- 参考書名
- 山川日本史一問一答(第3版)の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!
- 出版社
- 山川出版社
- 発売日
- 2019/12/21
- ページ数
- 312
- 科目
- 日本史
- 目安時間
- 60 h
目次
『よくわかる高校歴史総合問題集』(29h)
平均目安:45分/テーマ、20分/章復習、40分/定期テスト対策問題、35分/探究問題
本書は問題集だが、内容を整理するための説明もついている。理解本『よくわかる高校歴史総合』も併せて取り組むことが推奨される。歴史総合では細かい用語や年号の暗記などより因果関係をつかむことが重要だが、演習用の問題集ではなく基本的な知識の定着を目的とした本書では、ある程度暗記を重視する。
『よくわかる高校歴史総合問題集』の進め方
「第1章:一体化がすすむ世界」
S01 1.5h p.12-19(8)「16世紀以降のアジア、16世紀以降のヨーロッパ」
S02 1.0h p.20-21(2)「定期テスト対策問題①、章復習」
「第2章:近代欧米世界の成立とアジアへの影響」
S03 1.5h p.22-33(12)「産業革命・アメリカ独立革命・フランス革命、19世紀の欧米」
S04 1.5h p.34-41(8)「18~19世紀のアジア、定期テスト対策問題②、章復習」
「第3章:日本の近代化と東アジアの国際秩序」
S05 1.5h p.42-47(6)「明治維新と自由民権運動、定期テスト対策問題③、章復習」
「第4章:日本のアジア進出と帝国主義」
S06 1.5h p.48-55(8)「日清戦争と日露戦争、帝国主義と列強の対立」
S07 1.5h p.56-59(4)「定期テスト対策問題④・探究問題①、章復習」
「第5章:第一次世界大戦と日本の変化」
S08 1.5h p.60-67(6)「第一次世界大戦と戦時外交、国際協調体制の形成と民族運動」
S09 1.5h p.68-75(8)「大衆消費文化と大正デモクラシー、定期テスト対策問題⑤、章復習」
「第6章:恐慌から第二次世界大戦へ」
S10 1.5h p.76-83(8)「世界恐慌と国際情勢の変化、日本と中国の対立」
S11 1.5h p.84-89(6)「第二次世界大戦と日本の敗戦、定期テスト対策問題⑥」
S12 1.0h p.90-91(2)「探究問題②、章復習」
「第7章:戦後の世界と日本の復興」
S13 1.5h p.92-99(6)「新たな国際秩序の形成と日本、日本の復興」
S14 1.0h p.100-101(2)「定期テスト対策問題⑦、章復習」
「第8章:冷戦の混乱と経済の発展」
S15 1.5h p.102-113(12)「冷戦と第三世界、日本の経済成長と世界経済の変化」
S16 1.0h p.114-115(6)「定期テスト対策問題⑧、章復習」
「第9章:冷戦後の世界の課題」
S17 1.5h p.116-121(6)「冷戦後の世界と日本、定期テスト対策問題⑨」
S18 1.0h p.122-123(2)「探究問題③、章復習」
全体復習
S19 1.5h 「全体復習①」
S20 1.5h 「全体復習②」
S21 1.5h 「全体復習③」
『よくわかる高校歴史総合問題集』の取り組み方
この参考書で重視してほしいこと
①基礎チェック問題は繰り返し解き、完璧に覚える。
②単元マスター問題などでの演習を通して、出来事の関係や周辺知識において理解不足な部分を把握し、復習する。
テーマごとの学習
①[STEP1]の「重要ポイント」として書かれている出来事を確認する。赤いアンダーラインが引かれている箇所は必ず暗記できているようにする。(目安時間:5-10分)
※時代区分や世界地図上の位置も確認する。時代区分は年号だけを覚えるのではなく、事象の流れを確認することが目的。
※既習であることが前提の参考書なので、用語の細かい背景や内容はあまり書いていない。もし内容が曖昧な用語があれば、必ず背景や文脈を理解本やまとめ本で確認すること。
②[STEP2]の「基礎チェック問題」を解き、丸つけをする。間違えた問題は[STEP1]重要ポイントに戻って確認し、仕組みや繋がりが分かりづらく感じたら理解本やまとめ本で確認する。(目安時間:15分[問題は5分で解く])
※ノートやルーズリーフに解く。
※理解度別マーク法(下記参照)に基づき、問題にマークをつけておく。
問題を解いた時のチェック記号
◯:解説の通り正解できた
△(アウトプット不足):理解してるけど間違えた
✕ (インプット不足):知識がない、暗記できてなくて間違えた
?:解説みても理解できない → 先生に質問!
※基礎的な用語の問題なので、7割以上取れているとよい。半分ほどしか正解できなかった場合は、理解本やまとめ本を復習する必要がある。
③[STEP3]の「単元マスター問題」を解き、丸つけをする。(目安時間:20分[問題は10分で解く])
※間違えた問題に関する重要ポイントに線を引き、まとめ本を使っている場合は該当する箇所に書き込んだり目立たせたりする。また、正解するために必要だった知識は必ずその場で覚える。
※正答した問題も周辺知識を理解本や教科書で確認する。
※理解度別マーク法に基づき、問題にマークをつけておく。
※正答率は7割以上を目標とする。正答率が5割以下だった場合は、まとめ本の復習に戻るか、用語を暗記しなおす。
※中国史等における複雑な漢字は必ず書いて覚えること。
※間違えた箇所は答えを確認し、なぜ間違えたのか、何と関連づけて覚えたらいいかを自分で分析する。
章復習
①STEP2とSTEP3をもう一度解く。(目安時間:STEP2 5分 / STEP3 10分)
※必ず問題文には目を通す。
※制限時間は同じだが、1回目に解いた時より早く解けるようにする。
②解答をみて丸つけをする。間違えた問題は必ず周辺知識も含めて確認すること。(目安時間:5分/テーマ)
※正答率は8割以上を目標とする。6割ほどしか正解できなかった場合は、各テーマの復習を改めて丁寧に行うこと。
※前回も△✕?だった問題は特にしっかり確認する。周辺知識も含め、書いて覚えるなど工夫する。
定期テスト対策問題・探究問題
①定期テスト対策問題・探究問題を解く。(目安時間:定期テスト対策問題 20分 / 探究問題 15分)
※同様にノートやルーズリーフに解く。
※設問の文章には必ずヒントが隠されているので、丁寧に通読すること。
※記述問題では、たくさん書くことよりも何を問われているかをきちんと分析することを重視する。
※探究問題は特に、解く際は一つの事柄のみに注目するのではなく、章全体を通した多角的な視点で分析するよう心掛ける。
※ここでは「試験形式の問題に慣れること」を意識する。理解本や教科書があるとよいが、こだわりすぎないように注意する。
②解答をみる前に5分だけ延長し、わからなかった問題や知識が曖昧な問題を解きなおす。(目安時間:各5分)
※時間内であれば理解本やまとめ本の索引で引くなどして調べてもよい。
※解答を追加、あるいは修正する場合、青ペンで書く。
③解答をみて、丸つけをする。間違えた問題は解説を読むだけではなく、理解本や教科書を同時に参照する。(目安時間:各15分)
※理解度別マーク法に則って、問題にマークをつけておく。
※青ペンで追加、修正して正解した問題は△をつけておく。
※ここで◯が6割以上、青ペンでの正解も含めると7割以上を目標とする。知識問題が6割ほどしか正解できなかった場合は、まとめ本の復習に戻る。
※正答した問題も周辺知識を理解本や教科書で確認する。
※地図問題や文化史も、通史同様に暗記と理解を心掛ける。
※年号やグラフの問題は丸暗記をするのではなく、背景や要因に注目するとよい。
※間違えた箇所は答えを確認し、なぜ間違えたのか、何と関連づけて覚えたらいいかを自分で分析する。
※この探求問題は完璧に暗記するよりも、歴史の流れの理解を深めることを目的として取り組む。
全体復習
①STEP3・定期テスト対策問題・探究問題の△✕?がついた問題を解き直す。(目安時間:STEP3 3分/テーマ / 定期テスト・探究 8分/テーマ)
※ノートやルーズリーフに解く。
※目安時間は、△✕?がついた問題の数をSTEP3が2割、定期テスト対策問題・探究問題が4割として計算。
※全体復習①=【 S01-S06 】 ※全体復習②=【 S07-S12 】 ※全体復習③=【 S13-S18 】
②解答をみて、赤ペンで丸つけをする。間違えた問題は解説を読むだけではなく、理解本や教科書を同時に参照する。(目安時間 5分/テーマ)
※理解度別マーク法に則って、マークを付け直す。
※ここでの◯の数は、STEP3が9割以上、定期テスト対策問題・探究問題が8割以上を目標とする。
※知識問題が7割ほどしか正解できなかった場合は、各テーマの復習を改めて丁寧に行うか、まとめ本の復習に戻る。
※正答した問題も周辺知識を理解本や教科書で確認する。
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