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【基礎〜最難関】現代文の参考書ルート紹介


現代文のおすすめの参考書ルートをわかりやすく解説します。これから現代文の勉強を始める人や共通テストを使った入試を受験する人などの特に参考にしていただきたいです。使い方もあわせて解説していますので、ぜひご覧ください。

現代文のルートについて

現代文の特徴

得意・不得意が大きく分かれる科目であると同時に、得意意識があってもある一定のレベルで伸び悩んでしまうことが多い科目です。学習の初期に、解法を実際の文章に適用する学習をどれだけ丁寧に、かつ効率良くできるかがその後の点数の伸びに影響します。

また、読解力は他科目の学習でも基礎になる力です。特に主要科目である英語の長文読解などでは、そもそもの読解力が足りないことで点数が伸びないケースもしばしばあるため、得意・不得意の意識に関わらず、早めに自身の読解力や読み方の癖を正しく把握しておくことが重要になります。

現代文の学習について

参考書学習の際は自分の解答根拠が十分に論理的か、厳しく自分で判断していく必要があります。自分でできない場合は、塾や学校の先生に質問して確認するなど、にかく放置しないよう徹底してください

根拠をうまく説明できないけど問題にはある程度正解してしまう「なんとなく読み」は矯正するのに時間がかかります。後述のルートの読解解法(メイン問題集)までを丁寧に学習するよう心がけましょう。その一方で、単純に文章に触れる量が大事な面もあります。現代文的な読み方がどういうものなのか、なるべく早い段階で知っておくこと、完全に習得できていないとしても解法を意識しながら様々な文章に触れることが重要です。

ルート種別

◎積み上げ方式

どの到達レベルの生徒でも、基本は同じ参考書を通過(当然カスタムすることもあるが、軸は同じ)。ランクを上げる=参考書を追加する。主要科目など、時間をかけて基礎に穴がないように固めていく科目に多い。

◎セット方式

到達レベルによって、使用する参考書の組み合わせが異なる。ランクを上げる=参考書がそもそも異なる。副教科など、参考書の種類が多く(理解本・資料集・まとめ本・演習用問題集・一問一答…など)、なるべく少ない参考書数で効率よく終わらせたい科目に多い。

※これら2つの考え方を、同じ科目内で両方使うことも多い。最初に使うインプットの数冊はセット方式、問題集は積み上げ方式、など。

★現代文では、基本的に積み上げ方式を採用★

現代文は、どのようなレベルの生徒でも基本から確認することが重要な科目です。主要科目であることや科目の特性から、基本的には段階を飛ばさずに進めるのが適切であるといえます。ただし、読解解法の理解本とメイン問題集の2冊は目標ランクに合わせて1冊ずつ選ぶようにしてください。

現代文MAP

現代文の参考書ルート【漢字・語彙 】

漢字・語彙

漢字・語彙ルートまとめ

1
  • 漢字
  • 語句・意味
  • 基礎ランク
  • 標準ランク
  • 難関ランク
  • 最難関ランク
『漢字・語彙が1冊でしっかり身につく本』(かんき出版)
 

【所要時間】88.5h、〈CHAPTER 1上段〉10h、〈CHAPTER 4上段〉3.5h、〈APPENDIX〉5.5h、〈CHAPTER 2上段〉10h、〈CHAPTER 5上段〉3.5h、〈CHAPTER 3上段〉11h、〈CHAPTER 6上段〉3.5h、〈CHAPTER 1〜3下段〉31h、〈CHAPTER 4〜6下段〉10.5h ①漢字・語彙 ②漢字の書き取りと意味、また覚えるべき語彙を1冊で学習できる参考書です。レベルに分けて学習でき、漢字や語彙に割く時間を調節しやすい点を考慮して採用しました。 ③〈CHAPTER 1,2,3〉では漢字を書きながら覚えることを推奨しています。組み合わせの意識やパーツの観察をしながら書くようにしてください。〈CHAPTER 4,5,6〉は書いて覚える必要はありませんが、例文には全て目を通し、見出し語が文章中でどのような使われ方をするのか把握しておきましょう。〈APPENDIX〉の「同音異義語・同訓異字」は入試での出題率が非常に高いです。また「重要語解説」の語彙は主に論説文の読解で、「心情語マスターリスト」の語彙は主に物語文の読解で役立ちます。

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2
  • 語句・意味
  • 難関ランク
『読解を深める現代文単語(改訂版)』(桐原書店)
 

【所要時間】26.5h ①語彙 ②『漢字・語彙が1冊でしっかり身につく本』に載っているような基本の語彙だけでなく、頻出テーマ別の単語を学ぶ参考書です。語彙の習得というより頻出テーマの理解に近く、試験問題になっている部分の抜粋では分かりづらいような、専門用語の背景や文脈を知ることができます。レベルの高い文章を短い時間で解くとなると、出題テーマにおけるよくある議論や問題点を踏まえているだけで格段に読むスピードが上がり、正確になります。現代文を得点源にしたい生徒のためのさらなるオプションとして採用しました。『現代文キーワード読解(改訂版)』より、各テーマを体系的に理解することができます。 ③あくまで最難関ランクを目指す生徒のうち、現代文に割く時間の余裕がある生徒向けです。使用する場合は部分的な学習でも構わないので、理解の曖昧なテーマを抜粋して読むなどして取り組みましょう。暗記ではなく、用語の理解に重きを置いて学習してください。

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3
  • 語句・意味
  • 難関ランク
『現代文キーワード読解(改訂版)』(Z会)
 

【所要時間】25h ①語彙 ②『漢字・語彙が1冊でしっかり身につく本』に載っているような基本の語彙だけでなく、頻出テーマ別の単語を学ぶ参考書です。語彙の習得というより頻出テーマの理解に近く、試験問題になっている部分の抜粋では分かりづらいような、専門用語の背景や文脈を知ることができます。レベルの高い文章を短い時間で解くとなると、出題テーマにおけるよくある議論や問題点を踏まえているだけで格段に読むスピードが上がり、正確になります。現代文を得点源にしたい生徒のためのさらなるオプションとして採用しました。『読解を深める現代文単語(改訂版)』より各用語の解説が詳しく、重要な語句は特に、入試問題の短い文章での使い方を要約と共に学習することができます。 ③あくまで最難関ランクを目指す生徒のうち、現代文に割く時間の余裕がある生徒向けです。使用する場合は部分的な学習でも構わないので、理解の曖昧なテーマを抜粋して読むなどして取り組みましょう。暗記ではなく、用語の理解に重きを置いて学習してください。

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現代文の参考書ルート【読解解法 】

理解本

  • 基礎・標準ランク:『高校現代文をひとつひとつわかりやすく(改訂版)』(学研) 36h
  • 難関・最難関ランク:『ゼロから始める現代文』(KADOKAWA) 18h
  • オプション:『現代文が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版) 33h
     現代文にしっかり時間をかけられる人で、基礎だけでなく様々な文章形式の解法まで知っておきたい場合に使用する。受験大学でオーソドックスな評論文以外が出題される可能性がある人向け。

メイン問題集

まずメインの問題集で丁寧に解法を身につける。
※メイン問題集を終わらせたら共通テスト対策に挑めるくらいのレベル感を想定。
※ただし、この後演習用問題集で量を重視した問題集を最低1,2冊解くか、共通テストの予想問題集を解くかしないと解答力が弱く、点数にはつながらない可能性もある。

  • 基礎・標準ランク:『現代文読解が面白いほどできる基礎ドリル』(KADOKAWA) 24.5h
  • 難関・最難関ランク:『現代文基礎問題精講』(旺文社) 29.5h

読解解法ルートまとめ

1
  • 読解解法
  • 基礎ランク
『高校現代文をひとつひとつわかりやすく(改訂版)』(学研)
 

【所要時間】36h ①理解本・問題集 ②現代文の読解の基礎的な解法を、練習問題を解きながらひとつひとつ身につけることができる参考書です。問題解説は簡潔ですが要点を押さえており、「抽象/具体」「比喩表現」「因果関係」などの現代文の解法の定石を着実に習得できます。各テーマが短く、わかりやすい図解がついているため、文章読解に慣れていない生徒でも問題なく使用できる参考書として採用しました。 ③内容は簡単に見えるかもしれませんが、きちんと取り組めば、他の参考書の解説を読む際の解像度がかなり上がります。読解演習に進んだ後も、疑問点があれば本書をおさらいしてみると良いでしょう。

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2
  • 読解解法
  • 基礎ランク
『ゼロから始める現代文』(KADOKAWA)
 

【所要時間】18h ①理解本・問題集 ②現代文の学習を進めていて、抜け落ちてしまいがちな考え方に重点をおいた、解法の参考書です。難関ランク以上の難しい文章・問題に取り組むことを見越して、初めのうちからしっかり基礎固めをできるように採用しました。既に学習を始めていて、点数が伸び悩んでいる、安定しないなどといった悩みをもつ生徒にもおすすめです。但し、本書は読みやすいものの、やや踏み込んだ解説をしているため、標準ランクまでの生徒にとってはオーバーワークでしょう。 ③解いた時点では本書を完璧に理解できなくとも、次の参考書へ進みましょう。単純な疑問点は解消しながら進めることが重要ですが、メイン問題集に進んで初めて解法の使い方が腑に落ちることもあります。なお、『高校現代文をひとつひとつわかりやすく(改訂版)』や『現代文が1冊でしっかりわかる本』に比べて、問題数が多くありません。本書は時間をかけすぎずに終わらせ、メイン本に進んだ後に戻るようにして使うと良いでしょう。

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3
  • 読解解法
  • 基礎ランク
  • 標準ランク
『現代文が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)
 

【所要時間】33h ①理解本・問題集 ②『ゼロから始める現代文』と同じ筆者が書いた解法の参考書です。他の2冊と異なり、短い文章でのトレーニングをしながら解法を学んでいきます。深く解法の理解を進めるというより、解法の基礎を広く把握して、様々な問題・文章の形式への対応まで学ぶことができます。『ゼロから始める現代文』より、基礎を学び直す説明は少ない代わりに、比較的初学者でも取り組みやすいためオプションとして採用しました。 ③『ゼロから始める現代文』が合わない、解説ばかりで進まないと感じる場合、こちらに差し替えてください。標準ランクまでの場合、本書は『高校現代文をひとつひとつわかりやすく(改訂版)』より解説がしっかりしているため、オーバーワークになるでしょう。但し時間に余裕があって、文章を読むのに苦労しない生徒は本書を使っても構いません。

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読解解法 メイン問題集ルートまとめ

1
  • 読解解法
  • 基礎ランク
『現代文読解が面白いほどできる基礎ドリル』(KADOKAWA)
 

【所要時間】24.5h ①理解本・問題集 ②問題を解くことを通して本格的な解法を学ぶ参考書です。図解を使用した本文解説が分かりやすく、解法の各項目に合わせて解説をしてくれるので、解法の理解が深まります。『高校現代文をひとつひとつわかりやすく(改訂版)』の直後に読解演習へ進んでしまうと、自分の解き方と参考書の解法の溝を埋める作業を自分でしなくてはいけません。解法と演習の架け橋になるような参考書として本書を採用しました。 ③理解が曖昧な解法については特に、『高校現代文をひとつひとつわかりやすく(改訂版)』に戻って該当範囲を確認するなどして疑問点を潰していきましょう。本書を丁寧に解くことが今後の学習の質に繋がります。時間を守りつつ、解説をしっかり読みながら進めるようにしてください。

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2
  • 読解演習
  • 標準ランク
『現代文基礎問題精講』(旺文社)
 

【所要時間】29.5h ①問題集 ②入門編で基礎的な解法を確認した後に、基礎編・実践編の16題で問題演習に取り組む問題集です。選択問題が中心ですが、記述問題も一部収録されています。本文構造を簡略化した図解がわかりやすく、問題解説も丁寧です。これまでに学んだ解法を使って問題を解く経験を積むのに最適な問題集として採用しました。 ③問題は徐々に難しくなっていくため、太刀打ちできないと感じた時は前の参考書に戻って解法を復習しましょう。本書のみでは演習量が十分とは言えないので、可能ならば別の問題集にも取り組みましょう。

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現代文の参考書ルート【読解演習 】

演習用問題集ランク表

現代文に割ける時間と到達レベルに応じて、下記の表から問題集を追加する。

問題集ランク表の使い方

①生徒の到達レベルのランクを縦に見る。
例:標準ランクを1冊でさらっと終わらせるなら『入試現代文へのアクセス【基本編】』か『日東駒専&産近甲龍の現代文』、点数を安定させるなら『新・現代文レベル別問題集【2】』と『新・現代文レベル別問題集【3】』

②メイン問題集と比べて、目的に合いそうな参考書を数冊ピックアップする。

③表の下に載っているランクの設定方法を参照し、参考書の紹介文や詳細ページで細かい参考書の特徴を読んでから生徒に合うものを選ぶ。
※必ず参考書の詳細まで確認してから決めること。

④記述対策が必要な生徒は、最低1冊は記述対策本に取り組むこと。

問題集のランク決定に主に関わる要素は以下の4つ。

①本文の難易度
文章量・現代文単語の多さ・抽象度の高さ・取り扱っているテーマの専門性・指示語のわかりづらさ・接続詞の量・段落ごとの位置付けや議題のわかりづらさ など

②問題の難易度
記述問題の量・解答根拠が傍線部から遠い設問がどれくらいあるか・解答根拠が複数必要か・選択肢では本文の語彙をどれくらい言い換えているか・消去法でしか解けない問題がどれくらいあるか など

③解説の詳しさ・質
本文図解がどれくらいわかりやすいか・設問ごとの解答根拠を順を追って説明しているか・どのようなテクニックとして覚えたらいいかが載っているか(解法に紐づける解説) など

④問題出典元の大学のレベル
どれくらいのレベルの大学からの出題が多いか=どのようなレベルの生徒を対象としているか(参考書における設定レベルも参照)

これらを総合的に考慮し、どのランク帯の生徒におすすめかを判断。ランクに集約できない内容は、後述の各参考書ごとの紹介リストや詳細ページに記載。なお、この後過去問などに取り組んだ場合、全体的に到達レベルが上がる(あるいは安定する)。

読解演習ルートまとめ

1
  • 読解演習
  • 難関ランク
『精選問題集現代文(5訂版)』(河合出版)
 

【所要時間】40h ①問題集 ②読解のポイントを押さえるための典型問題5題と、テーマ別の演習問題20題の計25題を収録した問題集です。解説は文章が中心ですが、比較的詳しめです。難しいテーマを扱う文章に慣れておきたい生徒向けの問題集として採用しました。 ③最難関ランクの私大志望で、過去問演習前の問題集として使用する場合は本書もしくは『新・現代文レベル別問題集【5】』をおすすめします。『新・現代文レベル別問題集【5】』は本書よりも問題がやや難しいですが、解説がより丁寧です。

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2
  • 読解解法
  • 読解演習
  • 基礎ランク
『新・現代文レベル別問題集【1】』(ナガセ)
 

【所要時間】17h ①問題集 ②【1】(超基礎編)から【6】(最上級編)までの6冊が刊行(【6】は未刊)されており、細かいレベル分けが特長のシリーズです。現代文の実力を伸ばすためには、現在のレベルに合った問題集を選ぶことがとても重要であるため、本シリーズを採用しました。1冊目の本書はセンター試験などから基礎ランクの10題を収録しています。文章がかなり読みやすく、解説も丁寧な講義口調でわかりやすいので、現代文に苦手意識のある人や問題演習の経験が少ない人も使用できます。 ③「序章」「基本の読解方針」では問題解説に通底する考え方が語られているので、問題を解く前によく目を通しておきましょう。

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3
  • 読解演習
  • 基礎ランク
  • 標準ランク
『新・現代文レベル別問題集【2】』(ナガセ)
 

【所要時間】16h ①問題集 ②【1】(超基礎編)から【6】(最上級編)までの6冊が刊行(【6】は未刊)されており、細かいレベル分けが特長のシリーズです。現代文の実力を伸ばすためには、現在のレベルに合った問題集を選ぶことがとても重要であるため、本シリーズを採用しました。2冊目の本書は日本大、関西学院大学などから基礎〜標準ランクの10題を収録しています。比較的読みやすい文章が中心ですが、設問に記述問題が加わり、全体としての難易度は【1】と比べて上がっています。 ③「序章」「基本の読解方針」では問題解説に通底する考え方が語られているので、問題を解く前によく目を通しておきましょう。

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4
  • 読解演習
  • 記述対策
  • 標準ランク
『新・現代文レベル別問題集【3】』(ナガセ)
 

【所要時間】16h ①問題集 ②【1】(超基礎編)から【6】(最上級編)までの6冊が刊行(【6】は未刊)されており、細かいレベル分けが特長のシリーズです。現代文の実力を伸ばすためには、現在のレベルに合った問題集を選ぶことがとても重要であるため、本シリーズを採用しました。3冊目の本書は立教大、成蹊大、甲南大などから標準ランクの10題を収録しています。【2】までと比べると扱うテーマや文章表現の難しいものが増えているので、頻出のキーワードをある程度頭に入れておく必要があります。 ③「序章」「基本の読解方針」では問題解説に通底する考え方が語られているので、問題を解く前によく目を通しておきましょう。

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5
  • 読解演習
  • 記述対策
  • 標準ランク
  • 難関ランク
『新・現代文レベル別問題集【4】』(ナガセ)
 

【所要時間】16h ①問題集 ②【1】(超基礎編)から【6】(最上級編)までの6冊が刊行(【6】は未刊)されており、細かいレベル分けが特長のシリーズです。現代文の実力を伸ばすためには、現在のレベルに合った問題集を選ぶことがとても重要であるため、本シリーズを採用しました。4冊目の本書は中央大、上智大、早稲田大などから標準〜難関ランクの10題を収録しています。文中の語句が通常の意味ではなく、筆者独自の意味で使用されていることが多くあるので、文脈に即して理解することが必要になります。設問も傍線部の前後だけではなく文章全体の論旨を把握していないと解答できないものが増えており、総じて難易度が高いです。 ③「序章」「基本の読解方針」では問題解説に通底する考え方が語られているので、問題を解く前によく目を通しておきましょう。

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6
  • 読解演習
  • 難関ランク
  • 最難関ランク
『新・現代文レベル別問題集【5】』(ナガセ)
 

【所要時間】17h ①問題集 ②【1】(超基礎編)から【6】(最上級編)までの6冊が刊行(【6】は未刊)されており、細かいレベル分けが特長のシリーズです。現代文の実力を伸ばすためには、現在のレベルに合った問題集を選ぶことがとても重要であるため、本シリーズを採用しました。5冊目の本書は早稲田大、法政大、横浜国立大、東北大などから難関ランクの10題を収録しています。【4】と比べて文章、問題の難易度がともに上がっています。80字を超える論述問題も多く、非常に解き応えがあります。 ③「序章」「基本の読解方針」では問題解説に通底する考え方が語られているので、問題を解く前によく目を通しておきましょう。今まで新・現代文レベル別問題集シリーズに取り組んでいない人でも、最難関ランクの赤本前の1冊として使用できます。

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7
  • 読解演習
  • 基礎ランク
『入試現代文へのアクセス【基本編】』(河合出版)
 

【所要時間】25.5h ①問題集 ②『入試現代文へのアクセス』シリーズの1冊目である【基本編】です。標準ランクの問題を、例題4題と練習問題12題の計16題収録しています。選択問題が中心ですが、一部記述問題もあります。序盤は読みやすいテーマの文章が多いですが、終盤はやや難易度が上がります。『新・現代文レベル別問題集【1】』『同【2】』と代替可能なオプションとして採用しました。解説は『新・現代文レベル別問題集』の方が詳しく、問題数はこちらが多いです。 ③「読解へのアクセス」「正解へのアクセス」は複数の問題解説で繰り返し登場します。問題演習時も意識して取り組みましょう。

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8
  • 読解演習
  • 標準ランク
『入試現代文へのアクセス【発展編】』(河合出版)
 

【所要時間】33.5h ①問題集 ②『入試現代文へのアクセス』シリーズの2冊目である【発展編】です。標準〜難関ランクの問題を、例題4題と練習問題12題の計16題収録しています。選択問題が中心ですが、一部記述問題もあります。基本編と比べると文章の抽象度が上がり、やや難しくなっています。『新・現代文レベル別問題集【3】』『同【4】』と代替可能なオプションとして採用しました。解説は『新・現代文レベル別問題集』の方が詳しく、問題数はこちらが多いです。 ③「読解へのアクセス」「正解へのアクセス」は複数の問題解説で繰り返し登場します。問題演習時も意識して取り組みましょう。

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9
  • 読解演習
  • 難関ランク
『入試現代文へのアクセス【完成編】』(河合出版)
 

【所要時間】33.5h ①問題集 ②『入試現代文へのアクセス』シリーズの3冊目である【完成編】です。難関ランクの問題を、例題4題と練習問題12題の計16題収録しています。選択問題が中心ですが、一部記述問題もあります。本文の難易度が発展編と比べて上がり、言い回しの硬いものが増えます。『新・現代文レベル別問題集【5】』と代替可能なオプションとして採用しました。解説は『新・現代文レベル別問題集』の方が詳しく、問題数はこちらが多いです。 ③「読解へのアクセス」「正解へのアクセス」は複数の問題解説で繰り返し登場します。問題演習時も意識して取り組みましょう。

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10
  • 読解演習
  • 標準ランク
『日東駒専&産近甲龍の現代文』(日栄社)
 

【所要時間】25.5h ①問題集 ②日東駒専と産近甲龍の8大学の入試問題の中から、各大学の入試レベルや傾向を踏まえた典型的な問題を各校2題ずつ収録した問題集です。各大学の出題分析がついているので、日東駒専と産近甲龍から複数校受験する場合は比較に使えます。現時点である程度の読解力があり、正答率と解くスピードを上げたい生徒に最適な問題集として採用しました。 ③基本的には標準ランクの大学が第一志望の生徒向けです。

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11
  • 読解演習
  • 難関ランク
『GMARCH&関関同立の現代文』(日栄社)
 

【所要時間】31.5h ①問題集 GMARCHと関関同立の10大学の入試問題の中から、各大学の入試レベルや傾向を踏まえた典型的な問題を各校2題ずつ収録した問題集です。各大学の出題分析がついているので、GMARCHと関関同立から複数校受験する場合は比較に使えます。現時点である程度の読解力があり、正答率と解くスピードを上げたい生徒に最適な問題集として採用しました。 ③基本的には難関ランクの大学が第一志望の生徒向けです。

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12
  • 読解解法
  • 読解演習
  • 記述対策
  • 難関ランク
『現代文読解力の開発講座(新装版)』(駿台文庫)
 

【所要時間】16h ①問題集 ②中堅〜難関ランクの問題集です。読解力を身につけるための入試問題を10題収録しています。問題の難易度は『GMARCH&関関同立の現代文』と概ね同程度ですが、終盤はやや難しくなります。また、10題それぞれに要約問題がついています。読解力の向上に焦点を当てた問題集なので、本文を読み解き要約するプロセスの解説が手厚いです。ただし図解は少なく文章が中心です。 ③私大の過去問が中心で記述問題が少ないため、記述対策が必要な人は『現代文解答力の開発講座』に進むと良いでしょう。

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13
  • 読解演習
  • 難関ランク
『正読現代文【入試突破編】』(Z会)
 

【所要時間】27h ①問題集 ②難関ランクの問題集です。「設問別対策編」として5題、「テーマ別対策編」として12題の計17題を収録しています。記述問題と選択問題がどちらもバランスよく配置されています。本文のレベルは『精選問題集現代文』より少し易しいくらいで、解説は十分丁寧です。最難関ランクに届く問題演習をしたいけれども『精選問題集現代文』『新・現代文レベル別問題集【5】』は難しいという人向けに採用しました。 ③難関ランクまでの人でも、現代文で高得点を狙う場合や複数テクストの高難度問題を解いておきたい場合は本書がおすすめです。

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14
  • 読解演習
  • 記述対策
  • 最難関ランク
『現代文と格闘する(3訂版)』(河合出版)
 

【所要時間】27h ①問題集 ②難関〜最難関ランクのハイレベルな問題集です。第一部で頻出のキーワード、第二部で読解のテクニックを学んだ後に、第三部で13題の演習に取り組むという構成です。本文のレベルが高く、100~150字程度のボリュームのある記述問題も多いため、他の教材で十分実力をつけてから取り組むべき問題集です。詳細な本文の解説に加えて、頻出テーマについてのコラムもついており、総合的に読解力を向上させることができます。 ③選択問題と記述問題が同程度収録されているので、どちらかに特化した演習をしたい場合は他の問題集を使用しましょう。

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読解演習 記述対策ルートまとめ

1
  • 記述対策
  • 基礎ランク
  • 標準ランク
『最強の現代文記述トレーニング』(学研)
 

【所要時間】11.5h ①問題集 記述問題の解き方を基礎から学ぶことができる問題集です。問題は全7問と少なく、一問一問が見やすい図解とともに丁寧に解説されています。記述問題の対策をしたことがない人や記述問題に苦手意識がある人でも、無理なく使用できる問題集として採用しました。 ③自信がない問題も必ず、解答解説を読む前に自力で書いてみましょう。

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2
  • 記述対策
  • 標準ランク
『現代文記述問題の解き方』(河合出版)
 

【所要時間】17.5h ①問題集 ②記述問題を解くために知っておくべきルールを身につけることができる問題集です。第一部、第二部で1つの公理、4つの定理、3つの細則を学び、第三部から第五部で12題の問題を解きながらそれらのルールを身につけます。 ③本書はパターンや公式を覚えて問題を解くことが得意な人におすすめです。そうでない人は『最強の現代文記述トレーニング』の方が使いやすいかもしれません。

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3
  • 記述対策
  • 難関ランク
『現代文解答力の開発講座』(駿台文庫)
 

【所要時間】13h ①問題集 ②記述対策に特化した難関ランクの問題集です。入試問題7題を収録しています。『現代文読解力の開発講座(新装版)』と同様、各文章に要約問題がついており、丁寧に解説されています。要約に詳しい参考書は多くないので、要約問題の対策をしたい人や小論文が必要になるかもしれない人には特におすすめできる問題集です。 ③著者の造語が頻出するなど解説にはややクセがあります。『現代文読解力の開発講座(新装版)』を使用した人であれば問題ないはずです。

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4
  • 記述対策
  • 難関ランク
『得点奪取現代文(3訂版)』(河合出版)
 

【所要時間】40h ①問題集 ②難関・最難関ランクの問題集です。記述問題が中心なので、特に国公立大志望者におすすめです。採点ポイントと生徒の解答の採点例がついているので、自学自習でも確実に記述問題の実力を身につけられる参考書として採用しました。 ③本文解説、問題解説ともに充実していますが、図解はほとんどなく文章が中心です。他の教材で問題演習に十分慣れてから使用しましょう。

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5
  • 記述対策
  • 難関ランク
『上級現代文Ⅰ(改訂版)』(桐原書店)
 

【所要時間】49.5h ①問題集 ②記述対策に特化した難関・最難関ランクの問題集です。言い換え、内容説明、理由説明、表現(小説中心)と問題形式ごとに複数の文章を読み解きながら対策できる構成です。全部で40題が収録されており、対策が手薄になりがちな小説もしっかりとカバーされています。本文解説は簡潔ですが、各文章の100字要約や問題の採点シミュレーションがあるなど、解説が解答力養成に特化しています。読解力はある程度のレベルまで到達した人が、記述対策のために取り組む問題集として採用しました。 ③本書は記述対策用の問題集なので、早稲田大など記述問題の出題が少ない大学を受験する生徒は他の参考書を使用しましょう。

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6
  • 記述対策
  • 最難関ランク
『上級現代文Ⅱ』(桐原書店)
 

【所要時間】49h ①問題集 ②記述対策に特化した最難関ランクの問題集です。演習問題12題と模擬試験8題の計20題が収録されています。『上級現代文Ⅰ(改訂版)』を終わらせた人がさらに演習を積み、現代文を確実な得点源とするための問題集として採用しました。 ③本書に到達するまで現代文に時間をかけられる生徒は多くありません。くれぐれも他の科目との兼ね合いを考えて教材を選びましょう。

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現代文の参考書ルート【共通テスト対策・オプション教材】

その他オプション教材

  • 『共通テスト国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本(改訂第2版)』(KADOKAWA) 16h
    共通テスト特有の問題形式、出題の仕方に慣れたい人向け。
  • 『近代文語文問題演習』(駿台文庫) 22.5h
  • 『シグマ新国語便覧(増補3訂版)』〈現代文編・言葉と表現編〉(文英堂) 5.5h
    国語に共通で参照できる資料集がほしい人が使う。学校でもらっている場合は不要。
     

共通テスト対策

  • 『共通テスト新課程攻略問題集(現代文)』(教学社) 17.5h
  • 『共通テスト新課程攻略問題集(古文・漢文)  〈古文〉9h〈漢文〉9h
    ※現代文・古文・漢文のうち使わない科目がある生徒は省く。
  • 実戦模試国語(共通テスト2025)
  • 実戦問題集国語(共通テスト2025)
  • 総合問題集国語(共通テスト2025)
     

その他オプション教材・共通テスト対策ルートまとめ

1
  • 読解解法
  • 標準ランク
『共通テスト国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本(改訂第2版)』(KADOKAWA)
 

【所要時間】16h ①共通テスト対策問題集 ②共通テスト対策に特化した問題集です。基礎的な読み方、解き方を学んだ後に単数テキストの例題、複数テキストの例題、実践問題と徐々に難しい問題にステップアップしていく構成なので、初学者でも無理なく使用できます。 ③本書は新課程の共通テストに対応しているため、新しく追加される第三問「実用文」の対策も可能です。

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2
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『近代文語文問題演習』(駿台文庫)
 

【所要時間】22.5h ①問題集 ②近代文語文は、明治時代頃に使われていた文語体で書かれたもので、古文と現代語が混ざったような文章のことを指します。古文の素養も必要とされるため、どんなに現代文が得意な生徒でも慣れていないと時間がかかってしまいます特に出題されやすい大学・学部があるので、そういった大学・学部を受験する生徒向けに、オプションとして採用しました。 ③自分が受験する大学・学部の過去問を調べ、近代文語文が出題される傾向があった場合に取り組みましょう。文章読解の基本は変わりませんが、文体が難しいので慣れておく必要があります。現代文の読解演習の途中、古文の基礎が終わり、現代文の過去問に取り組む前に解いてください。

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3
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『共通テスト新課程攻略問題集(現代文)』(教学社)
 

【所要時間】17.5h ①共通テスト対策問題集 ②共通テスト対策に特化した問題集です。センター試験、共通テストの過去問や試作問題が収録されています。2025年の共通テストから追加される第三問「実用文」の要素のあるものが多く選ばれているため、第三問を手厚く対策したい人にはおすすめです。 ③時間がない場合は本書を省略して予想問題集に取り組んでも構いません。

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『シグマ新国語便覧(増補3訂版)』〈現代文編・言葉と表現編〉(文英堂)
 

【所要時間】5.5h ①便覧 ②「現代文編」は近代文学についての内容が中心です。志望校で文学史の出題がある場合は目を通し、文学者の名前と主要な作品名を覚えましょう。「言葉と表現編」は語彙や文法、文章表現に関するテーマを幅広く扱っています。 ③通読はせず、気になったことを調べるために使用しましょう

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