関西の難関私立大学である立命館大学。立命館大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では立命館大学の生物入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。立命館大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。
立命館大学の生物について
関関同立の一角、立命館大学の生物試験について記述していきます。今回は、2020年度の全学部統一入試における生物の試験概要を見ていきましょう。
【試験概要】
- 試験時間 80分
- 満点 100点
- 出題形式
- 選択問題 穴埋め記述 論述(20字から30字程度)実験問題 計算問題
- 大問数 4問
【出題分野】
年度 | 大問 | 分野 | 出題内容 |
2020 | 1 | 代謝 ホルモン | 同化異化の化学反応、ホルモン調節 |
2 | 生態 | 個体群、生物の分類と系統、生態系 | |
3 | 神経系 | ニューロンと興奮の伝達 | |
4 | 遺伝子 | 塩基配列、PCR法、制限酵素 | |
2019 | 1 | 代謝 | アルコール発酵、乳酸発酵 |
2 | 生殖 発生 | 減数分裂、発生のしくみ | |
3 | ホルモン | 血糖値調節 | |
4 | 生態系 | 個体群 | |
2018 | 1 | 細胞 | 細胞小器官 |
2 | 発生 | 受精、卵割、誘導、予定運命 | |
3 | 恒常性 | 無機塩類、浸透圧 | |
4 | 生態 | 個体群、縄張り、生態系 |
傾向と対策
まず選択問題について、選択肢から当てはまるものの個数が書いてある場合もありますが数問「全て選べ」という問題が出題されています。このような問題は正解数がわからないため全ての選択肢を正しいか否かを見極める必要があります。頻出分野は「遺伝」「体内環境, 動物の反応」「細胞, 代謝」でほぼ毎年出ています。しかし近年はほぼ全ての範囲から偏りなく出題されているのでバランスよく勉強すべきです。難易度的にはやや難レベルの問題もみられますが, その問題ではほぼ合否は左右されません。
ほとんどの問題が、基礎的な知識・計算を問う問題が多く, 論述問題も受験標準レベルの問題を中心に構成されています。よって、難問を演習するより、標準的な問題をミスなく解答することができる力を付ける勉強をすべきです。実験問題は問題集に載っているレベルなので問題集の標準レベルの実験問題(セミナーの標準問題)まではきちんと理解しておく必要があります。発展の問題はあまり出題されていないのでそこまで手を伸ばしてやる必要はないかと思われます。またグラフや図などが多く見られるので教科書や問題集だけでなく、資料集も見ておいたほうがいいと思われます。
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