【生物】関西大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?

 

関西の難関私立大学である関西大学。関西大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では関西大学の生物入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。関西大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

関西大学の生物について

関西大学の生物の傾向と対策について説明します。そのために、まず試験の概要をみていきましょう。関西大学で受験科目に生物を利用する理系学部では以下の3つがあります。これらの選択方式で配点が異なります。

  • 理科設問選択方式(2科目型)
  • 理科設問選択方式
  • 理科設問選択方式(2科目型・理科重視)

(2020年度)

 

【試験概要】

  • 試験時間:理科2科目:100分
  • 問題構成:大問3つ(2科目型の場合は大問4つを選択)
  • 形式:マーク式と記述式の併用
  • 配点
    • 理科設問選択方式(2科目型)→200点
    • 理科設問選択方式(2科目型・理科重視)→250点

【大問・小問ごとの配点】

大問1つにつき50点で、理科2科目選択方式の場合は理科2科目あわせて大問4つ分で200点満点であると予測されます。理科設問選択方式(2科目型・理科重視)の場合には、200点満点で算出された点数を250点満点に換算された点数が自分の点数になると予測されます。小問ごとの配点は非公開ですので不明であり、年度により問題数も異なりますが、基本的な知識を問われるマーク式の問題は、おおよそ2点から3点、記述式のものはそれよりも高くなるでしょう。いずれにせよ、基本的な問題一問の点数の割合が高くなっていますので、簡単な問題を間違えることが致命的になる場合があることを知っておきましょう。

【受験者平均点と目標得点率】

受験者の平均点は、公開されていないため、わかりませんが、3教科を合わせたときの合格最低点が、学部学科に応じて550点のうち310〜370点というふうに分布している(2019年度入試(2科目型・理科重視))ので、6割〜7割は合格のために最低でも取らなければならないことになります。

 

各大問の詳細とその解き方

それでは具体的に2020年度の全学部日程入試で出題された問題について説明しながら、関西大学の生物の各大問の詳細とその解き方についてみていきます。

大問1
大問1は遺伝子のはたらきという分野からの出題で、知識を問う問題が5問、思考力を必要とする問題が5問ありました。知識問題は、教科書レベルの基本的な問題がほとんどで、問題集などをしっかりやっている人なら点数を落とすことの少ない問題でした。たまに難しい問題もありますが、正答率は低いと思われるので、飛ばして他を完璧にしたほうが良いと思われます。また、思考力を問う問題、特に計算問題などは、問題文をしっかり読めばさほど難しいことは聞かれていないにも関わらず、一度サラッと読んだだけでは何を問われているか把握しづらいものが多かったです。問題文をしっかり読んで、何が問われているのかをしっかり把握してから問題に取り掛かることをおすすめします。大問1は、他の大問に比べて説明問題などが少なく、知識を問われている問題が多いので、短時間で高い正答率を目指す必要がありそうです。

 

大問2
大問2は生物基礎の範囲である、生物の体内環境という分野からの出題でした。この大問には、語句を答える問題が6問、論述問題が4問ありました。全体的に思考力を必要とする問題はなく、知識問題ばかりの出題でした。論述問題は、20文字程度と文字数が少なく、文章をまとめるのに時間がかかるので、語句問題に時間をかけず、配点の高い論述に時間を割けるような時間配分を心がけましょう。

 

大問3
大問3は生物基礎と生物の両方に登場する範囲である、生態系の分野からの出題でした。この大問は、知識問題が10問、計算問題が3問あり、大問の中でも2つのテーマに分かれていました。前半では、様々な知識が広く問われている問題で、教科書などでしっかり知識を確認しておく必要がありそうです。また、後半は光合成速度に関する問題で、計算問題やグラフの読み取りなどもあり、時間がかかる問題が多かったです。大問3は全体を通して、他の大問と比べて難易度も高く、時間もかかる印象でした。

 

大問ごとの学習・対策方法

大問1
大問1では教科書レベルの知識問題が多く問われており、基本的な知識がしっかり身についているかが鍵になってきます。難しい参考書ばかりに取り組んでいると、基礎的な知識が意外と抜けてしまっていたりすることもあるので、基礎レベルの問題集や教科書などで定期的に知識の確認をした方が良いでしょう。基本的に大学の問題は、教科書に準拠して作られていることが多いので、知識を確認する際には教科書を使うことをおすすめします。

大問2
大問2では、説明問題が多く出題されています。生物を勉強する際、出てくる語句のみを暗記している方も多いと思いますが、語句のみの知識では説明問題には対応できません。
語句だけでなく仕組みや反応をよく理解し、文章で説明できるようになるまで何度も知識を刷り込んでいきましょう。また、生物基礎の分野は高3よりももっと前の段階で習っていると思うので、知識が抜けがちになる可能性が高いです。専門の生物の方が難易度も高く時間がかかりますが、関西大学の生物では生物基礎の出題も多いので、穴がないように生物と生物基礎をまんべんなく勉強する必要がありそうです。

大問3
大問3は、生物基礎と生物の融合問題となっていました。他の2つの大問と比べて計算問題も多く、時間のかかる問題が多かったです。知識問題も幅広く細かい知識が問われており、教科書にある参考やコラムまで目を通しておく必要があると思います。関西大学では計算問題が頻出ですが、計算問題が得意な受験生は少ないので得点差が付きやすいです。計算問題が得意になると他の受験生と差がつけられるので、基礎問題精講などの問題集でたくさん問題を解いて、計算問題を武器にできるようにしましょう。

 

全体のまとめ

関西大学の生物では、基本的な知識はもちろん、細かく幅広い知識を問う問題も近年増えてきています。また、説明問題など深い知識の必要な問題も多く問われています。教科書の中でも、基礎的な部分だけでなく発展的な部分まで目を通しておきましょう。知識問題など正答率が高い問題で落とさないように、また計算問題など差が付きやすい問題を一問でも多く正解できるように、時間配分や問題の選択を工夫していく必要がありそうです。

 

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