こんにちは!
アクシブアカデミー 東陽町校の及川です!
今回はスマホゲーム依存症についてお話していこうと思います。
スマホゲーム依存症part17の続きとなりますので、まだ読んでいない人はそちらを先にお読みください。
樋口進さんの著書 ”スマホゲーム依存症” を参考にお話します。
目次
家族対応_七つの応用
①ゲームについて本人に聞いてみる
家族対応の基本は、依存者本人の話にしっかりと耳を傾けることでした。
依存者がスマホゲームにハマって以来、あまり会話ができていなかったという方は、思い切ってゲームのことを聞いてみるのもいいでしょう。
どんなことでもかまいません。
いろいろ質問してみてください。
依存者さんにとてスマホゲームは、依存するほど好きなものです。
自分の好きなことに関心を示してくれる人に対しては、意外なほど率直に話をしてくれる場合がありますので、試してみてはいかがでしょうか。
②ルール作りは本人を交えて家族で行う
スマホゲーム依存の治療のやめのルール作りは、依存者さん本人を交えて、家族全員で一緒に行いましょう。
一方的にルールを押し付けてしまうと、反発心ばかりが芽生えてしまって逆効果です。
ひとたび対立点が生まれると、「ルールを守らないための理由」を次々と作り出していくのが、依存者の特有のパターンでもあります。
「ルールを決めては破られる」の繰り返しでは、ご家族の精神面も消耗してしまいます。
家族内に諦めムードが広がり、半ば放置するような状況になってしまうと、本人の依存がエスカレートする危険もあります。
そのため、ルールづくりの際には必ず本人にも参加してもらいましょう。
本人の意思を尊重しながら「なぜ、そのルールが必要なのか」を共に考え、話し合って決めていくことが大切です。
おすすめは、家族全員で協力して全員がスマホを触らない時間を作ることです。
一日のうち1時間でも、30分でもかまいません。
ポイントは、「ゲーム感覚」で行うこと。
家族と過ごす1時間程度の時間であれば、和気あいあいとした雰囲気の中で、それほど苦しい思いをせずにスマホを使わない時間を持つことができる人もいます。
スマホゲーム時間を家族との時間に置き換えることは、比較的実効性のある対策です。
ぜひ、ご自分の家族の状況に応じて工夫してみてください。
③第三者の力を借りる
依存者のスマホゲーム依存がある程度進行している場合には、家族だけでの対応は困難になります。
そのような時は、医療者などの第三者を介してコミュニケーションしていくことをためらわないでください。
本人との仲のよい親戚に間に入ってもらい、1クッションを作るという方法も比較的有効です。
ただこの場合は、依存者との ”バトル” に発展する可能性が否定できないため、なるべく体力のある男性の方を立てることがポイントです。
家族にはなかなか素直になれないけれど、第三者や医療者に対しては「自分でもやりすぎだと思う」といった本心を語ってくれることもあります。
医師たちも、「1回の診察で全てを知ろう」といったように、治療を急ぎすぎないよう心がけています。
初診の際に一番大切なことは、もう一度診察室に来てもらうための関係づくりです。
これはあらゆる依存の治療に共通するポイントと言えます。
初診時を含めた治療の初期段階で、医師と依存者が対話を通して信頼感を醸成し、治療を継続することができれば治療の効果も上がっていきます。
加えて、ご家族と依存者の関係が良好であることも、治療において大きなプラスになります。
ご家族の皆さんは、どうかそのことを忘れないようにしてください。
④スマホゲーム・機器・機能の知識を身につける
依存者が依存しているスマホゲームに関して、ご家族が興味・関心を持たなければ、たとえ本人がゲームの話をしてくれても「何を言っているのかさっぱり・・・」といったところではないでしょうか。
そのような状態では、なぜ本人がそれほどスマホゲームに夢中になっているのかを理解することは難しいと言えます。
しかし、ご家族がスマホゲームに精通する必要はありません。
基礎知識を知っておくだけでも、対応時に心の余裕が生まれてきます。
依存者がお子さんの場合には、スマホでの有害サイトの閲覧を制限できるフィルタリング機能や、スマホの利用時間や使用できない時間帯の設定ができるタイマー機能を活用すると、治療の成果が上がります。
成人の場合には、それほど効果が期待できないというのが正直なところです。
それでも、タイマー機能の利用によって成果が出る場合もあります。
⑤本人の「現実生活」に関心を持つ
人がスマホゲームに没頭するのは、あくまでも「一時的な心の安堵」を得るためです。
ご家族が、依存者のスマホゲーム依存の背景にあるものについて関心を持つことは、治療のプロセスに置いてとても大事なことです。
「依存」の根っこにあるのは、様々な現実からの「逃避願望」です。
依存の問題が、本人と社会の関わり方に深く根ざしている以上、スマホゲーム時間を、スポーツや読書などの新たな趣味に置き換えればいいと言うほど、この問題は単純ではないのです。
現実生活が充実していれば、依存は起きにくいものです。
また、現実生活が充実してくることで、早期に回復していく傾向があります。
重要なポイントは、依存者が自分の人生にアイデンティティーを感じられるかどうか。
達成感や自己肯定感を確認できる出来事を経験することで、急速に依存状態から回復してくることがあります。
ご家族にはぜひ、依存者本人の仕事内容や社会的な役割について、興味・関心を持ってもらいたいと思います。
その上で、本人が家庭の中で会話をしやすい環境を作っていただきたいとおもいます。
⑥スマホゲーム使用記録をつけてもらう
スマホゲーム依存症part9、スマホゲーム依存症part10でご紹介したモニタリングは自分が毎日どれほどの時間をスマホゲームに費やしていうのかを客観視するために、生活上の出来事を書き出していく、スマホゲーム使用記録でした。
ぜひご家族も勧めてあげてください。
最初は1週間でも十分です。
記録をつけることで依存者ほんが自分の生活パターンを把握できるようになり、「自分はこんなにスマホゲームに時間を使っていたのか」と、驚くかもしれません。
記録をつけ始めると、依存者は自らできるだけプレー時間を減らそうと努力し始めるものです。
⑦ゲーム時間が減ったら褒める
「依存」は脳の病気です。
依存が、欲求をコントロールできない病気である以上、一方的に設定したスマホゲーム時間の上限を、依存者に守ってもらうことは困難です。
スマホゲーム時間を削っていくときは、必ず本人の意向を取り入れながら、依存者が受け入れやすいこと、簡単にできそうだと思えることから取り組んでいきましょう。
目標を達成できたときは必ず褒めてあげてください。
どれほど些細なことであっても構いません。
褒められてやる気が出るのは、大人も子供も同じなのです。
スマホの取り上げやWi-Fiの切断は有効か?
いかがでしたでしょうか?
次回 ”スマホゲーム依存症part19” では最終章「スマホの取り上げやWi-Fiの切断は有効か?」についてお話していきます。
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