「家でなかなか勉強に集中できない…」「気づいたらスマホを触ってしまっている…」という高校生も多いのではないでしょうか?人間の集中力は、実はそれほど長くは続かないものです。特に家には誘惑が多くあります。
そこでこの記事では、家で勉強できない7つの理由と、それぞれの対処法を解説します。さらに、勉強がはかどる効果的な休憩方法も紹介します。家でも集中して勉強しやすくなるので、学習効率をアップさせたい方はぜひご一読ください。
家で勉強できない7つの理由
「どうして自分は家で勉強できないんだろう?」と悩んでいる方は、勉強できない理由を知ることから始めましょう。理由が明らかになることで、勉強できるようにする対処法も分かってきます。ここでは、家で勉強できない7つの理由を解説します。
1. スマホやゲームに手を出してしまうから
家で勉強できない理由の一つは、スマホやゲームなどの誘惑に負けてしまうことです。家には集中力を阻害するものが多くあり、特にスマホやゲームは簡単にアクセスできるので、注意力が散漫になりがちです。脳が一つのことに集中しにくくなるので、この状態が続くと勉強に対する意欲がさらに低下してしまいます。
東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授は、「スマホを1日3時間以上使う学生」は、2時間以上勉強しても、「ほとんどスマホを触らない学生」より成績が低くなる傾向があることを発表しました。このデータからも、スマホの使用が勉強に及ぼす影響の大きさが分かります。
参考:PRESIDENT Online「“スマホが学力を破壊する”これだけの根拠」
2. 机の上にいろんな教材を置いているから
机の上が教材だらけになっていませんか?机の上にいろんな教材を置いていると、目移りしてしまい、集中力が途切れやすくなります。
例えば英単語を覚えている最中に、視界の端に数学の教科書があるとします。「そういえば数学の宿題もあったんだ」と思い出し、英語への集中が途切れてしまうでしょう。
他の教材が目に入ることで、「あれもやらなきゃ…」というプレッシャーを感じ、目の前の勉強に集中できなくなります。
3. 勉強時間を決めずにダラダラやってしまうから
「とりあえず勉強しよう」と始めても、途中で飽きてしまったり、他のことに気を取られたりすることはありませんか?
学校や予備校と違い、家では時間がたくさんあるように錯覚し、明確な時間を決めずに勉強を始めてしまいがちです。その結果、学習効率が低下して達成感も得られないため、やる気を失いやすくなります。また、具体的な目標を設定しないまま学習を進めても、質が低下する可能性が高いです。
4. 机と椅子の高さが合っていないから
机と椅子の高さが自分に合っていない場合、家で勉強できない大きな原因となります。合わない机と椅子を使うと、どうしても姿勢が悪くなってしまいます。猫背になったり、逆に椅子が高すぎて肩が上がったりと、体に負担がかかる姿勢になりがちです。
すると血行が悪くなり、脳に十分な酸素が行き渡らなくなるので、集中力が低下します。「家だと肩こりや首の痛みが気になる」という方も、机と椅子の高さを見直してみましょう。
5. 勉強中に食べる食べ物・飲み物が良くないから
勉強中におやつや飲み物が欲しくなる気持ちは分かりますが、実はそれが集中力を妨げているかもしれません。
例えば、ポテトチップスのような手に粉が付く食べ物を考えてみてください。食べていると手が汚れてしまい、手を洗いに行きたくなります。そして、手を洗いに行くついでにベッドに横になったり、スマホを触ったりしてしまう可能性が高まります。
また、体を冷やす飲み物や利尿作用のある飲み物は、トイレに行く回数が増えてしまい、その度に集中力が途切れやすいです。
このように、勉強中に食べる物や飲む物を適切に選ばないと、家で勉強できない状態になってしまいます。
6. 他に悩みや気になることがあるから
悩みや気になることがある場合も、家での学習効率が大きく下がる原因の一つです。悩みや不安は心に大きなストレスを与えます。ストレスは集中力や記憶力を低下させるので、家で勉強できなくなってしまいます。
例えば「受験どうなるんだろう」という不安や、「昨日あんなこと言っちゃったけど大丈夫かな…」といった人間関係の悩みはありませんか?このようなネガティブな考え事が頭の中を占めていると、目の前の勉強に集中しにくくなります。
もし、あなたが「志望大学に合格できるか心配で勉強が手につかない…」と悩んでいるなら、ぜひ以下の動画をご覧ください。不安な状況から脱け出すための考え方を紹介しています。
・内部リンク:合格できるか心配で勉強が手に付きません。
7. 一人だとやる気が起きないから
一人で勉強すると外からの刺激や支援が少ないので、モチベーションを保ちにくくなります。その結果集中力が続かなくなり、「家では勉強できないんだ…」と思い込みやすいです。
例えば、次のような経験はありませんか?
- 見られていないと気が緩んでしまう
- 頑張りを認めてもらえないと達成感を感じにくい
- 学校や予備校の自習室では集中できるのに、家だとやる気が出ない
これは、周りの頑張る姿や存在がやる気に繋がっているからです。一人で勉強するのに不慣れだったり、周りの刺激がモチベーション維持に重要だったりするタイプの方は、家で勉強しにくくなります。
ここまで、家で勉強できない理由を7つ紹介しました。他にも勉強のやる気が出ない原因を知りたい方は、あわせてこちらの記事をご覧ください。
・内部リンク:【受験生】勉強のやる気が出ないときの対策とは?モチベーションを高める9つの方法を紹介
家で勉強できないときにやるべき7つの対処法
家で勉強できない理由のそれぞれには、ちゃんと対処法があります。今日から取り入れられることが多いので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 誘惑になるものを視界から取り除く
誘惑になるものを視界から取り除くことで、集中力が高まり、効率的に勉強できるようになります。人の視野は左右各120度と広いので、視界にあるものが気になりやすい状態です。無意識のうちに注意を引かれて集中力が低下するため、次のように見える範囲から取り除きましょう。
- スマホを別の部屋に置く
- 勉強に必要ない物は段ボールに入れ、ガムテープで蓋をする
- 漫画の棚にシーツを被せて、見えないようにする
特に「段ボールに入れる」「シーツを被せる」など、物理的な障壁を作ることがおすすめです。わざわざ「段ボールから取り出す」「シーツをどかす」という手間が発生するため、手を出してしまうことが減ります。
2. 必要な教材だけを机に置く
もし机の上に教材が何冊も置いてあるなら、今使う教材だけを出して他は全部しまいましょう。視界に入る情報が減ることで、取り組むべき課題に集中できるようになります。
具体的には、次のことを実践してみてください。
- 1日の勉強計画を立て、科目ごとに必要な教材を事前に準備する
- 他の教材は引き出しやカゴに入れて、視界に入らないようにする
- 勉強が終わったら、すぐに教材を片付ける
机の上のスペースが広くなると、快適に勉強できる余裕も生まれます。落ち着いて勉強に向かえるようになるので、上記を習慣化しましょう。
3. 勉強時間を決めて習慣化する
「家では19時から21時までしか勉強しない」のように、決まった時間に勉強するのがおすすめです。時間を決めることで、その時間内に集中して取り組む意識が生まれます。また、決まった時間に勉強しているうちに、脳が勉強モードに切り替わるようになります。
特に朝起きてからの3時間は、脳が活発になるゴールデンタイムです。前日の復習や思考力が必要な科目を中心に勉強してみましょう。
最初は集中できないかもしれませんが、続けていくうちに「この時間は勉強する」という習慣が身に付きます。また「あと30分で終わる」と思うとラストスパートをかけられるので、集中力も高まります。
「習慣化したいけど、3日も持たない…」という方も、いくつかのコツを押さえれば続けられるようになります。こちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
・内部リンク:勉強を習慣化する方法-科学的に効率の良い勉強法
4. 机と椅子の高さを合わせる
机と椅子の高さを自分の身長に合わせることも、家で勉強できない状態を改善する方法の一つです。机と椅子の高さを合わせると正しい姿勢になり、長時間の勉強でも疲れにくくなります。また、血行が良くなるので、集中力を維持しやすいのもメリットです。
次の式で計算すると、自分の身長に合った高さを見つけられます。
- 椅子(座面)の高さ:(身長×0.25)-1
- 机の高さ:椅子の高さ+(身長×0.183)-1
例えば身長165cmの高校生なら、机の高さは約69.4cm、椅子の座面の高さは約40.3cmが適切です。この高さで座ると、ひざ・腰・腕の角度が90度になり、足の裏全体が床につきます。
どうしても高さが合わない場合は、机の下にクッションや足台を置いて調整してみましょう。
5. 集中が途切れない食べ物・飲み物を選ぶ
勉強中の飲食を工夫することで、集中が途切れにくくなります。おすすめの飲み物は、水やノンカフェインのハーブティーです。知的作業をする前に水を飲むと、その後のパフォーマンスが上がるという研究結果もあります。
一方、コーヒーや緑茶、エナジードリンクはなるべく控えましょう。利尿作用が高くトイレに行きたくなるので、気が散ってしまいます。食べ物では、グミを食べる際に爪楊枝を使うなど、手を汚さない工夫をしてみましょう。手を洗う手間が省けるので、勉強のリズムを崩さずに済みます。
また、糖分を補給したいときは、お菓子よりもバナナがおすすめです。適度に糖分補給ができるので、勉強の休憩時間に1本食べてみてください。
6. 不安や気がかりなことをノートに書き出す
不安や気がかりなことを書き出すと、漠然としたモヤモヤが形になります。「私はこういうことが不安だったんだ」と気付けて気持ちを整理できるので、解決策が見えてきます。
以下のような流れで、今感じている不安をノートに書き出してみましょう。
- 勉強を始める前に、5分間くらい時間をとる
- ノートに「本当に志望大学に合格できるかな…」「昨日友だちと喧嘩したけど、仲直りできるか心配」のように書き出す
- 書いた後はノートを視界から外すか、破ってゴミ箱に捨てる
この習慣を定期的に続けることで不安への対処力が高まり、家で勉強しやすくなります。
7. 家族に協力してもらい、リビングで勉強する
自室だと気が緩んで勉強できない場合、リビングに移動するのも対処法の一つです。家族の目があることで適度な緊張感が生まれ、集中力アップに繋がります。
しかし、家族がテレビを見ていたり、賑やかに会話していたりすると逆効果です。そこで重要なのが、家族の協力を得ることです。具体的には、次のように静かな環境づくりをお願いしてみましょう。
- リビングを使う時間を前もって伝えておく(「19時から20時の間だけ勉強したい」など)
- 一時的にテレビや声のボリュームを下げてもらう(「この問題を解く間だけ静かにしてほしい」など)
このように、家族の協力を得てリビングで勉強すれば、家でも効率的に学習を進められるようになります。
ここまで、家で勉強できないときの対処法を紹介してきました。
なかには「これが終わったらあれもやらないと…やることが多すぎる」と焦ってしまい、勉強できない方もいるのではないでしょうか?そんな状態でも勉強できるようになる考え方を、下記の記事で解説しています。勉強へのやる気を出したい方は、ぜひご覧ください。
・内部リンク:勉強のやる気が出ない受験生・高校生へ やることを減らしてシンプルに考えるコツ
家で勉強するときにおすすめの休憩方法3つ
「家だとついたくさん休憩してしまい、勉強が進まない」という方に向けて、おすすめの休憩方法を紹介します。
1. あえてキリが悪いところで休む
家で勉強するときに、「ここまで終わらせてから休憩しよう」と考えていませんか?実は、あえてキリが悪いところで休む方が、勉強への意欲を維持しやすくなります。
例えば、数学の問題を解いているとしましょう。5問中3問目の途中で休憩をとれば、「あと2問で終わる」という気持ちが残るため、休憩後すぐに残りの問題に取り組みたくなります。一方、5問全て解き終わってから休憩すると、「次は何をしようかな」と考える時間が必要になり、勉強再開までに時間がかかってしまいます。
キリが悪いところで休憩する際は、ポモドーロ・テクニックを活用するのがおすすめです。ポモドーロ・テクニックとは、「25分勉強したら5分休憩する」というように、時間を決めて作業に取り組む時間管理術のことです。あらかじめタイマーをセットしておくことで、25分経ったら強制的に休憩に移れるようになります。
2. 休憩中はタイマーをかける
前述した「あえてキリが悪いところで休む」とあわせて、休憩中は必ずタイマーをかけておくことが大切です。休憩時間が明確になるため、「あと5分だけ休もう」などダラダラと先延ばしすることがなくなります。
もし5分休憩すると決めたなら、キッチンタイマーなどをセットして時間を管理しましょう。スマホを使う場合は集中力が途切れないよう、手が届きにくい場所に置いておくことが重要です。休憩中についスマホを触ってしまい、「気付いたら長時間経っていた」ということになりかねません。タイマーの音は好きな音楽や、気分が上がるような音をセットしておくのがおすすめです。
このようにタイマーで時間管理をすることで、すぐ勉強に戻れる習慣が身に付きます。
3. 10分でできるリフレッシュ方法を選ぶ
10分でできるリフレッシュ方法を選べば、ダラダラしすぎずに効率良く気分転換できます。また、前もって何をするか決めておくことで、休憩時間を有効に使えるのもメリットです。
具体的には、次のようなリフレッシュ方法がおすすめです。
- 好きな音楽を1~2曲聴く
- 軽いストレッチをする
- 窓を開けて外の景色を眺める
これらは短時間で気分転換できるだけではなく、次の勉強へのモチベーションを高める効果も期待できます。
逆にSNSを見たり、ベッドやソファーに横になったりするのはおすすめできません。「10分だけ」と決めても、つい長時間続けてしまい、かえって勉強できなくなる恐れがあります。
休憩時間の使い方ひとつで、勉強の効率は大きく変わります。気分転換をしつつ体も動かして、次の勉強時間に向けて頭も体もリフレッシュしましょう。
まとめ
この記事では、家で勉強できない理由と対処法、そして効果的な休憩方法を紹介しました。スマホやゲームを視界から取り除く、必要な教材だけを机に置くなど、今日から実践できる対処法は多くあります。
また、休憩する際はあえてキリが悪いところで休んで、10分でできるリフレッシュ方法を取り入れてみましょう。まずはできることから1つずつ試して、自分に合ったやり方を見つけることが大切です。快適な学習環境を整えれば、家で勉強できない状況から脱け出しやすくなります。
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