【物理】立命館大学の入試概要と対策方法・解き方のコツとは?

 

関西の難関私立大学である立命館大学。立命館大学を志望し、受験勉強を進めている受験生も多いと思います。この記事では立命館大学の物理入試について、入試概要や対策方法などの合格するために必要な情報をまとめています。立命館大学の合格を目指している方は是非参考にしてみてください。

立命館大学の物理について

関関同立の一角、立命館大学の物理試験について記述していきます。今回は、2020年度の全学部統一入試における物理の試験概要を見ていきましょう。

 

【試験概要】

  • 試験時間: 80分
  • 配点: 100点
  • 問題数: 今年は38問(例年約30問)
  • 出題形式: マーク選択式
  • 問題構成: 大問3題

毎年必ず力学と電磁気が出題され、残り1問は例年熱力学か波動から出題されるのでありますが、今年は原子が出題されています。過去では2017年にも出題されたこともあるので、勉強しない選択肢はないでしょう。

【近年の傾向】

年度番号項目内容
2020力学摩擦力のかかる物体と撃力
電磁気コンデンサー、コイルを含むRLC共振回路
原子プルトニウムの崩壊半減期
2019電磁気コンデンサー極板間への誘導体の挿入による変化
熱力学断熱変化と定圧変化による熱機関
力学三角柱が作る斜面上を連結されて滑り降りる2物体
2018力学円運動する振り子と、衝突し斜方投射される小球
熱力学弁でつながれた容器間の気体の移動
電磁気コンデンサー、コイルを含む直流回路、RLC並列共振回路

 

【各大問で出題される問題】

大問1 力学
摩擦を伴う運動の扱いと、一体系での見かけの加速度。さらに、衝撃力と運動量の関係と運動量、エネルギーの変化についても体系的に問われています。力学範囲を網羅した問題構成となっています。

大問2 電磁気
与えられた回路においてコンデンサーの過渡現象、キルヒホッフの公式、静電エネルギー、コイルが含まれる回路など、回路関係で扱う知識は余すことなく詰められた問題です。大問1同様、できるだけ多くの知識について問い、偶然の高得点を防ぐ狙いが見られます。

大問3 原子
半減期について問う問題。eVのエネルギー換算、アインシュタインの公式、半減期に関する方程式の解釈問題等で構成され、他の大問と比べて単純かつ聞かれる範囲も狭い問題構成です。

【各大問・小問の配点】

  • 大問1―約35点   
    • 求値、数式導出、選択問題 各3~4点
  • 大問2―約30点
    • 求値、数式導出、選択問題 各3~4点
  • 大問3―約35点
    • 求値、数式導出、選択問題 各3~4点

(※入試年度や日程、設問数などによって配点に差があります)

【受験者平均点と目標得点率】

立命館大学は、2020年では受験者平均点は5.5~割程度で、合格者最低点がほぼ6~6.5割の中に納まっています。例外的に建築都市デザイン学科のみ合格に7割が必要です。主な学科においては物理が苦手な人は6割以上、得意な人は7割以上を普段の模試や過去問の得点の目標にするとよでしょう。

 

各大問の詳細とその解き方

  • 大問1
    • あ〜き 数式、数値記入問題
    • イ〜ホ 選択肢問題
  • 大問2
    • あ〜く 数式、数値記入問題
    • イ〜二 選択肢問題
  • 大問3
    • ア〜オ 数式、数値記入問題
    • A〜G 選択肢問題

まず前提として、前問題が解答のヒントになっていることが多いため、解答の流れと出題意図を意識して解くことが重要です。そこに注意するだけで解答の流れが劇的につかみやすくなります。センター試験などが同様の解き方でうまくいくことから、センター利用などを通してセンター試験の過去問を何度も解き直し、解き方を確認することが大切です。もちろんその後は過去問でも確認してあげると良いですが、まずはセンター試験をしっかり解けるようにしておくと過去問の演習に移った時に効率的に学習を進められるでしょう。

本文を解く上でのコツについてですが、この問題は大問ごとの難易度が大きく異なっているように感じます。まず試験が始まって最初の1分で自分が得意な、解けそうな大問を確認してその問題から解くことをおすすめです。かんたんな問題は今回は大問3でしたが、これはおよそ20分で解ききると良いペースでしょう。その後は大問1,2ともに同様程度の難易度なので、それぞれ30分づつかけて解いていけば余裕を持って答えれられる、理想的な時間配分となります。かんたんな大問を20分で解ききる→ほかを30分づつで解いていく、という流れがベストな解答の流れです。

 

大問ごとの学習・対策方法

大問1―力学

摩擦を伴う運動の扱いと、一体系での見かけの加速度。さらに、衝撃力と運動量の関係と運動量、エネルギーの変化についても体系的に問われます。力学範囲を網羅した問題構成となっています。本問は難易度的にはそこまで極端に難しくないですが、物理を問題ごとに理解していたのみでは解ききるに十分な学力とは言えません。

上で述べたようにこの大問は力学範囲を広く網羅した問題構成になっているので力学を正しく理解していなければ問題のどこかで必ず躓いてしまうことになります。そこで有効になるのが、学校や教科書の勉強です。基礎的な内容ではありますが、学校での勉強は普段の試験勉強と比べてより物理的な理解を促すものになっています、体系的な理解が得られることが多いです。まずは学校や、授業が終わった後なら教科書を通して基礎的かつわからない問題をしらみつぶしに理解していくとよいです。その後は問題集に移ればよいですが、問題難易度が高いわけではないので学校指定の参考書などで十分ではあります。何度も繰り返し問題を解くことで理解を深めていく勉強方法をおすすめします。

▼おすすめの参考書を紹介

  • 物理のエッセンス
  • 良問の風

大問2―電磁気

与えられた回路においてコンデンサーの過渡現象、キルヒホッフの公式、静電エネルギー、コイルが含まれる回路など、回路関係で扱う知識は余すことなく詰められた問題です。大問1同様、できるだけ多くの知識について問い、偶然の高得点を防ぐ狙いが見られます。先程の大問で述べたことと重複しますが、本問も電磁気に対して体系的な理解が必要です

対策は上に述べたとおりでありますが、電磁気ならではの単位の落とし穴注意して勉強をするとよいでしょう。電磁気においての単位は、力学における単位とはかなり異なる表現方法を取ります。力学的に考えを持ち込まなければ、力学と様相の異なる電磁気の範囲は理解が得づらくなります。その分野の理解が得られなくなると本問を解きにくくもなるので、ぜひ単位については注意して勉強していきましょう。

▼おすすめの参考書を紹介

  • 物理のエッセンス
  • 良問の風

大問3―原子

半減期について問う問題。eVのエネルギー換算、アインシュタインの公式、半減期に関する方程式の解釈問題等で構成され、他の大問と比べて単純かつ聞かれる範囲も狭い問題構成です。確実に解けるようにしておきましょう。

これは特殊なことではないですが、周りの人たちが原子範囲の勉強をおろそかにしがちである中で今までの勉強を継続できるかがカギとなります。今までの分野の勉強をしっかりとこなすことができた人ならば内容自体はボリュームも少なく単純な内容が多いため、しっかり対策することをおすすめします。公式は一番度忘れしやすい分野なので、前日なりのタイミングで復習するとよいでしょう。

▼おすすめの参考書を紹介

  • 物理のエッセンス
  • 良問の風

 

全体のまとめ

今年の問題は例年と変わらないレベルでしたが、原子分野を捨てて受験に臨んだ受験生にとっては苦しい試験となります。受験生にとっては試験直前に新しい知識を詰め込むことはかなり危険に感じ入られますし、原子に時間を割くモチベーションもわきにくいですが、ぜひ頑張って取り組んでいきましょうまた、そのほかの大問についてですが、難易度は例年通りでしょう。基本的かつ広範囲の知識を問う問題が出題される傾向は続いているので、基礎を固めて知識を付けていく勉強は継続するとよいでしょう。

 

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