【生物】明治大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?

 

首都圏の難関私立大学である明治大学。明治大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では明治大学の生物入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。明治大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

明治大学の生物について

いわゆるMARCHの一角、明治大学の生物試験について記述していきます。今回は、全学部統一入試における生物の試験概要を見ていきましょう。

 

例年の場合

明治大学の生物は、2016年度までは毎年大問5題構成でしたが、2017年度以降は毎年大問4題構成に切り替わっています。マーク数は40~50程度で推移しており、制限時間は60分となっています。全問マーク形式とはいえ、誤文選択や計算問題、考察問題といった時間のかかる形式の問題も多く出題されていることから、制限時間内に解ききるにはそれなりのスピード感が必要です。内容は標準的なものが大半ですが、穴埋め問題や正誤判定問題の問題文が長くなる傾向にあり、制限時間のことを考えると、総合的な難易度は少し高くなるでしょう。

また、ここ数年大問数は減りましたが、マーク数は変わらないことから、受験生に対して「一つの大問ごとのテーマをより深くまで掘り下げて、より深い内容まで問いたい」または「複数分野にまたがる総合的知識や考察力を問いたい」という大学側の意図が読み取れます。実際、少しずつ発展的な内容の出題も見られるので、対策が必要です。

出題は、毎年全分野から出題されるわけではないものの、ここ6回分の出題内容を見るに満遍なく出題が為されています。各年テーマとなった分野について、分野内の知識は勿論、他分野と絡めた出題も為されるため、得意とまではせずとも、苦手分野を無くしておくことが重要です。但し、ここ数年は遺伝情報の発現、生殖と遺伝、発生、植物の環境応答、生態系の出題頻度が高いので、特によく勉強しておく必要があります。

 

2020年度の場合

2020年度の場合、各大問の内容・構成は以下のような形でした。尚、学部・学科・年度により合格最低点に差はあるものの、平均的に全体で8割程度の得点が必要となることから、以下では8割得点することを目安に解答時間や目標得点割合を述べていきます。

大問1

【問題内容と解き方やコツ】

  • 問1 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要
  • 問2 実験考察問題 適文選択
    • 実験考察問題ゆえに、問題文の情報を出来る限り短時間で、簡潔に把握し、正しい選択肢を選ぶ為の時間を捻出するのが重要です。
  • 問3 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問4 知識 適文選択
    • 正しい記述の選択肢を選ぶ問題ですが、簡単な知識で即答出来る問題なので、一目見て各選択肢の違いを把握し、迷わず正答を選べるようにする必要があります。
  • 問5 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題。問題文に当てはまるように正しい選択肢を選ぶ形式なので、出来る限り短時間で問題文と選択肢の両方を把握する必要があります。
  • 問6 知識 適語選択 穴埋め形式
    • 簡単な知識問題。問題文に当てはまるように正しい選択肢を選ぶ形式なので、出来る限り短時間で問題文と選択肢の両方を把握する必要があります。

【解答時間の目安と目標得点割合】

 理想は15分、どんなに長くとも20分で完答したいです。10分で解答できれば後の問題や最後の確認に時間を割ける為、出来る限り短時間で完答できるように練習を重ねてくことが重要です。実験考察問題があることので、15分かけて良いと考えられます。7割から8割得点を目指しましょう。

大問2

【問題内容と解き方やコツ】

  • 問1 知識 適語選択 穴埋め形式
    • 知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問2 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問3 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問4 考察問題 適文選択
    • 正しい記述の選択肢を選ぶ問題ですが、問題文で与えられた情報を纏め、一目見て各選択肢の違いを把握し、迷わず正答を選べるようにする必要があります。
  • 問5 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問6 実験考察問題 適文選択
    • 実験考察問題ゆえに、問題文の情報を出来る限り短時間で、簡潔に把握し、正しい選択肢を選ぶ為の時間を捻出するのが重要。

【解答時間の目安と目標得点割合】

理想は15分、長くとも20分で完答したいです。10分で解答できれば後の問題や最後の確認に時間を割ける為、出来る限り短時間で完答できるように練習を重ねましょう。実験考察問題が2題あることから、15分かけて問題ないと考えられます。7割から8割得点を目指しましょう。

大問3

【問題内容と解き方やコツ】

  • 問1 知識 正誤組み合わせ選択
    • 複数文の各正誤を判断する問題。問題文の量が多いので、自信を持って誤文と断定できるように知識を詰め込んでおく必要があります。
  • 問2 知識 一問一答
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問3 知識 適当な組み合わせを選択
    • 複数の対象に対し複数の選択肢が設けてある形式の問題です。出来る限り短時間で選択肢を絞り込む必要があります。
  • 問4 知識 誤文選択
    • 誤った記述の選択肢を選ぶ問題ですが、簡単な知識で即答出来る問題なので、一目見て各選択肢の違いを把握し、迷わず正答を選べるようにする必要があります。
  • 問5 知識 誤文選択
    • 誤った記述の選択肢を選ぶ問題ですが、簡単な知識で即答出来る問題なので、一目見て各選択肢の違いを把握し、迷わず正答を選べるようにする必要があります。
  • 問6 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問7 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。

【解答時間の目安と目標得点割合】

理想は10分、長くとも15分で完答したいです。10分で解答できれば後の問題や最後の確認に時間を割ける為、出来る限り短時間で完答できるように練習を重ねましょう。知識のみが問われる大問なので、文章量も加味し、15分弱で最低でも9割、理想は完答を目指しましょう。

大問4

【問題内容と解き方やコツ】

  • 問1 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問2 知識 正誤組み合わせ選択
    • 複数文の各正誤を判断する問題。常識的内容の文章ばかりなので、自信を持って誤文と断定すれば時間もさほど割かずに済みます。
  • 問3 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問4 知識 一問一答 単語穴埋め形式
    • 簡単な知識問題なので、出来る限り短時間で解く練習が重要。
  • 問5 知識 正誤組み合わせ選択
    • 複数文の各正誤を判断する問題。問題文の量が多いので、自信を持って誤文と断定できるように知識を詰め込んでおく必要があります。
  • 問6 知識 適文選択  (組み合わせ多数)
    • 複数文の各正誤を判断する問題。但し、適文の個数が明言されていない (選択肢の中に『全て正しい』『全て正しくない』等の選択肢もある) 形式なので、自信を持って誤文と断定できるように知識を詰め込んでおく必要があります。

【解答時間の目安と目標得点割合】

理想は10分、長くとも15分で完答したいです。10分で解答できれば後の問題や最後の確認に時間を割ける為、出来る限り短時間で完答できるように練習を重ねましょう。知識のみが問われる大問で、尚且つあまり長文が多くないので、10分程度で最低でも9割、理想は完答を目指しましょう。

 

大問ごとの問題について紹介

【例年の場合】

例年、計算問題や実験考察問題を含む、比較的標準レベルの問題が出題されます。毎年、計算問題と実験考察問題の少なくともどちらかが必ず出題されています。(2020年は実験考察問題のみが出題されたが、大半の年はどちらも出題されている)出題形式は、各大問でメインの文章があり、それに関連する小問が続く、非常にオーソドックスな形式です。しかし、毎年選択肢が多かったり、正誤判定問題の文章が長かったりと、60分の試験時間に対しては文量が少し多めの設定となっているのが特徴です。

一問一答形式の問題は少なく、分野をまたぐ出題も多くみられるので、広いカバー力が必要となります。ここ数年の傾向としては、実験考察問題の割合が増えてきており、時間配分が点数を伸ばすカギとなります。大問毎の小問数は殆ど均等ですが、考察問題の有無などで時間配分は大きく異なるので、普段から時間を意識して問題に取り組むことが重要です。また、試験本番では最初に問題全体を大まかに確認し、時間配分を微調整すると良いでしょう

 

【2020年度の場合】

珍しく計算問題が1問も出題されない年でしたが、今後計算問題が出題されなくなると断定するのは早計なので、キチンと対策をしておく必要はあるでしょう。計算問題が出題されなかった分、知識問題の問題数が増え、サクサク情報を処理できる能力を問われているような構成となっていました。また、計算問題が出題されなかった結果、恐らく計算問題を苦手とする学生の得点率が上昇し、生物の平均点は上昇したと考えられます。その中で差がついたとすれば実験考察問題で、そこで他の受験生に一歩抜きんでるには、やはり知識問題を短時間で解答し、実験考察問題に時間を多く残すことと、実験考察問題で必要とされる最低限の知識を蓄えておくこととなります。

実験考察問題・計算問題が得意な生徒は出題順に解けば良いですが、苦手な生徒は先に知識系の問題を全て解ききってから実験考察問題に取り組むのが良いでしょう。一通り知識問題を解いた後、残った時間で実験考察問題・計算問題を解くことで、実力を余すことなく発揮できます。また、総じて問題文の量が多い傾向にあるので、選択肢を含む文章を一度しか読まない、かつ一度で内容をキチンと把握する様に意識して問題に取り組む必要があります。そのためには、日頃から時間を意識して問題を解くことや問題文中の重要な個所に印を書き込むこと、複雑な問題内容を自分で分かりやすく簡単に書き直す練習をすること等が有効です。また、実験考察問題の内容自体はオーソドックスなものが多いので、日頃から教科書や図説のようなもので実験やコラムなどにも目を通しておくと、本番で役に立つ瞬間があるかもしれません。

 

大問ごとの学習・対策方法

出題内容自体はオーソドックスなものばかりで奇抜な問題は非常に少ないので、標準レベルの問題集を完璧に仕上げる必要があります。それと同時に、本番ではスピード感が重要になるので、早い段階で一度は過去問に触れ、時間配分を念頭に置いた上で普段の勉強に取り組むことが効果的です。また、全ての分野から満遍なく出題が為されるので、苦手分野は作らないことも必要です。恐らく点差がつくのは計算問題・実験考察問題なので、生物で点数を稼ぎたい学生は計算問題・実験考察問題の演習を積み、限られた時間で情報を整理し、考え、選択肢を見極める練習が必要と考えられます。特に、計算問題は比較的出題される分野が限られるので、計算問題に特化した問題集などで演習を積むのは欠かせません。

更に、それらに解く時間を残すためにも、一問一答形式の問題を即答出来るように知識を整理しておく必要があります。一方、生物が比較的苦手な学生は、生物で失点し過ぎない様にする為に、知識に時間を割き、一問一答形式問題の失点を最低限にするのが良いです。計算問題・実験考察問題は、「解ければラッキー」くらいの感覚で最後の残った時間で手を付け、得点の上乗せを図るのが最も効率的です。

オススメの参考書は以下の通りです。

  • 教科書 (教科書が無い場合は、『生物が面白いほどわかる本』等の網羅系説明の本で代用。)
  • 図説 : 教科書などの文字情報を視覚的イメージに変換する。
  • リードライトノート生物 : 穴埋め形式の問題・一問一答形式の問題が中心。基礎知識の導入を図る。
  • 生物基礎問題精講 : 王道問題を集めた一冊。解答のポイントや知識の整理も豊富で、問題を解きながら実践 的に知識を深められる。時間が無ければセミナー生物とどちらか一冊。
  • セミナー生物 : 業界随一の問題量を誇る問題集。広いレベルをカバー。時間が無ければ基礎問題精講とどち らか一冊。
  • 計算・グラフ問題の解法:タイトル通り、計算問題とグラフ問題に特化した問題集。計算問題で得点したい受験生向け。

 

最後に

明治大学全学部入試の生物は、特別なことをする必要はなく、標準的な問題をキチンと正解できるようにすれば難なく合格点を取れるようになります。ただ、時間配分には気を付ける必要があり、普段の学習から時間のかかりそうな問題を見極める選定眼を養っていく必要があります。同時に、自身の受験戦略に応じて計算問題・実験考察問題への対策を講じることで、合格をより確実なものにしていくことができます。

 

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