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2025年から共通テストの内容が変わる!?
3月24日の大学入試センターの発表によれば、2025年1月の共通テストから、試験内容に重要な変更があるとのことです。つまり既に新課程の学習内容に変わっている、2021年度から中学3年生になる方からが対象になります。
どういう変更なのでしょうか?現状で公開されている重要ポイントを見ていきましょう。
新教科「情報」が新設
新課程の学習内容では、「情報Ⅰ」が必修となっていることに対応して、共通テストでも「情報」科目が新設追加されることになりました。
内容は、「コンピュータの仕組み」、「プログラミング」等となっています。
予想はされていましたが、こちらはかなり大きな変更で、塾や受験参考書も対応が今後進んでいくと思われます。
今後の各大学の個別入試でも情報が実施されるようになるかどうか、注目しておく必要があります。
地歴科目の再編成
現行テストでは、世界史・日本史・地理にそれぞれA/B科目が設定されていました。
新課程では、科目は「地理総合、地理探究」、「歴史総合、日本史探究」、「歴史総合、世界史探究」の3つとなります。また理系向けに「地理総合、歴史総合、公共」の科目も加えられます。
公共科目と組み合わせて最大2つ選択することとあり、現行から負担が激増はしないでしょうが、「歴史総合」は世界と日本の近現代史が中心になっていて、今までと違う対策が必要になると予想されます。
科目のスリム化
さらに現行テストでは6教科30科目あった試験が、7教科21教科にスリム化されることになります。実際にどのような影響があるのでしょうか?
・情報が追加される一方、現行の共通テストで数学の中で選択できる「簿記・会計」「情報関係基礎」については、廃止
・理科の基礎4科目は1つの試験に統合
・数学は「数学Ⅰ・A」「数学Ⅰ」「数学Ⅱ・数学B・数学C」の3科目のみ
・公民は「公共、倫理」と「公共、政治・経済」の2つに
以上のように試験科目の統合・再編成が行われるようです。
ただし、内容としては、試験作成・実施時の負担が減らされているようですが、受験生としての負担はそこまで激増することはないようです。
理科基礎は内2科目選択、「数学Ⅱ・数学B・数学C」は内3項目のみ選択で、数学Cは現行課程の数学Bから移行したベクトル分野が含まれているため、現行から受験者の負担が増えることはあまりないと考えたほうがいいでしょう。
数学Ⅱでは統計が出題されることになるので、場合によってはしっかり準備しておく必要があります。
CBTの検討
CBT(Computer-Based Testing)とは、「コンピュータなどで実施する試験」のことです。こちらはコロナ禍の影響もあり、実施が検討され始めていますが、まだシステム上の不安点があるため、今回の発表では「検討」に留まりました。
今後また発表があるかもしれないので、注意してみていきたいと思います。
まとめ
以上、新課程に対応した共通テストの変更内容を紹介しました。
大学入試センターのWebページでは、地歴や情報のサンプル問題が公開されているので是非チェックしてみるとよいと思います。
新課程に該当する受験生は不安かと思いますが、事前にしっかり対策していきましょう。
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