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中1数学をひとつひとつわかりやすく。の使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!

参考書名
中1数学をひとつひとつわかりやすく。
出版社
学研
発売日
2009/3/3
ページ数
127
科目
数学
タイプ
中学レベル・理解本・問題集
レベル
基礎~標準ランク
目安時間
17時間20分

こんにちは、アクシブアカデミーです。プロ講師と、東大・早慶をはじめとする難関大生によるアクシブアカデミーの分析チーム「Axiv Lab」による参考書分析です。今回は「中1数学をひとつひとつわかりやすく。 」を解説しています。大学受験用の参考書は、たくさんあって現状の自分の学力や志望校にどれがあっているのか選ぶのが難しいですよね。そんな方へ向けて「中1数学をひとつひとつわかりやすく。」を参考書のレベル、特徴、使い方、勉強法、を解説していきます!

中1数学をひとつひとつわかりやすく。の基本情報

参考書レベル・難易度

基礎~標準ランク

 小学校から数学が苦手だ、中学校の数学に不安があるという人におすすめです。イラスト付きで、そのうえ解説も易しいので、数学を解くための規則が正しく身に入りやすいです。しかし、基礎的な部分の解説が多いため、数学にある程度慣れている人にとっては少し退屈に感じてしまうかもしれません。

 本書では、章の初めに単純な問題を与えられ、文章や会話形式でともに問題を解いていくような形式をとっています。数学の問題だけではなく、日常のちょっとした数学と関係のある事象やくすっと笑えるギャグも取り上げており、すらすらと読み進められます。数学を勉強するうえで感じやすい堅苦しさを最大限なくしたような参考書です。

習得までに必要な目安時間

17時間20分

 中学校1年間の数学の基礎を素早く勉強し、身に着けることができます。

本書では、中1数学を全部で7つの章を6〜8個の項目に分けて問題、解説を出しており、合計で52項目あります。1項目当たり20分ほどかかると思われますが、得意な単元はより早く終わり、苦手なものはより時間がかかるでしょう。数学は解法のパターンを身に着けることが大事なので、わからないところはじっくり、時間を気にせずとりかかりましょう。

中1数学をひとつひとつわかりやすく。の概要

中学校1年生になって数学が得意になりたい人のための参考書です。本書では、数学の規則と解法のパターンを覚えられるように作成されています。数学の「考える」という苦手意識の生まれやすいところを、解法のパターンを暗記することで軽減してくれる参考書です。

 また、章で大まかな分類がされていて、その中でさらに項目に分かれているので、より自分の苦手に焦点を当てた勉強ができるようになっています。厳密に何が苦手かわからないというような人は章の終わりにある復習テストをやってから、間違えたところの項目に戻って勉強するとよいでしょう。解答が別冊となっているので、答え合わせをする際は問題と自分の解法を見比べながらおこないましょう。

中1数学をひとつひとつわかりやすく。はこんな生徒におすすめ

  • 中学生になって数学が得意になりたい人
  • 数学を解く時に考えることが苦手な人
  • 中学数学で何がわからないかわからない人

 

 「中1数学」は中学校1年生でやる1年間の数学を網羅しており、基礎をきちんと解説しているので、そこでつまずいてしまった人におすすめです。また、読みやすいようにイラストがたくさん描かれているので、楽しみながら進めていくことができるでしょう。これ1冊を携えておけば、中学校1年生での授業でついていけなくなることはないでしょう。

 ただし、もともと数学が得意だ、あるいは小学校までの段階である程度数学の学習に慣れてきたという人にとっては少し簡単すぎると感じることもあるかもしれませんので、そういった場合はこの参考書は必要ないでしょう。

中1数学をひとつひとつわかりやすく。の特徴

イラスト付きでイメージごと把握

 本書ではほとんどのページにイラストが描かれており、数式で何をしているのかのイメージがしやすいような工夫がなされています。他にも、図やコラムがたくさん入っており、頭の中で何が起きているのか想像しやすくなっています。

答え合わせのしやすい別冊解答

 本書では、基本練習と復習テストの解答が別冊に記されています。章のはじめの穴埋め式の問題でお手本の記述を見てから、次のページにある基本練習で記述の練習ができます。自分の解答の記述を見ながら、模範解答を見ることで、自分の何が間違えていたのかを簡単に見つけることができます。

章ごとに復習テスト

 本書は全部で7つの章から成り、各章の最後に復習テストのページが設けられています。ひとつの章には複数の項目があり、できなかった問題をその項目を見直すことでピンポイントで復習することが可能です。また、復習テストの名の通り、各問題には点数が割り振られており、自分が何点取ることができたかを知ることができます。

中1数学をひとつひとつわかりやすく。の使い方と注意点

まずは、最初の見開きにある問題の穴埋めをしましょう。右のページは書き込み式の解説、左のページは書き込み式の練習問題となっています。穴埋め式なので誘導がついていてわからなくなることはないと思います。次のページにある基本練習の下に答えがあるので最後にそこで確認しましょう。下にはコラムがあり、よりイメージがしやすくなったり、面白い知識を得られるでしょう。

 次に、ページをめくって基本練習を解きましょう。先ほどの穴埋め問題を思い出しながら同じ解き方をすればサクサク解けるでしょう。基本練習の解答は別冊となっており非常に見やすいです。ぜひ活用していきましょう。この時解けなかった問題はその項目の穴埋め問題に戻り復習しましょう。きちんとなぜ間違えてしまったのか整理することが重要です。

 章末には、復習テストというその章全体を取り扱ったテストがあります。そこで自分が本当に理解しているか、忘れてしまっている箇所はないか確かめます。きちんと点数配点もされているので親に頼んで採点してもらうのもいいでしょう。問題の難易度も形式も基本練習のと変わらないのでここでは必ず満点をとれるようにしましょう。間違えてしまった問題はどの項目の問題か書いてあるので戻って確認しましょう。

 『中1数学』は絵や図が多かったりと、まるで絵本のように読み進めることができます。問題を解くときも見るだけで頭の中でやってしまう人もいるかもしれませんが、まじめに書いてやりましょう。本当に理解していたら時間はそう長くかかりませんし、流し見だとわからないところを見逃してしまう恐れがあります。

 また、『中1数学』は1冊で中学1年間の数学をまとめています。その代償に1つの単元にかけるページ数が少なく、それでも説明がしっかりしているので、問題数は少なく、難易度の高い問題は取り扱っていません。あくまで中学校1年生の数学の基礎を学ぶ参考書といえるでしょう。この1冊を完璧に理解したからと言って数学が完璧になったというわけではありません。数学が得意な人はより高みを目指して頑張りましょう。

中1数学をひとつひとつわかりやすく。の分析者コメント

中学校1年生で学ぶ数学すべてを扱った参考書です。すでに中学生になっており復習がしたいというよりは、中学生になって数学が得意になりたいという小学生におすすめです。基礎を丁寧に説明しながら進んでいくので、授業で学んでいない範囲でも容易に理解することができるでしょう。逆に言えば理解している人には簡単すぎて退屈に感じてしまうでしょう。自分は数学が苦手だと思う人はぜひ使ってみましょう。(東京工業大学生命理工学部)

 

 算数から数学になったことで難易度が跳ね上がります。数学ができなくなる人は一瞬でできなくなります。文理問わず、数学ができると受験に有利になります。自分は数学ができる自信を持つことが大切です。そのためには良い点数を取ることが一番手っ取り早いので、自分が理解できない箇所をあいまいすることなくコツコツ勉強していきましょう。(東京工業大学工学院)

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