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【GMARCHや早慶、難関国公立まで対応】 日本史の勉強の仕方とオススメ参考書4選!

こんにちは、東陽町校のチアキです。

今日は『日本史の勉強の仕方とオススメ参考書』をお伝えします!

 

はじめに

日本史の範囲は膨大です。日本に関係する紀元前2万年代からついこの間の出来事までが範囲です。

 

「とにかく色んな参考書をやらなきゃ!」「とにかく太字の単語を覚えなきゃ!」と思ってしまう受験生も多いと思います。

 

そんなことはありません!

 

そんなことはありません!!(二回目)

 

実は四冊あればほとんどの大学はカバーできます。

 

そもそも日本史をどうやって勉強すればいいの?

日本史への取り組み方が正しくできていない受験生はどんなにいい参考書を使ったとしても日本史ができるようにはなりません。

 

日本史は三段階で勉強していくのが最適です。

 

一段階目は流れを理解してインプットするということです。

 

インプットとは学んだ知識や用語を頭の中に入れこむことです。

 

いわば暗記ですね。

 

イメージとしては年表が頭に浮かんでくるように勉強していくことが大事です。

(年号の暗記は後回しです)

 

例えば、「飛鳥時代では蘇我馬子が崇峻天皇を暗殺して(592)推古天皇が即位して聖徳太子が摂政になり(593)聖徳太子は官位十二階(603)や一七条の憲法(604)を制定した」というように流れで覚えるのが大事です。

 

細かい人物や出来事はざっとおさえるだけでこの事件があったときは誰が天皇、総理大臣だったかなど流れを完全に頭の中に落とし込むことを意識しましょう。

 

二段階目は細かい年号や人物、出来事の暗記です。

 

これが受験生がイメージする日本史の勉強ですね。

 

暗記は苦痛ですが、自分で人物の似顔絵を書いたり、写真の顔にらくがきをしたり遊び心を持って覚えていくと効率がいいと思います。

 

流れもおさえて用語もおさえたら最後の三段階目です。

 

それはアウトプットです。

 

アウトプットとは学んだ知識などを人に話したり外に出すことです。

 

いわば問題演習です。

 

日本史を理解し、覚えていたとしても本番で答えが書けなかったら意味がありません。

 

ですから、問題演習をして、本番の準備をする、それが三段階目です。

 

この三段階の勉強にそれぞれ一段階目に2冊、二段階目に1冊、三段階目に1冊。

 

合計4冊で日本史はクリアできるということです。

 

それでは、お待たせしました。オススメ参考書4選です!

 

一段階目の参考書

『詳説 日本史』(山川出版社)

 

多くの高校で日本史の教科書として配られていると思います。

 

わかりにくくて、全く使っていないという受験生もいるかと思います。

 

しかし、日本史を勉強するのであればこれは必携です。

 

なぜなら、実際の入試問題や解答する選択肢に文章がそのまま切り貼りされたような記述が出たりするからです。

 

つまり、これを読み込めば問題に一番適した形で日本史の流れをおさえることができるのです!

 

最初は一日10ページなど、できる範囲から始めて繰り返し読んでいきましょう!

 

※そうとわかってもどうしても難しい…という方はより噛み砕いて説明されている「日本史B講義の実況中継」シリーズ(語学春秋社)で代替可能です。

 

『新詳日本史―地図資料年表』(浜島書店)

二冊目はいわば資料集です。

 

どうしてこれが必要かというと、先程紹介した『詳説日本史』はテーマごとに説明が分かれているので、流れとしては掴みづらいです。

 

そのため『新詳日本史―地図資料年表』の後ろのほうにある年表を見ながらの学習が必要です。

 

紹介した参考書でなくても、年表がある資料集であればなんでもいいです。

 

二段階目の参考書

『日本史B一問一答【完全版】2nd edition』 (東進ブックス 大学受験 高速マスター)

一段階目で流れをおさえたら、次は細かい人物や出来事を暗記します。

 

この参考書は入試頻出度が★で示されているので、頻出度の高い用語から覚えていけば効率よく暗記することができます。

 

イラストもついていたりするので覚えやすいですし、何周もやり込めば日本史で怖いものはなくなります。

 

よく一問一答のような問題集は知識が断片的になって意味がないと言われますが、問題文の順序は時系列になっており、前述の『新詳日本史―地図資料年表』と併用して学習すれば大丈夫です。

 

また、併用することで、資料集の写真と用語をリンクさせて覚えることができます。

 

三段階目の参考書

『日本史B標準問題精講』(旺文社)

最後は入試本番で力を発揮できるように問題演習を積みましょう。

 

この参考書は全83題全てMARCH〜難関国公立の入試問題ですし、解説もとても詳しいです。

 

日東駒専以下を志望する受験生には難しく感じるような大学の問題ばかりですが、日本史の難易度はどこも一緒なので、やっても損はないです。

 

実際の入試では教科書に書いていないような人物が出題されることもあります。

 

この参考書ではそんなときの選択肢の切り方や論述問題のやり方など入試本番に使えるテクニックなども教えてくれます。

 

また、受験生が苦手で手薄になりがちな入試頻出のポイントもまとめられています。

 

直前の対策で時間がないときでも、そこだけ重点的に覚えたり大いに助けとなるでしょう。

 

以上四冊で日本史は完璧です。センター試験(共通テスト)では九割、私大本番では八割、国公立本番で七割はかたいでしょう。

 

過去問をやりこんで間違えたら苦手分野をこの四冊で補強するなどして本番で力を出し切りましょう!

 

おわりに

最後に一つ注意点があります。

 

それは日本史を勉強しすぎてはいけないということです。

 

「え?勉強しすぎて悪いことってあるの?」

 

日本史に関しては悪いことはあります。

 

日本史は直前でも猛烈に勉強をすれば高得点がとれます。

 

だからこそ、周りの受験生も同じように高得点がとれてしまう科目なのです。

 

つまり、入試本番で差がつかないのです。

 

「それならば九割十割を取れるようにもっと勉強すればいいじゃないか」

 

それは間違いです。

 

例えば、私大で八割をとれる実力があったとしても、そこから九割十割とるには出るか出ないかもわからないような超マニアックな用語をたくさん覚えなくてはならなくなります。

 

100個マニアック用語を覚えても一問出るかでないかです。

 

それならば配点の高い(ことの多い)英語や国語、数学に勉強時間を回して高得点をとるほうが得策です。

 

日本史を勉強するとマニアックな用語をたくさん覚えたくなってしまいますが、そこそこにして主要科目(英・国・数)を重点的に勉強してくださいね。

 

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