こんにちは。アクシブ西宮北口の横山です。
最近、本好きの下克上と言うアニメが放映されていました。
あらすじとしては
本が大好きな現代人が若くして亡くなってしまい
別の世界に転生するのですが、その世界では、本は貴族の間でしか馴染みが無く
非常に高価なものとされていた。
平民として転生した主人公は、その世界でなんとか本を読もうと
あらゆる知識や手段を用いて、苦難を乗り越えながら奮闘するという
そんな感じです。
大分シュールなお話なのですが、これが非常に面白かったものですから
この影響で司書になりたいと言う人が続出するのではないかと
いち早く予見した私は、この記事をまとめようと決心しました。
今回は、図書館司書になるためにはどうすればいいか
司書とは何かなど、出来る限り調べた情報を書いていこうと思います。
まず、司書には大きく3つの違った形態があります。
目次
司書
公立図書館などに勤務する(大学・短大にて指定科目を履修、単位を修得して資格を取得するなど様々な方法があります)
司書補
公立図書館などに勤務する(司書補講習を受講し、司書補の資格を取得する。3年以上の実務経験があれば、司書講習を受講し、司書資格が取得可能)
司書教諭
主に学校図書館などに勤務する(大学にて教員免許を取得し、その上で図書館教諭の資格を取得する)
こんな感じです。
司書と司書補の違いは、書いてあるとおり大学での資格取得が前提になっているかどうかと
常勤雇用になるか、非常勤雇用になるかという違いです。
司書教諭は全くの別物と考えて然るべきです。
司書教諭って何?
学校図書館で働きたいという場合には、司書教諭の免許が必要となってきます。司書教諭とは教員免許を所持している方が図書館司書教諭として配置される場合の資格です。
学校の図書館や図書室の管理を任されるという学校の先生ということです。クラスの担任を受け持つことと同時に、図書館司書教諭として役目を果たしていく事になりますので、採用される際にも、図書館司書教諭という形での採用ではありません。
司書教諭となるには、まず教員免許が取得できる大学に通わなくてはなりません。そこで教員免許を取得し、それにプラスする形で司書教諭の資格を取得することになります。
つまり、図書館司書・司書補と、司書教諭では、資格自体が全く違ってくるという事なのです。
とはいえ、学校の図書館・図書室で働きたいという方が、司書教諭の資格ではなく司書資格で働く事も可能です。ただ、あまり採用はされていないというのが現状です。
次に、学校図書館法を見ていきましょう。
◎学校図書館法(昭和28年法律第185号)
(司書教諭)
第五条学校には、学校図書館の専門的職務を掌らせるため、司書教諭を置かなければならない。
2 前項の司書教諭は、主幹教諭(養護又は栄養の指導及び管理をつかさどる主幹教諭を除く。)、指導教諭又は教諭(以下この項において「主幹教諭等」という。)をもつて充てる。この場合において、当該主幹教諭等は、司書教諭の講習を修了した者でなければならない。
3 前項に規定する司書教諭の講習は、大学その他の教育機関が文部科学大臣の委嘱を受けて行う。
4 前項に規定するものを除くほか、司書教諭の講習に関し、履修すべき科目及び単位その他必要な事項は、文部科学省令で定める。
(学校司書)
第六条 学校には、前条第一項の司書教諭のほか、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童又は生徒及び教員による学校図書館の利用の一層の促進に資するため、専ら学校図書館の職務に従事する職員(次項において「学校司書」という。)を置くよう努めなければならない。
2 国及び地方公共団体は、学校司書の資質の向上を図るため、研修の実施その他の必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
附則(抄)
(司書教諭の設置の特例)
2 学校には、平成十五年三月三十一日までの間(政令で定める規模以下の学校にあつては、当分の間)、第五条第一項の規定にかかわらず、司書教諭を置かないことができる。
附則(平成26年6月27日法律第93号)
(検討)
2 国は、学校司書(この法律による改正後の学校図書館法(以下この項において「新法」という。)第六条第一項に規定する学校司書をいう。以下この項において同じ。)の職務の内容が専門的知識及び技能を必要とするものであることに鑑み、この法律の施行後速やかに、新法の施行の状況等を勘案し、学校司書としての資格の在り方、その養成の在り方等について検討を行い、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。
長々と書きましたが、要するに、学校には必ず司書教諭を置かなければいけない為、この資格があることで採用の可能性を引き上げることも出来るということになります。
学校の先生になりたい人はとっておいても良い資格になるということですね。
司書の資格を取るためには、大学、短大で在学中に司書に必要な単位を修得するべし。
文学部、教育学部、社会学部、生活科学部など、幅広い学部に設けられている為、学部選定の際に注意するべし。
ということで、司書になりたい人は大学進学をしておいた方が良い。
と、言えると思います。
「死ぬ間際、私は祈った。神様、生まれ変わっても、本がたくさん読めますように」
マインの代わりに、みなさんが司書になってあげて、たくさん本を愛でてあげてください。
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