【化学】関西学院大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?

 

関西の難関私立大学である関西学院大学。関西学院大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では関西学院大学の化学入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。関西学院大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

関西学院大学の化学について

関関同立の一角、関西学院大学の化学試験について記述していきます。今回は、2020年度の全学部統一入試における化学の試験概要を見ていきましょう。

 

【試験概要】

  • 試験時間: 75分
  • 配点: 150点
  • 問題数: 約50問
  • 出題形式: 全問記述式で論述問題, 計算問題は毎年出題されている
  • 問題構成: 大問は例年3題であるが、過去に4題に増加したことがある

【各大問で出題される問題】

  • 大問1
    • A 理論・有機化学
  • 大問2
    • B 理論・有機化学
  • 大問3
    • C 無機・理論化学

【各小問で主に求められる能力】

  • 理論化学→計算力, 論述力, 解法の暗記とそれを正しく使える力
  • 無機化学→体系的な知識の習得
  • 有機化学→豊富な知識, 論理的に答えを導く力

【各大問・小問の配点】

  • 大問1→50点
  • 大問2→50点
  • 大問3→50点

※入試年度や日程、設問数などによって配点に差があります。

【合格者最低点と目標得点率】

関西学院大学の合格者最低点は約6割です。これらは年度や入試日程によって差がありますが、化学は例年基本的な問題が並ぶので過去問演習では7割を獲得できるようにしたいところです。

 

各大問の詳細とその解き方

大問1
糖類の性質と反応、化学平衡、化学反応と熱、気体の性質、中和

糖類の性質と反応
文章の穴埋め問題、4択問題、構造式に関する問題が出題されました。教科書レベルの問題なので、得点源にしたいところです。

化学平衡
ルシャトリエの原理に関する記述問題が出題されました。内容自体は難しくないですが、正しい記述ができていないと減点される可能性もあるので日頃から記述問題にも取り組んでおくと良いでしょう。

化学反応と熱
化学反応式とそれに関する計算問題は基本的なレベルなので確実に正解したいです。エネルギー図を選ぶ問題や生成熱の比較をする問題はあまり見慣れない問題です。このような問題にも対応できるように、日頃から実戦形式の問題を解いて見慣れない問題にも対応できるようにしておきたいです。

気体の性質
状態方程式を使った計算問題が出題されました。基本的な問題なので問題ないと思います。

中和
中和のやや発展的な計算問題が出題されました。化学重要問題集のB問題ぐらいのレベルが解ければ、対応できるでしょう。

論述問題・計算問題が含まれており、問題数も多いので解答にはやや時間がかかると思います。30分以内に解ききることを目指しましょう。6割〜7割取れれば、他の大問でカバーできると思います。

大問2
有機化学の構造決定、油脂のけん化、高分子化合物と加水分解

有機化学の構造決定
問題文を読んで得られた情報から適切な物質を導き出す力が必要です。教科書、参考書で正しい知識を身につけ、問題集で基本的な構造決定の問題を解く力を身につけておけば難なく解答できるはずです。

油脂のけん化
飽和脂肪酸の分子式から分子量をnで表し、けん化をするのに必要な水酸化ナトリウムを求める問題が出題されました。問題を正しく理解できていないと答えを出しにくいためやや難易度は高めです。ただし、問題文自体が誘導のような形であるため誘導に乗って一つずつ処理できていればできない問題ではありません。

高分子化合物と加水分解
それぞれの高分子化合物を加水分解して単量体を得られるか判別する問題です。与えられた高分子化合物がどういう構造かを覚えておかなければ解答は難しいです。センター試験、共通テストでも似たような問題は出題されるているので対策にはおすすめです。

有機化学の構造決定にはやや時間がかかってでも確実に解ききるべきです。問題数自体は少なめなので、20分で解くことを目指しましょう。7割〜8割が取れれば問題ないです。

大問3
窒素を含む化合物の反応と製法、化学反応と熱、電離平衡

窒素を含む化合物の反応と製法
窒素に関する知識を問う問題が出題されました。無機化学の分野に当たります。窒素に限らず、それぞれの物質に関して体系的に知識を整理できていれば確実に得点できる分野なので最低限の内容は覚えておき、余力があればさらに深く知識を習得していきましょう。

化学反応と熱
化学反応式、熱化学方程式を書く問題が出題されました。基本的な問題なのですべて解答したいところです。

電離平衡
電離度、電離定数に関する問題は定番の問題なので普段から練習を詰んでおけば難なく解答できると思います。ただし、計算量が多く完答するにはやや難しかったかと思われます。

問題文が長く、計算問題もあるのでやや時間を要します。25分で解答できれば問題ないです。7割〜8割を目指しましょう。

 

大問ごとの学習・対策方法

大問1
大問1は理論化学と有機化学の問題が出題されました。天然化合物と合成化合物の範囲は対策が手薄な人も多く差がついた問題だと思われます。また、計算問題は計算量が多く確実に解ききる力が必要となります。ただ、過去にも似たような問題が出題されている場合もあり、過去問を使って演習すれば点数をあげられるでしょう。

▼おすすめの参考書

  • 化学重要問題集
  • 関西学院大学過去問

大問2
大問2は有機化学が軸となる問題が出題されました。出題量が比較的多く構造式や異性体、反応機構に関して思考力が試される問題もあります。ただし、基本的・標準的な問題がほとんどなので勉強していれば得点源にできます。しかし、有機化学は学校の授業では最後に習うことが多く手薄な状態で入試を迎えてしまう可能性があるので、予習をしておくか冬休みなどに演習量を増やすなど計画的に勉強することが望ましいです。

▼おすすめの参考書

  • セミナー化学基礎・化学
  • 化学重要問題集
  • 鎌田の有機化学の講義

大問3
大問3は理論化学と無機化学の問題が出題されました。無機化学は発生する物質や物質の色、反応の名前などが小問で出題されている傾向にあるので教科書、参考書の太字の単語などを確実に暗記しておけば得点源にできます。理論化学は反応式の記述や計算問題が出題されているので日頃から問題集、過去問で演習を重ねればよいでしょう。

▼おすすめの参考書

  • 教科書
  • セミナー化学基礎・化学
  • 化学重要問題集
  • 鎌田の理論化学の講義

 

最後に

いかがでしたか?関西学院大学の化学は理論化学、有機化学で基本的・標準的な問題を解く力をつければ高得点が期待できます。もちろん、無機化学の知識も必要ですが、まずは理論化学、有機化学の力をつけることを優先して勉強することをおすすめします。自分の現状を分析して、計画的に学習していくことを意識して合格をつかみ取りましょう。

 

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