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秘伝の物理問題集ハイの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!

参考書名
秘伝の物理問題集ハイの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!
出版社
学研プラス
発売日
2017/8/23
ページ数
400
科目
物理
タイプ
メイン問題集
レベル
標準ランク
目安時間
102.5時間 (難関校対策問題以外)

こんにちは、アクシブアカデミーです。プロ講師と、東大・早慶をはじめとする難関大生によるアクシブアカデミーの分析チーム「Axiv Lab」による参考書分析です。今回は「秘伝の物理問題集ハイの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説! 」を解説しています。大学受験用の参考書は、たくさんあって現状の自分の学力や志望校にどれがあっているのか選ぶのが難しいですよね。そんな方へ向けて「秘伝の物理問題集ハイの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!」を参考書のレベル、特徴、使い方、勉強法、を解説していきます!

秘伝の物理問題集ハイの使い方・レベル・勉強法など特徴を徹底解説!の基本情報

参考書レベル・難易度

標準ランク

「秘伝の物理問題集ハイ」は「秘伝の物理問題集」や「リードlightノート」の基礎的な内容を扱う問題集を一通り終えた生徒が取り組める難易度です。本書も、入試レベルの問題を用いて、より深く理解し、より速く正確に問題を解く訓練をするために書かれています。MARCH以上の難関大学を目指す学生にとって、基礎的な問題が解ける程度では周りと差がつきません。物理を得点源にするのであれば、本書や「重要問題集」や「名問の森」といった、難易度の高い問題集を勉強する必要があります。こういった参考書は敬遠されがちですが、頻出テーマや典型問題も数多く出題されるのでそう気構えなくとも大丈夫です。難しい参考書に手を出すことで、自分の基礎力の見直しができ、結果的に基礎力も上がることもあるので、気になったら一度勉強してみるとよいでしょう。

習得までに必要な目安時間

102.5時間

とても分厚く問題数もかなりあります。時間もその分それなりにかかるので、過去問を始める時期から逆算して考える必要があります。夏休み明けから1.5 ヶ月ほどかけてやるのが理想です。

問題を解くときには、ぜひ1問20~30分などと制限時間をつけて集中して解きましょう。入試問題レベルの問題を緊迫感を持って取り組むのは、物理の処理能力を飛躍的に向上させるのに役立ちます。解説にも動画がついていて丁寧ですから、復習も丁寧に行いたいところです。

秘伝の物理問題集ハイの概要

力学23問、熱力学11問、波動13問、電磁気26問、原子9問の計82問と難関大対策の問題が18問あります。優しい問題から難しい問題まで幅広く取り揃えています。全ての問題で、その問題の類題に当たる秘伝の物理問題集の問題番号が記載されています。本書よりも難易度は低く設定されているので、本書の問題が解けなかった人は復習の段階でそちらにも取り組むとより理解が深まります。

旧帝や医学部といった難関大を目指す生徒は18問の難関大対策問題にもぜひチャレンジしましょう。MARCHレベルの大学の志望であればどちらでも構いません。

本書にも秘伝シリーズの最大の特徴である動画がついています。解説を読んでもわからなかった場合の理解の一助としましょう。

秘伝の物理問題集ハイはこんな生徒におすすめ

  • 定期テストでは点数が取れるが、模試になると点数が取れなくなる生徒。
  • 物理を得点源にしたい生徒
  • 文章を読んで理解することが苦手な生徒
  • 自学自習や先取り学習がしたい生徒

本書は動画解説がついているため、視覚情報より聴覚情報の方が頭に入るという生徒にはおすすめです。

「秘伝の物理問題集ハイ」は「秘伝の物理問題集」や「リードlightノート」の基礎的な内容を扱う問題集を一通り終えた生徒が取り組める難易度です。実際の入試だと思って、制限時間を決め、集中して取り組みましょう。ただし、難しい問題を解きたいからといって、基礎をおろそかにしてはなりません。秘伝の物理問題集ハイの問題が解けなかったら基礎力に問題があるかもしれないので、立ち返って基礎問題にも取り組みましょう。

秘伝の物理問題集ハイの特徴

動画解説付き

この特徴は秘伝シリーズに言えることですが、本書の内容を文章で読んで理解することに加えて、映像授業で理解することにより、内容の理解が深まります。難しい問題になるほど、頭の中で現象のイメージがしにくくなり、映像での解説のほうが紙面での解説より理解しやすくなりがちです。一度映像での解説を活用してみて、自分には文章を読むのと動画を見るのとどちらがあっているのか確かめて見ましょう。もちろん映像と紙面の両方で勉強しても構いません。

難易度表示が細かい

難易度表示が十段階に分かれています。難易度表示が7を超えてくると旧帝の問題が出てきます。時間があまりないという生徒は、自分の志望校にあたる難易度の問題までだけを解いても良いでしょう。

詳しく手厚い解説

解説ページは、解答の流れをしっかり書いてあることはもちろんのこと、右の欄に多くのコメントを設けて、解答の行間を埋めたり既習事項を確認したりできるようになっています。ところどころに学習の助けとなる補足も記載し、読み進めることで深い理解が得られます。

秘伝の物理問題集ハイの使い方と注意点

物理の問題集の解答解説は問題集によってかなり異なります。ですからまずは、手に取ってみて、自分にしっくりくると思ったら購入するとよいでしょう。過去に秘伝シリーズを使って勉強をしてきた人は本書を使って勉強することをおすすめします。全体的に国立大学の入試からとってきている問題が多く、問題に癖がありません。

本書は問題を解く段階ではヒントがありません。全く解法が思いつかない、というような場合も出てくるでしょう。まずは5分程度考えてみて、全く解法が浮かばなかったら答えを見てもよいです。ただ、少しでも解法が思い浮かんだら、制限時間ギリギリまで解いてください。例え間違っていたとしても、解説での問題に対する考え方を比べることは良い勉強になります。問題のどこが分からなかったのかメモしておくと復習のときに理解度が上がり同じようなミスをしなくなります。

記述式の大学を受ける生徒は、答えだけを書くのではなく、本番を想定して記述式の回答を作成しながら問題を解いていきましょう。記述式の回答を書いていると自分が理解していると思った部分が意外と分かっていなかったりします。そこは知識の抜けがあるかもしれないので、理解本などを用いて知識の補強をしていきましょう。問題集の解答解説は記述式問題の模範解答として非常に有効です。ですから、解答解説から記述式回答の書き方を学んでいきましょう。自分の記述にはどれが足りなくてどれが余分なのかを、解説と見比べて確認していきましょう。

また、本書は計算過程も記載しているので、問題を解く際の計算過程も残しておくと復習がしやすいです。その際は、回答に計算過程を書くのではなく、問題文の余白などにメモするようにしてください。本番の入試においては、回答用紙に計算過程を書くことは嫌がられます。

秘伝の物理問題集ハイの

力学 23題   24h

S012.0h問題1,2,3
S022.0h問題4,5,6
S032.0h問題7,8,9
S042.0h問題10,11,12
S052.0h問題13,14,15
S062.5h問題16,17,18,19
S072.5h問題20,21,22,23
S083.0hS01,02,03の復習
S094.5hS04,05,06,07の復習
S101.5h
PartテストNo.1-1を解く
→合格なら間違えた箇所を確認して次の単元へ進む
→不合格ならS08に戻る(時間は同じ)
→PartテストNo.1-2

 

熱力学 11題   12h

S112.0h問題24,25,26
S122.5h問題27,28,29,30
S132.5h問題31,32,33,34
S143.5hS11,12,13の復習
S151.5h
PartテストNo.2-1を解く
→合格なら間違えた箇所を確認して次の単元へ進む
→不合格ならS14に戻る(時間は同じ)
→PartテストNo.2-2

 

波動 13題    14h

S162.0h問題35,36,37
S172.0h問題38,39,40
S182.0h問題41,42,43
S192.5h問題44,45,46,47
S204.0hS16,17,18,19の復習
S211.5h
PartテストNo.3-1を解く
→合格なら間違えた箇所を確認して次の単元へ進む
→不合格ならS20に戻る(時間は同じ)→PartテストNo.3-2

 

電磁気 26題    27h

S222.0h問題48,49,50
S232.0h問題51,52,53
S242.0h問題54,55,56
S252.0h問題57,58,59
S262.0h問題60,61,62
S272.0h問題63,64,65
S282.5h問題66,67,68,69
S292.5h問題70,71,72,73
S303.0hS22,23,24の復習
S313.0hS25,26,27の復習
S322.5hS28,29の復習
S331.5h
PartテストNo.4-1を解く
→合格なら間違えた箇所を確認して次の単元へ進む
→不合格ならS30に戻る(時間は同じ)
→PartテストNo.4-2

 

原子 9題   10.5h

S342.0h問題74,75,76
S352.0h問題77,78,79
S362.0h問題80,81,82
S373.0hS34,35,36の復習
S381.5h
PartテストNo.5-1を解く
→合格なら間違えた箇所を確認して次の単元へ進む
→不合格ならS37に戻る(時間は同じ)
→PartテストNo.5-2

 

全体復習  15h

R014.0h力学 S08-S09の復習
R022.0h熱力学 S14の復習
R032.0h波動 S20の復習 
R044.5h電磁気 S30-S32の復習
R051.5h原子 S37の復習
R061.0h
修了テストNo.1を解く
→合格なら間違えた箇所を確認して次の参考書へ進む
→不合格ならR01に戻る(時間は同じ)
→修了テストNo.2

 

難関校対策問題18題    27h

S393.0h問題83,84,85
S403.0h問題86,87,88
S413.0h問題89,90,91
S423.0h問題92,93,94
S433.0h問題95,96,97
S443.0h問題98,99,100
S453.0hS39,40の復習
S463.0hS41,42の復習
S473.0hS43,44の復習

 

秘伝の物理問題集ハイの具体的な勉強法

S01-S07, S11- S13, S16-S19, S22-S29, S34-S36(参考書1周目)

  • 難易度に関わらず、全ての問題に取り組む。
  • 解き直しができるように、問題集の図には書き込みをせず、問題文の内容を頭の中でよく押さえながらノートに自分で図を書き、そこに追加の書き込み(力の図示など)をする。

◎理解・解き直しまで含めて1題40分を目安とし、以下の順序で進めていく。

  1. 答えを見ずにできるところまで解いてみる。
    ・行き詰まったら秘伝(理解本)を参考に解いてみる。
    ・それでも行き詰まったら別冊の解答と、映像が付いているものは映像も見て答えの導き方を確認する。
  2. 大問1問ごとに解答を確認する。
    ・初見で解けて疑問点がない場合、映像は見なくても良い。
  3. 答え合わせが終わったら、アクシブチェックを本書に書き込む。(無印△×?をつける)
    <アクシブチェック>問題を解いた時のチェック記号
     無印:初見で解けた
     △ :方向性はあってたけどケアレスミスなどで間違えた
     ☓  :解けなかったが指針・解説・映像授業(および秘伝の理解本)を見ると理解できた
     ? :解説や映像授業を見ても理解できなかった ➡ 質問をして解決すること
  4. △×の場合はもう一度、解答などを隠して問題をノートに解く。
    ・?の場合は戦略面談または個別指導で質問し、理解する。
    ・ここではアクシブチェックは不要。
    何も見ずに自力で正解できるまでやりこむこと。この一手間で物理の力は上昇しやすい。
  5. 正解したら次の問題へ進む。

◎秘伝(理解本)と問題集①〜⑤を繰り返し、テスト範囲まで到達したらチェックテストを30分目安で実施。 

 チェックテストで間違った問題はもう一度確認して、解き直す。

S08-S09, S14, S20, S30-S32, S37(参考書2周目)

  • 1周目で△×?をつけた問題をノートに解く

秘伝の物理問題集ハイの分析者コメント

「重要問題集」や「名問の森」といった難しい参考書がありますが、「秘伝の物理問題集」に取り組んできた生徒は本書を用いて勉強するのが望ましいです。難しい問題が数多く並んでおり大変だと思いますが、やり終えたときかなり実力がついていると思います。(東京工業大学工学院)

 

解説がかなりわかりやすい。難易度の高い問題集であるはずなのに、基本に立ち返った説明もついている。また、解説が「解答(記述の見本とすべき模範解答)」と「考え方」に分けて書かれているので、記述問題の練習をしたい生徒にも使いやすい。(東京大学大学院理学部)

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