学部を調べ、どの説明に興味を持ったかを書いてみてください。これは調べ方の例であり、特定の科目が好きなら必ずその進路が合う、という意味ではありません。

興味がある進路と、必要な科目をつなげる

気になる学部が見つかったら、大学公式の入試案内で、受ける入試方式(受験の方法)と必要な科目を確認します。同じ大学名でも、学部や受験方式によって条件が違うことがあるので、大学・学部・方式を一組にして調べることが大切です。

国公立か私立かという大きな区分だけで、必要な科目を決めつけないようにしてください。入試案内を開き、受験科目、選べる科目、出題範囲を確認します。受験する年度の資料がまだ出ていなければ、今ある資料の年度を記録し、最新資料が出たら確認する項目として残しましょう。

次に、学校の文理選択でどの科目の授業を受けるかを確認します。学校が配る選択の案内や科目表を見て、気になる進路に必要な科目とのつながりを学校の先生へ相談してください。

分からない欄を想像で埋めるより、「この学部を考えるとき、学校ではどの科目を選べばよいですか」と、資料を並べて聞く方が話を進められます。選択の締切や、あとで変更できるかどうかも、自分の学校に確認します。

苦手な科目は、どこで止まっているかを確かめる

数学や理科が苦手だと、興味のある進路を選んでよいのか不安になると思います。そのときは、点数だけで結論を出す前に、最近解いた問題を見直してみましょう。

公式や用語を忘れていたのか、解説を読んでも意味が分からなかったのか、分かっていたのに計算で間違えたのか。止まった箇所に印をつけ、先生に見せます。苦手という一言より、どの問題のどこが分からないかを伝える方が、次に確認することを決めやすくなります。

ただし、今の苦手があるから必ず避けるべきとも、興味があれば必ず乗り越えられるとも言えません。必要な科目をこれからどこまで学ぶか、今のつまずきをどう直すかを、残りの期間や学校の授業と合わせて相談しましょう。

相談したら、分からなかった基本事項を一つ確認し、同じ範囲の問題を自分で解いてみます。復習の判断には、HPの理解度別マーク法も参考にしてください。次の相談では、その結果を持っていきます。進路の話と勉強の話を切り離さず、実際に取り組んだ結果も判断の材料にしてください。

部活が忙しいなら、一週間の予定に入れてみる

勉強を頑張るつもりでも、学校、部活、移動、学校の課題で使う時間を入れてみると、予定に無理があることがあります。まず一週間の予定に、すでに決まっている用事と休む時間を書きます。そのあと、勉強に使えそうな時間を探しましょう。

毎日同じ量をできるとは限りません。忙しい日と、比較的時間を取りやすい日を分けて、何をどの日に進めるか考えます。今の授業の確認と、以前の範囲の復習をどこへ入れるかも、先生と相談してください。

予定どおりに進まなかったときは、単に頑張りが足りなかったと片づけず、どこで時間が足りなくなったかを残します。課題に思った以上の時間がかかったのか、分からない問題で止まったのかで、見直すことは変わります。

学習に使える時間と今の学習状況を見て、計画を調整します。全員が同じ日程や同じ勉強量をこなすことを目標にせず、自分の予定に置ける準備を考えてみましょう。

家族や先生には、迷う理由と調べた資料を見せる

家族と相談するときも、「どちらがよいと思う?」だけで終えず、何に興味があり、何が心配なのかを伝えてみてください。気になった学部の説明と、一週間の予定も一緒に見てもらいます。

家族の考えと自分の考えが違うなら、どの点が違うかを分けます。学ぶ内容なのか、通学や住まいなのか、進学に必要な費用なのか。確認する内容が違えば、調べる場所も変わります。分からないことは大学や学校の公式案内で確認し、必要に応じて先生へ質問します。

まだ決められない場合は、次に調べることを一つ決めましょう。「気になる学部の授業を読む」「選択科目を学校に聞く」「苦手な問題を先生と確認する」などです。あわせて、いつ相談を再開するかも決めると、締切直前まで迷い続けるのを防ぎやすくなります。

今日すること:文系・理系で迷う理由を分けて書き、気になる学部の公式サイトを一つ開いてみましょう。学ぶ内容、必要な科目、学校に確認したいことをメモして、相談へ持っていってください。

記事執筆者

アクシブアカデミー宝塚校 プロコーチ 朝倉

朝倉|アクシブアカデミー宝塚校 プロコーチ。

1年間の浪人を経て大阪教育大学へ進学し、参考書を使った独学で受験勉強に取り組む。現在は、宝塚校で一人ひとりに合わせた進路指導・学習指導を行っています。

朝倉のプロフィールを見る

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