【世界史】関西学院大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?


 

関西の難関私立大学である関西学院大学。関西学院大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では関西学院大学の世界史入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。関西学院大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

関西学院大学の世界史について

関関同立の一角、関西学院大学の世界史試験について記述していきます。今回は、2020年度の全学部統一入試における世界史の試験概要を見ていきましょう。

 

【試験概要】

  • 試験時間:全学部60分
  • 学部個別国語・地歴・数学から2科目120分
  • 配点:全学部150点
    • 学部個別150点→神・文・社会・法・経済・国際・教育
    • 100点→商・総合政策
  • 出題数:50問
  • 出題形式:正文・誤文選択(4文)、穴埋め型選択問題
    • 全問マーク式
  • 問題構成:大問5題、各10問

【各大問ごとに出題される問題】

時代は古代から近現代史までまんべんなく出題されています。中国やイギリス、フランスなどは1つの大問のほとんどが、その国に関する問いになっている事が多いです。特に中国史は過去4年間毎年出題されています。ラテンアメリカや東南アジアは地域ごとで問われる事が多いようです。分野としては、政治・外交が主に問われますが、中国やヨーロッパの文化史も出題されています。

【大問・小問ごとの配点】

  • 大問1→30点
  • 大問2→30点
  • 大問3→30点
  • 大問4→30点
  • 大問5→30点

※1問につき3点と考えられます。

【受験者平均点と目標得点率】

2020年全学部日程での関西学院大学の合格最低点の得点率は、6割~7割程度です。国際学部においては7割6分となっています。これらは年度や入試日程によって異なりますが、過去問演習をする際には8割程度を獲得できるようにしておきたいところです。

 

大問ごとの問題について紹介+解き方紹介

  • 2/1(文・法・商・人間福祉)
    • 大問1 古代オリエント
      • 古代オリエントと周辺地域の神や宗教についての記述から、それぞれの国に関する問題や文化史が出題されています。
    • 大問2 フランス革命
      • フランス革命とナポレオンに関する問題です。議会の時期や政策、文化史も出題されています。
    • 大問3 19世紀前半のイギリス
      • ウィーン会議や産業革命、選挙法に関する問題が出題されています。
    • 大問4 『史記』にまつわる歴史
      • 殷から後漢時代まで長期間にわたって問題が出題されており、文化史や周辺民族との関わりも問われています。
    • 大問5 19世紀末以降のラテンアメリカ諸国
      • ラテンアメリカを全体的に問われています。政権や指導者に関する問題が多いです。
  • 2/2(神・社会・経済・教育・国際・総合政策)
    • 大問1 中世キリスト教史
      • キリスト教に関する民族や教会、教皇などについての問題です。
    • 大問2 ルイ14世の親政と17〜18世紀の文化
      • 大問の半分以上の問題が文化史となっています。
    • 大問3 前期清朝
      • 政治や周辺諸国との関係について問われており、1人の皇帝につき1問が出題されています。
    • 大問4 ヨーロッパ勢力の東南アジアへの進出
      • 東インド会社や独立についてなど、ヨーロッパ勢力による東南アジア諸国の支配について問われています。
    • 大問5 冷戦期の東側諸国
      • 第二次世界大戦後の国際組織や、冷戦時の各国の政策について問われています。

時間が足りないことはあまりありません。マークミスや正文選択など、ケアレスミスをしないように確実に解いていきましょう。わからない問題は飛ばして解き、後から戻って考えることも可能です。誤文選択では、文中の誤っている部分に線を引きながら回答すると後からの見直しがしやすくなります。過去問を解く際には誤っている部分を訂正しながら解くと、どれだけ覚えているかの確認ができます。時間配分としては、1問につき1分以内で解き、残りの10分は見直しをして、学部個別日程の場合には他の科目に使うといいと思います。

 

学習・対策方法

教科書の知識を確実におさえながら、用語集も用いて勉強しましょう。 用語集は、用語集内の全ての単語を覚える必要はありません。辞書のように、わからない単語や意味が曖昧な単語が出てきたときに読みましょう。そして、それらの単語の説明ができるようになるまで覚えましょう。

 

全体のまとめ

関西学院大学の世界史は、基本的な知識を問われていますが、用語集に記載のあるものまで出題されます。難易度の高い問題も出題されますが、消去法を用いて解くことが可能な場合があります。まずは基本をおさえてミスがないように解いていきましょう。

 

その他の科目対策

 

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