【国語】明治大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?

 

首都圏の難関私立大学である明治大学。明治大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では明治大学の国語入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。明治大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

明治大学の国語について

【試験概要】

  • 試験時間: 60分
  • 配点: 学部や方式により異なる
    • 商学部は150点。
    • 法学部、政治経済学部(数学あるいは国語を選択)、文学部、経営学部、国際日本学部、情報コミュニケーション学部(国語は選択科目)、農学部(国語は選択科目)、総合数理学部(3科目方式)は100点。
  • 学部や方式により異なると思われるが1問4〜6点程度
  • 問題数: 現代文17〜20問程度 古文6〜8問程度
  • 出題形式: 全問マークシート形式になっている。
  • 問題構成: 大問3題(大問1・2は現代文、大問3は古文)

 

【各大問で出題される問題】

  • 大問1
    • 漢字の書き取り
    • 語句の意味
    • 空欄補充(接続詞、熟語)
    • 傍線部の理由説明
    • 傍線部の内容説明
    • 本文の趣旨
  • 大問2
    • 空欄補充(熟語、用語、文)
    • 傍線部の内容説明
    • 傍線部の表現解釈
    • 欠文挿入
    • 文学史
    • 本文のタイトル選択
  • 大問3
    • 古文単語
    • 文法(品詞分解)
    • 文学史
    • 本文解釈
    • 和歌解釈
    • 人物関係、人物指摘
    • 空欄補充(古文単語、助動詞)
    • 本文の内容一致問題

 

【各大問・小問の配点】

  • 大問1:評論(3割〜4割程度)

設問数が9〜10問であり、そのうち漢字の書き取りが5題程度、語句の意味を問う問題や空欄補充は例年出   題されている。その他は傍線部の内容説明問題や理由説明問題など。年度によって本文全体の内容を問う設問が出題される場合もあり。

  • 大問2:随筆(3割〜4割程度)

設問数が8〜10問と大問1と同程度になっている。大問1と異なり漢字や語句の意味を問う問題は出題されてないが、空欄補充問題が例年出題されている。用語の補充だけでなく、熟語や文など様々なパターンがある。随筆文でやや文語文寄りの文章が出題されることもあり、関連する文学史や表現に関する設問が見られるのが特徴的で、例年最後の設問で本文のタイトルを問う問題が出題されている。

  • 大問3  :古文(2〜3割程度)

設問数は6〜8問程度になっており、大問1・2よりは少ない。古文単語や文法・文学史など知識を問う問題や、本文・和歌の解釈問題・人物関係を指摘する問題など内容理解を問う問題がバランス良く出題されている。設問ごとの配点差はそれほど大きくないと思われる。

※入試年度や日程、設問数などによって配点に差があります。

 

【受験者平均点と目標得点率】

以下2020年度の学部・学科ごとの合格最低得点率(全科目の合計)になっています。学部・学科ごとに違いはありますが全体として75%〜85%程度になっています。高いところでは90%を超えている学部・学科もあります。これらを踏まえて、全学部入試の国語では得点率8割以上を目指しましょう

学部学科合格最低得点率
法学部法律学科79.0%
商学部商学科81.6%
政治経済学部政治学科82.6%
政治経済学部経済学科82.6%
政治経済学部地域行政学科81.1%
文学部文学科(日本文学専攻)78.7%
文学部文学科(英米文学専攻)76.7%
文学部文学科(ドイツ文学専攻)80.3%
文学部文学科(フランス文学専攻)78.0%
文学部文学科(演劇学専攻)77.7%
文学部文学科(文芸メディア専攻)81.7%
文学部史学地理学科(日本史学専攻)80.0%
文学部史学地理学科(アジア史専攻)77.7%
文学部史学地理学科(西洋史学専攻)79.7%
文学部史学地理学科(考古学専攻)76.7%
文学部史学地理学科(地理学専攻)77.7%
文学部心理社会学科(臨床心理学専攻)80.0%
文学部心理社会学科(現代社会学専攻)82.0%
文学部心理社会学科(哲学専攻)79.3%
経営学部90.3%
情報コミュニケーション学部情報コミュニケーション学科80.9%
国際日本学部国際日本学科(3科目)83.0%
国際日本学部国際日本学科(英語4技能4科目)91.0%
農学部農学科(3科目)73.3%
農学部農学科(英語4技能4科目)81.7%
農学部農芸化学科(3科目)74.7%
農学部農芸化学科(英語4技能4科目)85.0%
農学部生命科学科(3科目)75.7%
農学部生命科学科(英語4技能4科目)83.7%
農学部食料環境政策学科(3科目)77.3%
農学部食料環境政策学科(英語4技能4科目)88.0%
総合数理学部現象数理学科(3科目)71.0%
総合数理学部現象数理学科(4科目)71.2%
総合数理学部現象数理学科(英語4技能4科目)81.0%
総合数理学部先端メディアサイエンス学科(3科目)74.8%
総合数理学部先端メディアサイエンス学科(4科目)77.8%
総合数理学部先端メディアサイエンス学科(英語4技能4科目)86.0%
総合数理学部ネットワークデザイン学科(4科目)68.0%
総合数理学部ネットワークデザイン学科(英語4技能4科目)76.0%

 

▼関連リンク

 

各大問の詳細とその解き方

  • 大問1
    • 漢字の書き取り
    • 語句の意味
    • 空欄補充(接続詞、熟語)
    • 傍線部の理由説明
    • 傍線部の内容説明
    • 本文の趣旨
  • 大問2
    • 空欄補充(熟語、単語、文)
    • 傍線部の内容説明
    • 傍線部の表現解釈
    • 欠文挿入
    • 文学史
    • 本文のタイトル選択

 

[解き方やコツ]

  • 漢字の書き取り、語句、文学史

漢字の書き取りは例年5問程度出題され、語句・文学史については大問2の随筆で関連問題として出題されることがあります。いずれも知識問題であるため、基本的な漢字問題集を一冊・語句、文学史については便覧などを参照しておくと良いでしょう。

  • 空欄補充(接続詞、熟語、単語、文)

空欄補充問題は毎年出題されており、出題形式も単語や熟語から文・接続詞に至るまで多様になっています。解き方のコツとしては、空欄の前後だけでなく段落を通して文章の流れを把握した上で問題を解くと、最適な選択肢が見つけやすいです。

  • 傍線部の内容説明、理由説明

傍線部の内容説明・理由説明と言っても様々なパターンがあります。「どういうことか」や「理由・なぜか」のほかにも下線部と関連した表現の説明などが求められるケースがあります。最も重要なのは「傍線部で何を問われているか」を把握し解答の根拠となる箇所を適切に探すことです。一見正しそうな選択肢があっても飛びつくのではなく、全ての選択肢について正解に必要な根拠があるのか無いのかについて吟味するようにしましょう。始めは時間がかかるかもしれませんが問題集や過去問等で練習を繰り返すうちに解くスピードも上がってくるはずです。

  • 欠文挿入

基本的な解き方は空欄補充問題と変わりません。それぞれの段落でどのような内容が述べられているのかを正確に把握し、特に段落の始まりと終わりには注意しながら解いていきましょう。欠文挿入についても、答えが出たら実際に本文に当てはめてみて違和感が無いか確認するようにしましょう。

  • 本文の趣旨、タイトル選択

例年出題されている問題です。解き方のコツとしては、本文を通じて筆者が一つ伝えたいとしたら何かを考えることです。各段落でそれぞれ主張や考えが述べられていると思いますが、本文全体を通して筆者が伝えたい考えについては関連するキーワードなどが繰り返し登場すると思うので注意しながら文章を読み進めていきましょう。

 

  • 大問3
    • 古文単語
    • 文法(品詞分解)
    • 文学史
    • 本文解釈
    • 和歌解釈
    • 人物関係、人物指摘
    • 空欄補充(古文単語、助動詞)
    • 本文の内容一致問題

 

[解き方やコツ]

  • 古文単語・文法・文学史・空欄補充

知識問題です。古文単語や文法はそれ単体だけでなく長文問題を解く際にも本文内容を理解するために欠かせない知識なので最優先で覚えるようにしましょう。文学史に関しては便覧などを参照し基本的なものは頭に入れておきましょう。

  • 本文解釈・本文の内容一致・和歌解釈

解釈問題については、助動詞や形容詞・形容動詞、単語など細かく区切りそれぞれの部分の訳が選択肢に含まれているか注意深く判断しましょう。内容一致問題については、何となくで解くのではなく必ず本文の該当箇所まで戻り確認する習慣をつけましょう。和歌解釈問題は注釈を読んで背景や和歌で言おうとしていることをできる限り理解し、本文のどのような状況を詠んだものであるか考えることが重要です。

  • 人物関係・人物指摘

人物関連の問題で重要なのは本文の登場人物を正確に把握することと、それぞれの立ち位置を理解することです。系図などが注釈に書かれている場合は必ず確認するようにしましょう。また、敬語も大きなヒントになります。尊敬語・謙譲語が誰に対して使われているか/誰が使っているかで身分の上下がわかるためです。そのため、特に敬語には注意しながら読んでいきましょう。

 

大問ごとの学習・対策方法

大問ごとの対策方法やおすすめ参考書を紹介します。

 

大問1・2

例年大問1では評論が出題され、大問2では随筆が出題されています。そのため、普段から評論だけでなく随筆にも積極的にチャレンジし基本的な読み方を習得しておくことが重要です。また、問題を解く際はどの段落にどのような内容が書かれているか、段落ごとの繋がりはどうなっているかなど本文の論理構造を常に意識するようにしましょう(接続詞などにも要注意)。選択肢を選ぶときはフィーリングではなく、本文中の対応箇所と照らし合わせて正解/不正解の明確な根拠が言えるように練習しましょう。随筆文についてはやや古めの文章から出題されることもあるので、文語文の演習も一定程度行っておくと良いでしょう。これらを意識して「アクセス現代文」など基本的な参考書で現代文の読み方を掴み、「現代文 マーク式基礎問題集」や過去問へと入っていきましょう。余力があれば「入試漢字マスター」や「現代文キーワード読解」等で知識面の学習もしておくと良いでしょう。

 

おすすめ参考書

  • 「入試現代文へのアクセス 基本編」

現代文の初歩的な学習に最適です。よく出てくる対比・並列などの文構造を問題を解きながら学ぶことができ、本文の論理構造を掴む感覚を身につけることができます。ただ問題を解いて終わりではなく、本文がどのような構成になっているかメモしながら進めていきましょう。

  • 「現代文 マーク式基礎問題集」

大問1の対策に有用です。マークシート形式の問題となっているので、明治大学全学部日程でよく出題される傍線部の説明問題について選択肢の絞り方を練習することができます。評論・小説が収録されているので評論の箇所をメインに解いていきましょう。

  • 「入試漢字マスター1800+」「現代文キーワード読解」

知識面の補充に最適です。漢字についてはこれを一冊やっておけば共通テストや私大二次試験に十分対応することができます。キーワード読解については、必須ではありませんが現代文(特に評論)によく出てくる用語の意味や用法についてわかりやすく解説しているので内容をわかっておくと本文の読みやすさが大きく変わってくると思います。

 

大問3

大問3・古文の学習の基本は単語と文法の習得です。これらの知識が身についていないと長文演習に入ってから苦戦するのでますは基礎を固めることを最優先にしましょう。単語については「古文単語315」や「古文単語ゴロゴ」など自分に合うものを一冊何周も何周もやり込んで完璧に覚えるくらいにしましょう。文法については東進系の文法講義本を使っても良いですし、「ステップアップノート」などを使って演習しながら覚えていく方法でも構いません。これらの基礎知識が身についたらいよいよ長文に入ります。「古文上達基礎編」「有名私大古文演習」や過去問などを用いて実際に問題を解き、慣れていきましょう。長文を解く際は特に助動詞や敬語・人物関係に注意し内容を理解しながら読み進めていくことを意識しましょう。明治大学全学部入試では和歌が出題されることもあるので、和歌問題には丁寧に取り組みましょう。また、単語帳の巻末などに載っている古典常識を知っていると解きやすいケースもあるので古典常識はできる限り頭に入れておきましょう。

 

おすすめ参考書

  • 「読んで見て覚える古文単語315」「古文単語ゴロゴ」

古文単語は一冊を何周もして覚えていくことが基本です。「古文単語315」はイラストや例文などが豊富で一つの単語を複数の角度からインプットしていくことができますが、暗記は苦手で語呂合わせで覚えたい!という方は「古文単語ゴロゴ」の方が使いやすいかもしれません。他にもいくつかの古文単語帳が発売されているので書店で実際に手に取り一番使いやすそうなものを選ぶと良いでしょう。巻末に古文常識や和歌の基礎的事項が載っていることがあるのでしっかり目を通しておきましょう。

  • 「ステップアップノート古典文法基礎ドリル30」

文法事項の簡単な解説と付随する問題がついているため、解きながら古典文法を身につけることができます。一周で終わらせるのではなく何周もして文法を体に覚えこませましょう。説明は少なめなので、古文が苦手な方は「富井の古典文法をはじめからていねいに」などの講義系参考書と併用することをおすすめします。

  • 「古文上達基礎編45」「有名私大古文演習」

「古文上達基礎編45」は文法と長文の橋渡し的な参考書で、文法の解説が載っておりかつ実践的な問題も収録されているので「文法はなんとなく覚えたけれどいきなり長文は解けない」という方におすすめです。古文常識など長文読解の際に気をつけるべき点についても述べられているので時間に余裕があれば是非取り組むと良いでしょう。「有名私大古文演習」はMARCHレベルの長文問題が20題収録されており、様々なジャンルの長文問題に取り組むことで対応力・実践力を磨くことができます。演習する際は解き放しで終わらせるのではなく解説をしっかり読み込んで長文問題の解き方を整理しておきましょう。

 

最後に

明治大学全学部入試国語に関する対策は以上になります。全学部入試の国語は難易度は標準的ですが試験時間60分に対して大問3題とかなりのボリュームになっており、時間配分を意識して素早く正確に解いていく必要があります。また、大問2では例年随筆が出題されており評論だけでなく随筆にも慣れておくことが重要です。

 

その他の科目対策

 

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