【国語】立教大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?

 

首都圏の難関私立大学である立教大学。立教大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では立教大学の国語入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。立教大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

立教大学の国語について

MARCHの一角、立教大学の英語試験について記述していきます。今回は、2020年度の全学部統一入試における国語の試験概要を見ていきましょう。

 

【試験概要】

  • 試験時間:75分
  • 配点:学部により異なる
    • 文学部・異文化コミュニケーション学部・法学部・観光学部・コミュニティ福祉学部は200点。
    • 経済学部・現代心理学部は150点。
    • 経営学部・社会学部は100点。
  • 設問形式により異なるが1問4〜8点程度か
  • 問題数:現代文15問程度古文12〜13問程度
  • 出題形式:マーク形式、漢字の書き取りと抜き出し問題が記述形式となっている。
  • 問題構成:大問3題(大問1・2は現代文、大問3は古文)

【各大問で出題される問題】

  • 大問1
    • A漢字の書き取り
    • B傍線部の内容説明・空欄補充・漢字の読み取り
    • C空欄補充・抜き出し・漢字の読み取り
    • D傍線部の内容説明
    • E抜き出し・傍線部の内容説明
    • F傍線部の内容説明
    • G本文内容一致・抜き出し
    • H傍線部の内容説明
    • I抜き出し
    • J本文内容一致
  • 大問2
    • A漢字の書き取り
    • B空欄補充・傍線部の理由説明・傍線部の内容説明
    • C傍線部の理由説明・傍線部の内容説明
    • D傍線部の内容説明(不一致のもの)・空欄補充・下線部選択問題(不一致のもの)
    • E傍線部の内容説明・空欄補充・傍線部の理由説明
    • F抜き出し・本文内容一致・傍線部の内容説明・傍線部の理由説明
    • G本文内容一致・本文の表現特徴
  • 大問3
    • A語の意味・傍線部の解釈
    • B語の意味・傍線部の解釈・抜き出し
    • C空欄補充・人物関係・語の意味
    • D語の意味・傍線部の解釈
    • E漢字の書き取り・傍線部の指示内容・傍線部の解釈
    • F心情説明・箇所指摘・傍線部の解釈
    • G語の意味・傍線部の解釈
    • H傍線部の理由説明・抜き出し・傍線部の解釈
    • I語の意味・現代語訳
    • J和歌の解釈・敬語・現代語訳
    • K傍線部の理由説明・空欄補充・語の意味
    • L本文内容一致・文法
    • M文法

【各大問・小問の配点】

大問1評論文不明
設問数が7〜10題であり、そのうち漢字の書き取りが1題×3問程度、内容一致が1題×5問
抜き出し問題が1~2題、その他は内容説明問題など。

大問2評論・随筆・小説いずれか不明
設問数が6〜7題程度と大問1よりは少なめ。
漢字の書き取りや内容一致、抜き出し問題の数は大問1と同等で総設問数がやや少ない。

大問3古文不明
設問数は12〜13題程度になっており、語の意味を問う問題と本文の内容に関する設問が比較的多い。
設問ごとの配点差はそれほど大きくないと思われる。

【受験者平均点と目標得点率】

受験者平均点や合格最低点は公表されていませんが、過去の開示結果から考えるとボーダーラインは7割〜7割5分、確実に合格するためには8割程度は得点しておきたいところです。

 

各大問の詳細とその解き方

各大問の詳細と解き方を紹介していきます。

 

大問1・2

【詳細】

  • 漢字の書き取り
  • 空欄補充
  • 抜き出し
  • 傍線部の内容説明、理由説明
  • 本文内容一致
  • 本文の表現特徴

【解き方やコツ】

漢字の書き取り
本文中の下線部を漢字に直す形式です。問われているものは標準的な難易度なので共通テストレベルの知識が身についていれば問題ないでしょう。本文を読み進めながら適宜解答していきましょう。

空欄補充
熟語を埋めるものや語句を埋めるものなどいくつかのパターンがありますが、総じて言えるのは空欄の前後や同じの段落の中にヒントがある場合が多いということです。それらの箇所の論理構造が理解できれば正解の選択肢に近付くことができます。答えを出したら、一度空欄部分を含めて周辺箇所を一読ししっくりくるかどうか確認すると良いでしょう。

抜き出し
指定字数で抜き出すケースが多いです。抜き出し問題では、本文全体から闇雲に探すのではなく探す箇所を絞ることが重要です。まずは傍線部や傍線部の含まれる段落から関連する箇所を推定しその部分を中心に探すようにしましょう。

傍線部の内容説明、理由説明
まずは傍線部をよく確認し、指示語などはあるか・どの段落について問うているかを把握しましょう。次に選択肢を要素ごとで分け、合致していないものから消去していくようにしましょう。その際、「この部分が本文の主張とは異なる、本文には書かれていない」ものを消していくことを意識すると良いです。選択肢を絞っていくと大抵1つか2つに絞られると思いますが、2つ残ってしまった場合は焦らず「どちらがより適切か」という観点で考えてみましょう。

本文内容一致
「本文の内容に合致するものは1、合致しないものは2」という解答形式になっています。内容一致問題で重要なのはなんとなくで答えるのではなく、選択肢と対応している箇所を見つけ出し選択肢と対応させながら合致・不一致を確実に見極めることです。主観は禁物です。

本文の表現特徴
小説問題で出題されました。初見だと戸惑ってしまうかもしれませんが、大枠は本文の内容一致問題と同じです。選択肢に該当する箇所の周辺を読み返し、正誤を見極めていきましょう。余力があれば過去のセンター試験問題や小説問題を参照すると良いでしょう。

【解答時間の目安と目標得点割合】
大問3の古文に20〜25分程度残しておきたいので、現代文2題で50分以内を目安に解答するようにしましょう。合格ラインを考えると最低7割、できれば8割以上の得点率を目指しましょう。

 

大問3

【詳細】

  • 語の意味
  • 文法
  • 空欄補充、抜き出し
  • 人物関係、敬語
  • 傍線部の解釈
  • 傍線部の理由説明、心情説明
  • 本文内容一致
  • 和歌の解釈

【解き方やコツ】

語の意味
基本的な古文単語の意味や用法が身についているかどうかが問われます。本文の内容に関係なく答えられるものが多いので、本文を読み進めながら確実に答えていきましょう。一つの単語だけでなく、助動詞の意味を踏まえた上で語句の意味を答える問題もあるので注意しましょう。

文法
文法単体で問われることはそれほど多くないですが、本文を読み進め内容を把握する上で必要不可欠な要素になってきます。特に解釈問題や内容一致問題では得点に直結するので、傍線部を中心に区切りの印をつけ助動詞のどの活用形なのか、どのような意味で用いられているかを確認できるようにしておきましょう。

空欄補充、抜き出し
空欄補充は単語、抜き出しは箇所指摘の問題として出題されています。空欄補充については、まず選択肢の単語や語句の意味を把握し、本文の内容と照らし合わせて適切なものを選びましょう。箇所指摘問題に関しても、選択肢の内容を把握したのち、本文を確認するという流れは変わりませんが、内容面だけでなく文法面でも違和感がないか確認するようにしましょう。

人物関係、敬語
人物関係に関する問題は長文特有であり、多くの場合「誰から誰に対する敬意」という視点で出題されることが多いです。敬語の知識(尊敬語、謙譲語、丁寧語)を思い出しながら、本文の注釈等を利用して登場人物の地位関係をおさえておきましょう。

傍線部の解釈
単語の意味や文法の知識を総動員させて解く必要があります。特に多義語や複数の意味をもつ助動詞に注意しましょう。場合によっては文脈から正解を判断する必要があるので、単語や助動詞の意味が合っているからといって当該の選択肢に飛びつかないようにとにかく慎重に解いていきましょう。

傍線部の理由説明、心情説明
解き方自体は現代文の理由説明、内容説明問題と変わりませんが古文の長文から根拠を導き出す必要があるため難易度が少し上がります。場面の区切りごとに「この段落はこのような内容」とメモしておくだけでもかなり解きやすくなると思います。心情説明問題については、心情を表す単語や行動に特に着目しましょう。(例えば泣いていることを示唆するような表現など)

本文内容一致
こちらも解き方は現代文と大きく変わりません。選択肢を見て、該当する箇所を探しましょう(どこの段落のどこの部分等)。そして本文と選択肢を対応させながら確認して注意深く解いていくようにしましょう。

和歌の解釈
古文における一番の難関かと思われます。まずは和歌そのものについて注釈や助動詞・単語・季語などをもとに情景や心情を可能な限り把握するようにしましょう。その後、本文のどのような状況になぞらえてその和歌を読んでいるのかを考えると良いでしょう。一朝一夕で解けるようになるのは難しいかもしれませんがとにかく慣れることが大事です。

 

大問ごとの学習・対策方法

大問1・2

大問1では例年評論が出題されていますが、大問2では年度によって評論・随筆・小説と様々なジャンルから出題されており総合的な国語力が試されます。そのため、普段から評論だけでなく随筆や小説などの問題にも積極的にチャレンジし基本的な読み方を習得しておくことが重要です。また、問題を解く際はどの段落にどのような内容が書かれているか、段落ごとの繋がりはどうなっているかなど本文の論理構造を常に意識するようにしましょう(接続詞などにも要注意)。選択肢を選ぶときは「フィーリング」ではなく、本文中の対応箇所と照らし合わせて正解/不正解の明確な根拠が言えるように練習しましょう。これらを意識して「アクセス現代文」や「マーク式問題集 現代文」など基本的なものから解いていき、過去問へと入っていきましょう。余力があれば「入試漢字マスター」や「現代文キーワード読解」等で知識面の学習もしておくと良いでしょう。

  • おすすめ参考書

入試現代文へのアクセス 基本編
現代文の初歩的な学習に最適です。よく出てくる対比・並列などの文構造を問題を解きながら学ぶことができ、本文の論理構造を掴む感覚を身につけることができます。ただ問題を解いて終わりではなく、本文がどのような構成になっているかメモしながら進めていきましょう。

「入試漢字マスター1800+」「現代文キーワード読解」
知識面の補充に最適です。漢字についてはこれを一冊やっておけば共通テストや私大二次試験に十分対応することができます。キーワード読解については、必須ではありませんが現代文(特に評論)によく出てくる用語の意味や用法についてわかりやすく解説しているので内容をわかっておくと本文の読みやすさが大きく変わってくると思います。

大問3

大問3・古文の学習の基本は単語と文法の習得です。これらの知識が身についていないと長文演習に入ってから苦戦するのでますは基礎を固めることを最優先にしましょう。単語については「古文単語315」や「古文単語ゴロゴ」など自分に合うものを一冊何周も何周もやり込んで完璧に覚えるくらいにしましょう。文法については東進系の文法講義本を使っても良いですし、「ステップアップノート」などを使って演習しながら覚えていく方法でも構いません。これらの基礎知識が身についたらいよいよ長文に入ります。「有名私大古文演習」や過去問などを用いて実際に問題を解き、慣れていきましょう。長文を解く際は特に助動詞や敬語・人物関係に注意し内容を理解しながら読み進めていくことを意識しましょう。単語帳の巻末などに載っている古典常識を知っていると解きやすいケースもあるので古典常識はできる限り頭に入れておきましょう

  • おすすめ参考書

「読んで見て覚える古文単語315」「古文単語ゴロゴ」
古文単語は一冊を何周もして覚えていくことが基本です。「古文単語315」はイラストや例文などが豊富で一つの単語を複数の角度からインプットしていくことができますが、暗記は苦手で語呂合わせで覚えたい!という方は「古文単語ゴロゴ」の方が使いやすいかもしれません。他にもいくつかの古文単語帳が発売されているので書店で実際に手に取り一番使いやすそうなものを選ぶと良いでしょう。巻末に古文常識や和歌の基礎的事項が載っていることがあるのでしっかり目を通しておきましょう。

「ステップアップノート古典文法基礎ドリル30」
文法事項の簡単な解説と付随する問題がついているため、解きながら古典文法を身につけることができます。一周で終わらせるのではなく何周もして文法を体に覚えこませましょう。説明は少なめなので、古文が苦手な方は「富井の古典文法をはじめからていねいに」などの講義系参考書と併用することをおすすめします。

「古文上達基礎編45」「有名私大古文演習」
「古文上達基礎編45」は文法と長文の橋渡し的な参考書で、文法の解説が載っておりかつ実践的な問題も収録されているので「文法はなんとなく覚えたけれどいきなり長文は解けない」という方におすすめです。古文常識など長文読解の際に気をつけるべき点についても述べられているので時間に余裕があれば是非取り組むと良いでしょう。「有名私大古文演習」はMARCHレベルの長文問題が20題収録されており、様々なジャンルの長文問題に取り組むことで対応力・実践力を磨くことができます。演習する際は解き放しで終わらせるのではなく解説をしっかり読み込んで長文問題の解き方を整理しておきましょう。

 

最後に

立教大学全学部の国語対策は以上になります。現代文と古文の総合力が問われるバランスの良い出題内容になっているので、学習する際には基礎をおろそかにせず一つ一つの長文を丁寧に解いていくことを心がけましょう。頑張ってください!

 

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