首都圏の難関私立大学である青山学院大学。青山学院大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では青山学院大学の世界史入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。青山学院大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。
青山学院大学の世界史について
MARCHの一角、青山学院大学の世界史試験について記述していきます。今回は、2020年度の全学部統一入試における世界史の試験概要を見ていきましょう。
【試験概要】
- 試験時間:60分
- 配点:100点
- 問題構成: 大問3題 解答数は50個程度。
- 問題形式:全問マーク式 選択法 配列法
- 特徴的な問題形式
①複数の文章を年代順に並べ替える問題(前後の出来事も結びつけて一連の流れを理解しておく必要があります)
②正誤問題(出来事を関連する単語と結びつけて正しく理解し、その場で判断する必要があります)
【出題内容】
地域別
欧米地域から一題、アジア地域から一題、多地域を見渡すグローバルな大問が一題という割合がベースだが、年度によってはその割合が変化することがある。また、欧米地域がメインの大問で一部、アジア地域について問われたりと、広い地域から問われる傾向が強いです。
時代別
年度によって偏りはあるものの、近世~現代中心の出題が多い傾向にあります。
分野別
政治史・外交史が中心となっているが、文化史・宗教史からの出題もあります。社会・経済史については農業、土地制度に関する大問が出題されたこともあります。
【平均点】
全学部入試は個別入試に比べて難易度が高く、合格者最低得点率は7~80%となっている。世界史では最低7~80%を取る必要があります。特に世界史が得意な人は満点を狙う位が良いと思います。
大問ごとの解き方と対策
大問1
大問1は、示された文章の中の下線部について問われます。適切な事柄を示した文を選ぶ問題では、一文ずつしっかりと読み込み、違う箇所を訂正することで適切な文が分かり、間違えた部分について再確認するきっかけにもなります。また、君主や都、王朝の名前を問われる問題が多いため、中国やイスラムなど、王朝や都の移り変わりが激しい地域は特に対策しておく必要がある。その他にも文学作品の作者を問われる問題など知識が問われる問題もあり、基本的な内容になっています。
▼おすすめ参考書
- ナビゲーター世界史B 1~4
- 易しい文章で書いてあるため流れを理解しやすいです
- 山川出版社 諸説世界史
- 学校で教科書として使っている人も多いと思いますが、説明の文と芸術作品や絵画、地図などが同じページに載っているため分かりやすいです
大問2
大問2では、大問1のような人物や出来事についての問題よりも、当時の人々の暮らしやその時代の特徴について問われる問題が多い傾向にあります。宗教についてや、当時輸出入されていた生産品などが問われるため、教科書や資料集などを使ってその時代の出来事など、背景と関連付けながら理解していく必要があります。
▼おすすめ参考書
- 最新世界史図説タペストリー
- こちらも補助教材として学校で使っている人も多いと思いますが、受験当日は資料集を持っていけと言われる位、私文は芸術作品や地図などからの出題が多い傾向にあります
大問3
大問3では、年代ごとに出来事を並べる問題や、国や王朝の組み合わせなどを問われる問題が出題されます。また、大問1,2と違い、現代の問題が出題される傾向にあります。WW1~現代にかけての問題では同盟を組んだ国や、革命家、文学作品の組み合わせ、条約の内容の正誤問題、条約や事件などの出来事を年代順に並び変える問題、大統領や首相、最高指導者を選択する問題などがあるため、現代史も気を抜かずに対策しておく必要があります。現代史では大統領や首相は、出来事や年代と関連付けたり、順番で覚えておくと、理解しやすくなります。
▼おすすめ参考書
- 実力をつける世界史100題
- 学校の教科書などでは少ししか扱われないような範囲も1ページ丸々問題になっていて、正誤問題だけのページやハイレベルな問題も扱っているためおすすめです
最後に
いかがでしたしょうか。青山学院大学は倍率も高く文系の人気が特に高い大学です。GMARCHのうちの一つとして毎年受験生に人気の大学ですが、基本的な内容も多いため、しっかりと対策をすれば点数を取ることができます。倍率が高いことやレベルを怖がる必要はありませんが、英語や国語の他の科目の難易度が高いため、世界史では高得点を取っておきたいところです。
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