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スマホゲーム依存症part6

こんにちは!

アクシブアカデミー 東陽町校の及川です!

今回はスマホゲーム依存症についてお話していこうと思います。

スマホゲーム依存症part5の続きとなりますので、まだ読んでいない人はそちらを先にお読みください。

樋口進さんの著書 ”スマホゲーム依存症” を参考にお話します。

 

ゲーム依存セルフチェック

「もしかしたら自分もスマホゲーム依存症かも・・・」

そんな不安を感じた方のために自分でできるスクリーニングテストをご用意しました。

スクリーニングテストは、対象疾患を持つ可能性のある人を広く拾い上げるために作られています。

したがって、スクリーニングテストで「依存」と判定されても、必ずしも医学的に「依存」と診断されたわけではないことに留意してください。

ここでは、二つのスクリーニングテストをご紹介します。

 

スマートフォン依存スケール

まずは、ネット依存の問題が日本より先に深刻化し、研究・対策も先行している韓国で作成された「スマートフォン依存スケール」です。

以下の10個の質問に答えて点数をつけてください。

(全く違う1点、違う2点、どちらかというと違う3点、どちらかというとその通り4点、その通り5点、全くその通り6点)

  1. スマホ使用のため、予定していた仕事や勉強ができない
  2. スマホ使用のため、(クラスで)課題にトリン組んだり、仕事や勉強をしているときに、集中できない
  3. スマホを使っていると、手首や首の後ろに痛みを感じる
  4. スマホがないと我慢できなくなると思う
  5. スマホを手にしていないと、イライラしたり、怒りっぽくなる
  6. スマホを使っていない時でも、スマホのことを考えている
  7. スマホが毎日の生活にひどく悪影響をおよぼしていても、スマホを使い続けると思う
  8. TwitterやFacebookで他の人とのやりとりを見逃さないために、スマホを絶えずチェックする
  9. (使う前に)意図していたよりもスマホを長時間使ってしまう
  10. 周りの人が、自分に対してスマホを使いすぎていると言う

 

何点だったでしょうか?

もし、合計が31点以上となった場合には「スマホ依存の疑いあり」と見なされます。

また、この「スマートフォン依存スケール」に関しては、いくつか注意していただきたいことがあります。

まず、このスケールは、ネット大国の韓国において長く使用されているスケールではありますが、韓国人と日本人とでは、スマホ依存に対する見解や受け止め方が異なるかもしれません。

そのため、このスケールの結果が全てだと、鵜呑みにしないようにしてください。

加えて、このスケールは「スマホ依存」を調べるものであり、「スマホゲーム」にのみフォーカスされたものではありません。

 

IGDT-10(インターネットゲーム障害テスト)

次に、世界中の医療の現場において頻繁に使用されている米国精神医学会の疾病分類、DSM-5をベースに作成された「インターネットゲーム障害」のスクリーニングツール、「IGDT-10(10問版インターネットゲーム障害テスト)」をご紹介します。

過去12ヶ月間の言動を振り返り、質問に答えていくものです。

問9と問10については二つの質問をセットと考えて、いずれかが「よくあった」の場合に1ポイントとして計算してください。

それではそれぞれの質問に「全くなかった、ときどきあった、よくあった」のいずれかで答えてください!

  1. ゲームをしていないときにどれくらい頻繁に、ゲームのことを空想したり、以前にしたゲームのことを考えたり、次にするゲームのことを思ったりすることがありましたか
  2. ゲームが全くできなかったり、いつもよりゲーム時間が短かったとき、どれくらい頻繁にソワソワしたり、イライラしたり、不安になったり、悲しい気持ちになりましたか
  3. 過去12ヶ月間で、十分ゲームをしたと感じるために、もっと頻繁に、またはもっと長い時間ゲームをする必要があると感じたことがありますか
  4. 過去12ヶ月間で、ゲームをする時間を減らそうとしたが、うまくいかなかったことがありますか
  5. 過去12ヶ月間で、友人に会ったり、以前楽しんでいた趣味や遊びをすることよりも、ゲームの方を選んだことがありますか
  6. 何らかの問題が生じているにもかかわらず、長時間ゲームをしたことがありますか。問題とは例えば、睡眠不足、学校での勉強や職場での仕事がはかどらない、家族や友人と口論する、すべき大切なことをしなかった、などです。
  7. 自分がどれくらいゲームをしていたかについて、家族、友人、または他の大切な人にバレないようにしようとしたり、ゲームについてそのような人たちに嘘をついたことがありますか
  8. 嫌な気持ちを晴らすためにゲームをしたことがありますか。嫌な気持ちとは、例えば、無力に感じたり、罪の意識を感じたり、不安になったりすることです
  9. ゲームのために大切な人間関係をあやうくしたり、失ったことがありますか
  10. 過去12ヶ月間で、ゲームのために学校での勉強や職場での仕事がうまくできなかったことがありますか

 

いかがでしたでしょうか?

これら10個の問のうち、「よくあった」があ5つ以上あった場合、「インターネットゲーム障害」とみなすとしています。

実際には、「ときどきあった」も含めて5つ以上あれば、「スマホゲームへの依存が始まっている状態」として警戒した方がいいでしょう。

なぜなら依存の可能性のある当事者がセルフチェックを行う場合は、どうしても判断が甘くなってしまうからです。

 

科学的根拠のない「依存度テスト」に注意

インターネットの検索エンジンで「スマホゲーム 依存」と検索すると、さまざまな種類の「スマホゲーム依存度テスト」が見つかると思います。

しかし、その大半は、作成の経緯や基準が不明確なものです。

エビデンスに基づかない「依存度テスト」は、人々に誤った情報を与えかねません。

さらに「依存」という言葉を一人歩きさせ、安易なレッテル化を招く危険もあります。

今回ご紹介した2つのスクリーニングテストは科学的に検証がなされた利、多くのサンプルについて作成されていたり、信憑性の高い基準です。

自分はスマホゲーム依存になていないかな?と、自分の状態に不安を感じ、専門医にかかる前にセルフチェックをしたいとお考えの場合は、まずはこの2つの基準を使用してみてはいかがでしょうか?

 

スマホゲーム依存の脳の中で何が起きているのか?

いかがでしたでしょうか?

今回はゲーム依存セルフチェックについてお伝えしました。

次回 ”スマホゲーム依存症part7” では「スマホゲーム依存の脳の中で何が起きているのか?」についてお話していきます。

 

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