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やさしい高校化学(化学基礎)の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!

参考書名
やさしい高校化学(化学基礎)
出版社
学研プラス
発売日
2015/10/20
ページ数
360
科目
化学
タイプ
理解本
レベル
基礎ランク
目安時間
36 h

こんにちは、アクシブアカデミーです。プロ講師と、東大・早慶をはじめとする難関大生によるアクシブアカデミーの分析チーム「Axiv Lab」による参考書分析です。今回は「やさしい高校化学(化学基礎)」を解説しています。大学受験用の参考書は、たくさんあって現状の自分の学力や志望校にどれがあっているのか選ぶのが難しいですよね。そんな方へ向けて「やさしい高校化学(化学基礎)」を参考書のレベル、特徴、使い方、勉強法、を解説していきます!

やさしい高校化学(化学基礎)の基本情報

参考書レベル・難易度

基礎ランク

中学レベルの状態から一つ一つ丁寧に説明し、化学基礎を習得できる参考書です。キャラクター同士の会話の中で化学基礎が自然と学べるようになっています。図が多いことで初めて化学を学ぶ人でもイメージしやすくなっており、余白が多いことで、一般的な文字がたくさん並ぶ参考書が苦手な人でも取り組みやすくなっているほか、気づいたことや重要だと思ったことなどをたくさん書き込めます。

また、ポイントやチェックするべきところがよく目立っているので、重要なところが何か理解しやすく、やみくもにすべて暗記するのを避けることができます。

その章で学んだことを例題ですぐ確認できるようになってはいますが、演習の量としては物足りなさがあるので、『セミナー化学基礎』などを使って演習すると十分共通テストに太刀打ちできるでしょう。

習得までに必要な目安時間

36時間

化学基礎を学ぶ教材としては一般的な時間でしょう。この参考書で一通り基礎を学び、問題集を1冊終わらせれば共通テスト対策ができると考えると、化学基礎を短時間でマスターできるといえます。化学基礎を学ぶ人の中で、暗記系の社会科目が未完成の人にとっては、社会科目の勉強との両立が可能な量で使いやすいでしょう。しかし、ある程度もうすでに化学基礎の内容を理解しており、演習からでいいという人は、この参考書ではなく、初めから『リードLight化学基礎』や『セミナー化学基礎』などを使って勉強するほうがいいでしょう。この参考書はあくまで化学基礎が全く理解できておらず、1からスタートする人向けであると考えるとよいでしょう。

やさしい高校化学(化学基礎)の概要

1から化学基礎を学びたい人のために、すべての言葉を丁寧に説明した参考書です。会話形式でイラストが多く、苦手意識が強い人でも読み進めやすくなっているだけでなく、実験装置をイメージできるようになっています。定期テストやセンター試験での出題度も書かれており、特に定期テスト前の復習としては、この参考書を読み込み、例題を解けば十分でしょう。また、ポイントやチェックすべきところが赤い字になっていたり、赤い枠で囲われていたりするので、重要な部分が一目でわかり、問われやすい部分を重点的に学習できるようになっています。

この参考書は演習のための参考書ではないので、この参考書の後、演習のための問題集を一冊完璧にすれば、共通テストの対策もバッチリでしょう。

やさしい高校化学(化学基礎)はこんな生徒におすすめ

  • 1から化学基礎を学びたい生徒
  • すでに化学基礎を勉強したが、理解できていない部分がある生徒
  • 先取り学習をしたい生徒

この参考書は、キャラクター同士の会話やわかりやすいイラストで化学基礎を1から学べる参考書です。苦手な人でも続けやすく、また、あまり時間もかからない教材なので、他の教科の勉強の合間に読み進めても、十分終わらせられるでしょう。途中の例題で習熟度を確認しながら進めるので、取りこぼしなく学習できます。また、他の問題集でつまずいた単元をこの参考書の丁寧な説明で理解する、というのも良い使い方でしょう。丁寧な解説なので、一人で学習でき、先取り学習をしたい中学生などにもぜひ使ってほしい参考書です。

やさしい高校化学(化学基礎)の特徴

わかりやすいキャラクターの会話や図

この参考書はキャラクター同士の会話の中で説明が進められていて、学習を進める人がつまずきやすいところをキャラクターが質問しており、痒い所に手が届く構成になっています。また、イラストや図が多用されており、見やすいだけでなく、実験装置なども具体的にイメージできるようになっています。

習熟度を確認できる例題

説明の間に例題を挟んでおり、内容を理解できているかその都度確認できるので、わからない部分を残したまま進むことがないようになっています。

目立つポイント

説明の中で重要な用語や説明が赤い字で書かれており、ポイントや要チェックの部分は枠やハイライトで強調されています。初めて読むときに、隅々まで完全に覚えるのは難しいので、そのように赤い字になっている部分や、強調されている部分から覚えていくとよいでしょう。

やさしい高校化学(化学基礎)の使い方と注意点

初めから順に学んでいく人は、まずはポイントと要チェックを頭に入れる意識で目を通して一周してみましょう。二周目以降は徐々に本文中の赤字や太字など、覚えられるものを増やしていきましょう。暗記系の学習は比較的簡単に習得ができますが、その分抜けやすくもあるので、たくさん復習し、記憶を長期的なものにするようにしましょう。また、学習を終えたあと、記憶を定期的にメンテナンスすることも大事です。

苦手な単元の学習のみに取り組みたい人は、まずこの参考書を使う前に、わからない部分を明確にしておきましょう。単元の中でどの用語の説明に躓いたのか、どの考え方が理解できないのか、できるだけ具体化しておくことが大事です。そのためにはこの参考書の別冊問題集をはじめ、躓いた問題集で、できた部分と、わからなくなった部分の境界を探しましょう。理解できていない部分がわかったらこの参考書で説明を探し、何度も繰り返し読んでみましょう。その部分の前の説明が前提となっていることも多いので、少し前の部分から読むのがおすすめです。一度読んでわからなくても、何度も読み返し、具体的にイメージをすることが大事です。参考書の中にはたくさんのイラストや図がありますが、自分で紙に図を描きながら考えるとよりイメージがしやすくなって良いでしょう。

また、この参考書は読み進めやすいように余白が多い構成になっていますが、授業を聞いて大事だと思ったことや、補足して覚えておきたいことがあれば余白にどんどん書き込んでいきましょう。参考書はきれいなまま書き込まないように使いたいという人もいますが、参考書へ書き込むことは自分なりにカスタマイズすることと同じで、自分がテスト直前に見てすべての知識を一気に確認できるように、参考書を作り上げていくと良いです。

やさしい高校化学(化学基礎)の詳細な進め方

1日に1~2セクションを目安に進めていきましょう。

S12.0h第1章
S22.5h
第2章+チェックテストNo.1-1
S33.0h第3章
S43.5h
第4章+チェックテストNo.2-1
S53.0h
S1~S2の復習(例題を全て解き直す)+チェックテストNo.1-2
S63.0h
S3~S4の復習(例題を全て解き直す)+チェックテストNo.2-2
S74.0h第5章
S84.0h
第6章+チェックテストNo.3-1
S94.0h
S7~8の復習(例題を全て解き直す)+チェックテストNo.3-2
+個別授業をチェックテストで間違えた問題や範囲を中心に実施
S103.0h
全体を解かずに復習を実施→修了テストNo.1(全15問)
※S10が不合格の場合↓
S112.0h
合格できなかった場合は間違った問題に該当する章を復習「【無印】は解かずに復習、△×?は全部解く」
→修了テストNo.2(全15問)
※S11が不合格の場合↓
S122.0h
合格できなかった場合は間違った問題に該当する章を復習「【無印】は解かずに復習、△×?は全部解く」
→修了テストNo.1No.2(全30問)

 

やさしい高校化学(化学基礎)の具体的な勉強法

理解することを意識して取り組みましょう。

  1. 赤文字に注意しながら読み進める。Pointの内容を暗記する。
  2. 例題は解答解説を隠してノート、ルーズリーフに解く。まず解答をみて丸付けをして解説を読む。
    そのあとアクシブチェックをする。理解できていなければ、本文の該当箇所へ戻り理解を深める。
  3. チェックテスト受ける
  4. チェックテストで間違った問題は今一度確認して、もう一度解く。
  5. S5,S6,S9はそれまでの復習になります。例題が別冊問題集にまとまっているので、これを使って1章ごとに例題を全て解いて進めていきます。別冊問題集でもアクシブチェックをします。△×?の問題に関しては本文の該当箇所に戻って復習し、もう一度解いて復習します。チェックテストNo.◯-2を実施。全て把握できたら次のステージに進む。個別授業を推奨してるパートの場合は担当講師と相談して実施する。
  6. S10で修了テストで15問中12問正解で合格!
  7. 合格できない場合は間違った問題に該当する章を復習「【無印】は解かずに復習、△×?は全部解く」
  8. S11で修了テストで15問中12問正解で合格!
  9. 合格できない場合は間違った問題に該当する章を復習「【無印】は解かずに復習、△×?は全部解く」
  10. S12で修了テストで30問中24問正解で合格!

 

やさしい高校化学(化学基礎)の分析者コメント

とにかく化学だけでなく、勉強自体が苦手な人を第一に考えて作られた参考書という印象です。できるだけわかりやすく、易しくという意識が随所から感じられ、ページ数は多いですが、一ページ当たりの情報量はかなり少ないので、サクサク進めることができると思います。別冊問題集も併せて利用しながら、学習を進めていくとより良いでしょう。(東京大学理科一類)

 

題名の通り、とても優しく易しい参考書です。読み進めるのにストレスがほとんどないので、勉強が苦手な人でも苦なく取り組むことができるでしょう。解説も丁寧に説明しているので、文系で、化学基礎に自信のない人全員にお勧めできる参考書です。(東京工業大学生命理工学部)

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