こんにちはアクシブアカデミーです。
今回は早稲田大学の入試情報についてご紹介します。共通テストが2020年度入試からはじまり、入試傾向が若干変わる大学もあるようです。早稲田大学も共通テストを導入する2020年度入試から入試方式等が変わるのです。
この記事を読んで欲しい人は
・早稲田大学を受験したいと考えている人
になります
この記事では、募集要項をもとに各学部の入試方式等を整理して皆様にお伝えします。
その結果
・早稲田大学の各学部に必要な科目
・早稲田大学をうける際に必要な対策方
がわかります。
目次
そもそもなぜ共通テストが導入されたのか?
そもそも入試制度が代わり、センター試験から共通テストに変わりました。なぜ共通テストに変わったのでしょうか?
共通テストが変わった理由として、社会変動により、求められる人材が変わってきたからだと言われています。現在は、AIの発展やグローバル化することで、社会が今までに比べより複雑になっていると言われています。近年巷では、現代社会は「VUCA(ブーカ)時代」と言われています。社会がより複雑で今まで予想できなかったことが起こりやすい時代とも考えられていています。だからこそ、現代を生きる人は、複雑な社会をどう生き抜くか、問題解決する力が必要です。そのため、単なる知識をインプットするだけでなく、知識を活用して、問題を解決する力を社会人になる前に養う必要があります。文部科学省中心に、高校生も単に暗記する力ではなく知識を活用する力を養う必要があると考えられていて、いくつかの教育改革が行われています。その教育改革の1つに大学入試改革というものがあり、大学入試改革の1つにセンター試験を廃止し、大学入学共通テストという入試に変更しています。大学入学共通テストに変更し、思考力・判断力・表現力を問うような問題が多数登場しています。
大学共通テストは、2020年度入試から導入されると言われています。
詳しくはこちらをご覧ください。
また共通テストが導入された背景についてさらに詳しく書かれた記事もあります。よければご覧下さい。
参考:なんでセンター試験は廃止なの?なくなる理由と私達の共通テストへの対策法
共通テストと入試の変更(2021年)一般入試
では早稲田大学の入試変更についてお伝えします。
①全学部共通
「主体性」、「多様性」、「協調性」に関する経験を記入する欄を追加早稲田大学では、社会で活躍できるグローバル人材の獲得を目指すため、単なる知識をもつ人ではなく、思考力・判断力・表現力、もしくは主体性、多様性、協調性などの力を持っている人材を求めています。
早稲田大学では、すでに共通テストが導入される前からも、単なる「知識」や「暗記する力」を問うのではなく、受験生の「思考力・判断力・表現力」などをはかろうとしています。また、2021年度からは、主体性、多様性、協調性を持った人材であることも重要視するそうです。そのため、ウェブ出願時に受験生が自分自身で経験を記入する欄を加えました。
これらは得点化はしないものの、出願要件になっています。
参考:2021 年度 一般選抜(現行の一般入試)および大学入学共通テスト(現行の大学入試センター試験)を利用した入試の改革
②政治経済学部
早稲田大学の政治経済学部では、入試の方式や募集人員の変更がすでにわかっています。
一般入試の方式ついて
①大学入学共通テスト(100点)
②学部独自試験(100点)
→日本語・英語の2カ国語による長文を読み解いた上で解答する形式
の合計点で合否を決めます。
①大学入学共通テスト 各25点ずつ×4科目で合計100点満点で計算します。
・外国語(英語、独語、仏語)の3つのうちから1つ選択
・国語
・数1A
以上が必修科目になります。
・選択科目、以下から1つ選択。
- 地理歴史「世界史 B」「日本史 B」「地理 B」から 1 科目
- 公⺠ 「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」から 1 科目
- 数学 「数学Ⅱ・数学 B」
- 理科 「物理基礎」「化学基礎」「⽣物基礎」「地学基礎」から 2 科目
- あるいは「物理」「化学」「⽣物」「地学」から 1 科目
②学部独自試験(100点)
日英両言語を使った長文を読んだ上で解答します。記述問題を解答します。
参考:2018年発表 早稲田大学 政治経済学部 サンプル問題
※2020年3月末までに、早稲田大学 政治経済学部のサンプル問題が公開されるそうです。弊社でも公開され次第こちらにアップさせていただきます。
募集定員
募集定員も、今年から300名の募集に変更になりました。(以前までは450人募集していました。)
大学入学共通テストを利用した入試方式
大学入試センター試験利用入試にかわり、大学入学共通テストを利用した入試形式で引き継ぎます。しかし、定員数は変更し、大学入試センター試験の利用入試では、75名募集でしたが、募集定員を50名に変更します。
参考:早稲田大学 政治経済学部
③法学部
大学入試センター試験利用入試については、大学入学共通テストになることに伴い、大学入学共通テスト利用入試という名称に変わります。英語はリスニングを含む配点200点をそのまま利用し、外部試験は利用しないそうです。
参考:早稲田大学 法学部
④商学部
早稲田大学商学部は以下のような形で入試方式を変更します。
- 英語外部検定試験を利用する方式(英語4技能テスト利用型)を新設します。
- 従来「地歴・公民または数学」の科目選択に関連して、「地歴・公民型」「数学型」の2つの方式を新設します。特に「数学型」については、その募集人数を「地歴・公民型」と合わせた人数の約3割とします。
- 「センター利用入試(募集人数80名)」については、2020年度入試(2020年4月入学)における募集を最後とし、2021年度入試以降は募集を停止します。
変更後の入試概要
試験方式 | 募集要項 | 選択科目 |
地歴・公民型 | 355名 | 世界史 B、日本史 B、政治・経済から選択 |
数学型 | 150名 | 数学〈数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学 A、数学 B (「確率分布と統計的な推測」を除く)〉を 必須科目とする |
英語4技能型 | 30名 | 世界史 B、日本史 B、政治・経済、数学〈数 学Ⅰ、数学Ⅱ、数学 A、数学 B(「確率分 布と統計的な推測」を除く)〉から選択 |
※ いずれの試験方式でも、外国語および国語の受験は必須です。
参考:早稲田大学 商学部
⑤教育学部
特に変更はいまのところはないそうです。共通テストも英語の外部試験も利用しない方針だそうです。
参考:早稲田大学 教育学部
⑥社会科学部
一般入試について科目の変更があります。具体的には、英語、国語と、地歴と数学の3科目が一般入試の科目です。従来選択できていた政治経済は選択できないそうです。
参考:早稲田大学 社会科学部
⑦国際教養学部
大学入試センター試験利用入試が廃止になります。共通テストに名称も変わることがなく、一般入試かAO入試、指定校推薦入試の3つの種類の入試方式しかありません。今回は一般入試についてご説明します。
一般入試は、従来の方式を改め
①大学入学共通テスト
②学部独自試験
③英語外部民間試験
の合計点で合否を判定します。
①大学入学共通テスト
1 国語(必須):配点 50 点
2 選択科目(以下いずれか 1 科目を選択):配点 50 点
・地理歴史「世界史 B」「日本史 B」「地理 B」
・数学 「数学Ⅰ・数学 A」「数学Ⅱ・数学 B」
・理科 「物理」「化学」「⽣物」「地学」
②学部独自試験 科目:外国語
学部独自試験 科目:外国語(英語) ・試験時限・時間・配点
時間割 | 試験内容 | 試験時間 | 配点 |
1時間目 | リーディング | 90分 | 85点 |
2時間目 | ライティング | 60分 |
③英語外部試験
外部試験については以下の形で、一定の成績が取れていれば加点されるようになっています。
⑧文学部・文化構想学部
「大学入試 センター試験利用入試(センターのみ方式)」を廃止、「帰国生入試」を募集停止とします。文学部や文化構想学部は別途、一般入試でも英語の外部試験を利用した、一般入学試験(英語4技能テスト利用型)の入試もあります。
①英語4技能テスト(出願時に提出)
利用可能な英語4技能テストを事前に提出します。基準点の表は以下です。
②国語(配点75点)
現代文と古典の2科目が科目に含まれています。
③地歴(配点75点)
世界史Bか日本史Bのどちらか1方を選択してください。
参考:早稲田大学 文学部
参考:早稲田大学 文化構想学部
⑨基幹・創造・先進理工学部
一般入試の変更はありません。共通テストや外部試験も導入しないそうです。
⑩スポーツ科学部
一般入試方式、共通テスト利用入試(共通テスト+競技歴方式・共通テストのみ)の3つの試験において変更があるそうです。順を追って説明していきます。
一般入試の方式
①大学入学共通テスト
外国語(リスニングを含む) 配点100点
国語または数学1A 配点100点
②大学独自入試(小論文) 配点50点
共通テスト + 競技歴方式
①大学入学共通テスト 3 教科 3 科目 合計点 400 点
※大学入学共通テストの得点を次の配点に換算します。
①外国語「英語(リスニングを含む)」 配点 200 点
②国語「国語」または数学「数学Ⅰ・数学A」 配点 100 点
③選択科目(以下いずれか 1 つを選択) 配点 100 点
※国語および数学については②として利⽤しなかった教科のみ選択可能です。
・国語「国語」
・数学「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」
「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目
・地歴・公⺠「世界史 A」「日本史 A」「地理 A」「世界史B」「日本史B」
「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」
「倫理、政治・経済」から1科⽬
・理科「物理基礎」「化学基礎」「⽣物基礎」「地学基礎」から2科⽬、
または「物理」「化学」「⽣物」「地学」から1科⽬
②スポーツ競技歴調査書 配点 200 点
共通テスト利用入試
①大学入学共通テスト 4教科 4 科目 合計点 500 点
※大学入学共通テストの得点を次の配点に換算します。
①外国語「英語(リスニングを含む)」 配点 200 点
②国語「国語」 配点 100 点
③数学「数学Ⅰ・数学A」 配点 100 点
④選択科目(以下いずれか 1 つを選択) 配点 100 点
・地歴・公⺠「世界史B」「⽇本史B」「地理B」「現代社会」「倫理」
「政治・経済」「倫理、政治・経済」から1科⽬
・理科「物理基礎」「化学基礎」「⽣物基礎」「地学基礎」から2科⽬、
または「物理」「化学」「⽣物」「地学」から1科⽬
共通テストと入試の変更(2021年)指定校推薦・AO入試・その他入試
ここまでいかがだったでしょうか?続いて2,021年の早稲田大学の指定校推薦入試やAO入試についても解説していきます。
①指定校推薦入試
早稲田大学の指定校推薦入試において、2021年度入学者を対象とした指定校推薦入試をうける受験生に対して、「大学入学共通テスト」のうち、英語・国語・数学(1A)の受験を必須にするそうです。指定校推薦入試の出願時期(11 月)・合格発表時期(12 月)は概ね現⾏通りとし、「大学入学共通テスト」の成績は入学手続の一環として提出を求め、合否には影響しないそうです。詳細は、2020年の7月上旬に各指定校宛に送付する入試要項に書かれるそうです。
参考:2021 年度 指定校推薦入試における「大学入学共通テスト」の受験必須化について
②AO入試
AO入試の変更点ですが、国際教養学部であります。2021年度入試から、9月入学定員を125名から150名に増加させています。また、AO入試において、国内選考の定員を125名から100名に減らしています。
③グローバル入学試験
グローバル入学試験において、海外就学経験者の入学試験に名称を改め、出願資格をいくつか提示されています。
募集要項について、
- 「⽇本の教育制度以外の課程にて教育を実施する日本国外に所在する外国の中等教育機関(日本の中・高等 学校に相当)に継続して 2 年間以上在籍し、学校教育における 12 年の課程を修了した者もしくは 2021 年 3 ⽉に修了⾒込みの者
- 「⽇本の教育制度以外の課程にて教育を実施する⽇本国外に所在する外国の中 等教育機関(日本の中・高等学校に相当)に最終学年の 1 年間を含めて、中等教育機関を通じて通算で 2 年間 以上在籍し、学校教育における 12 年以上の課程を修了した者もしくは 2021 年 3 ⽉に修了⾒込みの者
のどちらかの経験を有している受験生が受験する際の条件になりました。利用できる英語外部検定試験について、「TOEFL(iBT/PBT)」あるいは「IELTS(Academic)」のみになりました。
参考:2021 年度以降の一般入学試験以外の⼊学試験における変更点等について
まとめ
いかがだったでしょうか?
早稲田大学の2021年度入試の変更点や共通テストの利用のされ方についてご紹介しました。これ以外にも変更点が随時早稲田大学の公式ホームページで更新されているので、早稲田大学のホームページで更新され次第、こちらで更新していきます。
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