【化学】明治大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?

 

首都圏の難関私立大学である明治大学。明治大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では明治大学の化学入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。明治大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

明治大学の化学について

明治大学の全学部統一入試の化学の傾向と対策について説明します。試験時間は60分です。解答はマークシート形式で行われ、数値や語句を選択して解答します。例年4つの大問で構成されます。

大問1
理論と無機の小問集合が7題程度出題されます。複雑な計算を求められることはありませんが、語句の選択問題は幅広く出題されます。満遍なく対策することが必要です。

大問2
主に理論の範囲から出題されます。難易度は高くありませんが、計算力を求められる問題も出題されます。

大問3
有機の脂肪族、芳香族の範囲から出題されます。知識を問う問題だけでなく、理論計算と組み合わせたような問題も出題されるため対策が必要です。

大問4
高分子化合物の範囲から出題されます。糖や樹脂、繊維など幅広く出題されるので、全体を通して抜けのないような対策が必要になります。

全体を通して煩雑な計算問題はありませんが、幅広い範囲から満遍なく出題されます。小問数も多いために問題を見たらすぐに解法を思いつくように学習していないと、60分で全ての問題を解き切ることは難しくなります。

 

2020年度の入試問題の説明

それでは具体的に2020年度の全学部統一入試を見ていきたいと思います。問題の大まかな構成は例年通りでした。

【大問1】

大問1は理論と無機範囲の小問集合でした。

  1. 周期表からの出題です。元素の数やアルカリ土類金属の数は知らない人も多かったのではないでしょうか。
  2. 遷移元素の金・銀・銅に関しての問題です。合金の知識やイオン化傾向をきちんと覚えておくことが問われます。頻出の範囲ですので確実に得点したい問題です。
  3. 遷移元素のクロムに関しての問題です。クロム酸塩や水溶液の色を正確に把握しておく必要があります。
  4. 金属の結晶格子からの出題です。典型的な問題ですが、計算力が必要になります。
  5. ダニエル電池の問題です。基本的な問題ですので必ず得点したい問題です。
  6. 酸と水素イオン濃度に関する問題です。基本的な問題ですので必ず得点したい問題です。
  7. 同位体と半減期に関する問題です。同位体と同素体の違い、半減期の意味を知っておけば解答できる問題です。

【大問2】

大問2は小問4つで構成されています。各小問は理論からの出題で大問1よりも計算が必要な問題です。

  1. 酸のpHに関する問題です。弱酸と強酸の違いを理解していればすぐに答えを導ける問題でした。
  2. 熱化学方程式に関する問題です。熱化学方程式の計算の仕方をしっかりと理解しておく必要があります。また、計算が連続するので計算ミスにも注意が必要です。
  3. 気体の性質に関する出題です。今回の問題は圧力がPaではなく、100気圧というあまり見慣れない表現で与えられえているため、戸惑う人も多かったかもしれません。また、容器自体の質量を忘れてしまわないように注意して解く必要があります。
  4. 気体の化学平衡に関する問題です。圧平衡定数と濃度平衡定数の関係を理解しておく必要があります。圧平衡定数の単位を問う問題も頻出ですので、演習を積んでおきたい問題です。

【大問3】

大問3は小問4で構成されています。小問は全て有機化学からの出題です

  1. アゾ化合物のカップリングからの出題です。計算問題ですのでそれぞれの化学式を正確に把握しておく必要があります。
  2. 有機化合物の構造決定の問題です。複雑な化合物ではありませんがスピードが求められます。
  3. 有機化合物の混合物の抽出に関する問題です。文章を読んで誤った文を選ぶ問題です。あまり見かけない問題形式ですので戸惑う人もいたかもしれません。
  4. アルカンの構造異性体に関する問題です。異性体の数が10個を超えるので解くスピードが求められます。典型的な問題なので解きなれておく必要があります。

【大問4】

大問4は高分子化合物からの出題です。なかなか後回しにされがちな範囲ではありますが、糖や合成樹脂など幅広く出題されますので対策が必要です。

  1. 糖と脂質の酵素に関する出題です。基本事項なので必ず得点したい問題です。
  2. 多糖の分解に関する問題です。こちらも基本事項なので必ず得点したい問題です。
  3. ビニロンに関しての計算問題です。計算ミスをしやすい範囲なので演習しておく必要があります。
  4. ナイロン6に関しての問題です。基本的な知識をしっかりと覚えておく必要があります。

 

大問ごとの対策方法

【大問1】
理論と無機分野の知識を幅広く身に付けておく必要があります。計算問題も出題されますが基本的な問題が多いので、複雑な問題を演習するよりも基本的な典型問題をいかに正確に解けるかを練習しておく必要があります。

【大問2】
理論分野の計算問題が出題されます。計算も複雑なものは出題されていませんので、全範囲の基本的な計算問題をまんべんなく学習しておく必要があります。また、全体的に時間的な余裕はありませんので、問題を見たらすぐに解き始められるような瞬発力が求められます。

【大問3】
有機分野から出題されます。構造決定も一部出題されますが、基本的な問題ですので正確性とスピードが求められます。アゾ化合物なども出題されますので、抜けなく学習しておく必要があります。

【大問4】
高分子化合物から出題されます。大問1つ分が全て高分子化合物の範囲から出題されますので、この範囲もしっかりと対策しておくことが必要です。

▼おすすめの参考書

  • セミナー化学
  • 基礎問題精講

 

最後に

全体的に特徴のあるような問題はなく、全範囲からまんべんなく知識と理解を問うような問題が出題されます。日頃の学習では難しい問題を解くのではなく、基本的な問題を速く正確に解く練習が必要です。セミナーなどの基本的問題を多く演習ができる問題集を何周もすることがおすすめです。

 

その他の科目対策

 

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