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スマホゲーム依存症part7

こんにちは!

アクシブアカデミー 東陽町校の及川です!

今回はスマホゲーム依存症についてお話していこうと思います。

スマホゲーム依存症part6の続きとなりますので、まだ読んでいない人はそちらを先にお読みください。

樋口進さんの著書 ”スマホゲーム依存症” を参考にお話します。

 

スマホゲーム依存の脳の中で何が起きているのか?

脳のシーソーゲームを理解する

通常私たちの行動は脳の中心部にある大脳辺縁系(以下、辺縁系)と、前頭葉の前頭前野によってコントロールされています。

辺縁系が欲望や快感、不安、恐れといった感情を司り、前頭葉の前頭前野が社会的、理性的な判断を下す、というメカニズムになっています。

つまり、辺縁系は「本能」に、前頭前野は「理性」に関与している、と考えてもらうとわかりやすいでしょう。

 

一つ例を挙げてみます。

道路の向こう側で、何やら楽しげな出来事が起こっているとします。

辺縁系は「見に行きたい!」「どんなことが起きているのか知りたい!」「一緒にやりたい!」といった衝動をかりたてます。

一方の前頭前野は「左右から車が来ていないかな?」「いきなり飛び込んで行っても大丈夫だろうか?」「どんな人たちが集まっているのだろう?」などと、周囲の状況を考慮しながら、合理的な判断を下すよう働きます。

このような辺縁系と前頭前野のシーソーゲームは、日夜繰り広げられており、通常は「理生」を司る前頭前野が「本能」を司る辺縁系よりも優勢な状態で、脳のバランスがとられています。

しかし、子供の場合には、これをより慎重に考える必要があります。

発育段階のある子供の脳は、前頭前野の働き(理性)が弱く、辺縁系の働き(本能)が強いという傾向があります。

そのため、「危ない!」よりも先に、「これはなんだろう?」という好奇心が勝るため、大人から見るとまるで突拍子もない行動をとってしまうのです。

 

ネット依存やスマホゲーム依存が、「子供の問題」と考えられてきた背景には、この脳の発育の問題が大きく関係しています。

子供の脳は、スマホゲームの刺激を成人よりダイレクトに受けやすく、スマホゲームのプレー時間をコントロールすることが困難です。

そのため、巧みに好奇心を掻き立てるスマホゲームの刺激に接したとき、成人以上にたやすく、なす術もなく、一気に「依存」の状態にまで達してしまうのです。

スマホゲーム依存を患ってしまった子どもは、成人に比べて回復しにくく、治療期間も長期化する傾向があります。

また、スマホゲームに接する時期は、遅ければ遅いほど依存に陥りにくく、仮にぞん状態に陥った場合も、回復しやすいといえます。

お子さんとスマホゲームとの関わり方については、ぜひ大人の責任として、慎重すぎるほど慎重に考えてください。

 

依存の脳内で何が起きているのか?

スマホゲーム依存を患った人の脳の中で、具体的にどのような変化が起きているか見てみましょう。

いくつかの最新の研究論文が、脳の中で起こる三つの変化を明らかにしています。

前頭前野の機能低下

前頭前野が司る「理性の脳」の昨日が、もともと低い人がいます。

いわゆる「衝動性の高い人」です。

このような人は、自分の衝動のコントロールができないため、一度スマホゲームにハマり始めると、依存が急速に進んでいきます。

ところが、もともと理性の脳がうまく働いている人でも、ゲーム依存が進行すると、前頭前野の機能、つまり理性の働きが落ちていき、衝動のコントロールがききにくくなります

すると、ゲームへの依存にますます拍車がかかり、悪循環に陥っていきます。

 

キュー(きっかけ)に脳が過剰反応_やりたい衝動が止まらなくなる

スマホゲームに興味のない人は、ゲームの画像を見せられても前頭前野は特に反応しません。

ところが、スマホゲームに依存している人は、ゲームの画像を見ただけで前頭前野に強烈な反応が起こり、「プレーしたい!」という抑えがたい欲求が生じます

この脳の反応パターンは、アルコール依存や薬物依存、ギャンブル依存の研究でも確認されています。

さまざまな依存者は、依存の対象を思い起こさせる「きっかけ」を目にしたとき、ゲーム依存の人と同じように、依存に関係する脳の特定の部位が強く反応します。

すると、「飲みたい!」「使いたい!」「遊びたい!」という衝動的な欲求が生まれます。

このような状態を引き起こす「きっかけ」のことを、専門的には「CUE(キュー)」、または「ゲーム刺激」と呼んでいます。

つまり、依存とは主に、このキュー(きっかけ)によって引き起こされる脳の反応の結果ということができます。

 

報酬の欠乏_一定の刺激では満足できなくなる

脳の中には線条体という部位があります。

線条体には、「ドーパミン」という神経伝達物質をキャッチする「ドーパミン受容体」があります。

ドーパミンは、意欲や快楽・多幸感、運動機能などに影響を与える脳の重要な神経伝達物質の一つです。

研究では、この線条体にスポットをあて、インターネット依存者と健常者の脳の状態を比較しました。

 

依存の初期の段階では、本人は依存対象に対して、強いワクワク感や気持ち良さを感じています。

キュー(きっかけ)となる依存対象を目にしたり、触れたりすると、脳の中でドーパミンが放出されます。

それを線条体にあるドーパミン受容体が受け取ることで、人は興奮し、快感や多幸感を得ます。

しかし、私たちの脳は、すぐにこの刺激に慣れてしまいます。

つまり、より強い刺激を得なければ、ワクワク感や快感、多幸感を得ることができなくなってしまうのです

そのため私たちの脳は、依存の対象となる物質や刺激をより多く、より頻繁に求めるようになります。

ところが、これにも脳はすぐに耐性を持ち、さらなる刺激を求める負のループ(循環)が成立してしまうのです。

依存に特徴的なこの現象は「報酬欠乏症」と呼ばれています。

 

さらに、ゲーム依存の人を多く含むネット依存の人は、線条体のドーパミン受容体の数が健常者に比べて少なくなっていることもわかっています。

「依存」が進行することで、線条体のドーパミン受容体の数は減少していくのです。

 

なぜ、プレー時間が長くなっていくのか?

いかがでしたでしょうか?

今回はスマホゲーム依存者の脳内で起こっていることについてお伝えしました。

次回 ”スマホゲーム依存症part8” では今回の続きで「なぜ、プレー時間が長くなっていくのか?」についてお話していきます。

 

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