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これやってたらその勉強無駄!最新の脳科学から見る絶対NGな勉強法3選


受験生の皆さん、日々の自習でこんな勉強法をしていませんか?実はそれ、脳科学的に見ると「無駄」かもしれません。今回は、脳科学を基にした「やってはいけない勉強法3選」をご紹介します。自習編として、効率的な勉強法を見直して、受験勉強をさらに効果的にしましょう!

1. 復習のタイミングを決めていない

まず、最も避けるべきNG勉強法の一つが、復習のタイミングを決めていないことです。勉強した後、復習を怠ると、どんなに一生懸命に勉強しても、記憶は短期間で薄れていきます。実際、人間は忘れる生き物であることを、脳科学が証明しています。

例えば、有名なエビングハウスの忘却曲線によると、勉強してから20分後には、記憶が約58%も忘れられてしまいます。さらに1日後には34%にまで減少します。しかし、早めに復習をすることで、記憶の保持率を高めることができます。1日以内に復習をするだけで、記憶をほぼ100%戻すことができるのです。

復習のタイミングは、科学的にも非常に重要です。例えば、1週間後、1ヶ月後に再度復習をすることで、記憶を長期間保持できるという研究結果もあります。勉強後、翌日、1週間後、1ヶ月後に復習を組み合わせることで、記憶が定着しやすくなります。

記憶してから経過した時間
節約率
20分58%
60分44%
90分35%
1日後34%
2日後27%
6日後25%
31日後21%

 

次に注意したいのが、復習をしすぎて時間を無駄にしているパターンです。復習は重要ですが、過剰にやりすぎると、時間を浪費してしまいます。特に、毎回すべての内容を復習しようとすると、時間が足りなくなってしまいます。脳科学的に言えば、理解度の高い内容や間違えた箇所だけを復習することが効率的です。例えば、間違えた問題や理解が浅い部分にだけ注力することで、効果的に復習できます。逆に、既に完全に理解している内容を何度も復習するのは、非効率です。

復習の回転率を上げるためには、以下のように効率よく進めるのがオススメ

  • 1日目: 学んだ内容をその日のうちに復習
  • 翌日: 次に学ぶ前に前日の復習
  • 1週間後: その週の内容を総復習
  • 1ヶ月後: より長期的な復習を行う

 

こうしたタイミングで復習することで、記憶を効率的に定着させ、無駄な復習時間を減らせます。

2. ノートをきれいに書きすぎている

2つ目のNG勉強法は、ノートをきれいに書きすぎていることです。特に初学者や受験生は、ノートをきれいに整えたくなる気持ちが強いですが、これが逆に勉強の効率を下げていることがあります。ノートをきれいに書こうとするあまり、内容の把握や理解が後回しになり、時間をかけすぎてしまうことがあります。

勉強の目的は、内容を理解することであり、ノートがきれいであることは二の次です。脳科学的には、重要なのは理解して記憶することで、きれいなノート作りにこだわることは、逆効果になることもあります。むしろ、間違えた箇所や理解が不十分な部分をしっかりと書き込んでおく方が有効です。ノートに書くことよりも、問題を解いたり、理解を深めるためにアウトプットを重視した方が、結果的に理解が進みます。きれいなノートを作る時間を、もっと効率的に勉強に使いましょう!

3. 学校で内職する

最後のNGな勉強法は、学校で内職をすることです。もちろん、学校授業に追いついていない場合は、まずは学校授業に追いつくことを優先して内職する場合もあるかもしれません。

しかし、学校授業に追いついている場合、内職して起きる問題としては、主に 集中力の分散 と 効率の悪化 という点にあります

まず、内職をすることで授業に集中できなくなるのが大きな問題です。授業は理解を深める時間であり、そこに集中しないと、後々の復習が追いつかなくなります。特に、内職をしていると、教師の説明をしっかり聞き逃したり、問題の解き方を理解する機会を逃してしまう可能性が高くなります。その結果、後で復習しても「何をやっていたのかが思い出せない」状態に陥り、学習の効率が下がります。

さらに、内職をしている間に脳のリソースが分散され、他の学習内容に対する集中力や記憶力が弱まることがあります。例えば、ノートを取ることと内職を並行することは、脳が両方を処理するためにエネルギーを分けることになり、学習の効果が半減してしまいます。内職のせいで集中力が欠けてしまうと、必要な情報をしっかりと記憶に定着させることができません。

 

また、内職に多くの時間を割くと、勉強の 復習のタイミング を逃してしまう危険もあります。先程の話で述べたように、復習はタイミングが重要です。例えば、勉強した内容をすぐに復習しないと、記憶の定着率が大きく下がります。授業中に集中せず内職をしていると、復習のタイミングを見逃し、後で一気に復習しようとすると効率が悪くなります。

結局、内職をしていると「短期的に成果が見えるかもしれませんが、長期的には学習効率が低下」することになりがちです。学習において最も大切なのは、授業に集中して理解を深め、その後で適切なタイミングで復習を行うことです。内職は一見、時間の有効活用に思えるかもしれませんが、学びを深めるためには、やはり授業に集中することが最優先だと言えるでしょう。

まとめ

受験勉強を効率的に進めるためには、脳科学に基づいた勉強法を実践することが大切です。復習は勉強後すぐ、翌日、1週間後に行うことで記憶が定着します。ノートはきれいに書くことよりも、理解を深めることが重要です。また、授業中に内職をするのはNGです。授業に集中し、理解を深めることが最も効果的です。これらを実践すれば、勉強の効率が格段にアップし、受験の成果も大きく変わるはずです。今日から試してみましょう!

 

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