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よくわかる高校地理総合問題集(学研)の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!

『よくわかる高校地理総合問題集』(28.5h)

平均目安:30分/テーマ、20分/章復習、40分/定期テスト対策問題、35分/探究問題

本書は問題集だが、内容を整理するための説明もついている。理解本『よくわかる高校地理総合』も併せて取り組むことが推奨されるが、科目の点数比重に対してオーバーワークにならないよう注意する。地理総合ではグローバル化する国際社会における現代の諸課題について、地理的な条件や地域間の結びつきを理解すことが重要だが、演習用の問題集ではなく基本的な知識の定着を目的とした本書では、ある程度暗記を重視する。

 

『よくわかる高校地理総合問題集』の進め方

第1部:地図や地図情報でとらえる現代社会

S01 1.5h p.12-23「第1章 地球上の位置、第2章 さまざまな地図、第3章 地理情報システムの活用」

S02 1.5h p.24-31「第4章 国家のなりたちと日本の領域、第5章 グローバル化とさまざまな結びつき」+第1部復習(第1章のみ)

S03 1.5h 第1部復習(第2~5章)

S04 1.5h p.32-35「定期テスト対策問題①、探究問題①」

 

第2部:自然環境と人々の暮らし

S05 1.0h p.36-43「第1章 大地形とプレート、第2章 河川がつくる地形」

S06 1.0h p.44-51「第3章 海岸にみられる地形、第4章 氷河地形・乾燥地形・カルスト地形」

S07 1.0h p.52-65「第5章 大気大循環と気候、第6章 気候区分と諸地域の気候」+第2部復習(第1章のみ)

S08 1.5h 第2部復習(第2~6章)

S09 1.5h p.66-69「定期テスト対策問題②、探究問題②」

 

第3部:産業・言語・宗教と人々の暮らし

S10 1.0h p.70-77「第1章 産業と人々の暮らし、第2章 言語・宗教と人々の暮らし」

S11 1.0h 第3部復習(第1,2章)

S12 1.5h p.78-81「定期テスト対策問題③、探究問題③」

 

第4部:地球的規模の課題と国際協力

S13 1.5h p.82-99「第1章 持続可能な社会とSDGs、第2章 人口問題、食料問題、第3章 資源・エネルギー問題、都市問題」

S14 1.0h 第4部復習(第1~3章)

S15 1.5h p.100-103「定期テスト対策問題④、探究問題④」

 

第5部:防災と地域づくり

S16 1.5h p.104-115「第1章 日本の地形、第2章 日本の気候、第3章 地震・津波」

S17 1.5h p.116-123「第4章 火山・噴火、第5章 さまざまな自然災害と防災」、第5部復習(第1章のみ)

S18 1.5h 第5部復習(第2~5章)

S19 1.5h p.124-127「定期テスト対策問題⑤、探究問題⑤」

 

全体復習

S20 1.5h 全体復習 第1,2部(第1部  31分 / 第2部  46分)

S21 1.5h 全体復習 第3〜5部(第3部  22分 / 第4部  25分 / 第5部  31分)

 

『よくわかる高校地理総合問題集』の取り組み方

この参考書で重視してほしいこと

①基礎チェック問題は繰り返し解き、完璧に覚える。

②単元マスター問題などでの演習を通して、重要知識において理解不足な部分を把握し、復習する。

 

S01-02,05-06,10,13,16-17 テーマごとの学習

①[STEP1]の「重要ポイント」として書かれている用語の意味を確認する。赤いアンダーラインが引かれている箇所は必ず暗記できているようにする。(目安時間:5〜10分)

※本書に記載されている図や表、地図上の位置も確認する。ただ用語やその意味を覚えるだけではなく、その用語を体系的に確認することが目的。

※既習であることが前提の参考書なので、用語の細かい背景や内容はあまり書いていない。もし内容が曖昧な用語があれば、必ず背景や文脈を理解本やまとめ本で確認すること。

 

②[STEP2]の「基礎チェック問題」を解き、丸つけをする。間違えた問題は[STEP1]重要ポイントに戻って確認し、仕組みや繋がりが分かりづらく感じたら理解本やまとめ本で確認する。(目安時間:15分[問題は5分で解く])

※ノートやルーズリーフに解く。

※理解度別マーク法(下記参照)に基づき、問題にマークをつけておく。

 

★復習のやり方を変えて効率アップ-理解度別マーク法

問題を解いた時のチェック記号

◯:解説の通り正解できた

△(アウトプット不足):理解してるけど間違えた

✕ (インプット不足):知識がない、暗記できてなくて間違えた

?:解説みても理解できない → 先生に質問!

 

※基礎的な用語の問題なので、7割以上取れているとよい。半分ほどしか正解できなかった場合は、理解本やまとめ本を復習する必要がある。

 

③[STEP3]の「単元マスター問題」を解き、丸つけをする。(目安時間:20分[問題は10分で解く])

※間違えた問題に関する重要ポイントに線を引き、まとめ本を使っている場合は該当する箇所に書き込んだり目立たせたりする。また、正解するために必要だった知識は必ずその場で覚える

※正答した問題も周辺知識を理解本や教科書で確認する。

※理解度別マーク法に基づき、問題にマークをつけておく。

正答率は7割以上を目標とする。正答率が5割以下だった場合は、まとめ本の復習に戻るか、用語を暗記しなおす。

※中国史等における複雑な漢字は必ず書いて覚えること。

※間違えた箇所は答えを確認し、なぜ間違えたのか、何と関連づけて覚えたらいいかを自分で分析する。

 

S02-03,07-08,11,14,17-18 章復習

①STEP2とSTEP3をもう一度解く。(目安時間:STEP2  5分 / STEP3  10分)

※必ず問題文には目を通す。

※制限時間は同じだが、1回目に解いた時より早く解けるようにする。

 

②解答をみて丸つけをする。間違えた問題は必ず周辺知識も含めて確認すること(目安時間:5分/テーマ)

正答率は8割以上を目標とする。6割ほどしか正解できなかった場合は、各テーマの復習を改めて丁寧に行うこと。

※前回も△✕?に該当する問題は特にしっかり確認する。周辺知識も含め、書いて覚えるなど工夫する。

 

S04,09,12,15,19 定期テスト対策問題・探究問題

定期テスト対策問題・探究問題を解く。(目安時間:定期テスト対策問題  20分 / 探究問題  15分)

※同様にノートやルーズリーフに解く。

※設問の文章には必ずヒントが隠されているので、丁寧に通読すること。

※記述問題では、たくさん書くことよりも何を問われているかをきちんと分析することを重視する

※探究問題は特に、解く際は一つの事柄のみに注目するのではなく、章全体を通した多角的な視点で分析するよう心掛ける。

ここでは「試験形式の問題に慣れること」を意識する。理解本や教科書があるとよいが、こだわりすぎないように注意する。

 

②解答をみる前にそれぞれ5分だけ延長し、わからなかった問題や知識が曖昧な問題を解きなおす。(目安時間:各5分)

※時間内であれば理解本やまとめ本の索引で引くなどして調べてもよい。

※解答を追加、あるいは修正する場合、青ペンで書く。

 

③解答をみて、丸つけをする。間違えた問題は解説を読むだけではなく、理解本や教科書を同時に参照する。(目安時間:各15分)

※理解度別マーク法に則って、問題にマークをつけておく。

※青ペンで追加、修正して正解した問題は△をつけておく。

※ここで◯が6割以上、青ペンでの正解も含めると7割以上を目標とする。知識問題が6割ほどしか正解できなかった場合は、まとめ本の復習に戻る。

※正答した問題も周辺知識を理解本や教科書で確認する。

※間違えた箇所は答えを確認し、なぜ間違えたのか、何と関連づけて覚えたらいいかを自分で分析する。

※この探求問題は完璧に暗記するよりも、地理総合への理解を深めることを目的として取り組む。

 

S20-21 全体復習

①STEP3・定期テスト対策問題・探究問題の△✕?がついた問題を解きなおす。(目安時間:STEP3 3分/テーマ / 定期テスト・探究  8分/テーマ[15分×0.2×19+20分×0.4×12=153分])

※ノートやルーズリーフに解く。

※目安時間は、△✕?がついた問題の数をSTEP3が2割、定期テスト対策問題・探究問題が4割として計算。

 

②解答をみて、赤ペンで丸つけをする。間違えた問題は解説を読むだけではなく、理解本や教科書を同時に参照する。(目安時間:Sごとに10分)

※理解度別マーク法に則って、マークをつけなおす。

※ここでの◯の数は、STEP3が9割以上、定期テスト対策問題・探究問題が8割以上を目標とする。

※知識問題が7割ほどしか正解できなかった場合は、各テーマの復習を改めて丁寧に行うか、まとめ本の復習に戻る。

※正答した問題も周辺知識を理解本や教科書で確認する。

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