【国語】立命館大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?


関西の難関私立大学である立命館大学。立命館大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では立命館大学の国語入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。立命館大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

立命館大学の国語について

関関同立の一角、立命館大学の国語試験について記述していきます。今回は、2020年度の全学部統一入試における国語の試験概要を見ていきましょう。

 

【試験概要】

  • 試験時間: 80分
  • 配点:100点 
    • 学部や方式により異なると思われるが1問4〜6点程度
  • 問題数: 現代文15問程度 古文8問程度 漢文4問程度
  • 出題形式: 選択式と記述式の併用
  • 問題構成: 大問は全部で4題(大問1・2は現代文、大問3は古文、大問4は漢文)
    • 文学部は現代文1題・古文1題・漢文1題または現代文2題・古文1題
    •  APUは現代文2題
    • その他の学部は現代文2題・古文1題

【各大問で出題される問題】

  • 大問1
    • 漢字の書き・読み
    • 空欄補充(単語、熟語、接続詞、抜き出し)
    • 傍線部の内容説明
    • 抜き出し
    • 欠文挿入
    • 本文の内容一致
    • 本文のタイトル選択
    • 文学史
  • 大問2
    • 傍線部の理由説明
    • 傍線部の内容説明
    • 空欄補充(句・単語)
    • 欠文挿入
    • 本文の内容一致
  • 大問3
    • 文法(助動詞、主語の選択)
    • 古文常識(時刻)
    • 文学史
    • 本文解釈、現代語訳(記述)
    • 空所補充
    • 傍線部の内容説明
    • 本文の内容一致
  • 大問4
    • 傍線部の理由説明
    • 漢字の読み、空欄補充
    • 書き下し文
    • 抜き出し(指示語の内容)
    • 本文の内容一致

【各大問・小問の配点】

大問1 評論
設問数が10問程度であり、そのうち漢字の書き・読みが2問程度、10字〜15字程度の抜き出し問題や空欄補充、本文の内容一致は毎年出題されています。また、文学史も頻出となっています。その他は傍線部の内容説明問題や理由説明問題など。

大問2 随筆・評論
設問数が5問程度と大問1の約半分になっています。年度により評論だけでなく随筆も出題されるケースがあります。大問1と異なり漢字や語句の意味を問う問題は出題されてないですが、空欄補充問題や欠文挿入が出題されています。他には内容説明問題などが毎年出題されています。

大問3   古文
設問数は例年8問程度になっています。古文単語や文法・文学史など知識を問う問題や、本文・和歌の解釈問題・人物関係を指摘する問題など内容理解を問う問題がバランス良く出題されています。また、毎年記述式の現代語訳問題が出題されているので注意が必要です。設問ごとの配点差はそれほど大きくないと思われます。

大問4 漢文
設問数は4問程度と少なくなってます。漢字の読みや書き下し文・本文の内容一致を問う設問が毎年出題されているほか、年度によって抜き出しや空欄補充の設問も見られます。

【受験者平均点と目標得点率】

以下2020年度の学部・学科ごとの合格最低得点率(全科目の合計)になっています。学部・学科ごとに違いはありますが全体として65〜75%程度になっています。これらを踏まえて、全学部入試の国語では最低でも得点率7割、出来れば8割以上を目指しましょう。

学部学科合格最低得点率
法学部法学科70.6%
産業社会学部現代社会学科現代社会専攻67.5%
産業社会学部現代社会学科メディア社会専攻67.5%
産業社会学部現代社会学科スポーツ社会専攻66.6%
産業社会学部現代社会学科子ども社会専攻69.1%
産業社会学部現代社会学科人間福祉専攻67.5%
国際関係学部国際関係学科72.0%
文学部人文学科人間研究学域71.3%
文学部人文学科日本文学研究学域70.0%
文学部人文学科日本史研究学域72.5%
文学部人文学科東アジア研究学域70.0%
文学部人文学科国際文化学域71.4%
文学部人文学科地域研究学域70.6%
文学部人文学科国際コミュニケーション学域72.9%
文学部人文学科言語コミュニケーション学域75.0%
映像学部映像学科71.3%
経営学部国際経営学科72.8%
経営学部経営学科71.3%
政策科学部政策科学科68.4%
総合心理学部総合心理学科72%
経済学部経済学科国際専攻69.7%
経済学部経済学科経済専攻68.4%
スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科68.1%
食マネジメント学部食マネジメント学科67.5%

 

各大問の詳細とその解き方

大問1・2

  • 漢字の書き・読み、文学史
  • 空欄補充(接続詞、熟語、単語など)
  • 抜き出し
  • 欠文挿入
  • 傍線部の理由説明、内容説明
  • 本文の内容一致、本文のタイトル

漢字の書き・読み、文学史:知識問題なので確実に正答できるようにしましょう。漢字については記述式なので基本的な漢字問題集を一冊こなして正確に書けるように対策しておきましょう。文学史に関しては、本文に関連した内容が出題されることが多いですが、難易度としては標準的なので便覧や教科書等を用いて基本的なものについては確認しておきましょう。空欄補充(接続詞、熟語、単語など):もっとも重要なのはその空欄の前後や空欄が含まれる段落の論理関係がどのようになっているかを理解することです。これらを元に考えることで「何となく」ではなく根拠を持って選択肢を絞ることができると思います。答えを出したら空欄を含め前後や同段落を読んでみて違和感がないか確認するようにしましょう

抜き出しについては設問をよく読み、本文に論理構造においてどの部分を問われているかを把握しましょう。次に、該当する部分や段落か指定された字数に合うように注意深く解答を探しましょう。「〜字以内」や「〜字程度」、「〜字」など問題により字数指定が微妙に異なる場合があるので注意しましょう。欠文挿入については段落の先頭や最後に文を挿入する問題が多いです。そのため、各段落ごとの繋がりを特に意識して解くと良いでしょう。本文全体の構造を的確に把握できているかどうかが重要になってきます。傍線部の理由説明、内容説明についてはまずは傍線部とその周辺をよく読み、問われている内容を理解しましょう。その後、選択肢に含まれている要素と本文の内容を丁寧に照らし合わせながら選択肢を絞っていくと良いでしょう。選択肢を絞る際、紛らわしく絞りきれないケースもあるかと思いますがその時は「より適切なのはどれか」という観点で選びましょう。本文の内容一致、タイトルについては本文の内容一致問題では、それぞれの選択肢に該当する部分を必ず確認し内容を照らし合わせながら解いていくと良いでしょう。タイトルを選ぶ問題は、「筆者が最も伝えたいことは何か」という視点で、それぞれの段落の概要や文章構造を見直すと解きやすくなると思います。

 

大問3

  • 文法
  • 文学史、古文常識
  • 本文解釈、現代語訳(記述)
  • 空所補充
  • 傍線部の内容説明、本文の内容一致

文法
古文単語と並び、古文学習に置ける最重要分野の一つです。文法問題単体で出題されることもありますが、本文の内容理解のためには一通りの文法知識を持っていることが必須なので最優先で学習を進めましょう。ちなみに立命館大学が発表している「出題の基本方針」でも「読解の前提である文法や語彙などの基礎知識の習得をきめ細やく評価できるように工夫して出題している」とあることから今後も知識問題としての出題も続いていくと思われます。

文学史、古文常識
文学史に関しては、ただ単に用語を暗記するだけでなく文学史の流れを一通り把握しどの時代から出題されても良いように準備しておきましょう。古文常識は、知っているか否かで長文の読みやすさが変わってくるので単語帳や文法書に載っているものは頭に入れておくと良いでしょう。

本文解釈、現代語訳(記述)
本文解釈、現代語訳ともに訳し忘れが無いよう助動詞や単語ごとに細かく区切り全てについてきちんと訳ができているか確認するようにしましょう。

空所補充
基本的な解き方は現代文の空欄補充問題と変わりませんが、本文が古文であるためより一層慎重に前後の文脈や人物関係等ヒントになる箇所に着目しながら解いていきましょう。

傍線部の内容説明、本文の内容一致:傍線部の内容説明については、まず傍線部を解釈し何を問われているか正確に把握しましょう。次に周辺部や文脈を参考にしながら選択肢を絞っていきます。この際人物関係や心情に着目することがポイントです。本文の内容一致に関しては、選択肢を見て「何となく」で答えるのではなく必ず本文の該当部分に戻り確認するようにしましょう。

大問4

  • 漢字
  • 書き下し文
  • 空欄補充、抜き出し
  • 傍線部の内容説明、本文の内容一致

漢字
漢字は読み方や意味など基本的なものについて一通り押さえておきましょう。本文の読解にも役立つので必須の知識です。

書き下し文
毎年出題されています。漢字や句法などの知識を確実に固めておくことが何より重要です。

空欄補充、抜き出し
解き方自体は現代文・古文の空欄補充・抜き出し問題と変わりませんが空欄補充問題については語句の意味や用法、抜き出し問題については漢字何文字かなど細かな部分に注意するようにしましょう。

傍線部の内容説明、本文の内容一致
こちらも現代文・古文と同じく傍線部の内容をまずは正確に把握し、該当する本文の箇所を丁寧に読み進めて答えていくようにしましょう。

 

大問ごとの学習・対策方法

大問1・2

現代文についてはまず基本的な参考書を用いて接続詞や段落ごとの関係、本文の論理構造など「本文の読み方」を習得し、それからより応用的な問題に入っていくようにしましょう。また、本文全体を捉えつつも語彙や漢字、空欄補充など個々の文章や知識についても出題が見られるためバランスの良い学習を心がけましょう。本文の内容に関する出題も見られるので、先入観ではなくあくまで筆者の展開している論理について理解することを意識し、問題集等の演習を積んでいくなかでよりスピードアップすることを目指しましょう。

▼おすすめ参考書

「入試現代文へのアクセス 基本編」
現代文の初歩的な学習に最適です。よく出てくる対比・並列などの文構造を問題を解きながら学ぶことができ、本文の論理構造を掴む感覚を身につけることができます。ただ問題を解いて終わりではなく、本文がどのような構成になっているかメモしながら進めていきましょう。

「入試漢字マスター1800+」「現代文キーワード読解」
知識面の補充に最適です。漢字についてはこれを一冊やっておけば共通テストや私大二次試験に十分対応することができます。キーワード読解については、必須ではありませんが現代文(特に評論)によく出てくる用語の意味や用法についてわかりやすく解説しているので内容をわかっておくと本文の読みやすさが大きく変わってくると思います。

 

大問3・4

大問3の古文ではまず文法や古語などの基本的な知識を固めることを最優先にしましょう。これらの知識が確実に身につくことで長文もかなり読みやすくなります。長文問題では単語や文法に加え特に人物に着目しましょう。特に心情を表す語や敬語(主体、誰に対する敬意か)などには注意しましょう。また、和歌の技法についても問われるケースがあるので問題演習などを通じて対応力を磨いておきましょう。大問4の漢文については、基本的な知識をベースに問われる問題が多いためまずは漢字や句法などの知識を固め、過去問などで演習を通じ書き下し文や内容一致の設問に慣れていきましょう。

▼おすすめ参考書

「読んで見て覚える古文単語315」「古文単語ゴロゴ」
古文単語は一冊を何周もして覚えていくことが基本です。「古文単語315」はイラストや例文などが豊富で一つの単語を複数の角度からインプットしていくことができますが、暗記は苦手で語呂合わせで覚えたい!という方は「古文単語ゴロゴ」の方が使いやすいかもしれません。他にもいくつかの古文単語帳が発売されているので書店で実際に手に取り一番使いやすそうなものを選ぶと良いでしょう。巻末に古文常識や和歌の基礎的事項が載っていることがあるのでしっかり目を通しておきましょう。

「ステップアップノート古典文法基礎ドリル30」
文法事項の簡単な解説と付随する問題がついているため、解きながら古典文法を身につけることができます。一周で終わらせるのではなく何周もして文法を体に覚えこませましょう。説明は少なめなので、古文が苦手な方は「富井の古典文法をはじめからていねいに」などの講義系参考書と併用することをおすすめします。

「漢文早覚え速答法 共通テスト対応版」
句法や漢字など漢文の基礎知識が豊富に掲載されており、また実戦形式の問題も収録されています。基礎知識についてはこの一冊があれば十分事足りると思います。

 

最後に

立命館大学全学部入試国語の対策は以上になります。立命館大学全学部入試の国語は基本的な知識が身についているか、そして長文の中で内容を適宜理解しながら読み進めているかがバランスよく問われる内容になっています。知識や読解どちらか一方に偏るのではなく両輪で計画的に学習を進めていきましょう

 

その他の科目対策

 

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