首都圏の難関私立大学である青山学院大学。青山学院大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では青山学院大学の国語入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。青山学院大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。
青山学院大学の国語について
MARCHの一角、青山学院大学の国語試験について記述していきます。今回は、2020年度の全学部統一入試における国語の試験概要を見ていきましょう。
【試験概要】
- 試験時間:70分
- 配点:100点
- 問題構成:現代文2題、古文1題の計3題(日本文学科、史学科、比較芸術学科) 又は現代文2題で古文なし(その他学部学科)
- 出題形式:全問マークシート方式
- 出題内容:現代文は例年、評論が2題出題されています。
本文の内容の趣旨や理解度を試す問題に加え、文学史などの知識問題も出題されます。また、文章の構造の理解度を試す空所補充問題なども出題されています。古文は、本文を訳し、読解する力を試す問題や、古典常識や古語に関する知識問題、文法や敬語の問題など広範囲にわたる問題が出題されています。
【合格者最低得点率】
2020年度に行われた入試結果では、3教科合わせた合格者平均得点率は70〜80%となっています。選択科目のほうが比較的点数は取りやすくなっていますが、青山学院は英語のレベルが高いことと国語では現代文2題しか出題されない学部もあるということを考えると、高得点を取っておいて損はないと思うので最低でも7~80%は取れると安心です。
【大問ごとの解き方と対策】
大問 | 出題内容 | 対策 | おすすめ参考書 |
1 | 毎年、大問1では評論文が出題されています。空所補充問題が多く、語意を問う問題も出題されています。 | 聞いたことはあるけど意味はなんとなくしか分からないような言葉が出てきたらすぐに辞書で調べたりと、語彙力を増やし、正しく使えるようにしておく必要があります。 | ・読解を深める現代文単語[評論・小説]桐原書店(評論や小説によく登場する単語が載っています。対義語や同義語が載っていたり、用語のすぐ隣に問題のページが掲載されているため使いやすいです) |
2 | 大問2でも毎年評論文が出題されています。大問1に比べると本文の内容の理解度を問うような問題が多く、文学史も出題されています。 | 文学史が出題されるため、こちらも気を抜かずに知識を蓄えておく必要があります。 | ・頻出日本文学史 河合塾シリーズ(時代ごとにわかりやすくまとめられているためおすすめです) |
3 | 文学部の日本文学科、 史学科、比較芸術学科のみが解答する問題です。毎年古文が出題されています。他大学の古文の問題とはあまり変わらず、文法問題や古典常識、古文単語の理解度を問われる問題が出題されています。 | 文章全体を理解する力が必要になるため、全学部の問題だけではなく個別学部入試の問題も触れておくと、問題に慣れてくるかなと思います。学校の授業や過去問で出てきた文を1文ずつ丁寧に現代語訳する習慣を身につけておくと良いと思います。 | ・重要古文単語315(古文単語だけでなく古典常識もまとめて載っているため使いやすいです) ・河合塾シリーズ 古文 入試精選問題集(レベルは少し高めですが、有名な文章が多く載っているため数をこなすことで古文になれることが出来ます) |
最後に
いかがでしたでしょうか。青山学院大学はGMARCHのうちの一つでもあり、毎年受験生からの人気がかなり高い大学です。問題のレベルも決して易しくはありません。現代文も古文も必要な知識を身につけ、後は数をこなすことで文章を読むということに慣れてきます。知識をつけつつ早いうちから問題を解いておくと良いと思います。
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